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法科大学院の面接で問われる内容とは?失敗例や対処法をご紹介

更新日:2024-03-02

法科大学院の面接で問われる内容とは?失敗例や対処法をご紹介

法科大学院へ入学するためには、筆記試験勉強の他に面接対策も重点的に行わなければなりません

とは言え、「どのような質問が問われるのか」や、「面接時の服装や面接マナーはどういったものがあるのか」など、面接に対する不安や疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では「法科大学院の面接で頻出する質問内容や、不合格になる可能性が高い面接の失敗例と対処法」についてご紹介します。

法科大学院への入学を希望している方や、過去の法科大学院の面接で不合格となってしまった方は、ぜひ最後までお読み下さい。

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法科大学院入試の面接試験とは?絶対受けるモノではない?

法科大学院の入試では筆記試験に加え、面接試験が実施されているケースが大半です。

そのため、筆記試験に合格しても面接試験で落とされる可能性が十分あるため、事前にしっかりと対策しなければなりません。

こちらの項目では「法科大学院入試における面接試験の概要」について、以下の3つの内容をご紹介します。

  • 面接試験の種類
  • 質問で問われること
  • 実施していない学校

法科大学院の面接試験を初めて受験する方は、それぞれご確認下さい。

「口頭試問」「口述試験」と2種類がある

法科大学院の入試で行われる面接試験は形式の違いにより、「口頭試問」と「口述試験」の2種類に大きく分けられます。

基本的には、志願者面接である「口述試験」ですが、一部の大学では「口頭試問」と言われる、当日面接会場で与えられる課題文に即席で答える形式の面接試験が行われるケースもあります。

後述にて、面接で問われる具体的な質問内容を解説していますので、参考としてご覧下さい。

面接試験で問われるのは「適切な人材であるかどうか」

面接試験の質問を通じて問われることは、「将来法曹を担う者として適切な人材であるかどうか」です。

そのため、受け答えの内容だけでなく、「将来法曹としての適正がある人材かどうか」や「法曹として適切なコミュニケーション能力が備わっているか」が重視されます。

質問内容をセルフチェックする場合には、柔軟な対応力や誠実さが感じられるような内容かどうかを見ると良いでしょう。

面接試験を実施していない法科大学院もある

面接試験を突破できなければ、法曹を目指すことは難しいのでしょうか。

実は法科大学院の中には、東京大学の法学既修者コースのように面接試験を実施していない大学院もあります。

面接試験に自信がない方は、面接試験がない大学院を選ぶというのも方法の1つとしてお勧めです。

法科大学院の面接試験の内容と対処法

法科大学院の面接を突破する上で、質問対策が最も重要と言えます。

こちらの項目では「それぞれの質問で求められている事や、相応しい回答例」について、以下の3つに分けてご紹介します。

  • 「全てのコース」で頻出の質問内容
  • 「未修コース」で問われる質問内容
  • 「既修コース」で問われる質問内容

特に「頻出する質問内容」に関しては、参考にしながら対策を行うと良いでしょう。

頻出の質問内容

まず、こちらの項目では「法科大学院の全てのコースで頻出する質問内容」について、以下の7つをご紹介します。

  • 法曹を志望した動機
  • なぜ法科大学院を志望したのか
  • なぜこの法科大学院を志望したのか
  • 大学時代や社会人時代に関する質問
  • 志願理由についての質問
  • 目指す法曹像や自身の将来像
  • 時事問題についての質問

それでは、1つずつ見ていきましょう。

法曹を志望した動機

1つ目の質問内容は「法曹を志望した動機」です。

様々な職業がある中でなぜ法曹を目指すことにしたのか、過去の具体的なエピソードを踏まえた回答が求められます

例えば、回答例として「過去に法律に関するトラブルに巻き込まれた際に弁護士の方にお世話になったことがあり、自分も法律の力で人を救いたいと思ったから」等が挙げられます。

法曹を目指すまでに至った経緯を、ご自身の経験等から深掘りすると良いでしょう。

なぜ法科大学院を志望したのか

2つ目の質問内容は「なぜ法科大学院を志望したのか」についてです。

法科大学院に入学する以外にも「司法試験予備試験」を受験する方法でも、法曹を目指すことが出来ます。

特に、法学部以外の方や社会人の方は「法科大学院を志望する理由」が求められる傾向にあります。

例えば、「法曹業界に精通した先生から直接学ぶことができ、独学では得られない人脈に魅力を感じたから」など、独学で法曹を目指すルートと比較しながら回答すると好印象です。

なぜこの法科大学院を志望したのか

3つ目の質問内容は「なぜこの法科大学院を志望したのか」についてです。

受験者の志望度の高さを測るために、沢山の法科大学院がある中で「本学を志望した理由」が求められます

例えば、「慶應義塾法科大学院を目指した理由は、日本以外の法を学ぶ機会が多く設けられていることに魅力を感じたからです」といったように、それぞれの法科大学院独自の授業や環境などを挙げると説得力が増します

