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動画クリエイターのポートフォリオの作り方のポイントは?注意点も紹介

更新日:2023-11-29

動画クリエイターのポートフォリオの作り方のポイントは?注意点も紹介

YouTubeの人気が高まると同時に、同じく映像系の職業である動画クリエイターの数も年々増加傾向にあります。

そのため、多くの競合がいる中で動画クリエイターとして稼ぐためには、魅力的なポートフォリオの作成が必須です。

とは言え、効果的にアピールするためにはどう作ればよいのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では「動画クリエイターのポートフォリオに最低限記載すべき内容や、作り方のポイントと注意点」についてご紹介します。

本記事を最後まで読み、効果的に伝わるポートフォリオを作成できるようになりましょう。


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動画クリエイターのポートフォリオで必ず掲載したい内容

動画クリエイターとして転職活動や営業を行う際、ご自身の実績やアピールポイントをまとめた「ポートフォリオ」の提出が求められます。

過去作品等の制作物をまとめた「動画ポートフォリオ」だけでなく、自己紹介や動画制作スキルなどの基本情報を紹介する「履歴書」も別途用意する必要があります。

その事実を踏まえ、こちらの項目では「動画クリエイターのポートフォリオに掲載すべき内容」について以下の4つの項目をご紹介します。

  • 自己紹介
  • 自分が持っているスキル
  • 作品の紹介文
  • 動画のURLやQRコード

ご自身のことを限られた時間の中で伝えるためには、どのような項目を詰め込むべきか、現役動画クリエイターの方々の実際のポートフォリオを参考にしながら具体的にご紹介します。

自己紹介

掲載すべき内容の1つ目は「動画クリエイター用の自己紹介」です。

松本孝介さんのポートフォリオのように、自己紹介の項目では以下の内容を簡潔にまとめると良いでしょう。

  • 名前や屋号/年齢/性別
  • 過去の実績/保有資格/経歴
  • 学習方法/目指したきっかけ

映像系のポートフォリオは全て見るのに時間がかかり、採用担当者の中にはポートフォリオの内容を全てチェックしている時間がない方も多いため、自己紹介は簡単にまとめることを優先して下さい。

自分が持っているスキル

掲載すべき内容の2つ目は「動画制作に関する保有スキル」です。

具体的には、千葉真奈美さんのポートフォリオのように、動画編集ツールを利用してどのようなスキルを扱えるのかを具体的に記載すると効果的です。

スキル紹介の項目では動画編集に詳しくない採用担当者の方でも、スキルの想像が出来るようにまとめましょう。

作品の紹介文

掲載すべき内容の3つ目であり、最も重要なポイントは「作品の紹介」です。

採用担当者は作品ページから応募者の動画制作に対する姿勢や考え方を汲み取り、自社の課題を解決してくれる動画クリエイターかどうかを判断します。

そのため、新井直樹さんのポートフォリオのように、以下の項目に沿って制作過程のエピソードを交えながら紹介すると効果的と言えます。

  • 作品名や担当箇所、作業期間などの基本情報
  • 作品の背景や課題
  • 作品の意図や工夫ポイント、コンセプト
  • 使用した動画ソフト
  • 結果

架空の制作物を掲載する場合にも、エピソードを具体的に想定しながら紹介しましょう。

動画のURLやQRコード

掲載すべき内容の4つ目は「動画のURLやQRコード」です。

ポートフォリオで掲載している動画以外の作品も紹介したい場合に、動画のURLを貼り付けて誘導すると良いでしょう。

また、映像系のポートフォリオではなく紙のポートフォリオや名刺を渡す際に「QRコード形式の動画URL」を貼り付けておくと、作品から興味を持った採用担当者の方がアクセスしやすくなるため効果的です。

