宅建士の資格勉強は範囲が広く、1年に1度しかない試験に向けてコツコツ勉強を続けるのは大変だと言われています。
合格率に関しても約15~18%と決して高くはありません。
そのため独学ではなく資格スクールでの勉強を検討する方も多いと考えられますが、資格スクールを選ぶ際には実績・料金・自分に合う学習スタイルかどうかを慎重に判断する必要があります。
資格スクールを検討されている方は、この記事で紹介するTACの評判・特徴・料金などをぜひ判断材料の1つにしていただければと思います。
目次
TAC宅建士講座の特徴は?

TACの宅建士講座には、自分の学習ペースに合ったカリキュラムを選択することができ学習方法も通学や通信など様々なものから選択することが出来るという特徴があります。
広い範囲を効率的に学習するには自分に合った環境を見つけることが必要です。
そのため以下でご紹介する特徴を見て、自分に合った学習ができるか検討してみてください。
信頼できる実績がある
TACの宅建士講座は宅建士の資格スクールの中で有名で、毎年安定した合格者を輩出しています。
2012年から2021年までの宅地建物取引士試験のTAC本科生累計合格者数は11,084名で、毎年約1,000名前後の合格者数です。
「せっかく高いお金と時間を費やして学習するなら評判が良いところに通いたい」という方にはおすすめできるスクールです。
学習メディアが選べる
TACの宅建士講座には、通学・通信の2パターンの学習方法があることが特徴です。
通学は日程表に従ってTACの校舎に通学し生の講義を聞く「教室講座」や、都合の良い日時を予約し校舎のブースでビデオ受講する「ビデオブース講座」があります。
また通信には「Web通信講座」「DVD通信講座」の2つがあり、自宅で自分のペースに合わせて受講することが出来ます。
安心の学習サポートが受けられる
TACの宅建講座には通学と通信があるとお伝えしましたが、どちらも受講充実した学習サポートを受けることが出来ます。
本科生限定のものもありますが、講師に直接またはメールで質問ができる「質問メール」や学習上の疑問解消やアドバイスなどがWeb上で受けられる「ホームルーム」の配信もあります。
他にも、自習室の利用ができたり各種答練や全国公開模試の成績をWeb上で確認できる「個人成績表Web閲覧」などがあります。
TAC宅建士講座の合格率や実績は?

TAC宅建士講座は合格率を公表していませんが、合格者数を毎年公表しています。
2012年から毎年1,000人前後で安定した合格者を輩出しており、2021年の合格者数は1,063名でした。
この合格者数を見る限り、TACの宅建士講座を利用して勉強をすれば合格できる可能性は十分あると言えるでしょう。
TAC宅建士講座の詳細と料金

