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行政書士の憲法科目対策は?配点や目指すべき点数・勉強方法を解説

更新日:2024-02-29

行政書士の憲法科目対策は?配点や目指すべき点数・勉強方法を解説

行政書士試験の出題科目の憲法科目は、重要科目なので十分に対策する必要があります。

行政書士試験の中で憲法科目は、比較的勉強しやすく点数を稼ぎやすい科目なので、しっかり対策すれば得点につながるでしょう。

こちらの記事では、行政書士の民法科目の配点や出題範囲、点数を稼ぐためのおすすめ勉強方法などを解説していきます。

行政書士の勉強を進めている方、これから着手する予定の方に役立つ内容となっているので、ぜひ最後までご覧ください。

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まずは行政書士の出題範囲と配点を確認

行政書士試験において、憲法科目の配点は下記のようになっています。

  • 5肢択一式(1問4点)5問:合計20点
  • 多肢選択式(1問8点)1問:合計8点

法令等科目の配点は244点なので、憲法科目は全体の約10%を占めていることになります。

憲法科目で目標にするべき点数は22点以上

憲法科目は、行政法や民法と比べて難易度が低く得点しやすい科目なので、憲法科目全体の8割に当たる22点以上を目標にすると良いでしょう。

しっかりとインプットと過去問演習を行えば、憲法科目で22点以上を取るのは難しくありません。

憲法科目は中学や高校の社会科で学ぶ内容も含まれるため、行政書士試験の中では比較的取り組みやすい科目といわれています。

「憲法は苦手」という人でも、勉強する事で得意科目になったという方も多いので、ぜひ挑戦してみましょう。

憲法科目の重要度は高い

行政書士試験において、憲法科目は民法・行政法と比べると出題数が少ないため、中には軽視して対策を怠る人もいます。

しかし、憲法はすべての法律の基本とされており、法律の勉強を進める上で本質的な部分の理解として必要になる場面が多いことも事実です。

また、行政書士試験における最重要科目である行政法を理解するためには、憲法の知識が欠かせません。

憲法の知識は、他の科目の理解度にも影響することから、行政書士試験の中でも重要度が高い科目と言えます。

行政書士試験の憲法科目の出題範囲

行政書士の憲法科目では、以下の内容から出題されます。

  • 憲法総論科目
  • 人権分野科目
  • 統治分野科目

各科目に特徴があるので、行政書士試験で問われやすい項目を重点的に勉強すると効果的です。

憲法総論科目

憲法総論科目では、憲法の成り立ち等の背景や歴史や、基本原理が出題されます。

難易度が高く解きにくい問題が出てくる傾向があるため、時間をかけすぎないように解く対策が必要です。

憲法総論は、出題される問題数が少なく配点が少ない事から、勉強の優先順位は低いとされています。

人権分野科目

人権分野科目では「知る権利」「生存権」「自由権」などの人権に関する問題が出題されます。

人権分野科目は、人として生きる権利や国民としての権利に関する問題が出題されるため、自分と照らし合わせることでイメージしやすく、取り組みやすい科目として知られています。

判例を中心に出題されるので、判例理解を中心に勉強を進めると得点につながりやすい科目といわれています。

統治分野科目

統治分野科目では、「国会」「内閣」「裁判所」の三権分立を中心に、国の統治機関に関する問題が出題されます。

判例に関する出題もありますが、条文に関する出題が多い傾向にあるので、条文を覚えると得点に繋がりやすいでしょう。

中学や高校で学んだ内容の延長のような内容なので、導入が理解しやすくそこまで難易度は高くありません。

行政書士の憲法科目のおすすめ勉強方法

続いて、行政書士の憲法科目を理解するためのおすすめ勉強方法をご紹介します。

憲法科目は行政書士の試験科目の中でも難易度が低いため、下記でご紹介するポイントを押さえながら勉強すれば得点が伸びやすいでしょう。

憲法科目の勉強で苦労している方は、ぜひ参考にしてみてください。

憲法科目で押さえるべきポイント

  • 人権分野は判例中心に勉強
  • 統治分野は条文中心に勉強
  • 用語や判例の意味を理解
  • 完璧は目指さない
  • 過去問を多く解く
  • 模試を受ける