動画ポートフォリオの作り方のポイント

動画クリエイターのポートフォリオの中でも最も重要な「動画ポートフォリオ」ですが、たくさんアピールすれば高評価を得られるというわけではありません。

こちらの項目では「動画ポートフォリオの作り方で重要なポイントや考えるべき内容」についてご紹介します。

  • 動画のターゲットを定める
  • 動画で使用する色はできるだけ少なくする
  • 動画の尺には気を付ける
  • ポートフォリオを添削してもらう

採用担当者に伝わるポートフォリオを作成するためにはどうすれば良いのか理解しましょう。

動画のターゲットを定める

1つ目のポイントとして「動画のターゲットを明確に定める」ことが挙げられます。

例えば、同じ採用動画を作る場合にも、IT業界と製造業とでそれぞれのイメージが異なるように、動画のテイストを変える必要があります。

そのため、まずはどの業界の人にアピールする動画を制作するのかを決め、さらに動画の主ターゲットとなる業界の方はどのような動画を求めているのかを考えましょう。

ターゲットを定める際には、「20代向けの女性化粧品を扱う企業」といったように出来るだけ具体的に想定すると動画の方向性をまとめやすくなります。

動画で使用する色はできるだけ少なくする

2つ目のポイントとして「動画で使用する色はできるだけ少なくする」ことが挙げられます。

例えば、ちなさんの飲食店向け動画ポートフォリオでは、赤・青・黄色を中心に配色を統一して用いることでイラストや文字の視認性を高めています。

動画を制作する際はベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの3色を基本色とし、統一感を出すようにしましょう。

動画の尺には気を付ける

3つ目のポイントとして「動画の尺に気を付ける」ことが挙げられます。

採用担当者の方は限られた時間でたくさんのポートフォリオを確認しなければなりません。

そのため、長すぎるポートフォリオは採用担当者の時間を必要以上に拘束することになり印象が良くないため、1分以内の短めの尺で作成して下さい。

初心者の方は熱量を伝えるために動画時間を長く設定しがちですが、採用担当者ファーストな動画を作成することで気遣い力をアピールしましょう。

ポートフォリオを添削してもらう

4つ目のポイントとして「プロの動画クリエイターにポートフォリオを添削してもらう」ことが挙げられます。

映像系の専門学校などに通うことで添削をしてもらえることが多く、プロの動画クリエイターにチェックしてもらうことで、独りよがりにならず需要に見合ったものを作成することが出来ます。

他にもポートフォリオを添削してもらうことで、自分には無い視点からの意見を取り入れることが出来るメリットがあります。

また、映像系の専門学校に入学するためのお金がない方は、TwitterやYouTubeにある動画編集者のコミュニティを活用することをお勧めします。

動画ポートフォリオの作り方の手順

これまでに解説してきた掲載内容とポイントを踏まえて、こちらの項目では初心者動画クリエイター向けに「動画ポートフォリオを作る5つの手順」について、現役動画クリエイターの方々のポートフォリオと共にご紹介します。

  1. 動画の構成を決める
  2. 動画の内容を定める
  3. 他の動画をモデリングしてみる
  4. オリジナリティを追加する
  5. ポートフォリオサイトやYouTubeチャンネルにUPする

上記の手順を確認するだけで動画ポートフォリオ作成に取り掛かれる内容になっているので、最後までチェックして下さい。

動画の構成を決める

動画ポートフォリオ作成においてまず初めに行うことは「構成を決める」ことです。

例えば、複数ジャンルの動画を紹介したい方は山口桃果さんの動画ポートフォリオで用いられている以下の構成を参考にしましょう。

  1. オープニング(5秒)
  2. 1つ目のジャンルの動画(15秒)
  3. 2つ目のジャンルの動画(15秒)
  4. エンディング(5秒)

