日本在住の外国人に向けて日本語を教える日本語教員。
日本語教育能力検定試験は国家資格ではありませんが、2024年4月より「登録日本語教員」が国家資格として認定されました。
そしてこの登録日本語教員になるためには、日本語教員試験に合格し、実践研修を修了しなければなりません。
さらに文部科学大臣の登録を受けた「登録実践研修機関」が実施する「実践研修」の修了者は「登録日本語教員」として、文部科学大臣の登録を受けることができます。
令和6年度の日本語教員試験は62.6%、日本語教育能力検定試験は約31.0%となっています。
アガルートでは令和6年度において確かな合格実績を持っており、日本語教育能力検定試験は76.47%、日本語教員試験は43.75%となっています。
今回はアガルートの日本語教員試験・日本語教育能力検定試験講座の実際の評判や口コミ、講座内容などについて紹介します。
アガルート日本語教育能力検定試験講座について
受講料金(税込) |
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学習サポート |
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合格実績 | 令和6年度日本語教育能力検定試験:76.47% 令和6年度日本語教員試験:43.75% |
割引制度 |
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アガルートの日本語教育能力検定試験講座は2023年10月に新たに開講された比較的新しい講座でありながら、令和6年度の日本語教育能力検定試験において76.47%の合格率(全国平均の約2.5倍)を達成し、日本語教員試験でも43.75%の合格率(全国平均の約4.7倍)など確かな合格実績を達成しています。
アガルートの日本語教育能力検定試験講座では、頻出の音声学や文法など、独学では難しい「日本語の構造」についても詳しく解説しているため、初学者でも安心して学習を進められるのが魅力。
さらに、出題範囲をすべて網羅しつつ、合格に必要な知識に絞ってインプットできるようにカリキュラムが組まれているのが特徴です。
テキストに連動した講義動画で知識を深め、過去問を用いてアウトプットを繰り返す学習方法を採用しており効率的に進められます。
また、講義動画は1本あたり約10分と短いため、移動中などの隙間時間を利用した学習ができるため働きながら資格取得を目指す方にもおすすめです。
アガルート日本語教育能力検定試験講座の評判・口コミ
ここでは、アガルートの日本語教育能力検定試験講座の評判・口コミについて紹介します。
評判➀記述問題・聴解問題を図解で分かりやすく解説
日本語教育能力検定試験は出題範囲が広く、まんべんなく学習する必要があります。
アガルートの日本語教育能力検定試験講座は最も出題頻度が高い「日本語の構造」区分では「音声学」「文法」「語用論」など、文字だけではイメージしづらい部分を図表を用いて解説したり、具体例を多く挙げたりする工夫をおこなっています。
実際の受講者からも分かりやすいと評判です。
また「記述問題」も対策が難しいと感じる方が多い分野ですが、評価されるポイントを最初に伝えることで書き方の基礎から公式解答を用いた佐藤講師の解説、練習問題を通じて着実に解答できる力を身につけられます。
「聴解試験」は実際の試験で使用される音声を用いながら、パターンを完全に解説し、確実に点数を取れるようにレクチャーします。
さらに新設の日本語教員試験についても一部出題形式が異なりますが、同様の方法で十分に対策ができるため安心です。
テキストは、広大な試験範囲から試験に出るところを漏れなく簡潔にまとめてあり、学習の最初から最後まで活用できるものでした。テキストで私が個人的に一番良かったと思うところは、章末に過去問から抜粋された練習問題が挟み込まれているところです。学んだことをすぐにアウトプットすることで知識の定着を確認できました。また、早い段階から過去問の形式に慣れることができました。この点は他社のテキストや講義と一線を画すところだと思っています。
講師の佐藤佳那先生もとても素敵でした。アガルートでの受講を決めたのも、先生の感じがよかったからです。まず先生が話される日本語が美しく、さすがだなと思いました。また、先生の豊富な教授経験からのお話もとても興味深かったです。そういったお話はエピソード記憶として、「ここを勉強したとき、先生はこんなお話をされていたな」といったように、知識を記憶したり引き出したりするのに役立ちました。佐藤先生は、ロールモデルにしたいと思える先生でした。
講義の構成や動画の長さ、テキストの内容含め、とても利用しやすい講義でした。とくにテキストの説明が詳しく充実していた点は、これさえしっかりと押さえておけば大丈夫だという安心感にもつながりました。ところどころ先生が補足説明を加えてくださったところは、そこが重要だということを認識でき、解説も分かり易かったためしっかりと内容を自分のものにすることができました。この講義のおかげで合格することができました。本当にありがとうございました。
