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スポーツプログラマーになるには?難易度・仕事内容・合格率・給料相場

更新日:2024-01-04

スポーツプログラマーになるには?難易度・仕事内容・合格率・給料相場

スポーツプログラマーは20歳以上の男女が目指せる資格で、個人個人の体力や年齢に応じたプログラムを組み、適切なアドバイスをする事で安全に運動してもらい、健康・体力維持に努めてもらうよう指示指導しています。

そんなスポーツプログラマーになるにはどんな試験を受けるのか?難易度は?講習会の日程等の詳細や資格更新の頻度、給料等詳しくご紹介していきましょう。

スポーツプログラマーとは?

スポーツプログラマーとは民間のスポーツ施設やフィットネスジム、地域のスポーツクラブ等で、健康・体力維持に励む方々に、安全かつ適切な運動・フィットネスが出来るようアドバイスや指示を行う事が仕事です。

高齢化が進み健康意識の高まりがブームとなり、これから超高齢化時代になる事もあり様々な年齢の方に少しでも体を動かす事で元気になってもらい、医療費の削減等で地域貢献出来る事から、将来性も高く需要が増えていく職業ですので、今のうちに資格取得を目指しておきましょう。

スポーツプログラマーってどんな仕事?

スポーツプログラマー-仕事

スポーツプログラマーは、スポーツ医学及びスポーツ科学の見地から適切な運動指導を行う為に指導者としての知識や技術が十分あるという事を証明できる資格です。スポーツクラブなどでプロのトレーナーとして健康を保つための運動・フィットネスをする人たちにアドバイスや指導をしたりしています。

健康に気を使うあまりに無理をしたり、無知が故の事故やケガを負う方が増えている為、適切な指導者が必要だと需要が増えてきているのが現状です。

具体的な仕事内容としては相手の年齢や体質、体調などに合わせて個別に運動メニューを提案し、マシンを使ったエクササイズなどの運動の仕方を教えること、またボランティアとなって子供やお年寄りを相手に地域の健康増進に貢献したり、プロのトレーナーとしてスクールを開いたりもします。

スポーツプログラマーになるために必要な知識

文化としてのスポーツや指導者としての役割、スポーツ指導者に必要な医学的知識といった運動や人体の仕組み、フィットネス・エクササイズの理論、体力測定に関する事などの幅広い知識が必要になります。

子供から高齢者までを相手にする事が多い為、各年齢に合わせた指導が出来るよう様々な知識と技術を学ぶことが大切です。

スポーツプログラマーの試験料・試験内容・難易度・合格発表について

スポーツプログラマー-難易度

続いてスポーツプログラマーになる為に受けなければならない検定試験について、難易度や講習会等の詳細をご紹介します。

まずは講習会に参加し、その後検定試験を受験するのですが、実際にどんな内容の事を講習会で学ぶのか、頻度はどれくらいなのか、検定試験の難易度など、スポーツプログラマーを目指す方が気になるであろう事柄を詳しくお話させていただきます。

スポーツプログラマーの受験資格・試験料

受験資格は、集合講習を受講する年の4月1日までに20歳以上になっている事、指導者マイページから講習の申し込みが出来る事の2項目です。

申し込んだ方の中から協会による選考が行われ、200名に絞られるので希望者すべてが受講できるわけではなく、まずこの選考の難易度が高い事が特徴です。

共通科目の受講・受験料は17,280円で、事前学習用のテキスト(リファレンスブック)が3,240円かかります。共通科目全免除者は共通科目受験料が不要となります。

専門科目の受講・受験料は42,000円で健康運動指導士有資格者は22,000円となり、両方を合わせた金額を指導者マイページ上で決済する事で受講・受験料の支払いが出来ます。

スポーツプログラマー試験・検定の年間試験回数

集合講習会は東京と大阪でそれぞれ1回ずつ、専門科目の集合講習が東京で1回、そして専門科目講習の最終日に検定試験が実施されます。

直近の受講・試験日は大阪会場が2019年8月2日(金)~8月4日(日)の3日間、東京会場が8月30日(金)~9月1日(日)の3日間で共通科目の受講となり、専門科目は2019年9月9日(月)~9月14日(土)の6日間で最終日の14日に試験が行われます

出願期間は例年4月下旬から5月下旬頃となっているので、来年以降に受講を希望している方はスケジュールをチェックしておきましょう。

スポーツプログラマー試験科目等の内容

試験科目・内容 1.運動と健康

2.フィットネス・エクササイズの理論と実際

3.フィットネス・エクササイズと健康管理

4.体力測定と評価

5.フィットネスプログラムの実際

6.スポーツ相談の実際

1~6で140問出題されます。
判定基準 140問中6割(84点)以上で合格

不合格の場合、140問全てを再受験することになります。

事前学習した内容・集合講習や事後学習の結果と専門科目の検定試験から審査を行い、総合判定の後、合否が決定します。講習会の後に検定試験が行われる事から難易度は低いと思われがちですが、講習・レポート・試験全ての総合判定で決まるので、相応の難易度が予測されています。

