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商業高校で資格を取得するには、何の種類がおすすめ?

更新日:2019-08-30

商業高校で資格を取得するには、何の種類がおすすめ?

経済やビジネスなどの知識を習得することを目的として建てられた学校が、”商業高校”です。
普通高校と比較すると就職対策に力を入れており、将来のことを考えて進学する学生も多いです。

商業高校といえば、様々な資格が取得できるイメージも強いと思います。しかし「どんな資格を取ったらいいのか分からない」「おすすめの種類を知りたい」という方に向けて、分かりやすくご紹介します!

商業高校とは?

教育

高等学校には様々な種類の学部があり、スポーツや音楽、演劇、美術などのコースを設けていたり、中には在学中に調理師の免許が取得できるところまであります。

その中でも経済やビジネス、産業の知識や技術を習得することを目的として設置されているのが”商業高校”です。
商業高校は就職に向けて数多くの資格が学べることから、将来のために進学するという学生も多く存在します。

現在中学生で、「商業高校に興味はあるけれど、どんなところなのか知りたい!」と進路の参考にしたい方や、現役で商業高校に通っている学生で「おすすめの資格があるならば勉強したい!」と考えている方へ、少しでも力になれればと思います!

普通高校との違いとは?

商業高校が経済や産業について重点的に学べることについて分かっても、”普通高校”とは何が違うのかと疑問に感じる方もいると思われます。

商業高校は普通高校と比較しても、「ビジネスマナー講座」や「採用試験対策」などを積極的に開催しており、学生が安心して就職できるように力を入れていることが特徴です。
学生も就職について意識を高めることができ、自分が働きたい企業に就職するにはどうすれば良いのかを考える力を養うこともできます。

その代わり、普通高校と比べると商業高校では理数系の科目や英語などの授業が少ない傾向にあり、あまり難しい学習内容に触れていないというところもあります。
ですが、決して大学進学が厳しいということもなく、商業高校を卒業後に4年制大学へ進学し、そのまま就職が叶ったという人もたくさんいます。

商業高校は、必ず高卒で就職しなければならないわけではないので、安心してください。

続いては、商業高校で取得するのにおすすめの資格と種類について見ていきましょう!

簿記実務検定試験

ここからは、主に商業高校に通っている学生が取得している資格をご紹介します。

まずは『簿記実務検定試験』です。この資格は高校で使用している教科書に基づいて基礎や基本が出題され、日頃の学習の成果を表すことも可能です。
簿記は数字がたくさん出るから苦手だという人も多いかもしれませんが、むしろ文章をしっかりと読む力が必要だと合格者はアドバイスしています。

この資格を取得することで、キャリアアップを目指すことができます。

経理事務関係の職種を希望する場合は有利に

『簿記実務検定試験』の資格を取得すると、経理事務関係の職種を希望する場合は有利に働くことがあります。
簿記は企業で経理事務を担当する人にとって必要不可欠な資格として広く知られているからです。

また進学においても、推薦入試の推薦基準として1級の取得を掲げている大学や短期大学もあるほか、センター試験の受験科目として簿記を選択することもできます。

商業経済検定試験

続いての『商業経済検定試験』は、「ビジネス基礎」で商業の基本を身につけ、「顧客が満足する商品やサービス」を提供するための企業活動について学び、経済活動や日常生活で必要とされる基本的な法律などについても勉強する資格です。

商業経済関係科目を学ぶことにより、新聞の経済面を読むための基本が備わります。

5科目に合格すると表彰される

『商業経済検定試験』は全部で5科目ありますが、商業高校に在籍しているうちにすべての科目に合格した生徒は、卒業時に申請すると賞状と賞品を贈呈されるなど、表彰されます。

これは高校在学中の生徒に限りますが、一生懸命頑張ったことが証明されるため、是非とも資格取得を目指してみるのも良いですね。

珠算・電卓実務検定試験

ソロバン

『珠算・電卓実務検定試験』は、多くの日本人が一度は触れた経験があるソロバンと、複雑な計算も簡単にこなすことができる電卓を使用して実務計算処理能力を判定するという資格です。

とくに子供の頃などは、ソロバン塾に通っていた経験があるという人も多かったのではないでしょうか。
ソロバンと電卓は毎日コツコツ練習を積み重ねることで上達していくので、過去の経験が役立つ事でしょう。

日常生活でとにかく役に立つ

例え仕事をしていなかったとしても、ソロバンや電卓で素早く正確な計算ができることは日常生活において大いに役立ちます。

仕事においても実務能力があるとみなされ、企業からも重宝される存在となることでしょう。
暗算ができることにより、仕事も効率よく進んでいくはずです。

ビジネス文書実務検定試験

『ビジネス文書実務検定試験』とは、ビジネス文書に関する基本的な知識と、入力に関する基本的な技能を身につけるための資格です。
社会に出てから即戦力になれる人材を育成することを目的としています。

試験はビジネス文書部門(筆記・実技)と速度部門(実技)に分かれています。

文章を速く正確に読み取ることで、素早い入力ができる

『ビジネス文書実務検定試験』に合格するためには、1日に10分から30分など時間を決めて、毎日練習に励むことが大切です。

ただ闇雲に入力したとしても、それが間違っていたら何の意味もありません。
正しく素早い入力をするためには、文章を正確に読み取る力を養うことが大事になってきます。

パソコンでの作業が当たり前となった現代において、この資格を取得していることは役立つことでしょう。
またこの資格の英語部門では、英語の文章に慣れるという利点もあります。

このように商業高校に在学中、就職に活かせる資格はたくさんあるので、是非とも取得に向けて頑張ってください!。

商業高校と資格についてのまとめ

商業高校に進学する学生は、主に将来の就職を見据えて入学するケースが非常に多いです。
どんなに高学歴でも、いつかは就職しなくてはなりません。そこで、役立つ資格を取得しておくことで、自分の力を活かせる企業へ就職できる可能性が広がるのです。

とある商業高校の出身者は、今回ご紹介した『簿記実務検定試験』『商業経済検定試験』『珠算・電卓実務検定試験』『ビジネス文書実務検定試験』などをとくにおすすめだとして語っています。

計算やパソコンが素早くできるということは、どのような分野の仕事でも使えます。
商業高校を卒業後、大学に進学してから就職するという人にもおすすめの資格のため、是非とも取得してみてはいかがでしょうか。