また、「国際的に活躍できる法曹を目指す上で、本学のカリキュラムを受講したいと思ったから」といったように、将来像と関連させる内容も好印象です。

大学時代や社会人時代に関する質問

4つ目の質問内容は「大学時代や社会人時代」についてです。

受験者の過去を掘り下げる質問には、「将来どのような法曹として活躍できる人材かどうか」や、「本学でも主体的に活動できる人材かどうか」を確かめる意図があります。

例えば、回答例として「大学時代では社会貢献に繋がる活動を行いたいと思い、無料の勉強塾の立ち上げに携わりました。無料の範囲で出来る事を工夫しながら、最終的には地域で1番の学習塾となりました。この経験を活かして、様々な境遇の人に寄り添える法曹を目指したいです」などが挙げられます。

上記の例のように「取り組んだ理由・課題・達成した事・過去の経験を今後にどう活かしたいか」まで、1つのストーリーとして伝えることが出来れば効果的です。

志願理由についての質問

5つ目の質問内容は「志願理由」についてです。

法科大学院を受験するにあたり、「志望理由書」の提出が求められます。

面接においても志望理由を尋ねることで、志望理由の一貫性を確かめる意図があります。

そのため、志望理由書に記載した内容と相違がないように答えることや、志望理由書から深掘りした内容が求められます

志望理由書はコピーして手元に置いておき、面接直前に目を通しておくと良いでしょう。

目指す法曹像や自身の将来像

6つ目の質問内容は「目指す法曹像や自身の将来像」についてです。

将来像の質問には、「法科大学院卒業後に活躍できる人材かどうか」を確かめる意図があります。

例えば、「留学をきっかけに日本で困っている海外の人の役に立ちたいと思ったので、国際的に活躍できる法曹を目指したいです」といったように、将来像の根拠や理由と共に説明を行うと良いでしょう。

時事問題についての質問

7つ目の質問内容は「時事問題」についてです。

新型コロナウイルス感染症に関する内容や、東京オリンピックなど、直近で起こった時事問題が問われます

特に法律に関係する事柄は質問される可能性が高いため、ネットニュース等で目を通しておくと良いでしょう。

未修コースで問われる質問内容

未修コースは既習コースと比べると、面接官からの質問が多く時間も長くなる傾向にあります。

そのため、先ほどご紹介した「頻出する質問内容」に加え、様々な方面からの質問に対応できるように備える必要があります。

こちらの項目では「未修コースの面接で問われる質問内容」について、以下の2つをご紹介します。

  • 元々学んでいた学部から法曹を志した理由
  • 学部で学んだ事は法曹としての仕事に役立つか

それでは、1つずつ見ていきましょう。

元々学んでいた学部から法曹を志した理由

1つ目の質問内容は「元々学んでいた学部から法曹を志した理由」です。

このような質問は、法科大学院の志望度の高さと、法曹を目指す上でのやる気を測る目的があります。

例えば、回答例として「難民に関する授業の一環で、難民支援の最前線で活躍する弁護士について知る機会があり、自分も同じように困っている人を直接助ける仕事に就きたいと思ったからです」等が挙げられます。

学部との関連性や、法曹業界の将来性などから、法曹を目指したきっかけを深掘りして伝えると良いでしょう。

学部で学んだ事は法曹としての仕事に役立つか

2つ目の質問内容は「学部で学んだ事は法曹としての仕事に役立つか」です。

1つ目の質問と同様に、法曹を目指す上での学習意欲や、やる気を測る質問です。

例えば、回答例として「国際情勢や歴史について学ぶ機会があり、海外の人のバックグラウンドを考慮して接することができます」等が挙げられます。

法曹の仕事を理解した上で、学部で学んだ事との関連性を見出すと良いでしょう。

既修コースで問われる質問内容

既修コースでは、未修コースと比較して法律に踏み込んだ内容が問われる傾向にあります。

こちらの項目では「既修コースの面接で問われる質問内容」について、以下の2つをご紹介します。

  • 予備試験の受験歴や予定の有無
  • 法律についての質問

それでは、1つずつ見ていきましょう。

予備試験の受験歴や予定の有無

1つ目の質問内容は「予備試験の受験歴や予定の有無」です。

予備試験の受験回数を聞く目的として、「能力の高さや法曹を目指す意志の強さを測る」ということが挙げられます。

また、予備試験合格後に法科大学院を退学する可能性があるかどうかを確かめるために、予備試験を受験する予定の有無が尋ねられる場合があります。

例えば、回答例として「過去2回予備試験に挑みましたが、仕事を優先してしまい勉強不足の結果不合格となりました。諦め切れず、法科大学院でしっかりと学び直しリベンジしたいと思います」などが挙げられます。