人権分野は判例中心に勉強

人権分野では判例に関する出題が多いため、判例の読み込みと内容理解を重点的に行うのが効果的です。

憲法の条文や内容を暗記するだけでは対応できない問題が多く、個別事件に関する最高裁の判断からの出題が多い傾向にあります。

  • 最高裁がどのような判断をしたのか
  • 事案のどのような背景があるのか
  • 判断をした理由

上記で挙げた点を意識しつつ、細かいポイントまで理解することが重要です。

人権分野の勉強は、条文の理解はほどほどに判例の理解を重視することで、得点が伸びやすくなるでしょう。

統治分野は条文中心に勉強

統治分野は、三権分立を中心に出題されるため、暗記で対応できる問題が多いです。

統治分野の勉強方法は、細かい数字を問う問題も多いため、条文をしっかりと読み込んだ上で必要に応じて「暗記シート」等を使うことが一般的です。

判例の理解とは異なり、条文の内容を覚えていれば得点できるため、比較的易しい分野と言えます。

頻出分野を中心に条文とテキストを読み込み、過去問演習を通じて「しっかり覚えているかどうか」を確認してみてください。

用語や判例の意味を理解

憲法科目では、普段の生活では聞くことがほとんどないような法律用語が出てきます。

また、判例でも難解な用語が出てきて「よく分からないから放置」してしまう人がいますが、この勉強方法はおすすめできません。

法律用語の意味を理解しないと、問題文の意味すら理解できなくなってしまうため、用語の理解は憲法科目の得点のために必須といえます。

しっかりと用語の意味や判例の言い回しの意味を理解することで、より知識が定着しやすくなるでしょう。

分からない用語や言い回しが出てきたら、面倒でも理解できるまで調べて覚えることを意識してみてください。

完璧は目指さない

憲法科目では全部で28点分の問題が出題されますが、全問解けなくても問題ありません。

「憲法科目では22点以上」を目指せば十分でしたので、試験本番で1~2問程度分からない問題が出てきたとしても、あわてる必要はありません。

行政書士試験は毎年数問非常に難易度が高い問題が出題されますが、「完璧は目指さない」という気持ちでいれば、精神的にゆとりを持って試験に臨むことができるでしょう。

テキストや過去問題集で「頻出度は低い」と評価されている問題に関しては、深追いせず頻出の問題をできるだけ覚えることをおすすめします。

効率よく勉強するためにも、苦手意識がぬぐえない箇所に関しては「捨て問題をわざと作る」という勉強方法も時には必要となります。

過去問を多く解く

行政書士の問題は、過去問に似た問題が多く出題されるので、過去問を多く解くことが効果的な勉強方法となります。

多くの過去問に取り組むことで、出題されやすい論点や引っかけの傾向などを把握できるメリットが期待できるでしょう。

さらに、同じ問題を何周も繰り返すことで、判例や条文を暗記し、正確な内容理解に繋がります。

多くの過去問に取り組むことで、試験本番でも「この問題解いたことある!」という手ごたえを掴むことができるかもしれません。

ただ問題を解いて終わりにするのではなく、解答をじっくり見直しするとより記憶が定着するのでおすすめです。

模試を受ける

多くの予備校が行政書士の模試を開催しているため、本試験前に模試を受験しましょう。

模試を受験することで受けられるメリットは以下の通りです。

模試受験のメリット

  • 本番と同じ雰囲気を体感できる
  • 本番と同じタイムスケジュールで受験できる
  • 初見問題を通じて自分の正確な実力を測れる
  • 結果を分析することで自分苦手分野を把握できる