評判②1本10分程度の動画で学習しやすい
アガルートの日本語教育能力検定試験講座は単なる暗記ではなく、しっかりと理解し実践的に役立つようにわかりやすく解説されているため、現場で活用できる知識を身につけることができます。
動画講義は1本あたり約10分と短く、テキストを画面に表示しながら講師が解説を行うため、外出先でも通勤中やお昼休みなどのスキマ時間を利用して学ぶことができるのも魅力。
またインターネット環境があれば、いつでも、どこでも、パソコン・タブレット・スマートフォン等で、マイページから講義を受講することができます。画面にはテキストが同時表示されるので、テキストを持ち歩く必要がありません。
さらに、オンライン上でテキストが見られるデジタルブック機能を搭載しており、閲覧はもちろん、書き込みやふせん機能も付属しているため、デジタルにて学習が完結します。
講座は動画一つ当たりが長くても20分程度、短いものだと5分以内などで区切られていたため、自分で時間を見つけ隙間時間に学習を進めやすかったことが、この講義を利用してみてよかった点だと感じた。学習は継続が重要なため、毎日学習を進めやすかった点は学習をコツコツと進めていく上で非常に有効だった。
学習環境としては、スマホで講義動画とテキスト両方を見ながら学習を進められる点が便利で気に入っていました。重いテキストを持ち歩く必要もなく、隙間時間にパッと開いて学習を進められる手軽さがありがたかったです。テキスト、講師の先生、学習プラットフォーム、どれをとってもモチベーションと学習効率を上げてくれるものでした。
評判➂業界屈指のフォロー制度
アガルートの日本語教育能力検定試験講座はサポート体制も充実しており、オンライン質問サービスやホームルームといった受講生の学習上の不安の解消に役立ちます。
ほかにもオンライン演習サービスやバーチャル校舎(2024年11月開始)のように、学習や交流などの促進するサポート体制が多い点も特徴的です。
実際の受講生からも「安心できた」「良いアドバイスを受けられた」といった声が挙がっています。
サポート名 | 内容 |
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オンライン質問サービスKIKERUKUN | 講義やテキストに関する質問 |
学習導入オリエンテーション | 学習開始時の悩みを解決してくれる動画 |
ホームルーム | 学習方法といった受講生の悩みを解消するとともに、土地家屋調査士の試験に関連する法改正や試験傾向などのトピックスを配信する動画コンテンツ |
アガルートの日本語教育能力検定試験講座をお得に受講する方法
ここでは、アガルートの日本語教育能力検定試験講座をお得に受講する方法について紹介します。
➀アウトレットセール
セール名 | アウトレットセール10%OFF |
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割引額 | 10%OFF |
期間 | 2025年7月16日(水)~2025年10月20日(月) 23:59まで |
対象講座 |
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キャンペーン詳細 | 公式サイト |
➁常設の各種割引制度
また常設で以下の割引制度も用意されています。
これらの割引制度を利用することで、受講料を大幅に節約しながら、質の高い講座を受けることができます。
割引名 | 割引額 | 対象者 |
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他校乗換割引 | 20% | 他の予備校や通信講座、スクール等の有料講座で測量士補試験・土地家屋調査士試験の学習をしていた方 |
再受講割引 | 20% | アガルートの土地家屋調査士試験講座の受講経験者 |
ステップアップ割引 | 20% | アガルートアカデミー土地家屋調査士試験講座の受講経験者 |
他資格試験合格者割引 | 20% | 測量士試験・司法書士試験・行政書士試験・宅地建物取引士試験(宅地建物取引主任者資格試験)のいずれかに合格している方 |
受験経験者割引 | 10% | 土地家屋調査士試験の受験経験者 |
家族割引 | 10% | 家族の中にアガルートの有料講座の受講生がいる方(過去に受講していた方でも可) |
例えば、「他校乗換割引制度」では、他の予備校や通信講座で行政書士試験の学習をされていた方を対象に、対象講座を20%OFFで受講できます。
また「受験経験者割引制度」や「家族割引制度」、「友人紹介制度」もあり、それぞれ10%の割引が適用されます。
友人紹介制度では、紹介者には現金1万円のキャッシュバック、申込者には10%OFFのクーポンが発行されます。