TACの宅建士講座には様々なコースがあり、初学者の方はもちろん学習経験者で自分の弱点を無くしたい方にもおすすめです。
それぞれのコースによって試験までの演習量や基礎的な講義の有無などが変わってくるため、以下の情報は自分に合ったコースを見つける参考にしてください。
総合本科生S
総合本科生Sは、宅建士試験を受けるのが初めて・法律の学習が初めて・勉強が苦手といった初学者を対象としたコースです。
入門講義から答練、全国公開模試まで初学者の合格に必要なカリキュラムが揃っているコースと言えます。
もちろんフォローも充実していて、先程の特徴でご紹介した「質問メール」や「ホームルーム」などを利用することができ合格までしっかりとサポートをしてもらえます。
講座内容 | 入門講義 基本講義 要点整理講義 直前対策講義 ミニテスト 基礎答練+解説講義 トレーニングで復習 応用答練+解説講義 直前答練+解説講義 全国公開模試 |
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講座料金 | 165,000円 |
総合本科生SPlus(エスプラス)
総合本科生SPlusは、宅建士試験を受けるのが初めて・法律の学習が初めて・過去問対策を確実に行いたいという方を対象としたコースです。
上記の「総合本科生S」との大きな違いは過去問演習の比重が大きいところです。
カリキュラム内でも、基本講義を行いながら過去問答練を行うなど早いうちから本番の試験を想定した演習を行うことができるのが特徴です。
講座内容 | 入門講義 基本講義 要点整理講義 直前対策講義 ミニテスト 過去問答練+解説講義 基礎答練+解説講義 トレーニングで復習 応用答練+解説講義 直前答練+解説講義 全国公開模試 |
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講座料金 | 198,000円 |
総合本科生
総合本科生は4月〜6月に学習をスタートさせる方で、標準的な学習時間とペースで無理なくコツコツと勉強を進めたい方を対象としたコースです。
前述した2コースとは違い入門講義や要点整理講義はありませんが、約半年間で要点を絞って学習したい方にはおすすめです。
もちろんミニテストや各種答練を行うことが出来るため、合格に必要な応用力を身につけることが可能です。
講座内容 | 基本講義 直前対策講義 ミニテスト 基礎答練+解説講義 トレーニングで復習 応用答練+解説講義 直前答練+解説講義 全国公開模試 |
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講座料金 | 154,000円 |
実力完成本科生
実力完成本科生はこれまで述べてきた3コースとは違い、学習経験者を対象としたコースです。
これまでの学習方法に行き詰まりを感じている方や自分の弱点が分からない方、またとにかく過去問を多く解きたい方におすすめです。
基本講義がない分実力完成講義や実力完成テストに比重を置き、1ヶ月前となる9月からは応用答練や直前答練など問題演習に絞った学習を行えるのが特徴です。
講座内容 | 実力完成講義 実力完成テスト 基礎答練 トレーニングで復習 応用答練+解説講義 直前答練+解説講義 全国公開模試 |
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講座料金 | 132,000円 |
TAC宅建士講座の学習方法

TAC宅建士講座の学習方法は多く、自分の環境や学習ペースに合わせて様々なコースから選択をすることが可能です。
また信頼のおける講師の講義を受講することが出来るのも特徴です。
TACの講師は評判が高いため、安心して受講できます。
初心者でも無理なく学習できる戦略的カリキュラムがある
前述したように宅建士試験の範囲はとても広く、テキストの中には勉強してもほとんど出題されないようなものもあります。
そこでTACの宅建士講座では合格に必要な範囲に絞った学習ができるカリキュラムで、7割程度の得点ができるように学習していきます。
宅建士試験に合格するには50問中約35問正解する必要があるとされているため、このカリキュラムは非常に効率的な学習方法と言えます。
また特に効率的であるとされている「民法等」の勉強から始めることで、基本的な考え方を身につけるところから学習をスタートさせていきます。
多彩なコースを受講できる
TACでは学習経験の有無・レベル・受講開始時期・料金に応じて多彩なコースが用意されています。
先程ご紹介した3コース以外にも様々なコースがあるのです。
それぞれ学習期間が3~11ヶ月とコースによって大きく違うため自分が学習を開始したいと思った時期に学習を開始することが出来ます。
思い立った時に勉強を開始できるのは嬉しい特徴ですね。
他にもアウトプット重視や基礎から演習までなど自分の希望に合ったコースを受講できます。
信頼のおける講師の講義を受講する
TACには実績に裏付けされた頼れる講師が多く所属しています。
TACの1番の強みとも言えるこの「講師力」で、講師の分かりやすい授業を受講することができるでしょう。
講師はテキストの内容を最新の試験傾向に合わせて解説してくれます。
最新の宅建試験の傾向を熟知している講師から授業を受けることで、学習時間を有効的に使うことが出来ます。
もちろん初心者にも分かりやすいように教科書の内容を丁寧に紐解いてれるため安心です!
オリジナル教材を使用して学習する
TACでは長年の受験指導から蓄積されたノウハウが反映されているオリジナル教材を使用して学習します。
このオリジナル教材は、本試験の出題傾向を分析し効果的・効率的に学習できるような内容になっています。
もちろん毎年改訂をおこなっているため、法改正や年々変化する出題傾向にも十分対応しています。
テキストはインプット用・アウトプット用の2つに分かれており、どちらも持ち歩きやすいサイズになっているのも特徴です。
良い口コミ・評判