過去に予備試験の受験歴がある場合には正直に答え、法科大学院で学び直す意思をアピールすると良いでしょう。

法律についての質問

2つ目の質問内容は「法律についての質問」です。

具体的には、「法律の魅力や今後伸ばしたい内容」について尋ねられるケースが大半です。

例えば、回答例として「国際的に活躍できる人材になるために、入学後は国際関係法について積極的に学び、また英会話サークルなどを通じて語学力も高めていきたいと思います」等が挙げられます。

法律に関する質問に対しては、知識の豊富さをアピールし過ぎて話が長くなり過ぎないようにご注意下さい。

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法科大学院の面接試験は私服でも可?面接マナー

法科大学院の面接試験において服装に指定がない場合が多く、極論私服でも問題はありません。

しかしながら、私服受験では「法曹を目指す人として常識が欠けており相応しくない」と見なされる場合もあります。

そのため、一般的な面接時の服装と同様に「スーツ」の着用が無難と言えます。

また、学校への入試ではありますが、「将来法曹として任せられる人材かどうか」を見る試験でもあるため、マナーやTPO、コミュニケーション能力は厳しくチェックされます

これから、面接の失敗例をご紹介しながら、どのようなマナーやコミュニケーションに気をつければ良いのか見ていきましょう。

法科大学院の面接失敗例と対処方法

法科大学院の面接で不合格となるものには、いくつかのパターンがあります。

こちらの項目では「法科大学院の面接試験における失敗例と対処方法」について、以下の5つをご紹介します。

法科大学院の面接失敗例

面接で不合格になってしまうことがないように、しっかりとご確認下さい。

コミュニケーションエラーによる失敗

1つ目の失敗例は「コミュニケーションエラー」です。

緊張の余り、面接官とのやり取りがスムーズに行かなかったり、会話が成り立たなかった場合には不合格となってしまう可能性が高まります。

咄嗟に言葉が思い付かない場合には、「少々考えさせて下さい」というように一言申し出ると良いでしょう。

また、喋り過ぎもコミュニケーションエラーです。

面接官の求める回答よりも余分に答え過ぎないように、注意しなければなりません。

自身の言葉で、質問内容に対して正確に答えることを意識すると良いでしょう。

回答が薄い、ありきたりな回答ばかり

2つ目の失敗例は「内容が薄い回答やありきたりな回答」です。

完璧主義者の方に多く見られる傾向ですが、正解を求め過ぎて面接に対する回答が薄っぺらく聞こえてしまう場合が少なくありません。

誰でも思いつくような教科書的な回答ではなく、「具体的なオリジナルエピソード」を織り交ぜると良いでしょう。

また、長々と話し終着点が見えない回答も、減点対象となる可能性があります。

起承転結を意識し、30秒〜1分程度に収まっているかどうかセルフチェックすることをお勧めします。

修了後のビジョンがなく将来性のない回答

3つ目の失敗例は「修了後のビジョンがなく将来性のない回答」です。

「とりあえず法科大学院に入りたい」や「親の勧めで何となく目指した」といった、将来性が曖昧な志望理由は認められていません。

法科大学院の面接では、将来のビジョンをしっかりと見据えた上で学習に対するやる気があることが大きな評価に繋がります

面接試験に挑む前に、過去の出来事や興味関心のある事から「法科大学院へ入学した後の理想像や、具体的な方向性」を考え直すと良いでしょう。

逆質問が出来ない、逆質問の意図が不明

4つ目の失敗例は「逆質問が出来ない、逆質問の意図が不明な回答」です。

「何か質問したい事や気になる事はありませんか」といったように、受験者側が面接官に質問を行う「逆質問」を求められる場合があります。

逆質問できないと志願度が低いと見られてしまう場合や、逆質問をした意図が面接官に伝わらない場合にはマイナス点となります。

そのため、逆質問は最低でも5つ程度用意して、意味のない質問ではなく質問の意図を明確にすることが重要です。

面接時のマナーがなっていない

5つ目の失敗例は「面接時のマナーがなっていない」ことです。

先ほども述べましたが、将来的に法曹界を担う者として面接マナーは十分すぎる程守るべきです。

例えば、椅子から立つ、お辞儀をするのはもちろん、面接開始時間より早く来すぎる、遅刻の連絡が遅いなども対象となります。

面接マナーは1日にして身に付くものではないため、大手予備校の面接対策講座を利用して指摘してもらうと良いでしょう。

法科大学院の面接内容や失敗例と対処方法まとめ

今回、法科大学院の面接内容や頻出の質問、面接の失敗例と対処法について解説しました。

法科大学院の面接試験では、筆記試験では測ることが出来ない「将来法曹を担う者として適性があるかどうか」を見る目的があります。

そのため、単に志望理由だけでなく「法曹としての将来像」や、「過去に学んだ事をどう仕事に活かすか」など、卒業後の具体的な進路や考え方まで問われます

また、服装や遅刻の連絡など、最低限の面接マナーも守らなければなりません。

今回ご紹介した「不合格になる面接失敗例と対処法」を参考に、面接の対策を練りましょう。

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