これらの割引制度は、すべて購入前に申請が必要ですが、通常価格よりも費用を抑えられるのでぜひチェックしてみて下さい。。
③合格特典
【2025年(令和7年度)合格目標】日本語教員試験・日本語教育能力検定試験/合格総合カリキュラムに申し込んだ人を対象に合格すれば、合格特典として全額返金とお祝い金1万円が贈呈されます。
なお特典利用の条件としては日本語教育能力検定試験の合格者は①合格通知書データの提出②記述式問題の再現答案ご提出③合格体験記の提出④合格者インタビューへの出演となります。
また日本語教員試験への合格者は①合格通知書データの提出➁合格体験記の提出➂合格者インタビューへの出演が必要となります。
各制度の詳細や申請手順については、アガルートの公式サイトで確認できます。
アガルートの日本語教育能力検定試験講座がおすすめの人
アガルートの日本語教育能力検定試験講座は独学での資格取得が難しいと感じている方や効率的に合格を目指したい方におすすめです。
日本語教育能力検定試験は出題範囲が広く、学習量も膨大ですが、合格に必要な内容は限られています。
そのため、出題頻度を分析し、独学では学びにくい「音声学」などの分野もしっかりと学べるアガルートを利用すれば、効率的に学習を進められます。
さらに、現職の日本語教師として働いている方にもおすすめです。
2024年に登録日本語教員が国家資格に変わることで、日本語教育は大きな変化を迎え、資格を持たない現職者は令和6年度の日本語教育能力検定試験に合格することで基礎試験などが免除される経過措置の対象となります。
以上のことからアガルートの日本語教育能力検定試験講座は効率的に資格取得を目指したい方や、独学では限界を感じている方にぜひ検討していただきたいです。
アガルートの日本語教育能力検定試験講座がおすすめでない人
日本語教育能力検定試験講座には過去問題の解説集はありますが、過去問がないため、別途購入する必要があります。
そのため、受講料だけで完結したい方にはおすすめできません。
なお、日本語教育能力検定試験の認定機関である日本国際教育支援協会が編集した過去問題集には、過去問だけでなく聴解試験用のCDも付属しており、試験対策に役立ちます。
購入して損はありませんが、受講料とは別に料金が発生するため、できるだけコストを抑えたい方はよく検討してから申し込むことをおすすめします。
アガルートの日本語教育能力検定試験講座とほかの講座を比較
会社名 | 料金(税込み) | 合格実績 | サポート体制 |
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アガルート | 54,780円(税込) | 令和6年度日本語教育能力検定試験:76.47% 令和6年度日本語教員試験:43.75% |
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アークアカデミー | 88,000円(税込) | 非公表 |
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アークアカデミーは1986年に日本語学校を設立し、翌年には日本語教師養成講座も開講しました。
「日本語を教える」および「日本語教師」に関する知識とノウハウを提供しています。 日本語教育能力検定試験対策においては、文化庁が定めた「日本語教員養成に必要な教育内容」に基づいた授業を行い、出題範囲をしっかりと学ぶことができます。
さらに、通信講座だけでなく通学講座も開講しており、通信コースを選択している場合でも、通学コースの授業開始前に22,000円(税込)を支払うことで受講方法を通学に変更することができます。
上記の表からも分かるように、料金面ではアガルートの方が安価であり、合格率の公表も行っているためアガルートの方が推奨されると言えるでしょう。
日本語教育能力検定試験について
項目 | 内容 |
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試験 | 日本語教育能力検定試験 |
認定機関 | 日本国際教育支援協会 |
受験料 | 17,000円(税込) |
受験資格 | なし |
試験内容 | 試験Ⅰ:日本語教育の実践的な基礎知識、試験Ⅱ:音声による基礎的な問題解決能力、試験Ⅲ:現場対応力への基礎問題解決能力 |
配点 | 試験Ⅰ:100点、試験Ⅱ:40点、試験Ⅲ:100点 |
合格率 | 例年30%以下 |
合格点 | 非公表 |
試験形式 | 試験Ⅰ・Ⅱ:マークシート形式、試験Ⅲ:マークシート+記述式 |
試験月 | 例年10月 |
合否 | 12月に合否通知を発送 |
試験会場 | 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県 |
日本語教育能力検定試験については日本国材教育支援協会が運営しており、変更がある可能性があるため毎年チェックするようにしましょう。
