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司法試験短答式と論文式試験には足切りがある?試験内容や対策を徹底解説!

更新日:2022-07-15

法曹三者になりたい方は避けて通れない司法試験。

司法試験は短答式試験と論文式試験で構成されますが、それぞれ合格に必要な最低点があり、足切りラインと呼ばれています。

司法試験では何点を取らなくてはいけないのか、短答式試験をメインに論文式試験、予備試験の合格ラインについて解説していきます。

司法試験の構成と仕組み

司法試験 短答 足切り

司法試験は例年5月中旬に実施され、論文式試験3日間、短答式試験1日の合計4日で構成されます。

2022年の司法試験実施日程は以下のとおり。

5月11日(水) 論文式試験 選択科目(3時間)
公法系科目第1問(2時間)
公法系科目第2問(2時間)
5月12日(木) 民事系科目第1問(2時間)
民事系科目第2問(2時間)
民事系科目第3問(2時間)
5月14日(土) 刑事系科目第1問(2時間)
刑事系科目第2問(2時間)
5月15日(日) 短答式試験 憲法(50分)
民法(75分)
刑法(50分)

司法試験は論文式試験→短答式試験の順番で実施されますが、採点は短答式試験が先に行われます。

短答式試験と論文式試験の配点割合は1:8なので、論文式試験が圧倒的に重要です。

しかし短答式試験には足切りラインが存在し、このラインを下回ってしまうと論文式試験は採点すらしてもらえません
そのため短答式試験の対策も絶対に必要になってきます。

司法試験短答式試験の足切りライン

司法試験 短答 足切り

司法試験の短答式試験は民法・憲法・刑法の3科目から出題され、それぞれの配点は75点・50点・50点の175点満点です。

そして足切りラインは各科目の配点の4割です。この中で1科目でも足切りラインを下回った場合はその時点で不合格となり、翌年の司法試験にもう一度挑戦しなくてはなりません。

なお、短答式試験合格者の平均点は例年120点〜130点あたり。
およそ7割ほど得点できれば基本的には合格できるといえるでしょう。

試験科目 配点 足切りライン
民法 75点 30点
憲法 50点 20点
刑法 50点 20点

短答式試験の合格率

試験年度 受験者数 合格者数 合格率
令和3年 3,424 2,672 78.0%
令和2年 3,703 2,793 75.4%
令和元年 4,466 3,287 73.6%
平成30年 5,238 3,669 70.0%
平成29年 5,967 3,937 66.0%

近年の司法試験短答式試験の合格率は上記のようになっていて、直近4年間は合格率70%以上と高い割合になっています。

司法試験の短答式試験は、どちらかといえば合格しやすい試験だといえます。

令和3年司法試験短答式試験について

令和3年の司法試験短答式試験は、次のような内訳になっています。

受験者数 3,424
合格者数 2,672
合格率 78.0%
合格点 99/175点(56.57%)
受験者全体の平均点 117.3/175点(67.03%)
短答式試験合格者の平均点 126.4/175点(72.23%)

令和3年の短答式試験の合格点は99点で6割未満ですが、短答式試験合格者の平均点はおよそ126点で7割以上得点していることから、やはり短答式試験は7割の得点を目指すのがいいでしょう。

また、令和3年に足切りで不合格となった人数はこのようになっています。

憲法 75人
民法 189人
刑法 147人
足切り人数合計 297人

短答式試験不合格者752人のうち約4割は足切りにより短答式試験を突破できていません
さらに、予備試験合格者の短答式試験合格率は100%であるため、全員が法科大学院の出身ということになります。

後述しますが、これは司法試験と予備試験の形態が似ているために出た結果と言えるでしょう。

司法試験論文式試験の合格ライン

論文式試験の配点は、民事系科目3科目が各300点、公法系、刑事系科目が各200点、選択科目が100点の合計1400点満点です。

論文式試験の合格ラインは明らかになっていませんが、総合得点は820点前後で合格ラインを推移しています。

つまり短答式試験で120点ほど得点できれば論文式試験は700点、5割強の得点で合格ラインには乗れるということです。

年によって合格最低点は変わってきますが、論文式試験でも6〜7割程度得点できれば合格できる可能性が高いでしょう。

論文式試験の足切りライン

論文式試験の足切りラインは、民事系が75点、公法系・刑事系が50点、選択科目が25点の各科目25%です。

論文式試験の足切りラインはかなり低くなっているので、論文式試験で足切りにかかることはあまりないでしょう。

短答式試験で足切りされてしまったら?

