パーソナルトレーナーになるには、公的な資格取得は必要はなく知識を見つけていれば、誰でも名乗ることができます。
しかし、民間の資格を取得することで就職が有利となったり、顧客の信頼を得ることにつながります。
そこで今回は、NESTAが発行しているPFT認定パーソナルトレーナーの資格難易度はどのレベルなのか、どのくらいの費用が必要なのかなど解説していきます。
目次
NESTA-PFT認定パーソナルトレーナーとは

NESTA-PTFとは、NESTAが発行しているパーソナルフィットネストレーナーの資格のことで、1992年に設立してから現在世界20ヶ国にまで拡大しており、世界的に認めらている資格です。
日本では、NESTA=(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)と言われ、アメリカに拠点を置くパーソナルフィットネス・トレーナーの資格認定団体です。
日本国内のフィットネス業界でも認知度は高く、パーソナルトレーナーとして活動するときに、この資格を持っていると採用や職場で優遇されることが多いです。
NESTA-PFT認定パーソナルトレーナー資格の保持者は、運動生理学や生態学などの身体に関する専門知識やエクササイズ実践などのフィットネスに関する知識、ビジネスの側面から見たパーソナルトレーナーの役割などを習得したことを示すものとなります。
NESTA-PTFは、国際的にも信頼性の高い資格として評価されています。
NESTA-PFT認定パーソナルトレーナーの特徴
NESTA-PFTの資格は、数あるフィットネス資格のなかでも何を学べるのか?と思う人も少なくないでしょう。
NESTAはフィットネス業界において、ただ専門知識や技術を教育するのではなく、ビジネスマインドも備えたトレーナーを輩出し、成功を支えることを目的としています。
そのためNESTA-PFTは、顧客が目指す目標やニーズに適した指導プランを作成するプロフェッショナルの育成を目指しています。
身体やトレーニングに関する知識のほか、ジムを運営したり、顧客を増やすためのビジネススキルが学べることは、NESTA-PFTならではの特徴となります。
NESTAでは、下記の4つの資質を養うことを目指しています。
【4つの資質】
・人の身体に関する幅広い知識
・トレーニング全般に関する偏りのない知識
・様々なクライアントとのコミュニケーション対応力
・自分を売り込みタスク管理する対人・目標達成スキル
NESTA-PFT認定パーソナルトレーナーの受験・試験内容
NEST-PFT認定パーソナルトレーナーの試験を受けるには、いくつかの条件があります。
業界未経験の方が資格取得を目指す場合は、NESTAが開催する養成講座を受けることが一般的な方法です。
ここでは、NESTA-PTF認定パーソナルトレーナーの受験に関する条件や試験の概要を紹介していきます。
NESTA-PFT認定パーソナルトレーナーの受験条件
NESTA-PFT認定パーソナルトレーナーの資格を取るためには、受験資格を満たしていることが必須になります。
受験の条件として、1年以上のパーソナルトレーナーやインストラクターなどの実務経験・1年以上の運動部指導・フィットネス企業勤務経験・体育系、医療系の大学・専門学校卒業、またはNESTA養成講座を受講する必要があります。
NESTA-PFTの受験内容は、下記をご覧ください。
【受験資格】
・満18歳以上で高校卒業以上の学歴がある
・NESTA JAPANからテキスト購入済みである
・CPR・AEDの技能に関する教育を受けている
・日本国籍または、日本での就労可能な在留資格がある
・未経験者は、NESTA主催の養成講座・コースを受講している
CPR・AEDとは?
