”ナレーター”とは、ニュース番組などで一定のトーンを保ったまま淡々とニュースを読み上げたり、バラエティー番組でとてもおもしろい話し方で場を盛り上げるなど、様々な活躍をしています。
俳優や声優とはまた違った声の仕事ですが、人気職の一つです。
ナレーターの事務所の入り方は、オーディションを受けることが一般的です。それ以外にもスカウトをされるということもあるのかご紹介します!
ナレーターは声を使う人気職

芸能系の仕事が人気であることは今も昔も変わらないですが、その中でも声を使った仕事はとりわけ人気が高い傾向にあります。
とくに世界的に見ても日本のアニメのレベルは技術的にも高く、それに出演している声優は老若男女を問わず憧れの的です。
ですが、声優以外にも声を使った人気職があり、それが”ナレーター”です。
今回はナレーターについてじっくりと掘り下げていきます!
演技力も必要
ナレーターと聞くと、与えられたコメントやナレーション原稿を淡々と読むイメージが強いという人もいるかもしれません。
確かにお堅いニュース番組などはそうかもしれませんが、バラエティー番組などを見てみると、ナレーターのおもしろい語り口により番組が何倍も楽しくなるので、ナレーターには演技力も必要なのです。
時と場合に応じて声を使い分ける、ナレーターは決して簡単ではないプロの仕事です。
ナレーターの事務所とは?
ナレーターとしてある程度の経験と知識を積めば、ゆくゆくはフリーランスとしての活動も見込めるかもしれません。
しかし、大体の人はどこかの事務所に所属するところからスタートしていきます。
それでは、ナレーターの事務所の入り方はどうするのでしょうか?
オーディションを受ける
最もオーソドックスな方法ですが、ナレーターの事務所の入り方として手っ取り早いのがオーディションを受けることです。
ナレーターだけが所属している事務所や、声優や俳優も所属している事務所など様々ですが、人材発掘のために年に何度かオーディションを開催しているところは多くあります。
現在、夢を追いかける人を食い物にする「オーディション詐欺」というものも多発しており、消費者センターへ相談が多数寄せられています。
オーディションを受けて合格したり、合格しなくてもレッスンを受けられるなどと言われた場合、あまりにも高額な金額を要求されたらすぐには契約せず、周囲の人に相談したりその事務所の評判をインターネットなどで調べてみましょう。
たとえ雑誌などでオーディションが掲載されていたとしても、お金を払えば誰でも雑誌に記事を載せることができます。
そのため、オーディションを受ける前から詐欺を見抜くことは厳しいとされているのです。
スカウトされる
極めて稀ですが、スカウトされたことがきっかけでナレーターデビューを果たす人も中にはいます。
限りなくゼロに近いと考えていた方が良いですが、まったくないとは言い切れないのがこの世界のおもしろいところです。
「おもしろい声だから」「綺麗な声だから」「良い声だから」…どのように自分の声を褒められるかは分かりません。
ですが、もしもナレーターとしてスカウトされたら、自分の声に自信を持ってください。
続いては、ナレーターが所属している事務所について見ていきましょう。
まずはナレーターを多く抱えていたり、ナレーションの仕事に強い事務所についてご紹介します。
青二プロダクション

言わずと知れた、大御所声優がたくさん所属しているのが『青二プロダクション』です。
青二プロダクションはアニメ出演のみならず、ナレーションの仕事にもとても強いのが特徴です。
このプロダクションは実力がないと入れないと言われており、他の事務所と比較しても演技力がすば抜けている人が多くいます。
ルフィ役の声優もナレーターとして活躍!
たとえば所属している声優には、人気アニメ『ONE PIECE』の主人公であるモンキー・D・ルフィ役の田中真弓さんがいます。
田中さんはバラエティー番組のナレーターも数多く担当しており、フジテレビの『クイズ!ヘキサゴン』やテレビ朝日の『いきなり!黄金伝説。』などに出演していました。
他にもTBSの『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』やテレビ朝日の『林修の今でしょ!講座』のナレーターとしてお馴染みの掛川裕彦さんが所属しています。
アトゥプロダクション
続いてはナレーター事務所の『アトゥプロダクション』です。
現在、所属しているナレーターは男性ばかりですが、その全員が有名番組でナレーションを担当しています。
ちなみに「アトゥ」とはギリシア語で「切り札」という意味です。
所属している全員が有名番組に出演
アトゥプロダクションは、現在男性のナレーターが6人所属しています。その6人の代表作は次のとおりです。
生野文治さんはNHKの『ためしてガッテン』や、CMナレーションで『小林製薬』に出演しています。
佐藤賢治さんは日本テレビの『月曜から夜ふかし』、テレビ朝日の『ロンドンハーツ』『アメトーーク!』など、視聴者が思わず大笑いしてしまうほど愉快な番組を担当しています。
鈴木省吾さんはフジテレビの『さんまのお笑い向上委員会』、服部伴蔵門さんは日本テレビの『有吉ゼミ』、小野寺一歩さんはテレビ朝日『関ジャム 完全燃SHOW』、大江戸よし々さんはTBSの『ビビット』『1番だけが知っている』に出演しています。
アトゥプロダクションは、ナレータースクール「スクールバーズ」との提携も行っています。
ベルベットオフィス
ナレーター事務所の『ベルベットオフィス』の入り方は、オーディションではなくスカウトです。
そのため、所属しているナレーターも全員が大ベテランであり、有名な番組に出演しています。
元アナウンサーも所属している
ベルベットオフィスには、元フジテレビのアナウンサーだった近藤サトさんが所属しており、近藤さんは日本テレビの『有吉反省会』や『関ジャニ特命捜査班7係』のナレーションを担当しています。
山崎優さんは日本テレビの『NEWS ZERO』や『ヒルナンデス火曜』、フジテレビの『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル』、テレビ朝日の『スーパーJチャンネル』などニュースからバラエティーまで幅広く活動しています。
井上喜久子さんは声優としても数々のアニメに出演していますが、NHKの『爆笑問題のニッポンの教養』でナレーションを担当しています。
高川裕也さんは日本テレビの『ニノさん』、TBSの『SASUKE』に出演しています。
田子千尋さんはフジテレビの『SMAP×SMAP』、日本テレビの『高校生クイズ』や『ガキの使いやあらへんで(山崎VSモリマン)』、TBSの『オールスター感謝祭』や『東京フレンドパーク2』など、昔から愛されている長寿番組を多く担当しています。
所属ナレーターの出演番組を見る限り、スカウトされるのも頷けるほどベテランの実力者ばかりだということがよく分かりますね。
ベルベットオフィスに所属を希望する方は、ナレーターとして経験を積むことにより、もしかしたら声がかかるかもしれませんよ!
ナレーターの事務所についてのまとめ
声を使う仕事が人気を博している現在、”ナレーター”に憧れる人も多くいます。
声優が仕事の一つとして担当しているケースも多いですが、ナレーターしか所属していない事務所や、ナレーターとしての仕事に強い事務所もたくさんあるのです。
ナレーターはただ淡々と原稿を読めば良いというだけでなく、楽しいバラエティー番組を担当することもあるので演技力も求められます。
事務所への入り方はオーディションが一般的ですが、中にはスカウトでしか入れないという特殊な事務所もあります。
しかし、どのようなきっかけでナレーターになれるかは分からないので、自分ができることは精一杯こなし、チャンスを掴んでいきましょう!
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