専門科目は筆記試験となり、上に記載した試験内容が出題されます。不合格者・講習会すべてに受講しなかった方は、次年度に開催される講習会・検定試験の案内が送付されます。

スポーツプログラマー資格の難易度

難易度は公表されていませんが、2018年10月現在でスポーツプログラマーの登録者数が3,391名であることを考えても、相応の難易度があると考えてよいでしょう。

ですが検定試験の内容は事前学習・集合講習で習う内容と、専門学校等で学んだ知識があれば140問中6割を確実に取れるようになりますので、検定試験までに復習をしっかりしておけば合格する事は確実に近くなります。

事前学習や集合講習での学習だけでは不安になる方も多く、専門学校やスクール等でしっかりと基礎知識を学び、真面目に集合講習に参加する事で検定試験の内容も理解できますので、しっかり学べる専門学校の資料を無料請求して、進学先を選択しましょう。

スポーツプログラマー資格の合格率

正式な合格率は日本体育協会の方針により発表されていませんが、協会から選考された200名であり、しっかりと専門学校等での学びを習得し、事前学習をして集合講習に参加すれば、検定試験も全ての項目を埋める事が出来るはずです。

140問中6割の84点を獲得でき、集合講習も真面目に受講し、事後学習のレポートもしっかりとテーマと内容を合わせて書く事が出来れば、合格率に関係なく総合判定で合格出来るでしょう。

スポーツプログラマー試験の合格発表

合格発表日は明らかにされておらず、合格者への修了通知及び登録申請案内が送られることで合格発表となります。

公認スポーツプログラマーの登録手続きを行わなければ、次年度付の登録認定されないので、送付されたらすぐに手続きを行いましょう。

スポーツプログラマー資格取得の為の勉強法

スポーツプログラマーになるには公益財団法人日本スポーツ協会公式サイトから指導者マイページの登録・講習会の申込を済ませ、送られてきたテキストをまず自宅で学習・オンラインテスト(知識確認テスト)を3回受けます。

知識確認テストに合格して初めて集合講習を受けられるようになるので、しっかりと合格出来るよう事前学習を行い、テストに挑みましょう。

共通科目の集合学習が終了すると、事後学習として自宅学習・集合講習で学んだことをレポートにまとめ提出する必要があるので、筆力を上げておく事も大切です。

スポーツプログラマー資格取得後の就職先・年収・将来性など

スポーツプログラマー-取得後

スポーツプログラマーの資格を取得し認定登録を完了したからといって、すぐに就職先で活躍できるかと言えば、そう簡単な事ではありません。

資格があって知識と技術をどれだけ持っていても、利用する方の希望や体調、年齢や経験に合わせた指導は難しいものですので、まずは経験を積んでいくことから始めましょう。

就職先では運動の指導、マシン・器具の説明、接客はもちろんのこと、データ入力や書類の作成、マシンのメンテナンスや清掃も行います。

先輩方から教えていただく事も多いでしょうが、専門学校やスクールでマシンの扱い方やメンテナンス・清掃の仕方を覚えておくと良いでしょう。

専門学校ではその他にも理学療法士からリハビリの方法や応急処置、インストラクターの資格を取得出来る所もあるので、無料の資料請求で複数の学校の情報を比較検討しておく事をおすすめします。

それではスポーツプログラマー資格取得後の就職先や給料など、様々な事についてお話していきましょう。

スポーツプログラマー資格取得後の更新

スポーツプログラマーは公認スポーツ指導者資格で、この資格には4年間の有効期限があります。4年ごとの更新が必要になり、更新には研修の受講が必要となります。

資格の有効期限の6カ月前迄に最低でも1回の研修・講習会へ参加し、更新登録の手続きを行いましょう。研修を受けた有資格者には有効期限の約2ヵ月前に更新手続きの書類が送付されるので、必ず忘れないように更新してください。

資格認定登録の初年度の登録費用は23,000円で、その後4年ごとの更新登録費用は20,000円です。

スポーツプログラマー所持者の職業例

主にスポーツクラブやフィットネスクラブ、公共施設などで指導者として働くことが多いです。その他、都道府県市町村の青少年課や地域センター、レクリエーション協会などで体育スポーツの振興をはかったりする方もいます。

福祉施設やトレーナーの派遣会社、パーソナルトレーナーとして活躍する方も増えてきているので、様々な分野でスポーツプログラマーの需要が高まっているのです。

スポーツプログラマーに向いている人

スポーツが好きで、自分のスポーツ経験や知識を他の人の健康のために役立てたいという人、コミュニケーション能力を求められる仕事なので、人に接するのが好きで相手の立場になって親身に話を聞くことが出来る人、また自分のアドバイスが相手の健康状態を左右するので、責任感の強い人は向いています。

