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映像クリエイターの専門学校はどんなとこ?やりがいや大変さを徹底調査

更新日:2022-09-22

映像クリエイターの専門学校はどんなとこ?やりがいや大変さを徹底調査

最近では映像というジャンルはとても人気があります。
そんな映像を作る『映像クリエイター』は、その他どの業界内でも切り離せない重要な存在です。

「映像を作ることを仕事にしたい」

そんな人のために、映像の専門学校での授業内容を詳しく紹介していきます。

また、映像クリエイターという仕事のやりがいやその反対の大変さ、そして向いている人の適性も同時にまとめていきます。


動画クリエイターを目指す方におすすめのスクール

映像クリエイターとはどんな仕事か

映像クリエイターの仕事

映像クリエイターと一重に言っても、とても幅広い職業です。

ですので、まずは自分の興味のある専門ジャンルを選ぶところから始まります。
専門学校もそのジャンルによって学科が分かれており、学ぶ内容も異なります。

まずは大まかに、専門ジャンルの種類を見ていきます。

実写・ドラマ系

まずは実写・ドラマです。テレビドラマや映画が代表的ですね。

実写とは、実際に実現するものが撮影された映像を指します。
ですのでカメラやマイクなどの撮影、録音知識も必要になります。

アニメーション系

次はアニメーションです。ここでは手描きの2Dアニメーションを指します。

スタジオ・ジブリなどは代表的な手描きセルアニメです。

デッサンや作画の知識が必要になります。これらの基礎は3DCGのアニメーションであっても学ぶことになります。

CG系

次はCGです。海外の映画などで本格的によく使用されています。

CGとは、ゼロからコンピューター上で現実にはない像を作成するジャンルです。

ここでは基礎のデッサンや立体造形はもちろん、作品制作のために欠かせないツールやソフトの使い方の知識が必要になります。

専門学校 実写・ドラマ系学科

映像クリエイター実写専門

映像クリエイターの専門学校では、上記の仕事の専門分野によって学科を振り分けています。
ここでは実写・ドラマ系学科の専攻を掘り下げていきます。

シナリオ専攻

こちらの専攻では、映像クリエイターの中でも脚本家・制作・スクリプターを目指すことができます。

この専攻ではシナリオのト書き、セリフや柱の書き方の基礎やストーリーの構成の仕方を学びます。

映画の設計図とも言える脚本を徹底的に研究し、最終的にはコンクールに出品します。

カメラ技術専攻

こちらの専攻では、映像クリエイターの中でも映画カメラマンを目指すことができます。

この専攻では16mmフィルム、デジタルによる撮影方法や、フレーミング、カメラワークを学びます。

場面ごとに合わせた的確なアングルなどを研究し、カメラマンとしての美的センスを磨きます。

照明・録音技術専攻

こちらの専攻では、映像クリエイターの中でも照明技師・録音技師を目指すことができます。

この専攻では、場面による効果的な照明の当て方や音の役割を考えた録音技術を学びます。

また、実習演習を通してハロゲンやLED、ワイヤレスマイクといった機材の使い方を学んでいきます

演出専攻

こちらの専攻では、映像クリエイターの中でも演出家・映画監督を目指すことができます。

この専攻では、脚本の芸術性をより引き出せるように調整していく能力を鍛えます。

演出と密接な関係がある脚本も手がけることがあり、また演者や舞台との関わりも同時に学んでいきます。

専門学校 アニメーション系学科

映像クリエイターアニメ専門

ここでは映像クリエイター専門学校の、アニメーション系学科の専攻を掘り下げていきます。

アニメーター専攻

こちらの専攻では、映像クリエイターの中でもアニメーター・制作進行・仕上げを目指すことができます。

この専攻では、キャラクターデッサンや、アニメ作画、アニメ動画、デジタル彩色などを学びます。

基礎画力はもちろん、アニメ制作と同じ工程を演習していくため即戦力を身につけていけます。

アニメ監督専攻

