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国税専門官の試験の難易度は?試験科目・倍率(採用人数)・試験日程について解説【2024年】

更新日:2024-04-12

国税専門官の試験の難易度は?試験科目・倍率(採用人数)・試験日程について解説【2024年】

国税専門官は、税金の調査や徴収などを行う税のプロフェッショナルです。

国家公務員資格であり、国税調査官・国税徴収官・国税査察官の3つに分類されます。国税専門官になるには、国税専門官採用試験に合格しなければなりません。

国税専門官を目指すにあたり、採用試験の難易度が気になる方も多いのではないでしょうか。

今回は、国税専門官の試験難易度はどれくらいなのか、受験資格や採用倍率を紹介します。また、試験科目や試験日程についても紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

    この記事でわかること

  • 国税専門官の受験資格・難易度
  • 国税専門官の仕事内容
  • 国税専門官採用試験の倍率・試験日程
  • 国税専門官の将来性

国税調査官になるには?試験難易度や出身大学別の合格状況・年収について解説

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国税専門官に必要な知識・受験資格

国税専門官には、法律や会計の高度な専門知識が求められます。

試験の合否に学部は関係ありませんが、会計や税法などについて詳しく学ぶことができる法学部、商学部、経営学部などに進むことで、試験に向けた学習が必要になります。

国税専門官の資格は「国税庁」が運営管理を行っております。

国税庁とは:
国家行政組織法第3条第2項及び財務省設置法第18条第1項の規定に基づき、財務省の外局として設置されています。

任務は、財務省設置法により「内国税の適正かつ公平な賦課及び徴収の実現、酒類業の健全な発達及び税理士業務の適正な運営の確保を図ること」と規定されています(第19条)。

国税の賦課・徴収をつかさどるとともに、酒販免許・酒造免許などを通じて酒類業界を管轄します。

税制の企画・法制化は財務省主税局の所掌であり、国税庁は租税制度を執行する機関(実施庁)としての位置付けになります。

国税庁長官を長とし、内部部局として長官官房、課税部、徴収部及び調査査察部を置くほか、審議会として国税審議会を、施設等機関として税務大学校を、特別の機関として国税不服審判所を、地方支分部局として全国を分轄する形で11の国税局及び沖縄国税事務所を設置しています。

国税局及び沖縄国税事務所の下には、それらの一部事務を分掌する下部組織として計524の税務署が置かれています。

国税専門官の仕事内容

国税専門官とは、税金に関する調査や指導を行う専門家のことです。

その職種は、個人や企業を訪問し、適正な税金の申告がされているか調査する「国税調査官」、税金の催促や財産差し押さえなどの滞納処分を行う「国税徴収官」、脱税を見つけ検察官に告発する「国税査察官」の3つに分かれています。

主に国税庁や税務署に勤務しており、税金のスペシャリストとして国の財政基盤を支えています。

国税専門官資格の勉強法

国税専門官になるには、国家試験である国税専門官採用試験を受けて合格する必要があります。

試験は21歳以上30歳未満という年齢制限があり、学歴は問われないものの、会計学や商法の専門知識が必要となるため、大学の法学部出身者が多いと言われています。

試験合格後は研修を受け、配属先の税務署で実務経験と再び研修を受けたのち、国税専門官として各都道府県の国税局に勤務します。

国税専門官の試験内容・難易度

国税専門官資格の難易度
公務員試験を受験するときには、受験料はかかりませんが、会場までの交通費がかかります。

また、国税専門官試験は、原則年間1回の実施になります。

国税専門官の試験科目

試験内容は、基礎能力試験(判断推理・数的推理・資料解釈・時事・自然・人文・社会)と専門試験の多肢選択式(民法・商法・会計学・憲法・行政法・経済学・財政学・経営学・政治学・社会学・社会事情・商業英語)と専門試験の記述式(憲法・民法・経済学・会計学・社会学)があります。

国税専門官試験の難易度

国税専門官採用試験の採用予定数は、例年約800名~900名前後となっていて、試験の申込者数は約16,000人~20,000人、最終的な合格者数は2,000名前後となっています。

申込者数に対する合格者数の倍率は例年約6倍~10倍となっているので、難関な試験であるといえます。

合格率は令和3年度で約43%、令和4年度で約36.9%、令和5年度が約33%となっています。
参考:人事院 国税専門官採用試験

国税専門官試験の合格発表

合格発表は、人事院事務総局・人事院各地方事務局・人事院沖縄事務局・各国税局・沖縄国税局で発表され、インターネットでも合格者の受験番号が掲載されます。

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国税専門官の年収・給料相場

給料は国家公務員の「税務職俸給表」に沿って支給されます。

俸給表では、職務内容の専門性や役職を表す「級」と、勤務年数を表す「号」の2つの位によって、給料が定められていて、国税専門官を含む国家公務員は勤務年数に応じて、基本的には毎年昇給します。

また、職務内容や役職によっても給与は変動します。

税務職の平均給与は、43歳で月額444,657円となっています。

国税専門官の現状と将来性

最近、国税の滞納に関して大きな影響があったのが消費税の増税です。

消費税が5%から8%にアップした平成26年には、事業者が増税分を売上に上乗せできずに税金を支払えなくなったケースや、消費税相当分の額を運転資金として使ってしまい資金繰りがうまくいかないなどのケースから、消費税の滞納が増えたとされています。

最近の日本においては、国内全体の貯蓄額の6割以上を65歳以上の高齢者が所有している実情があり、近年ではとくに相続税の脱税が多く見られ、社会問題化しつつあります。

その背景には不十分な社会保障に対する高齢者の不安が見られ、安定した将来のために少しでも多く貯蓄を増やそうと、さまざまな手口で相続税を逃れようとするケースが多々見られます。

そのため、相続税脱税の対策が国税専門官の急務となっています。

今後も需要と活躍の場は減らない見通し

「税金は正しく納めなくてはならない」と言っても、「少しくらいなら大丈夫だろう」と考える人がゼロになることはなく、脱税は好景気、不景気に関わらず世の常といえます。

とくに最近では低所得者の納税率が著しく落ちており、国税専門官は税金納付の催促や滞納者の処分が急務となっています。

国税専門官は適切な租税納付を監察するだけでなく、税収と納付者をつなぐパイプ役で、税務業務の現場に立つ職業です。

今後もその需要と活躍の場は増える一方でしょう。

国税専門官に向いている人

脱税が行われていないか、税金の滞納をいかに徴収するかといったことは、調査される側にとってはやはりあまり気分のよいものではなく、たとえ悪質な納税者を相手にする場合でも、何かにつけて煙たがられることもあります。

どのような場面でも強い使命感と責任感を持って業務を遂行しなくてはならず、税や法律の知識に加えて、強い精神力と体力が必要不可欠となります。

細かく数字やデータを見ていく必要もあるため、おおざっぱよりも几帳面な人に向いている仕事だといえます。

そして、地道な作業でも粘り強く、正確に物事を進めていく粘り強さが求められます。

国税専門官資格を所有している主な著名人

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