新卒で就職した会社に定年まで勤め上げる人もいれば、途中から違う職業に転職する道を選ぶ人もいます。
現在、転職を希望する人は新たに資格を取得してから採用試験にチャレンジしていることも多く、即戦力になれることをアピールする材料にもなります。
中には転職して独立する人もいますが、その場合、”業務独占資格”だと何を取得するのがおすすめでしょうか?
転職し、思い切って独立したい!

新卒で就職した会社に、定年まで勤め上げる人の数は昔と比較すると随分少なくなってきました。
かつては終身雇用といって、定年まで雇うことを前提とした雇い方が当たり前の時代だったので、「何も悪さをしなければクビになることはない」と言われていました。
ですが、不況などの影響で今はどこの企業も終身雇用は約束できない状況にあります。
加えて、近年はブラック企業と呼ばれる働きにくい会社も増えたことから、転職を繰り返す人も大勢います。
もちろん、苦しい思いをして働き続ける必要はありませんし、自分の人生を楽しむためにもっと面白い仕事がしたいと思ったら転職してみるのも良いでしょう。
そこで、転職の強い味方となるのが「資格を取得すること」です。
業務独占資格を取得しよう
転職するにあたり、おすすめの資格が”業務独占資格”です。
業務独占資格とは、「その資格を取得していなければ、その業務を行うことができない」という資格であり、分かりやすい仕事だと医師や美容師などが挙げられます。
なぜ業務独占資格がおすすめなのかというと、資格がなければ働けないということは、誰でもできる仕事ではないからです。
さらに、業務独占資格は独立を考えている人にとっても使える資格のため、転職のみならず独立開業の手立てにもなります。
それでは、業務独占資格の中でも、おすすめの職業について見ていきましょう!
診療放射線技師
業務独占資格には、医師や看護師などをはじめとする医療系の資格がたくさんあります。
”診療放射線技師”もその一つですが、現在は女性技師の求人が多いので、安定した職業に転職したいと考えている女性にもおすすめです。
診療放射線技師になるには、診療放射線技師養成課程のある大学や3年制の短期大学や専門学校を卒業しなくてはなりません。その後、国家資格に合格し、医療機関に就職します。
さらに、日本乳がん検診精度管理中央機構が行っている講習会と試験を受けて「検診マンモグラフィー撮影診療放射線技師」の資格を取得すると、技術力を持っていることが証明されるので評価も高くなるでしょう。
代替技術が登場しない限りは安定している
医療技術が年々高度になっていく現代において、医療系の資格はとくに役に立つと感じることが多いでしょう。
診療放射線技師の業務独占資格も、がん検診などで早期発見・治療には欠かせない職業なので、代替技術が登場しない限りは安定している職業ではないかとの見方もあります。
また、診療放射線技師の仕事は単純作業のため、他の医療従事者と比較すると業務は軽度な方であるとされており、年収もおよそ500〜600万円ほどと少ない額ではありません。
もしも独立するならばクリニックなどの開業になりますが、経営が上手くいけば年収はさらにアップするでしょう。
あん摩マッサージ指圧師

”あん摩マッサージ指圧師”は、指圧で人の体内の血行が良くなるようにしこりをほぐし、健康を促進するという仕事です。
かつては視覚障害者が多く従事しているというイメージの強い職業でしたが、今では健常者も多く働いている職業となっています。
あん摩マッサージ指圧師の他にも”はり師”と”きゅう師”も業務独占資格の国家資格ですが、この3つを併せて取得している方は「鍼灸マッサージ師」や「三療師」と呼ばれています。
治療院やマッサージ店などで経験を積む
あん摩マッサージ指圧師として治療院や病院などに勤務すると、スキルによって収入に変動があるものの、およそ300〜400万円ほどの年収になります。
いきなり独立してマッサージ店などを開業するよりは、どこかに就職して経験を積んでからの方が良いと言えるでしょう。
多くの人から指名されるようになると基本給にプラスして歩合制の分が加わることが多いため、独立しても自分のスキルを存分に活かして高収入につなげていけると思われます。
理容師
”理容師”という職業は、「床屋さん」と言い換えるとより一層身近に感じるのではないでしょうか。
女性よりは男性の方が理容室の利用率が大きい傾向にありますが、現在では美容室と同じようにカラー(髪染め)やパーマも行う理容師が増えてきたので、新たな層の顧客も増やせるかもしれません。
また、髪型を整えた後に軽くマッサージを行う店は昔からありましたが、現在はよりマッサージも本格的に行い、エステのサービスを提供する店舗もあります。
キャリアで収入などは差が出る
カットの方法や薬品の知識など、勉強すれば頭に入ることはいくらでもあります。
しかし、業務独占資格の理容師は、それ以上に「腕の良さ」で顧客や収入に違いが出てくるので、こればかりは努力して技術を追求し続けていかなくてはなりません。
理容室に就職している理容師の年収は、男性が平均でおよそ310万円、女性が平均でおよそ260万円と低い傾向にあります。
しかし、理容室の経営者は、やり方次第で年収が1000万円を超える人もいるので、独立して自分の店舗を持つ際は経営手腕も身に付けたいものですね。
業務独占資格を取得すると、転職や独立の際に役に立つことは多いでしょう。
しかし、独立して成功するかどうかは自分のスキルも大きく影響してくるので、たゆまぬ努力も必要となってきますね。
業務独占資格と独立についてのまとめ
転職や独立がしたいと考えた時、まったくの無資格よりは、役立つ資格を取得して挑む方が良いとされています。そこでおすすめなのが、”業務独占資格”です。
業務独占資格は医師や行政書士などがありますが、そもそも合格することが難しい難関の試験が多いです。
しかし、今回はそれほど難関ではなく、合格できて独立や転職にもおすすめの職業についてご紹介させていただきました。
とくに”あん摩マッサージ指圧師”や”理容師”の場合、店舗に就職している時は自分の仕事だけに専念していれば良いですが、独立して経営にも携わると顧客の獲得や資金面をどうするかなど、考えることはさらに増大します。
独立したばかりの頃は、苦労することも多いでしょう。
ですが、徐々に顧客が増えて経営も安定してくれば、年収も増えて高収入につながるケースもあります。
転職や独立をすれば絶対に安泰というわけではありませんが、夢を叶えるチャンスを掴むためにも、業務独占資格を取得してみるのはいかがでしょうか。
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