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心理学者になるには資格が必要?なる方法や仕事内容をリサーチ!

更新日:2019-04-30

心理学者になるには資格が必要?なる方法や仕事内容をリサーチ!

心理学者」とは、人の行動を通して心や精神の働きを研究する学者を指します。今回は、心理学者になるにはどうすればよいのか?取得しておくべき資格や仕事内容、心理学に関する日本国内・海外の有名人などを紹介します。

心理学者は心理学に関する専門家です。
取得しておいたほうが良い資格には「臨床心理士」や「公認心理師」などがあります。

心理学者と心理学

心理学者とは

心理学者は、人の心や精神状態を研究対象とする心理学のスペシャリストです。

主な仕事内容は大学や研究所、病院などでの研究ですが、その知識を活かして、メディアにコメンテーターなどとして出演している人も多いようです。

心理学者が研究している心理学は、心の仕組みを解明する「基礎心理学」と、基礎心理学を踏まえた上で特定の分野で活用するための「応用心理学」に分かれています。

心理学者になるにはあらかじめ知っておいたほうが良いとされる、心理学の主なジャンルを見てみましょう。

基礎心理学とは

基礎心理学はその名の通り、心理学者になるには必ず学んでおくべき基礎的な研究をする学問です。
多くの分野に分かれていますので、代表的な例を紹介します。

認知心理学…認知(認識、理解、思考などの知的活動)を研究する。
学習心理学…経験によって生じる比較的永続的な行動の変化を研究する。
知覚心理学…刺激、五感はいかにして知覚されるかを研究する。
発達心理学…人間の発達過程において、どのような能力がつくのか等を研究する。
社会心理学…集団心理、群集心理はどのように動いていくかを研究する。
深層心理学…人間の意識の下層にある無意識のプロセスについて研究する。

応用心理学とは

応用心理学とは、基礎心理学を実践的かつ実用的な分野への応用に進める部門です。
基礎心理学と同じく多数の分野がありますので、ここでは一例を紹介します。

臨床心理学…精神的健康の援助や回復、予防、研究を目的としている。
犯罪心理学…犯罪者の性格や心理を明らかにし、犯罪予防を目的のひとつとする研究。
産業心理学…産業の場における人間の行動を研究し、生産性の向上を目的のひとつとしている。
教育心理学…教育に関する成長や発達、学習指導などを研究し、教育を効果的におこなうことを目的とした学問。
災害心理学…災害と人間心理の関係を研究する。目的にはPTSDなどの二次被害の防止も含まれる。

このように、心理学は私達の日常生活に深く関わり、役立っています。今後も社会的な状況の変化に伴って新しい分野が増えていくものと思われます。

心理学者になるには

いわゆる「学者」になるには大学院を出るのが一般的です。心理学者も同様で、心理学を専門に扱う大学院で修士課程を終了させる必要があります。

大学へ進む段階では専門分野を必ずしも定める必要はありませんが、将来心理学者になるという目標が決まっているのであれば、心理学部・心理学科を開設している大学を選びましょう。

では、具体的にどのような人が心理学者に向いているのか?心理学者になるには必要な資格があるのか?を説明します。

心理学者に向いている人

心理学者になるには、その人の持つ適性も重要となります。

「学者」と聞くと物静かなイメージを抱く方が多いかもしれませんが、実際は好奇心が旺盛で行動力のある人が向いているとされています。研究をおこなうには、調査に出向いたり多くの人と触れ合ったりする必要があるためです。

他には、数字の扱いが得意な人、観察力に長けている人、忍耐力のある人が向いていると言えるでしょう。

心理学者を目指す人にオススメの資格

「心理学者になるには必ずこの資格を取得しなければならない」というものはありません。

ただし、取得しておくことで仕事の幅が広がる資格に「臨床心理士」「公認心理師」があります。

臨床心理士について

臨床心理士」とは、心理専門職の証となる民間資格です。

受験資格は「日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院を修了していること」となります。

4年制の大学を卒業後、指定された大学院へ進学しなければならないということを覚えておきましょう。

公認心理師について

公認心理師」は2018年に初めて試験が開催された新しい国家資格です。

基本的には、大学で必要な科目の単位を全て修得して卒業し、大学院で定められた科目の単位を全て修得して修了する(もしくは指定プログラムを設けた施設で心理関係の仕事に2年従事する)ことで受験資格を得られます。

効率よく心理学者への道を歩みたいならば、取りたい資格をあらかじめ決めておくのも良いでしょう。

心理学に関する有名人

心理学者の有名人

心理学に関する有名人には、どのような人がいるのでしょうか。

目標となる人を定めてその人に関連する本を読めば、心理学に関する知識が一気に増えるでしょう。

日本と海外に分けて一例を紹介しますので参考にしてください。

日本の心理学に関する有名人

丸井清泰…昭和時代の精神科学者。日本に精神分析を紹介した代表的な人物。
古澤平作…丸井清泰と共に、精神分析を初めて日本に導入した人物。
矢部八重吉…日本人初の国際精神分析協会認定精神分析家。
大槻憲二…東京精神分析学研究所を創設した人物。フロイトなどの翻訳者としても有名。

海外の心理学に関する有名人

アルフレッド・アドラー…オーストリア出身。個人心理学(アドラー心理学)の創始者。
ジークムント・フロイト…深層心理学を研究、発表した人物。「夢判断」が主著で、精神分析の創始者でもある。
カール・グスタフ・ユング…スイスの心理学者で「集合的無意識」という新しい概念を生み出した。
ジャン・ピアジェ…心の発達をテーマに研究する「発達心理学」で多くの功績を残した人物。

特にアドラー、フロイト、ユングは心理学の三大巨頭と称される人物です。

人々の役に立つ心理学者になるには、彼らが著した書物を読むなどして、心理学に関する知識を深めておくことが大切です。

心理学者についてのまとめ

心理学者になるにはどのような進路を進めば良いのか、取得しておきたい資格、そして仕事内容についてご紹介しました。

社会情勢や環境によって新しい分野が生まれることが多くありますので、常日頃から新しいニュースにアンテナを張っておくことも大切です。

心理学に関する有名人の例も挙げましたので、先駆者でもある彼らの考え方を知り、将来のために役立てましょう。

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