webデザイナーは一般的に、HTML、CSSといった簡単なプログラミング言語を用い、photoshopなどのソフトを使用してwebページをデザインする職業です。
現在はweb業界の成長と共に需要が増加しており、注目の職業となっています。
しかし、最低限必要なスキルのハードルが低いことや、AIの発達などから将来性が心配されている分野でもあります。
そこでこの記事では、AIの発達によりwebデザイナーの需要は減っていくのか、いらない職業なのかといった将来性を解説していきます。
目次
webデザイナーに将来性はない?

ここではまず、webデザイナーに将来性が無いと言われている理由を解説していきます。
自宅でできる職業でもあり人気が高まっていますが、なぜ将来性が無いと言われてしまうのでしょうか?
webデザイナーの人数が増えている
webデザイナーの需要は直近10年間を見て行くと、右肩上がりに伸びています。
しかし、それと同時にwebデザインのスキルを学ぶ環境が整い、多くの人が気軽にwebデザインを学べるようになりました。
さらに、コロナウイルスの影響で打撃を受けた飲食業界などから人がIT方面に流れており、そういった理由からwebデザイナーの人数が増え、案件獲得の競争が激化しているというのが現状です。
ある程度の専門性があっても、これだけ人数が増えるとどうしても単価が下がります。
そういった面でもwebデザイナーの将来性が心配されています。
web製作ソフトの多様化とwebサイトの需要の減少
webデザイナーの需要や価値が最も高かった時代には、webデザインソフトはまだ少なくほとんどが高価な物でした。
しかし、近年ではスキルの無い素人でもある程度の開発が出来るような、無料のwebサイト制作ソフトが生み出され、個人でwebサイトを作る人も増えています。
また、飲食店で例えるとホットペッパーや食べログに登録することで個人でwebページを持つ必要がなくなるなど、webサイト自体の需要が低下しています。
これによってwebデザインの仕事がどんどん減ってしまっているのです。
AIの発達による仕事減少の心配
webデザイナーの将来性と切っても切り離せないのがAIの存在で、将来的にwebデザイナーの仕事はAIに奪われるのではないかと言われています。
なぜそういわれているのかというと、webデザイナーに求められる最低限のスキルレベルの低さに原因があります。
webデザイナーには基本的に、デザインスキルとweb製作スキルの2種類が求められますが、問題となっているのはweb製作スキルです。
web製作は一見専門性が高そうに見えますが、それは使用するプログラミング言語による所があり、HTML、CSSが使える程度であればすぐにAIに取って代わられるでしょう。
近年では既に、ロゴやデザインを選ぶだけでテンプレートに沿ったwebサイトを制作するソフトも出てきており、高度なwebサイトを求めていない人はこれらのソフトを利用することになります。
webデザイナーはいらない職業なのか?

webデザイナーには将来的な不安があることは間違いありません。
しかし、決していらない職業などではなく、差別化さえできればこれからも必要とされる職業になっています。
AIよりwebデザイナーが必要とされる時もある
webデザイナーの将来性には不安があると前述しましたが、いらない職業、無くなる職業という訳ではありません。
いつの時代でも、こだわりのあるwebサイトを作ってほしいという方はいらっしゃいます。
その場合、テンプレートから選ぶわけではなく、デザイナーと打ち合わせをし細かく訂正をすることになるため、AIよりwebデザイナーが選ばれます。
また、AIが発達しても人間と同じレベルに物を考えられるようになるにはまだまだ時間がかかるため、スキル幅の広いwebデザイナーの将来性は明るいと言われています。
webデザイナーはオシャレなデザインを生み出すだけの職業ではない
AIやデザインソフトの発達により、安く簡単にwebサイトを構築できる時代になることがwebデザイナーの価値を下げることになります。
そういったソフトの場合テンプレートに合わせて必要な要素を選ぶというケースが多くなっていくでしょう。
しかし、webデザイナーの仕事はただオシャレなデザインを生み出すことではなく、そのサイトにどんな客を誘導したいのか、何を見せたいのかを追求したデザインを生み出すことも求められます。
これはAIやテンプレートソフトでは難しいことで、webデザイナーが価値を見出せる場所でもあります。
将来性のあるwebデザイナーになるためには?