こちらの専攻では、映像クリエイターの中でもアニメ監督・制作進行・演出を目指すことができます。

この専攻では、アニメーター専攻の技術的な部分に加えて企画、世界観の構成やシリーズの構成、またシナリオの作り方を学びます。

ソフトの使い方などの技術的面だけではなく、チームワークやコミュニケーション能力も鍛えることができます。

CGアニメ専攻

こちらの専攻では、映像クリエイターの中でも3Dアニメーター・3Dモーションデザイナー・3DCGデザイナーを目指すことができます。

この専攻では、Mayaを用いてモデリング・テクスチャ・ライティングなどの基礎を学びます。

また、絵コンテなども制作し、そこからCGアニメーションを1から作ってオリジナルのアニメーション作品を作り上げます。

専門学校 CG系学科

映像クリエイターCG専門

ここでは映像クリエイター専門学校の、CG系学科の専攻を掘り下げていきます。

3DCG専攻

こちらの専攻では、映像クリエイターの中でも3Dモデラー・3D背景デザイナーを目指すことができます。

この専攻では、CGアニメ専攻と同じ様にMayaなどのツールを使用し、モデリング、リギングなどの技術を学びます。

その他にもレンダリング、ZBrush、MARIなどのソフトの使い方を学べるところもあります。

VFX専攻

こちらの専攻では、映像クリエイターの中でもVFXクリエイター・コンポジターを目指すことができます。

この専攻では、VFX(視覚効果)の技術をNUKE、Houdiniなどのソフトで学ぶことができます。

VFXにおける実写映像の撮影など、素材も自ら作り、コンポジットの技術もまとめて身につけていけます。

モーショングラフィックス専攻

こちらの専攻では、映像クリエイターの中でもモーショングラフィッカー・モーションデザイナーを目指すことができます。

この専攻では、Photoshop、AfterEffectsなどのソフトでモニターグラフィックスの表現を学びます。

CINEMA 4Dなどのソフトでも合成技術を学び、またCGクリエイターの検定に向けての対策を行ったりもします。

映像クリエイターの専門学校 スクールライフ

映像クリエイターの専門学校の1日の流れや授業料など概要についてまとめていきます。

時間割

専門学校はおおよそ9:00から始業、17:00に放課という形が多いです。

月~金、1~4時限まであり、1コマ90分制のところが多いです。

学校によっては2年制だと6限まで、4年制だと4限までという場合もあります。

放課後の活動

放課後にサークル活動や課外授業を行っている学校もあります。

また、授業の内容や課外以外にも自主制作に励む人も多いです。

ゼミに入り、プロの講師と自分の専門分野を深めたり、また専門でない分野に挑戦したりなど幅広く学ぶことも可能です。

授業料

専門学校によって2年制や4年制など様々ありますが、どこも平均して年間120万円~140万円です。

さらに教材費や研修費が5万円~10万円程、別途必要になる場合もあります。

専門学生としてのやりがい

映像クリエイターの専門学校では、同じ目標をもった仲間がたくさんいます。

専門学生としての1番のやりがいは仲間と協力しあって作品を作ることができることです。

また、作った作品1つ1つにプロの講師から評価がもらえることはやりがいに繋がっていきます。

映像クリエイターのやりがい

映像クリエイターのやりがい

せっかく仕事をするならやりがいを感じられたほうが良いですよね。

ここでは映像クリエイターのやりがいをまとめていきます。

思ったものが形になる喜び

映像クリエイターはその名の通り、なにかを考えて生み出す仕事です。

1から自分自身で作品を作りあげていくわけですから、それが完成したときには大きなやりがいを感じます。

満足できる作品を作っていくことで自分自身の自信にも繋がり、モチベーションもあがります。

レスポンスがもらえる

自分の作った映像作品に対して、反応がもらえたときはやりがいを感じます。

みなさんは映画やドラマを見て涙したり、思いや考えが変わったりしたことはありませんか?