短答式試験の合格率から分かる通り、毎年2割から3割程度の受験生は短答式試験で足切りされてしまいます。
短答式試験で足切りされてしまった場合、当然ですが来年度の試験に再チャレンジするほかありません

少し厳しい話になりますが、短答式試験で足切りされるということは根本的な知識不足、学習量の不足が考えられます。
そのため来年度での合格を目指すなら、根本的に学習方法や学習計画を見直す必要があるでしょう。

本気で合格を目指すなら、資格予備校に通うというのもひとつの手です。
以下では「来年こそ必ず司法試験に受かりたい!」とお考えの方に向けて、再受験に効果的なスクールを2校ご紹介していきます。

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予備試験の短答式試験

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司法試験の受験資格の一つに予備試験合格がありますが、予備試験でも短答式試験が出題されます。

先ほど司法試験の短答式試験において、予備試験合格者の合格率は100%であるとお伝えしました。

予備試験合格者はすでに十分な量の短答式試験対策ができているため司法試験でも合格できるようになっています。

予備試験の短答式試験について

司法試験と予備試験の短答式試験は出題形式も試験のレベルも似ていますが、試験範囲は異なります。

予備試験の短答式試験出題範囲は法律科目(民法・商法・民事訴訟法・刑法・刑事訴訟法・憲法・行政法)の7科目と一般教養の計8科目です。

配点は法律科目が各30点、一般教養科目が60点の合計270点満点です。

予備試験には足切りラインは存在しないため、0点の科目があっても合格できますが、合格基準点は例年160〜170点を推移しており、全体で6割以上得点することが必要になります。

予備試験短答式試験の合格結果について

試験年度 受験者数 合格者数 合格率
令和3年 11,717 2,723 23.2%
令和2年 10,608 2,529 23.8%
令和元年 11,780 2,696 22.9%
平成30年 11,136 2661 23.9%
平成29年 10,743 2,299 21.3%

上記の表は予備試験短答式試験の直近5年間の合格率です。

予備試験の短答式試験は司法試験と比べて合格率が低く、約8割の人が不合格となります。

また、令和3年の予備試験短答式試験の内訳はこのようになっています。

受験者数 11,717
合格者数 2,723
合格率 23.2%
合格点 162/270点(60%)
受験者全体の平均点 132.0/270点(48.9%)
短答式試験合格者の平均点 178.7/175点(66.2%)

令和3年もやはり合格点は6割、合格者平均も7割に入っていないため、予備試験短答式試験も7割の得点でおよそ合格できるでしょう。

短答式試験は司法試験と予備試験どちらが難しい?