運動の得意不得意は関係なく、スポーツの楽しさを理解し、ポジティブに励ます事の出来る人におすすめの資格です。

スポーツプログラマーと同じ分野の他の資格

健康づくりのための運動プログラムの作成及び指導を行う健康運動指導士エアロビックダンスエクササイズインストラクター、バランスの取れたライフスタイルを支援・指導するウエルネスデザイナー、子どもたちに遊びを通した身体づくり、動きづくりの指導を行うジュニアスポーツ指導員などがあります。

どの資格もスポーツを通して健康増進・維持に努められるよう、指導していく資格です。こういった類似資格を取得する事によって、給料に資格手当がつく事もありますし、キャリアアップして転職する事で、給料・年収増加の可能性も高くなるのです。

特に難易度は高くなりますが健康運動指導士の資格はスポーツプログラマーの知識との類似点が多いので、合わせて取得しておく事をおすすめします。

スポーツプログラマーの年収・給料相場

スポーツプログラマーの初年度の平均年収は正社員で約300~600万円で、全体では300~800万円程度となります。新入社員の月の給料は20~25万くらいで就職先によっても違ってきます。

企業にもよりますが、入社後半年で月の給料が30万円程度、2年目には40万円を超える給料が出る所もあります。

地域の体育館等では時給制で雇用求人を行っている所もあり、時給では約1,000円~1,200円程度、月のお給料で15~16万円程になります。

フリーランスの場合時給1,500~8,000円になることが多く、ほとんどの方が掛け持ちしてもあまり稼げないそうですが、アスリートやスポーツチーム、個人との専属契約を結べるほどになれば給料・年収アップにも繋がります

スポーツプログラマーの現状

平成30年10月1日現在、スポーツプログラマーの登録者数は3,391人にのぼります。これはスポーツリーダーを含めた公認スポーツ指導者全体の登録者数の約0.7%になります。

雇用形態で言うと正社員、契約社員、アルバイトなどが一応ありますが、経費削減のため非正規雇用での採用が増えています。

スポーツプログラマーの就職先には健康増進施設、トレーニングジム、フィットネスクラブの他に介護施設や地域センター等もあり、子供や高齢者を主にした地域全体の健康増進・維持に貢献できる職業であるスポーツプログラマーの活躍が期待されているのです。

スポーツプログラマーの将来性

今、子供や若者、中高年から高齢者に至るまでスポーツに親しむ人が増えています。運動を長く安全に続けるために、指導ができる専門家の養成が重要視されています。

無理なくケガをしない程度にトレーニングメニューを組み指導していけるアドバイザーや、美容と健康を目的としたエクササイズインストラクターなど、これから利用者が増えていく現場なので、将来性はかなり高いものとなっています。

そして今後まだまだ高齢化社会が進行していくと予測されていて、国としても健康増進・維持を推奨して医療費削減に努めているので、この資格の社会的価値も上がり、需要も高まっているのです。

スポーツプログラマーの独立について

スポーツプログラマーとして独立するには、資格取得後スポーツクラブやフィットネスクラブである程度仕事の経験を積んでおく必要があります

ジムや施設を開業するとなるとマシンの費用等でかなりのお金も必要としますし、従業員としてスポーツプログラマーの資格を持っている人が4~5人は欲しいところです。

アスリートやモデル、芸能人個人やチーム、一般の方々との専属契約等と言ったフリーランスで独立を目指せる事もありますが、使えるマシンが限定されたり、マシンが使える施設との契約も必要になったりと難しい事も多いようです、

スポーツプログラマーになるには?資格の難易度や試験・講習会情報・給料等の詳細まとめ

1992年に設立され、商業スポーツ施設でのスポーツトレーナーやスポーツプログラマーのような指導者養成が始まり、講習や研修、大学や専門学校の学科にまで広がりを見せ、その仕事の重要性が高まっています

健康面・医療面からも重要視され、国民全体から注目されているスポーツにおいて、ケガや故障をしないよう適切なアドバイスをするスポーツプログラマーには幅広い知識が必要とされているので、大学や専門学校での学習は欠かせないものなのです。

人体の構造や医学の知識、理論や指導者としての役割などをしっかりと学んでから、スポーツプログラマーの講習会・検定試験に臨みましょう。難易度がそれほど高くないとはいえ、確実な学びは必要不可欠となり、その為には着実に知識と技術を身に付けられる学校選びが大切になります。

スポーツプログラマーの資格を取得した後は、4年ごとの更新を忘れず、就職先での利用者とコミュニケーションを取りながら、類似資格の取得に努め、給料・年収アップに励みましょう。そうすることでやりがいも増え、スキルアップし、将来の安泰にも繋がりますよ!

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