CPRは「心肺蘇生法」のことで、AEDは「自動体外式除細動器」のことです。
この2つは、ジムの顧客が万が一の状態になったときの対処法として必要になります。
消防署や日本赤十字などの団体が行う講習会を受けて、資格認定を得ることができます。
NESTA-PFT認定パーソナルトレーナーの試験概要
NESTA-PTFの認定試験は、2日間に渡って行われます。
認定試験の結果は、約4~6週間後に通知され、合格者の方には、NESTAより認定証が発行されます。
NESTA-PFTの試験概要については、下記をご覧ください。
【試験内容】
東京では毎月行われ、名古屋・大阪では2ヶ月に1回行われています。
日程については、NESTA全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会で確認することができます。
【試験会場】
東京・名古屋・大阪の3ヶ所にて受験することができます。
【試験内容】
1日目:事前講習(8時間)、2日目:認定試験(2時間、全12項目1問4択形式)
生理学・解剖学・栄養学などの身体に関する専門知識、フィットネスクラブのビジネス知識に関することまで様々です。
【合格基準】
全125問中、100問正解(正答率80%)で合格となります。
NESTA-PFT認定パーソナルトレーナーの難易度・勉強法

NESTA-PFTの試験は、身体やトレーニングに関する専門知識やビジネスの知識など範囲が広く大変そうに思われますが、深い知識を必要としないため、未経験者でも比較的取り組みやすくなっています。
全体の合格率は、50~60%前後でNESTAの養成講座で基礎から学べるコースもあるので、コツコツと勉強すれば決して難易度が高い資格ではありません。
しかし、試験を受ける前に、受験条件となる実務経験や学校の卒業資格、NESTA講座を受けるなどをクリアする必要があります。
NESTA-PFT認定パーソナルトレーナーの勉強法
NESTA-PTF認定試験を受験するにあたって、公式テキストの購入が必須となっています。
勉強法については、事前にテキスト購入も可能なため、しっかり勉強すれば十分合格することが可能です。
NESTA-PTFの講座コースによって、基礎から学べたり、通信教育方式で学習できるため、不安な方はコースを選択して対策する勉強法が王道と言えます。
また、NESTA-PFT認定試験の1日目の事前講習で、試験対策や復習をしてくれるので、最後の追い込みでぐっと合格に近づけそうですね。
NESTA-PFT認定パーソナルトレーナーの費用
NESTA-PTF認定試験は、全3コースの受験に分かれており、それぞれ学習形態によってかかる費用が変わってきます。
ダイレクトコース・ゼミコース・WEBコースにかかる費用をご紹介していきます。
ダイレクトコース
NESTAが開催しているゼミや養成講座を受講せずに、直接受験するのがダイレクトコースです。
フィットネス業界で現場経験がある方・体育学校や専門学校で知識や技術を学んで自信がある方におススメです。
ダイレクトコース | 料金 |
---|---|
教材費 | ¥13,600 |
事前講習受講料(8時間) | ¥15,000 |
認定試験受講料 | ¥7,500 |
受験・資格登録手数料 | ¥36,400 |
合計 | ¥72,500(税込) |
ゼミコース
NESTAが開催しているゼミや養成講座を受講終了後に、受験できるのがゼミコースです。
ロングコースは、4日間で32時間、ショートコースは、2日間で16時間で基礎から専門知識を学べます。
基礎知識に少し不安があるという方・試験直前に対策したい方におススメです。
ロングコース | 料金 |
---|---|
教材費 | ¥13,600 |
ゼミコース受講料(4日間 計32時間) | ¥96,000 |
事前講習受講料(8時間) | ¥15,000 |
認定試験受験料 | ¥7,500 |
受験・資格登録料 | ¥36,400 |
合計 | ¥168,500(税込) |
ショートコース | 料金 |
---|---|
教材費 | ¥13,600 |
ゼミコース受講料(2日間 計16時間) | ¥48,000 |
事前講習受講料(8時間) | ¥15,000 |
認定試験受験料 | ¥7,500 |
受験・資格登録料 | ¥36,400 |
合計 | ¥120,500(税込) |
WEBコース
メールで講師とやり取りをして学習するコースです。
WEBコースでは、メールで課題を共有し、担当講師が添削や修正を行い再返信してくれます。
受講修了までおおよそ2~3か月で、インターネットの通信環境やWord、PDFソフト閲覧できる環境が必要です。
遠方により会場移動が難しい方・忙しく時間がない方におススメです。
WEBコース | 料金 |
---|---|
教材費 | ¥13,600 |
WEBコース受講料 | ¥35,000 |
事前講習受講料(8時間) | ¥15,000 |
認定試験受験料 | ¥7,500 |
受験・資格登録料 | ¥36,400 |
合計 | ¥107,500(税込) |
NESTA-PFT認定パーソナルトレーナーの資格取得に向いている人
パーソナルトレーナーを目指す方や将来的に独立して開業を目指す方にとって、世界的にも信頼性と認知度の高いNESTA-PTF認定資格は、十分に活用できるでしょう。
実際に、NESTA-PFT認定資格を取得することで、フィットネスクラブの就職やフリーのパーソナルトレーナーとしてジムと契約、顧客獲得に有利となります。
そのため、フィットネスジムで就職しようとしている方やフィットネスジムで管理職を目指している方、将来的に独立を目指している方に向いています。
NESTA-PFT認定パーソナルトレーナーの資格難易度と費用|まとめ
いかがでしたでしょうか。
NESTA-PFT認定パーソナルトレーナーの資格難易度はどのようなもので、どのくらいの費用になるのかなど解説させていただきました。
フィットネス業界に興味があり、将来的にパーソナルトレーナーを目指そうとしている方や仕事のステップアップを目指している方にはおススメの資格です。
パーソナルトレーナーに関する資格はたくさんあるため、それぞれの資格をチェックして、より自分に合う資格取得を目指すといいでしょう。
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