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ゴールドマン・サックスの年収はいくら?平均年収や初任給について調査

更新日:2022-11-19

ゴールドマン・サックスの年収はいくら?平均年収や初任給について調査

ゴールドマン・サックスは、ザ・ゴールドマン・サックス・グループ・インクをトップとするアメリカの大手金融系企業グループです。

日本ではゴールドマン・サックス証券株式会社をはじめとする4社が展開されています。

とにかく高収入という印象がついて回るゴールドマン・サックスですが、実際同社に勤めている人の年収はどれくらいなのでしょうか。

今回はゴールドマン・サックス証券株式会社の平均年収や初任給、フロントとバックオフィスの差や米国オフィス勤務の待遇についても調査してみました。

ゴールドマン・サックスの給与体系は?

ゴールドマン・サックスは外資系証券会社であり、日本に多く存在する内資系の企業とは給与体系が異なります。

初めにゴールドマン・サックスの給与体系について簡単にご紹介します。

年俸制

ゴールドマン・サックスでは月給制ではなく年俸制が導入されています。

外資系企業やスポーツ選手に多く見られる給与体系で、給与を1年単位で算出するもので個人の成果や企業の業績を反映させやすい給与体系と言われています。

ゴールドマン・サックスではこの年俸制を採用しています。

各々算出された年俸額を12分割した額が毎月支払われ、またこの年俸をベースサラリーと呼びます。

ボーナス

ゴールドマン・サックスでは前述のベースサラリー(給与)の他、賞与にあたるボーナスも支給されます。

このボーナスは年に一度支給されますが、企業の業績や経済状況により額が変動するため景気やベースサラリーの額によってはベースサラリーをボーナスが上回る可能性も十分に考えられます。

逆に不景気や業績悪化でボーナスがゼロになる年もあったようです。

ゴールドマン・サックスの平均年収

続いてゴールドマン・サックスの平均年収について解説します。

ゴールドマン・サックス証券株式会社は非上場企業であり、平均年収が一般に公開されていません。

そのため口コミサイトなどに投稿された在職・退職者の年収を調べたところ、その平均額はおよそ2000万円前後でした。

以下、年代別や役職別におおよその年収額をご紹介していきます。

年代別

ゴールドマン・サックスの平均年収を年代別にまとめたものが以下の表です。

年代 平均年収
20代 1,110~1,415万円
30代 1,500~2,043万円
40代 1,800~2,414万円
50代 2,000~2,504万円

出典:CAREER PICKS

年齢に応じ年収が増えているように見えますが、ゴールドマン・サックスは年功序列制ではなく基本的に年次に応じ自動的に昇給することはありません。

年収はその役職と評価に応じて決定されます。

一方同社は「Up or Out」という外資系企業に多い考え方を採用しています。

「昇進か退職か」という意味で、昇進せず同じ役職に留まり続けていると退職を促されるという厳しい環境です。

更に業績にかかわらず毎年必ず一定割合の人数を解雇するという決まりや社員の90%程が中途採用者であるという風土から、人の入れ替わりが非常に激しく役職ごとに大体の年齢幅が固定される傾向があります。

そのため必然的に、年齢を重ねても社に残っている人=役職が高く高収入という形に収まりやすいのです。

役職別:フロントオフィス

ゴールドマン・サックスでは業務を大きくフロントオフィスとバックオフィスに二分しています。

そのうちの収益部門であるフロントオフィスにおける役職別の推定年収をまとめたものが以下の表です。

役職 キャリア年数 推定年俸
アナリスト 1~3年目 800~1,500万円
アソシエイト 4~6年目 1,500~3,000万円
ヴァイスプレジデント 7年目~ 2,000万円~
マネージング・ディレクター 実力による 5,000万円~数億円

出典:CAREER PICKS

一般的に収益責任を負うフロントオフィスはバックオフィスに比べ多忙と言われており、その年収も成果に応じて高めに設定されているようです。

役職別:バックオフィス

一方、フロントオフィスを下支えするバックオフィスの推定年収が以下の表です。

役職 キャリア年数 推定年俸
アナリスト 1~3年目 600~900万円
アソシエイト 4~6年目 900~1,500万円
ヴァイスプレジデント 7年目~ 1,500~2,500万円
マネージング・ディレクター 実力による 3,000~5,000万円