日本語教員試験について
試験日 | 例年11月上旬 |
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出願期間 | 例年7月中旬~8月下旬頃 |
結果通知 | 例年12月中旬頃 |
受験料 |
(1)基礎試験免除 (2)基礎試験及び応用試験の双方の免除 ※1及び2(1)、(2)の費用には合格証書発行を含みます |
試験会場 |
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日本語教育能力検定試験の合格率
実施年度 | 全科目受験者(人) | 合格者(人) | 合格率 |
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令和6年度 | 3,371 | 1,045 | 31.0% |
令和5年度 | 8,211 | 2,542 | 31.0% |
令和4年度 | 7,054 | 2,182 | 30.9% |
令和3年度 | 8,269 | 2,465 | 29.8% |
令和2年度 | 9,033 | 2,613 | 28.9% |
令和元年度 | 9,380 | 2,659 | 28.3% |
平成30年度 | 6,841 | 1,937 | 28.3% |
平成29年度 | 5,767 | 1,463 | 25.3% |
参照:日本語教育能力検定試験応募者・全科目受験者・合格者数推移
日本語教員試験の合格率
文部科学大臣が指定した日本語教育機関で日本語教員として1年以上勤務することで、以下の5ルートより登録日本語教員の資格取得ができます。
参照:登録日本語教員の資格取得に係る経過措置
上記からわかるように規定の養成課程を経ていない現職者は令和6年度の日本語教育能力検定試験講座を取得することで、講習Ⅱと講習修了認定試験のみで登録日本語教員が得られます。
そのため、資格などがない日本語教師の方は令和6年度の日本語教育能力検定試験を取得しておくのがおすすめです。
登録日本語教員取得ルートの詳細については、文化庁の「登録日本語教員の登録申請の手引き」をチェックするようにしましょう。
ルート | 受験者 | 合格者 | 合格率 |
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試験ルート(基礎+応用) | 3,681 | 322 | 8.7% |
Fルート(基礎+応用) | 266 | 44 | 16.5% |
Cルート(応用試験のみ) | 5,530 | 3,365 | 60.8% |
D-1ルート(応用試験のみ) | 1,539 | 928 | 60.3% |
D-2ルート(応用試験のみ) | 681 | 434 | 63.7% |
日本語教師を目指すルート
養成機関ルートは「登録実践研修機関と登録日本語教員養成機関の登録を受けた機関で課程を修了」し、日本語教員試験の応用試験に合格した後、実践研修が必要です。
登録実践研修機関と登録日本語教員養成機関の登録を受けた機関とは文部科学大臣に申請し、登録日本語教員養成機関として登録された教育機関を指します。
また登録された教育機関で学んでいない場合は、「試験ルート」で登録日本語教員を目指すことが推奨されます。
なお現職者の場合は令和6年度の日本語教育能力検定試験を取得し、令和11年3月31日までに指定機関で日本語教員として1年以上勤務し、試験に合格することで登録日本語教員の資格を得ることができます。
経過処置を受けるためには令和6年度に資格を取得し、1年以上日本語教員として勤務していることが重要です。
なお、経過処置を受ける場合は、チャンスは令和6年度の日本語教育能力検定試験の1回のみとなるため、十分な準備を行うことが求められます。
認定日本語教育機関以外で働く場合は登録日本語教員の資格の有無は問われないため、日本語教育能力検定試験がスキルの証明として就職に役立つ可能性があります。
日本語教師を目指すならアガルート
今回はアガルートの日本語教員試験・日本語教育能力検定試験講座の実際の評判や口コミ、講座内容などについて紹介してきました。
アガルートの日本語教育能力検定試験講座は、2023年に新たに開講された講座でありながら令和6年度において確かな合格実績を持っており、日本語教育能力検定試験は76.47%、日本語教員試験は43.75%と確かな実績があります。
「音声学」や「文法」など、つまずきやすい分野も丁寧に解説されており、初めて学ぶ方も安心して取り組める点が魅力です。
さらに、記述問題は書き方の基礎から学べ、聴解試験は実際の試験で使用される音声を用いて学ぶため、しっかりと対策を講じることができます。
日本語教育能力検定試験は毎年合格率が30%程度であり、簡 試験範囲も広いため誰でも受かるわけではありません。
一発合格した場合には全額返金されるなど、受講料を抑えて受験したい方にとって魅力的な合格特典も用意されているのでぜひ検討してみて下さい。