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損害保険募集人試験の難易度と合格率は?勉強方法や落ちるケースについても解説

更新日:2024-02-19

損害保険募集人試験の難易度と合格率は?勉強方法や落ちるケースについても解説

”損害保険募集人”とは、保険を募集するにあたって、保険の商品に関する重要事項などをしっかりとお客様に説明できるかどうか、知識を習得しているかを確認するための資格です。
損害保険募集人は原則として、自分が取り扱っている保険商品の単位に合格しなければなりません。

では、損害保険募集人として働くためにはどんな試験を受け、難易度や合格率はどのくらいでしょうか?資格に更新が必要なのかも見ていきましょう!

損害保険募集人とは?

今回は、”損害保険募集人”という職業についてご紹介します。

そもそも「損害保険」が何かというと、私たちは日常生活を送るうえで予期せぬトラブルに遭ったり、大きなリスクを背負うことがありますが、それらに備えることを目的としている保険の商品のことを指します。
損害保険には複数の種類があり、海上保険や火災保険、地震保険に自動車保険など、多くの人に知られています。

保険の業界では、保険を販売することを”募集”と呼んでいます。それぞれのお客様に合ったプランを提案する損害保険募集人になるには、どうすれば良いのでしょうか?

損害保険募集人試験になるには

入社する時は、特別な資格は問われない

保険の業界に入社する際は、基本的に資格が求められるわけではありません。

新卒で入社した人も、たとえ金融に関することを学んで来なかったとしてもやる気や熱意があれば就職できる可能性は十分にあります。
ちなみに、中途で採用された人の場合も同様ですが、保険の知識がある人などは優遇されるケースがあります。

試験に合格する必要がある

損害保険募集人になるには、「損害保険募集人一般試験」という試験を受験し、合格する必要があります。

なぜかと言うと、保険に加入している人が災害や事故に遭った時に損害保険はとても重要なものなので、販売する側は大きな責任を伴うことになるからです。
そのため、保険に関する正確な情報と専門的な幅広い知識で商品の説明をしなければなりません。

損害保険の仕事に携わりたいと考えている人は、社団法人の日本損害保険協会が行っている「損害保険募集人一般試験」に合格しましょう。

おすすめの就職先や活躍の場は?

損害保険会社の社員になるには、就職先や活躍の場が幅広く存在します。

損害保険の会社は、日本国内にも多数ありますが、外資系もあります。
現在はどのような会社も倒産しないとは言い切れませんが、”格付けの良い会社”に就職すれば社会的な信用も高いです。そのため、倒産する可能性も低いとされています。

続いて、学歴によってどこの部署に採用されるのかをご紹介します。

部署によって学歴が異なる

損害保険の会社は、「一般職」であれば転勤はありません。
しかし、「総合職」の場合は日本全国のみならず海外にまで転勤があります。どちらを希望するか、よくよく考えましょう。

まず「総合職」に勤めたい場合は、大卒であることが応募の条件になっていることがほとんどです。
とくに大手の損害保険会社であれば待遇も良く、仕事の幅も広いことから、難関と呼ばれる大学や大学院に通う学生が内定をもらっています。

大卒以外でも、「一般職」への勤務を希望する場合は短大でも採用されることも十分にあります。また、パートタイムでの勤務は高卒でも採用されます。
このように損害保険会社は、様々な場で活躍できます。

「損害保険募集人一般試験」とは?

損害保険募集人試験の難易度と合格率

「損保一般試験」を受験するのは、損害保険募集人だけではありません。
他にも損害保険の代理店、生命保険や不動産の会社に勤務している人、自動車の販売に携わっている人なども試験を受験します。

この試験は、保険会社などに勤務することを希望している人が、就職前に取得しなければならないわけではありません。
とくに受験資格もありませんが、一般的には、就職後に会社で学ぶ時間を設けられたうえで合格を目指していきます。

試験の難易度や合格率は次のとおりです。

損害保険募集人一般試験の難易度は?

損害保険募集人の試験は、多額のお金が関わっているうえに保険の説明をきちんとしないといけないので、難しく考えてしまうかもしれません。
しかし、試験の難易度そのものは「易しい」とされています。

人によっては「1日勉強をすれば受かるレベル」だと感じる人もいるようです。

損害保険募集人として働くための必要な知識なのでプレッシャーもあるかもしれませんが、あまり難しくとらえずに「しっかりと覚えよう」と思って勉強に取り組むと良いでしょう。

損害保険募集人一般試験の合格率は?

損害保険募集人一般試験は4つの単位でできており、合格基準はそれぞれの単位で70点以上となっています。

合格率は非公開とされているものの、9割以上の合格者を出していると言われています。
かなり高い確率で皆が受かっている理由のひとつとして、試験に合格しなければ仕事ができないため、きっちりと勉強していることが挙げられます。

さらに合格後は、「専門課程」「応用過程」とレベルアップした試験もあるので、仕事に活かすために受験することを視野に入れておきましょう。

損害保険募集人の更新とは?

損害保険募集人の資格は、5年ごとに更新しなければなりません。

損害保険の商品というものは、時代によって新しい保証が誕生したり、制度が見直されたりします。
そのため、損害保険募集人も最新の情報や専門的な知識を正しくお客様に伝えるため、学ぶ必要があるということです。

さらに更新の特徴として、講習を受ければOKというわけではなく、一度受かっている試験を再度受けることになります。
それでは、更新の試験の内容や難易度はどの程度でしょうか?

更新試験の難易度は?

更新の試験は、損害保険募集人の試験を初めて受験する時と難易度に違いはあるのでしょうか。

出題される問題の難易度としては、新規で試験を受ける場合と同じレベルです。
新規の試験と異なる部分は、問題の解答数と試験時間です。

一度は合格しているからと油断せず、新しい情報をしっかりと頭に入れて試験に臨みましょう。

損害保険募集人試験についてのまとめ

損害保険募集人になるには、就職するために特別な資格は必要なく、学校で金融に関することを学んでこなかったとしても採用されます。
「総合職」の部署を希望する場合は、応募条件によって大卒などの学歴が問われることもありますが、募集人に関しては厳しい条件などはありません。

そして、就職してから会社で「一般試験」を受験して合格しなければなりません。<br<損害保険を扱う時は大きな責任を伴うため、この試験にパスしなければ働けないのです。

難易度もそれほど高くなく、合格率も高い割合で出ているため、損害保険の会社に興味のある方はぜひ資格の取得を目指しましょう。