様々な場所で開催されている様々なイベントがありますが、現代においてイベントは、リアルコミュニケーションの場として社会的にもますます重要なものとなってきています。
そんな訳で、イベントの将来を担っていく確かな人材を育てるための基礎となるスキルを身に着けるべく誕生した資格が
イベント検定試験なのです。
本記事ではイベント検定の難易度や合格率・過去問題や試験の日程などについてまとめました。受験資格はいらないので誰でも是非挑戦してみてほしい検定となっていますよ。
目次
イベント検定試験ってどんな検定?

イベントを執り行うためには、計画・企画の段階から、実施・開催・運営を行うまでの流れの間に、幅広い知識やノウハウが必要とされます。
イベント検定試験は、企業や自治体などで行われるイベントの管理や調整などを行う人材を育成することを目的として用意された検定です。
このイベント検定の合格者は、『イベント検定試験合格者』と名乗ることができるようになります。イベントの発注業務や管理・調整等のイベントについての仕事を行います。
イベント関連の仕事をしている方や、イベント関連の仕事に興味がある方は知識を身につける意味でも取得しておくとよいでしょう。
イベント検定試験は専門業務の知識が必要なので、実践的な学習方法でスキルと知識を身に付けられる専門学校で学ぶことが一番有効ですので、一度資料を無料請求する事をおすすめします。
上位資格には、イベント業務管理士2級・1級という資格も存在しています。
なお、イベント検定試験は、「一般社団法人日本イベント産業振興協会」が運営管理を行っている「民間資格」です。
★一般社団法人日本イベント産業振興協会とは?
博覧会や展示会、スポーツイベントといった各種イベントやこれからのイベントに関する産業の振興を図ることを目的として設立されました。
事業としては、イベントに関係するデータの調査研究、イベントの実証調査、イベントに関して決められている諸規制についての提言、イベントの支援、イベントに携わる人材の育成などを行っています。
イベント検定試験に必要な知識・受験資格
イベント検定に受験資格はありません。
イベント検定は、イベントの基礎知識を問われる試験となります。
イベント検定公式テキストとして出ている、『基礎から学ぶ、基礎からわかるイベント』というテキストに基づいて出題される試験なので基本的にはテキストの内容の知識が必要となります。
イベント検定試験資格取得の為の勉強法

協会で試験対策セミナーが行われています。テキストを中心に試験合格に必要な重要項目の解説や実践的な学習ポイントを学習できます。
テキストによる自習だけでは得られない、合格のための様々なノウハウを習得できるセミナーとなっています。セミナーは、東京と大阪で行われています。
東京や大阪以外の地域の方はイベント検定試験の為の実践的な勉強が出来る専門学校の資料を無料請求して、確実に合格できるスキルと知識を身に付けましょう。
セミナーよりも合格する為の知識やノウハウを身に付ける事が出来るので、専門学校や大学での学習は非常に有効で、ほぼ100%の合格率を出している学校が多くあります。
自分でイベントを企画・運営したい方、イベント会社への就職を希望している方は無料資料請求で専門学校や大学等の進学先を検討してみましょう。
セミナー参加者の感想
2019年に行われたイベント検定試験対策セミナーに参加した人からは、
イベント検定ポータルサイト
- 「イベント業界の位置づけがイメージできて良かった」
- 「ユニバーサルデザインについて、興味を持った。時代的に必要だと思う」
- 「合格は本来、イベントの人材の質を高め、増やすことが目的の一つだと思う」
- 「イベント運営の全体像についての話が興味深かった」
- 「検定問題に近い形でポイントを絞ることができて良かった」
- 「実務的に役に立つ内容も聞けて良かった」
- 「実際にされている仕事にひもづけて講義いただいたので、想像しやすかった」
- 「模擬試験をもっと解きたかったです」
- 「ユニバーサルイベントの話が興味深かった。これから必要になってくるから」
等の声が上がっています。公式のテキストをしっかり読んでおくことも試験問題を解く上で大切ですが、セミナーに参加することで具体的に得られるモノというのも多いようですね。
イベント検定の専門学校や通信講座について

イベント検定や、一つ上の難易度となっているイベント業務管理士に関係する専門学校は、主に芸術系の専門学校や、音楽系・ダンス系などのエンターテイメント系専門学校が該当します。
また、イベント検定の試験は2015年に一度改訂が入りました。
その時に、通信講座でのテキストを使用したイベント検定は廃止となっており、新たな通信講座の申し込みは現在受け付けていません。
今のイベント検定のテキストは、上記で紹介した通り一般社団法人日本イベント産業振興協会の販売しているものとなっています。
イベント検定試験の難易度・合格率や試験内容について

イベント検定試験資格の難易度については、受験資格がないにも関わらず合格率が高い検定であることから、難易度は簡単だと言えるでしょう。
試験の内容についても少し触れておきましょう。
イベント検定試験資格の合格率
イベント検定試験の合格率は、毎年80~90%の間だと言われていましたが、近年では若干合格率は落ちてきている印象を受けます。
近年のイベント検定の合格率をまとめておきます。
年度 | 合格率 |
---|---|
2018 | 77.2% |
2017 | 84.5% |
2016 | 82.4% |
イベント検定試験試験科目等の内容
イベント検定公式の参考テキストに指定されている「基礎から学ぶ、基礎からわかるイベント」に基づき、50問のマークシート方式の筆記試験が実施されます。
その内容は、
大きく分けると「イベントの概念と全体像」「イベントの企画と計画」「イベントの政策推進」「イベントの運営とマネジメント」の4科目で、詳しい試験範囲は以下のようになっています。
第1章 | イベントの概念と全体像 |
---|---|
第1節 | イベントの概念と分類 |
第2節 | イベントの歴史 |
第3節 | メディアとしてのイベント |
第2章 | イベントの企画と計画 |
第4節 | イベントの企画 |
第5節 | イベントの計画 |
第6節 | イベント企画書とプレゼンテーション |
第3章 | イベントの制作推進 |
第7節 | イベントの制作推進と管理 |
第8節 | イベントの会場制作 |
第9節 | イベントのプログラム制作 |
第10節 | イベントの告知・集客 |
第4章 | イベントの運営とマネジメント |
第11節 | イベント運営の全体像 |
第12節 | イベント運営業務のポイント |
第13節 | リスクマネジメントと安全管理 |
第14節 | これからのイベントマネジメント |
第15節 | ユニバーサルイベント |
過去問題のセットなどはなく、公式が指定しているテキストからの出題となっているのは数ある資格試験の中でも珍しいと感じるところかもしれませんね。
イベント検定試験の概要・日程などについて