1つのジャンルに特化させた動画を作成したい場合には、他の方の構成を参考にして下さい。

動画の内容を定める

構成が決まれば、次は具体的に「動画の内容を具体的に決める」段階に進みましょう。

例えば、武田一佐さんの動画ポートフォリオのように、「架空アプリの紹介動画」という同じジャンルでも内容が全く異なります。

ターゲットを明確に設定し動画の内容を考えることで、採用担当者に刺さる動画ポートフォリオを作成することが出来ます。

他の動画をモデリングしてみる

次に「他の動画作品をモデリング」してみましょう。

経験も技術も浅い初心者の頃は、一から新しい作品を制作することはかなりハードルが高いことです。

従って、構成やアングルに関しては他の動画クリエイターの動画作品やテンプレートを参考にすると効率的と言えます。

なお、動画作品を検索する際にはYouTubeがおすすめです。

オリジナリティを追加する

モデリングする動画をそのまま利用するのではなく「オリジナリティを追加」することを忘れないようにして下さい。

例えば、BGMや効果音、イラストや写真などの素材など、こだわりのある部分でオリジナリティを出すと効果的にアピール出来ます。

特に、動画スクールのサンプル動画をポートフォリオに掲載する場合には、他の方と似た作品にならないように工夫することが重要です。

ポートフォリオサイトやYouTubeチャンネルにUPする

最後に完成した動画ポートフォリオを「ポートフォリオサイトやYouTubeチャンネルに掲載」しましょう。

ポートフォリオサイトに掲載することで、自然検索による案件の獲得や企業からの面接オファーに繋げることが出来ます。

また、YouTubeチャンネルにアップすることで同業者の方以外からもフィードバックをもらえるメリットがあります。

営業の効率化と動画ポートフォリオのブラッシュアップを行うために積極的に公表しましょう。

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動画クリエイターのポートフォリオを作る際の注意点

動画クリエイターは職業柄、制作物を扱う機会があるため注意すべきことが多くあります。

こちらの項目では「ポートフォリオを作る上での注意点」についてご紹介します。

  • 著作権や秘密保持の抵触に気をつける
  • 参考動画の丸パクリはNG
  • 紙とWEBどちらのポートフォリオも用意する

特に上2つの内容はトラブルを避ける上で非常に重要となるため、しっかりと確認して下さい。

著作権や秘密保持の抵触に気をつける

注意点の1つ目は「著作権や秘密保持の抵触に気をつける」ことです。

動画作品に限らず、写真やイラストなどの作品には基本的に著作権が付帯しています。

特に、依頼された制作物をポートフォリオに掲載する場合には必ず依頼元に許可を取るようにして下さい。

トラブルを引き起こさないためにも著作権や秘密保持についてきちんと理解しておきましょう。

参考動画の丸パクリはNG

注意点の2つ目は「参考動画の丸パクリを絶対しない」ことです。

テンプレートの一部を活用することは問題ありませんが、参考動画をそのままポートフォリオに掲載することは著作権違反になり得る行為です。

動画クリエイターとして信頼性を高めるためにも、作品の扱いには敏感になりましょう。

紙とWEBどちらのポートフォリオも用意する

注意点の3つ目は「紙とWEBどちらのポートフォリオも用意する」ことです。

映像系のポートフォリオの提出はオンライン上で求められることが大半ですが、個人経営のお店への営業や対面での面接など場合によっては映像系ではなく紙タイプのポートフォリオが必要となります。

そのため、先ほどご紹介した「必ず記載したい内容」を元にスライドを作成し、PDF形式で保存しておくと便利です。

ポートフォリオ作成を学べる専門学校

先述の通り、質の高いポートフォリオを作成するためにはプロの動画クリエイターに添削してもらうことが重要です。

ここではポートフォリオの作成や、プロの動画クリエイターによる添削を受けられる専門学校をご紹介します。

特に独学で動画制作スキルを身に付けた方は、以下の映像系の専門学校の添削サービスを利用して、客観的な考えを聞くことをおすすめします。

スクール名 料金(税込み) 特徴
ヒューマンアカデミー 月4,800円~ 講師の添削はもちろん、卒業生のポートフォリオも参考にできる
デジハク 月6,200円~ プロの講師から添削とフィードバックを受けながらポートフォリオサイトを制作
デイトラ
動画編集コース
月6,650円~ 現役YouTuberの動画素材を元にプロの指導の元でポートフォリオを制作