普段の過去問演習も重要ですが、模試は本番同様の制限時間・本番同様の空気感・初見の問題に触れられる貴重な機会です。

模試の結果を分析することで、「どの科目を重点的に勉強するべきか」「周囲の出来はどの程度なのか」を知ることもできます。

本番前の対策内容を決める重要な判断材料になるため、日程が合えば複数回の受験を検討してみてください。

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憲法の問題を解くためのおすすめ対策方法

行政書士の憲法科目は、択一式問題と選択式問題で出題されます。

それぞれの問題に解答のコツが存在するので、以下よりおすすめの対策方法をご紹介します。

択一式問題は過去問演習が肝

択一式問題とは、五つの選択肢の中から「正しいもの」「誤っているもの」を一つ選ぶタイプの出題形式です。

一つ一つの選択肢はシンプルなケースが多く、しっかりと条文・判例の理解をしていれば正誤判断ができる仕組みです。

過去問で出題傾向を意識しながら対策すれば、着実に得点を伸ばせるでしょう。

択一式問題では、条文や判例ごとに出題パターンが大体決まっているとされているので、頻出のパターンに時間を割いて対策すると良いでしょう。

毎年1問非常に難易度が高い問題が出てくるのはこの問であることが多いため、仮に出題されたら飛ばすことも忘れないようにしてください。

「勉強した覚えがあり、正解できそうな問題をしっかり正解する」意識を持つことで、22点以上の得点を稼ぐことができるでしょう。

多肢選択問題は条文と判例の読み込みが肝

多肢選択問題は、条文や判例などの問題文の一部が虫食い状態になっており、空欄に当てはまる最適な言葉を選択肢の中から選ぶタイプの問題です。

1問2点の空欄が4つ(8点満点)あり、候補となる選択肢は20あります。

20ある選択肢の中には、非常に紛らわしいものも含まれているので、条文や判例を正確に暗記・理解していないと正解できません。

そのため、多肢選択問題では「条文・判例の読み込み」が効果的な勉強方法となります。

過去問を解く際に、以下のポイントを意識すると効果的なので、実践してみて下さい。

  • どのような場所が空欄になりやすいのか
  • どこまで暗記で通用しそうか

もし試験本番で空欄に当てはまる選択肢が選びきれないときは、「文章がしっくりする」選択肢を当てはめてみましょう。

憲法を勉強するべきタイミング

行政書士試験対策を進める中で、憲法は基礎法学と並んで一番最初に勉強するしことをおすすめます。

  • 民法や行政法を勉強するときのベースになる
  • 行政書士試験科目の中で比較的簡単
  • 中学や高校で勉強済みなので、勉強の手応えをつかみやすい

上記のような理由から、憲法は早い段階で勉強するべきです。

憲法は比較的勉強しやすいことから、着実に知識を習得している実感を得ながら勉強できるため、モチベーション維持にも役立ちます。

さらに、モチベーションを高く保ったまま民法や行政法の勉強に着手できれば、スムーズに内容を理解できるというメリットも期待できるでしょう。

行政書士試験の憲法対策|まとめ

行政書士試験の憲法科目対策|まとめ

  • 勉強しやすく、点数を稼ぎやすい
  • 民法・行政法の勉強にもつながる
  • 一番最初に勉強を始める

行政書士の憲法科目は、民法や行政法と比較すると配点は低いですが、勉強しやすく点数を稼ぎやすい科目でもあります。

憲法科目は、中学・高校で学んだ内容も含まれるため、基礎的な内容が多く勉強しやすく、試験でも得点しやすい科目です。

また、憲法科目の内容は他科目の勉強にも繋がるため、一番最初に勉強を始めるとその後の勉強の効率がよくなるでしょう。

行政書士試験の重要科目である憲法を理解することは、試験合格に大きく役立つはずです。
こちらの記事でご紹介した対策方法をぜひ試し、憲法科目を得意分野にしましょう!

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