webデザイナーとして価値を高めるには、とにかくスキルや実績を身に着けるしかありません。
ここでは、将来性のあるwebデザイナーになるためにどんなスキルを身に着ければ良いのかを解説していきます。
フロントエンドエンジニアのスキルを身に着けておく
フロントエンドエンジニアとはwebアプリやwebサイトにおいて、ユーザーから見える場所の機能を実現するエンジニアのことです。
webデザイナーとは何が違うのかというと、例えばwebサイトにおいて、お客様からのレビューを登録する場所があったとします。
この時レビューを登録する機能を実装するのがフロントエンドエンジニアで、そのページのボタン配置や色などをデザインするのがwebデザイナーです。
webデザイン能力だけではなく、フロントエンド開発も出来るとなれば、webアプリの製作でも仕事を受けられるようになります。
また、そこから案件が豊富なプログラマーに転職するのも一つの手段かもしれません。
フロントエンドエンジニアになるには、HTML、CSSの他にJavaScript、PHPなどの習得が少し難しいプログラミング言語技術が必要になります。
UI/UXデザインのスキルを身に着ける
将来的に価値あるwebデザイナーになるためには、デザインスキルも身に着ける必要があります。
そこで近年注目を浴びているのが、UI/UXデザインスキルです。
UIとはユーザーインターフェースの略語で、webサイトのデザインといった「ユーザーの目に入る全てのデザイン」を指します。
そしてUXはユーザーエクスペリエンスの略語で、そのwebページの使いやすさなどを指します。
つまりUI/UXデザインスキルを身に着けることで、ユーザーにオシャレなwebサイトをストレスなく見てもらえるようになります。
使えるソフトを増やしておく
webデザインソフトにはPhotoshopやIllustrator、Dreamweaverといったプロ用と言われるものがあります。
webデザイナーになる場合、使えるソフトが多いほど受けられる案件が増えるため、これらのプロ用のソフトを使いこなす必要があります。
また、ソフトを使いこなすには勉強する必要があるため、仕事をしながら常に新しい技術を学ぶ姿勢が求められます。
フリーランスwebデザイナーの将来性、難しさは?
webデザイナーやプログラマーはフリーランスとして独立することも珍しくありません。
しかし、webデザイナーにはフリーランスでも将来的な不安があったり、独特の難しさがあります。
ここでは、フリーランスwebデザイナーについて将来的に無くならない不安や難しさを解説していきます。
より高いスキルが求められる
フリーランスはどの業界においても持っているスキルを切り売りするという形で収入を得ています。
つまり、依頼された企業にとって即戦力になれるかどうかがフリーランスとして価値があるかどうかになるわけです。
そのため、企業で働くwebデザイナーよりも高いスキル、幅広いスキルが求められます。
しかし、逆を返せばスキルさえ持っていればフリーランスでも将来性がありますし、どこででも自由に働ける生活を手に入れることが出来ます。
将来的に変わらない面もある
フリーランスwebデザイナーの場合、技術が進化しても将来的に変わらない面があります。
それが評価の難しさです。
似た職業であるプログラマーであれば、機能を実装できたかどうかで評価することが出来ますが、フリーランスwebデザイナーの場合クライアントが納得するデザインが出来るかどうかで評価されます。
それ故に、細かい修正が後を絶たずクライアントとの妥協点を探す交渉術が無いと、修正依頼にかなり時間がかかり、結果報酬と労働が釣り合わないケースが多発しているようです。
技術だけではなく、人のイメージや感性が絡んでくるデザイナーという職業の難しさが、フリーランスになるとさらに膨れ上がるということですね。
フリーランスwebデザイナーにはなれないのか?
フリーランスwebデザイナーとして働くことは難しいことですが、決して不可能ではありません。
まずはなるべく大きなwebデザイン企業に就職して、自身のスキルアップをしながら、開発経験を豊富に積んでください。
フリーランスになった時、ここで得た実績やスキルを元に営業を始めるため、企業勤めの段階でより多くの経験を積む必要があります。
その後は自身でクライアントを探しても良いですが、最初は手数料を払ってでもエージェント登録することをお勧めします。
最も避けるべきはクライアントを見つけられず、会社を辞めてから空白の期間が生まれてしまうことだからですね。
セオリーをしっかり辿っていけば、webデザイナーでもフリーランスとして独立することは可能です。
Webデザイナーの将来性はない?AIに取られるいらない職業って本当?まとめ
今回この記事では、AIの発達によりwebデザイナーの需要は減っていくのか、いらない職業なのかといった将来性を解説してきました。
webデザイナーの将来性がないと言われている理由は、デザイナーの数が増えていることや、webサイト自体の需要が減っていること、AIの発達などが挙げられていました。
しかし、決していらない職業というわけではなく、技術の発達を利用しつつ差別化を図ることが出来れば、将来的にも必要な職業になってくるでしょう。
そのために必要なこととしては、フロントエンドエンジニア技術の習得、デザイン面ではUI/UXの技術と対応できるソフトを増やすなどが考えられます。
また、フリーランスで働く場合、他の業界のフリーランスよりも厳しくなってはいますが、しっかり準備をすれば問題なくなることができるでしょう。
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