司法試験 短答 足切り

司法試験と予備試験ではどちらも短答式試験が出題されますが、どちらが難しいかを一概に言うことはできません。

2つの短答式試験は出題形式や内容は似ていますが範囲や足切りについては違いがあり、それぞれに対応をする必要があります。

どちらの試験が難しいかは述べられませんが、どちらの試験も非常に難しい試験であるとはいえます。

足切りラインの違い

司法試験には足切りラインがありますが、予備試験には足切りラインはありません。

足切りラインを下回るとその時点で不合格が確定するため、得意科目以外もしっかりと対策をして試験に臨まなくてはならないのが司法試験です。

2022年予備試験合格者の司法試験短答式試験合格率は100%だったため、予備試験合格者は司法試験の足切りラインもあまり気にすることはないでしょう。

出題範囲の違い

予備試験合格者の司法試験短答式試験合格率が高い理由の一つは、試験範囲の違いです。

司法試験は憲法・民法・刑法の上三法です。
予備試験はこれにさらに商法・民事訴訟法・刑事訴訟法・行政法に一般教養科目が足されます。

予備試験の方が圧倒的に幅広い対策を必要とするため、予備試験合格者は自ずと司法試験の対策も取れるようになっています。

もちろん更なる対策は必要ですが、予備試験合格者は短答対策において大きなアドバンテージを受けられます。

司法試験短答式試験の勉強法

司法試験 短答 足切り

それでは、ここからは司法試験の出題科目である民法・憲法・刑法の勉強法を科目別に紹介します。

民法の勉強法

民法は試験範囲が非常に広く、配点も高いため多くの受験生が苦しむ科目です。

範囲が膨大すぎるため最初は論文式試験でもよく出題される分野から手をつけていくのがオススメです。

民法は出題形式も様々なものがあるため、過去問を徹底的に解いていくことで知識の定着を図るといいでしょう。

また、高得点を狙うためには家族法を押さえておくことも大切です。
試験範囲の広い民法は、重要度の高いものから勉強していきましょう。

憲法の勉強法

憲法は大きく分けて総論分野・人権分野・統治分野の3分野から出題され、判例知識を正確に理解することが求められます。

全ての選択肢の正誤判断を必要とするため正解のハードルは高く、苦手とする方も多いでしょう。

過去問から頻出される問題は判例百選で基本的な判旨は確実に押さえ、さらに詳細に判旨を確認できるもので理解を深めていくことが重要です。

細かい知識を問われる問題は部分点狙いで得点していくこともオススメです。

刑法の勉強法

刑法は判例知識が問われる問題が多く、論文式試験で出題される問題とも類似しています。

そのため、論文式試験の対策を取りつつ、過去問を解いて出題傾向を理解することが大切でしょう。

「判例の立場に従って検討」を求める問題非常に多いため日々の勉強から判例の立場を理解することで得点につながる理解を得られるでしょう。

短答の対策を取るためにオススメの通信講座

司法試験 短答 足切り

司法試験の短答対策を取りたい方は、すでに予備試験や法科大学院で相当な量の学習をしてきた方でしょう。

司法試験対策はそれまでの教材や勉強法で十分な方もいるかもしれませんが、不安を感じるならやはり予備校や通信講座の講義で対策をとるのもオススメです。

特にオススメする講座は通信講座のアガルートアカデミー

アガルートなら司法試験短答式試験にも十分な対策をとることができます。

アガルートの「短答知識完成講座」

司法試験 短答 足切り

アガルートは民法・憲法・刑法の上三法に対策をとれる「短答知識完成講座Ⅰ」と下四法に対策をとれる「短答知識完成講座Ⅱ」に分かれ、さらに各科目ごとの受講もできるためピンポイントで対策が取れます。

短答知識完成講座Ⅰは21.5時間という短い講義時間で短答プロパー知識の習得を目指し、細かい知識まで網羅的にマスターすることができます。

アガルートの代表である工藤北斗講師が、アガルートのオリジナルフルカラーテキストを用いて講義をするため非常にわかりやすく、効率的に短答対策をとることができます。

論文式試験に時間を割きつつも短答式試験に対策を取りたい方はアガルートの「短答知識完成講座Ⅰ」がオススメです。

講座名 講座料金
短答知識完成講座Ⅰ
民法・憲法・刑法
59,400円
短答知識完成講座Ⅰ
民法
33,000円
短答知識完成講座Ⅰ
憲法
16,500円
短答知識完成講座Ⅰ
刑法
16,500円
公式HP アガルートアカデミー

予備試験1年合格カリキュラム

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今から予備試験対策を始めるという方には、アガルートのオール・イン・ワンカリキュラムである「予備試験最短カリキュラム」がオススメです。

予備試験最短合格カリキュラムひとつで予備試験合格を狙うことができ、合格後はスムーズに司法試験対策ができるようサポートが用意されています。

学習サポートも豊富で無料の質問制度が標準で用意されている他、オプション追加で進捗管理や個別指導も加納、短答式試験はもちろん、100通〜250通の添削で論文式試験にもしっかりと対策が取れます。

令和3年の司法試験合格者専有率は47.8%なので、実績から見ても安心して受講できる講座がアガルートの「予備試験最短合格カリキュラム」です。

予備試験最短合格カリキュラム
講座内容
(*はオンライン添削有)
総合講義300
論文答案の「書き方」*
重要問題習得講座*
予備試験 論文過去問解析講座
旧司法試験 論文過去問解析講座
担当知識完成講座
短答過去問解説講座Ⅰ
短答過去問解説講座Ⅱ
法律実務基礎科目対策講座
一般教養科目対策講座
選択科目対策講座
予備試験答練*
法律実務基礎科目答練*
論証集の「使い方」
サポート 共通サポート
・オリジナルフルカラーテキスト
・音声DL
・100通程度の添削
・月1回のホームルーム配信
・facebookグループ質問制度
コーチングオプション
・司法試験合格者によるコーチング指導
 (隔週30分・オンライン)
・添削通数:約40通
・課題添削通数:1通(4枚答案)
マネージメントオプション
・プロ講師による個別指導
 (毎週60分・オンライン/ラウンジ)
・添削通数:約150通
・課題添削通数:原則2通
・ラウンジ自習室利用可能
・「アガルートの司法試験・予備試験総合講義1問1答」7科目セット
講座料金 オプション無し
768,460円(税込)
コーチングオプション
1,384,460円(税込)
マネージメントオプション
3,958,460円(税込)
公式HP アガルートアカデミー

司法試験短答式試験には足切りがある?試験内容や対策|まとめ

司法試験は論文式試験の比重が高く、どうしても短答式試験の対策は後手に回りがちです。

しかし短答式試験に足切りがあり、短答式試験に合格しないと論文式試験は採点すらされないため十分な準備が必要となります。

過去問をベースに出題傾向を知り、効果的に勉強をしていくことで司法試験の短答式試験を乗り越えましょう。

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