イベント検定の試験日や合格発表など日程スケジュールについてや試験料など、イベント検定試験の概要についてまとめました。
合格率が下がってきている事からも、確実に合格する為には専門的で実践的な知識が必要です。テキストだけの学習法よりも、合格する為の学習法である専門学校や大学での学びが有効であることは間違いありません。
無料で出来る資料請求で、イベント企画や運営の基礎知識から全体的な事等を学べる学校を選択する事が、イベント検定試験合格の近道なのです。
イベント検定試験の資格試験料
受験料は、税込10,800円となります。
また、試験対策セミナーの受講料は、税込7,560円です。
イベント検定試験試験・検定の年間試験回数
概要 | 前期日程 | 後期日程 |
---|---|---|
願書受付 | 3月~6月 | 7月~11月 |
試験日程 | 7月 | 11月 |
合格発表 | 8月 | 12月 |
受験地 | 札幌・新潟・東京・名古屋・大阪・福岡 |
2019年の試験日については、
- 前期:7月16日
- 後期:11月16日
と発表されています。
イベント検定試験試験の合格発表
合格発表は8月上旬に、受験申請書に記入した送付先住所に、合否通知が発送されます。
合格した方には、登録証が発送されます。
合格者には登録者番号が与えられ、肩書きとして『イベント検定合格登録〇〇番』という呼称を使用できるようになります。
イベント検定試験資格取得後の就職先や将来性などは?

イベント検定試験合格者の、その資格を活かした職業例を挙げると、
- イベント会社
- イベント会場
- 広告代理店
- テーマパーク
などです。一言でイベントに関係すると言っても、イベントの計画やプレゼンのほうで活躍するのか、開催、運営をするほうで活躍するのかによってもすべきことは全然違うため、活躍は意外と幅広いと言えるでしょう。
イベント検定試験と同じ分野の他の資格
- イベントプランナー
- イベントプロデューサー
- イベント業務管理士
一つのイベントを成功させゴールする目標はイベントに関わる人全員の共通目標であり、資格名が違ってもそれは変わりません。
プランナーならより企画に特化した分野へ、プロデューサーならより運営やスケジュール・予算などの管理に特化した分野へ進んでいくことになります。
イベント業務管理士は、イベント検定を運営している団体と同じ所で扱っている上位資格となっています。
イベント検定試験の現状
どんなイベントでも、成功させるためにはイベントの立案から発注業務、管理・調整を的確に行わなければなりません。
イベント企画・計画段階から、実施・運営段階まで、幅広い知識とノウハウが求められます。企業、行政、団体、市民とレベルを問わず、イベントの主体となる際は、イベントの基礎知識を体系的に身に着けておく必要があります。
イベントの専門家から提案を引き出したり、評価をしていく際にも、この基礎力をもった人材が必要となります。
イベント検定試験の将来性
イベント業界というのは、社会がどのように変化したとしてもなくなることはないので、意外と感じる人も多いかもしれませんが実は今後も比較的安定した業界の一つと言えます。
イベント企画会社は如何に楽しい企画を事故なく無事に成功させることができるかという点が重要であり、実力とアイデアの勝負となるため独立が比較的簡単です。
イベント検定の難易度・合格率は?日程・過去問題まとめ
イベント検定試験の難易度・合格率や日程などについてまとめてみましたがいかがでしたか?
イベント業界というのは、意外と将来性のある業界だということで、イベントの開催に興味を持ったら気軽に挑戦してみて下さい。受験資格もないので誰でもトライできます。
イベント検定試験にはセミナーも開催され、知識を養うには受講する事が最適だとされていますが、もっと確実なのは専門学校や大学での学習です。試験合格率100%を狙っている学校が沢山ありますし、イベント業界への就職を希望しているなら4年制大学や短大・専門学校卒という学歴も重要になるので、無料資料請求から進学先を選ぶことも大切です。
イベント検定試験の合格は就職する為にも開業する為にも取得しておいて損のない資格ですから、是非取得を目指してみてはいかがでしょうか。
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イベント検定公式テキストがあるので、それをインターネットで購入し、そのテキストを端から端まで3回読み切りました。また、特に重要だと思う部分をまとめるために、ノートを作成し、試験前はそれも読み込みました。試験問題は選択式なので完全に暗記する必要はありません。運営協会が対策セミナーを有料で開催しておりますが、自身で勉強できる人はわざわざ行かなくて良いと思います。合格発表は後日インターネットに合格番号が掲載されるのですが、受験者は数百人いて合格者数は数十人だったので意外と結構落ちているなという印象でした。合格者にはいくつかのイベントのボランティア案件がメールで案内されます。今後イベントの仕事に関わりたいと思っている人はイベントの基礎構造を学べるので受けることをお勧めします。
(mana/海外在住在住/30代/男性)