ここではTAC宅建士講座に関する良い口コミや評判を見ていきましょう。
講師が合格まで導いてくれる
引用元:TAC宅建士公式HP 合格実績
講師の熱意、様々なサポートがある
引用元:TAC宅建士公式HP 合格実績
TACを信じて1回で合格することができた
引用元:TAC宅建士公式HP 合格実績
TAC宅建士講座の公式HPには合格者の体験記が沢山掲載されており、多くの方がTACの講師に対して良い評価をしていました。
中でも講師を信じて学習を継続すれば合格できるというコメントが多く、TACの特徴でもある講師力は受講生の方も実感していることが分かります。
また勉強に苦手意識があったという方の口コミでは、勉強の仕方など基本的なところの質問に対しても嫌な顔1つせず解説してくださったということが書かれていました。
悪い口コミ・評判
良い口コミ・評判に続いて悪い口コミや評判も見てきます。
去年、一ヶ月も勉強しなかった宅建(29点、6割も行かず)だが、今年は真面目に受けるのでテキストと問題集をぎっちり購入したが、LECは全6冊でなかなか量が多いなあ。値段も高いし。去年はフルカラーのTACの本だが、フルカラーが非常に読みにくくて、読む気が失せたので今回は二色刷り。
— てる (@teru7603) June 29, 2019
TACの宅建テキストの連帯保証人の説明わかりづらっっっ😧
— スタバのきりとくん☕ (@sutaba_kirito1) August 23, 2017
てことは、解説もわかりづらいんだろなぁ💦
てかTACから質問メールへの返事が3日もこないんだが…。
— Makoto (@1o1zP) July 6, 2015
むずむずする(*´σー`)
TAC宅建士講座公式HPに悪い口コミは掲載されていません。
一方他の口コミサイト等では、講座のテキストのボリュームの多さや講義内容の難しさがマイナスな意見として挙げられていました。しかしそもそも宅建士試験の範囲は民法・宅建業法・その他税金の知識など初学者には分かりにくいものが多く、テキスト内容が難しくなってしまうのは仕方がないことと言えます。
難しい部分は講義で講師の説明を聞くことで解決できるため大きな問題はないと考えられます。
また質問メールの返信が遅いとの口コミもあり、中には3日や2週間返ってこないとの声もありました。
受講生が多いゆえに返信の速度も遅くなってしまうのかもしれません。
TACの宅建士講座に向いている人と向いていない人

最後にこれまで述べてきたTAC宅建士講座の特徴を踏まえ、この講座に向いている人と向いていない人についてそれぞれまとめました。
TAC宅建士講座の受講を検討している方はぜひ参考にしてください。
向いている人
- 合格実績のあるスクールで学習したい人
- 人気や実力のある講師の講義を受けたい人
- 充実したテキストで学習したい人
TACの宅建士講座は受講者数とともに合格者も多いため、しっかりとした合格実績があるスクールで学習したい人には合っていると思います。
また講師の評判も高く講師の言ったことを守って学習を継続すれば合格に近づけるとの声もあるため、信頼できる講師のもとで学習したい人にもおすすめできます。
テキストは先程紹介したようにオリジナルテキストを使用し基本的には追加テキストは必要ないため、追加料金の心配もありません。
充実した内容で学習したい人にもおすすめです。
向いていない人
- 自分で学習を継続することが苦手な人
- 早く質問回答が欲しい人
- まとまった学習時間が取れない人
TAC宅建士講座の口コミでは多くの合格者の方が「講師を信じて学習を継続することが必要」と言っていました。
講師はあくまで学習を正しい方向に導いてくれる存在であり、実際に自分でそれを信じて学習ができなければ合格は難しいです。
もちろん継続のためのサポートはありますが、ある程度自分で学習できる人に向いていると思います。
また悪い口コミにもあったように質問に早い返信は期待できなさそうなため、その点が気になる方には向いていない講座かもしれません。
TACの宅建士評判や特徴まとめ
今回はTAC宅建士講座の評判・特徴・料金などを紹介しました。
確かな実績があり、信じてついていける講師が在籍するスクールで学習できるのは安心ですね。
宅建士の試験勉強は範囲が広く、一般的に約300~400時間の学習が必要と言われています。
そのため独学・スクールに関係なく学習途中に不安になってしまったり挫折することもあるかもしれません。
ぜひ自分に合った信頼できるスクールを見つけて学習を継続し、合格を掴みとりましょう。
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