出典:CAREER PICKS

バックオフィスでは人事・経理・コンプライアンス管理・データの管理など事務的な部分を所掌しています。

数値化された成果を出しにくいという点でフロントオフィスより報酬が低く設定される傾向があります。

ただしそれでも国の平均年収を大きく上回る年収額となっているのが分かります。

初任給

以上を踏まえ、ゴールドマン・サックスに新卒で入社した場合の初任給について考えます。

新卒入社1年目の新入社員は前述の表でいうところの「アナリスト」という立場からのスタートです。

初年度の年俸額は同じ新卒同士でも人によって大きく異なりますが、フロントオフィスでおよそ800万円以上、バックオフィスで600万円以上となります。

月給に換算すると50~67万円程度でしょうか。
初任給でも50万円は下らない模様です。

ゴールドマン・サックスのアメリカオフィスで勤務した場合

世界各地にオフィスを有するゴールドマン・サックスの本社はアメリカのニューヨークに位置しています。

米国内には他にもダラスやサンフランシスコなどにオフィスがあり、日本人も現地で働いています。

日本人が海外のオフィスで働く場合、そのルートは2通りあります。

日本でゴールドマン・サックスに入社後に海外赴任するルートと、海外の大学を出て海外のオフィスに採用される海外新卒採用ルートです。

ここではアメリカのオフィスに採用されるケースを前提とし、その平均年収や福利厚生を日本と比較します。

給与面

ゴールドマン・サックスの決算資料から割り出されるグローバルな平均年収はおよそ4000万円です。

一方アメリカ国内に限定した大体の年収については、海外の年収口コミサイトに寄せられた実例から以下の通り平均が出されています。

アナリスト ※約800万円
アソシエイト ※約1200万円
ヴァイスプレジデント ※約1700万円

出典:indeed

※1ドル110円で日本円に換算しています

フロントオフィスとバックオフィスが区別されてはいないため単純な比較はできませんが、数字を見るに日本のゴールドマン・サックスにおける給与水準と似た形になっているようです。

なお米国内の平均年収と比較するとアナリストの年収は同程度の役職における米国内平均と同水準となっており、アソシエイトとヴァイスプレジデントは米国内平均を上回る金額でした。

また同じヴァイスプレジデントでもファイナンス部門の平均年収は2500万円程度になります。

同役職内での年収幅も日本同様大きな差があるようです。

福利厚生

続いて福利厚生についてご紹介します。

年間休日や年次休暇、また社会保険などは事業所のある地域の法律によるため地域ごとに扱いが異なります。

ここではそれ以外の健康や育児などに関する福利厚生について調べました。

日本のゴールドマン・サックスにおける福利厚生は同社ホームページの採用情報ページにて詳しく記載されています。

一方アメリカでの福利厚生ですが、同社グローバル版ホームページおよび海外口コミサイトの記載を以下の通り簡単にまとめました。

保険・健康 健康・生命・医療・歯科・眼科保険
就業不能保険
出張保険
従業員支援プログラム(従業員およびその家族への各種医療支援サービス)
フィットネスクラブ補助
社内フィットネスセンター
社内クリニック
家庭・育児 産休・育休(男性育休含む)
社内託児所
不妊治療・妊娠関連補助(卵子提供、採卵、卵子凍結など)
養子縁組補助
移住補助
電話料金補助
その他各種特別休暇(結婚・パートナーシップ休暇・家族の緊急時休暇など)
その他 確定拠出年金
退職計画(財務目標達成のためのコンサルティンサービス)
授業料返還

出典1:GolamanSachs
出典2:levels.fyi

勤務地・オフィスによりそれぞれ扱いは異なりますが、代表的なものは上記の通りです。

日本と同様に従業員本人だけでなくその家族・家庭への補助が手厚い印象を受けます。

結婚休暇だけでなく同性婚でも利用できるパートナーシップ休暇が設けられていたり、不妊・妊娠関連補助や養子縁組補助が充実していたりと、ダイバーシティを重視しLGBTQ+への理解が深い企業としての積極的な姿勢が、日米ともに福利厚生に表れていますね。

まとめ

以上、ゴールドマン・サックスの平均年収や初任給、フロントオフィスとバックオフィスの差、日本とアメリカ勤務の差についてご紹介しました。

ゴールドマン・サックスの平均年収は公開されていませんが、日本では新卒初任給がおよそ50万円以上とかなり高額です。

バックオフィスよりフロントオフィスの方が給与が高く、フロントオフィスの場合の初任給は最低でも67万円程度と見られています。

アメリカ勤務の場合待遇は事業所やその地域により異なりますが、収入および福利厚生に目立って大きな差はないようです。

ゴールドマン・サックスへの就職・転職を検討される際にはぜひ参考になさってください。

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