自分の作品を見たことで、誰かの思いが変わる、時には生き方が変わることもあります。
そんなレスポンスをもらったときはやりがいを強く感じられると思います。

誰にでもできるわけではない

例え同じ道具やソフトを使ったとしても、全く同じ作品は生まれません。

その1人1人の映像クリエイターの個性や感性が作品を作りあげます。
自分の個性を買って貰えて、新しい仕事を頼まれたときはやりがいを感じられます。

映像クリエイターの大変さ

映像クリエイターは夢がある職業ですが、もちろん楽しいことばかりではありません。
ここでは映像クリエイターの大変さをまとめていきます。

不規則な生活

仕事の納期がクライアントから定められていることは多く、急な予定変更や納期が早まることもしばしばあります。
そのため、不規則な生活になりやすく十分に睡眠が取れない日もたくさん出てきます。

規則正しい生活はほぼ不可能と言っていいでしょう。
深夜0時に帰れたら良い方だと思っておいたほうがいいです。

それほど忙しく、大変な職業です

クライアントとの板挟み

映像クリエイターの中には、クライアントから仕事を受注して作品制作をする人は多くいます。
そんな中、自分の本当にやりたいことがクライアントと食い違うことは多いです。

また、曖昧な要望などを提示されることも多く、完成してからダメ出しや訂正をお願いされることもしばしばあります。

時にはやり方をクライアントに合わせながら、要望を叶えていかなければならないのはとても大変です。

将来性の不安

近年ではアプリやソフトが充実しているため、プロでなくてもある程度のクオリティの作品を作ることは可能になっています。

やはりプロの映像クリエイターは、技術や知識などの能力をあげていかなければなりません。

時代や技術の進歩に伴って、新しい手法、技術などを自ら学ばなければ生き残っていけない業界でもあります。

プロとアマの垣根がないに等しいので、将来的にどうなっていくのか分からない不安があるのは大変でもあります。

映像クリエイターの適性・向いている人

映像クリエイターの特性がわかってきたところで、どんな人が映像クリエイターに向いているのでしょうか。
ここでは適性をまとめていきます。

チームワークが得意な人

映像作品はチームで作りあげます。
たくさんの専門分野が重なりあって1つの作品ができるので、チームワークは必須です

全てを1人でやってしまおうとしないことや、チームのメンバー同士信用しあって分業することが大切です。

「チームワークが好き」「他人の意見を受け入れられる」

こんな人には映像クリエイターの適性があります。

コミュニケーション能力がある人

先程のチームワークに加えて、コミュニケーション能力も重要です。

映像クリエイターは、黙々と仕事をこなすように見えて実はそうではありません。

自分の考えていることをうまく伝えるためにはコミュニケーション能力が必須です。
指示を出す時でも、分かりやすいように伝えられなければチームにすれ違いが生じます。

これはチーム内だけではなく、クライアントに対してもそうです。
相手の要望を理解し、時にはクリエイター側の意見を提示し譲歩してもらうこともあります。
高度なコミュニケーションが必要となります。

「人と話すことに抵抗がない」「プレゼンが得意」

こんな人には映像クリエイターの適性があります。

打たれ強い人

自分の作った映像作品が、時には厳しい評価を受けることもあります。

自分の中での最良の作品を提示しても、絶対に修正、訂正は入ります。
これに慣れて、チームメンバーやクライアントの意見をうまく受け入れていくことが必要です。

自分自身を冷静に分析し、柔和に対応できる力が求められます。

また、どんなに酷評を受けても自分の自信を持ち続けることも大切です。

「心は強いほう」「何を言われても映像がやりたい」

こんな人には映像クリエイターの適性があります。

映像クリエイターについてまとめ

「映像クリエイターは大変なことが多そう」「やっていける気がしない」

そう感じた人も多いでしょう。

しかし、大抵のことは専門学校に入ってから学びます。
そして業界に入ってからも新たに学ぶことのほうが多いです。

はじめから全てが備わっている人はいません。

「映像クリエイターになりたい」という気持ちがあれば誰でも、十分頑張っていけると思います。