ヒューマンアカデミー

ヒューマンアカデミーは「オンラインスタイル」と「クラス担任スタイル」の2つのスタイルがある専門学校です。

基本的な知識やスキルを学びたい方はオンラインスタイル、実践的な力を身につけたい方はクラス担任スタイルと、自分の目的にあったスタイルで学べます。

プロの講師からポートフォリオの制作も学ぶことができ、添削はもちろん、卒業生のポートフォリオも見ることができるので自分の就職活動に役立てることができます。

デジハク

デジハクは現役の動画クリエイターが講師の専門学校で、プロならではの実践的なスキルを教えてもらえたり、自分の案件の相談も可能です。

ポートフォリオの添削サポートも充実しており、分からないところはチャットですぐに質問できます。

副業相談も受け付けているので、普段は会社員で空いた時間だけ動画クリエイターとして働きたいと考えている方にもおすすめな学校となっています。

デイトラ

デイトラは動画クリエイターコースはありませんが動画編集コースがあり、そこでポートフォリオも作成できます。

デイトラもプロの動画クリエイターによるポートフォリオ添削サポートがついており、質の高いポートフォリオの作成が可能です。

入学すると、実際の案件で使える営業資料や契約書・誓約書のテンプレートを特典として貰えるので、単純なスキルだけでなく営業面の知識も鍛えられます。

また、こちらの記事で2022年度の映像制作・動画編集を学べる専門学校を詳しくご紹介しているので、気になる方は合わせてお読みください。

映像制作・動画編集のスクール・専門学校おすすめ25選!2022年最新版

ポートフォリオ作成サイトを5つご紹介

インターネット上にはWebデザインやグラフィックデザイン、映像系のポートフォリオを作成してくれるサイトがいくつか存在します。

無料で作成できるサイトも多く、操作も簡単なので利用している動画クリエイターも多いようです。

ここでは「Wix」「Portfoliobox」「foriio」「MATCH BOX」「Strikingly」の5つのポートフォリオ作成サイトをそれぞれご紹介していきます。

Wix

Wixは世界でも有名なWebサイト作成サービスで、その利用者は1億人以上にもなります。

映像系のポートフォリオのテンプレートも多く用意されており、自分の好みにあったポートフォリオを作成できます。

扱いも簡単で、誰でも使えるような直感的な操作が可能な点も嬉しいポイントです。

Portfoliobox

Portfolioboxで用意されているポートフォリオのテンプレートはシンプルなものが多いです。

派手なデザインのポートフォリオを作りたい方には向いていないかもしれませんが、シンプルなデザインのポートフォリオを作成したい方にはおすすめのサイトになっています。

無料版と有料版がありますが、無料版でも質の高いポートフォリオを作成することができるのも特徴の1つです。

foriio

foriioは初心者の方におすすめするサイトです。

ポートフォリオを無料で1分で作成できるサポート機能があるので、初心者でも素早く簡単に作ることができます。

もちろんプロの動画クリエイターの方も利用しており、現在5万人以上のデザイナー・クリエイターがforiioに登録をしています。

MATCH BOX

MATCH BOXでは、動画クリエイターの目線ではなく、採用側の目線からみて重要なポイントを押さえたポートフォリオを作成できます。

分かりやすく丁寧なポートフォリオ作成のガイドがあるのもポイントです。

「オファー機能」という企業とマッチングするサポート機能もあり、これから就職や転職を考えている方におすすめのサイトとなっています。

Strikingly

Strikinglyの魅力は、有料版を利用することで他の動画クリエイターと交流することができる点です。

その他、ポートフォリオにパスワードをかけられたり、カスタムドメインにも対応できるようになるなど、様々なサポート機能を受けられるのも魅力的です。

ただし、円ではなくドル換算になるので料金の変動があることに気をつける必要があります。

ポートフォリオをアピールするには?

動画クリエイターの仕事を得るにはポートフォリオをアピールする必要がありますが、その方法は大きく分けて「直接持ち込む」「企業にメール」の2通りです。

ここではそれぞれの方法について詳しくご紹介していきます。

直接持ち込む

面接の場や企業の人と会う時に、自分のポートフォリオを持っていく方法です。

面接に映像系のポートフォリオを持っていく場合は、予めポートフォリオの形態や媒体の指定をされる時もあるので、もし指定されたら指示に従ってポートフォリオを持っていきましょう。

形態自由な場合は、タブレットなどで持ち込み、その場ですぐに見せられるようにしておくとスムーズで好印象を持たれやすいです。

企業にメール

メールで企業にポートフォリオのURLを送るのもアピールする方法の1つです。

この方法のメリットは、直接会うよりも多くの企業に自分のポートフォリオを送れるという点です。

ただし、送ったものをいつ見てもらえるかは分からず、最悪見てもらえないこともあり得るので、文面やポートフォリオに工夫が必要です。

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動画クリエイターのポートフォリオの作り方のポイントは?まとめ

今回、初心者動画クリエイター向けに「ポートフォリオ作成における4つのポイント」について解説しました。

  • 動画のターゲットを定める
  • 動画で使用する色は少なめにする
  • 動画の尺には気を付ける
  • ポートフォリオを添削してもらう

特に、採用担当者に刺さるポートフォリオを作成するためには、ターゲットを絞りそのターゲットが求める動画ポートフォリオを掲載しなければなりません。

また、初心者から抜け出すためにはポートフォリオを添削してもらうことも重要です。

今回ご紹介したポイントを踏まえて、ご自身のポートフォリオ作成に活かして下さい。