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スクールカウンセラーになるには?資格取得・気になるお給料も分析

更新日:2021-05-08

スクールカウンセラーになるには?資格取得・気になるお給料も分析

学校教育において、いじめ問題、不登校児童生徒の増加など、問題は山積みです。

今、スクールカウンセラーという仕事は教育界において重大な役割を担っています。
スクールカウンセラーは、生徒の身近にいる一大人として、生徒の悩みに耳を傾けて、生徒に安心感を与えることのできるお仕事だと思います。
これから、スクールカウンセラーになろうと思っている方は必見です。

スクールカウンセラーとは?

カウンセラー

スクールカウンセラーとは、いじめの問題や、不登校児童生徒相談や児童生徒の心のケア等を行う教育相談の専門家である。

近年のいじめ問題の深刻化、不登校児童生徒の増加により、平成7年から文科省により実施されているスクールカウンセラーは、全国的にも配置する学校は右肩上がりで増えてきています。

また政府としても、全ての公立中学校にスクールカウンセラーを配置する方針を掲げているので、これから年々とスクールカウンセラーを必要とする学校は増えていくでしょう。

スクールカウンセラーになるには?

実際に、スクールカウンセラーという名前の資格は存在しません。

主にスクールカウンセラーは8割以上が臨床心理士という資格を持つ人で成り立っています。

臨床心理士の他にも精神科医大学教員として指導生徒の臨床心理に関して高度に専門的な知識及び経験を有している者がスクールカウンセラーとして働ける条件となっております。

そして、上記の該当する者から都道府県または指定都市が選考し、スクールカウンセラーとして認められます。

スクールカウンセラーになれる代表的な資格の取得要件を下にまとめてみました。

スクールカウンセラーになれる代表的な資格

〇臨床心理士

スクールカウンセラーの8割以上が臨床心理士の資格を持っています。
臨床心理士は財団法人日本臨床心理士資格認定協会が行う資格試験に合格することが必須要件になります。

主な受験資格としては、協会が指定をする大学院(1種、2種、専門職)を修了し、1種と専門職の大学院は修了することで、2種は大学院を修了後に1年以上の実務経験を積むことが必須条件となります。

ちなみに、臨床心理士試験の合格率は例年60%前後となっていて、毎年1600~1800人ほどが合格しています。

臨床心理士は心理学の専門家として、人間のこころの問題にアプローチできるので、児童生徒の心の闇を解決するスクールカウンセラーとして、役に立つ資格でもあります。

〇精神科医

精神科医になるには、6年間医科大学や大学医学部で学び、その後国家試験に合格する事が必要になります。
国家試験取得後は、2年間研修医として医療現場で経験を積み、精神科を専門として選び、精神科医になることが出来ます。
精神科医は医師免許を取る必要があるので、小児科や内科などすべての科目について学ばなければなりません。努力と熱意が必要となるでしょう。

〇大学教員として指導生徒の臨床心理に関して高度に専門的な知識及び経験を有している者

児童生徒の臨床心理に関して学位取得や研究業績を残すなどをし大学院を修了した後、各大学の教員採用要件を満たしたうえで大学教員となります。
中には、大学で心理学を教えながらスクールカウンセラーになる人もいるそうです。

通信でもスクールカウンセラーになれるの?

上記に記載の通り、通信では、スクールカウンセラーになることはできません。

ですが、文科省の定めるスクールカウンセラーに準ずる者というのがあります。
その要件は、大学院修士過程かつ相談業務1年もしくは大学卒業かつ相談業務5年等になります。

しかし、自治体の要項によっては学校心理士、臨床発達心理士も当たります。
この学校心理士、臨床心理士は通信制大学で取得する事も可能です。

スクールカウンセラーに準ずる者はスクールカウンセラーよりもハードルが低いので、まずはそこからチャレンジする事をおススメします。

スクールカウンセラーの就職先、求人情報はどこ?

スクールカウンセラーの求人情報は各都道府県の教育委員会に求人が掲載されています。
是非自分の希望する都道府県の教育委員会のホームページを見てみましょう。

自治体にも異なりますが、任用期間は1年間で4月から3月までになるので、毎年10月から12月のころに募集期間を設けている事が多いようです。

スクールカウンセラーのお仕事内容とお給料は?

スクールカウンセラーの仕事内容と気になるお給料をまとめてみました。

スクールカウンセラーのお仕事内容

〇主な仕事内容

児童生徒への相談・助言
教職員の助言・協議・相談
保護者や関係機関との連携
教育相談や児童生徒を理解に関する研修
ストレスマネジメントなど予防的対応など

臨床心理の専門的知識を活かしての児童生徒の相談助言だけでなく、教職員・保護者・関係機関との連携も重要な仕事のひとつになります。

例えばいじめ問題でも、教職員との連携を図り、必要とあれば専門機関にも協力を求めます。
仕事場所は相談室だけでなく、時には教室や家庭訪問をすることもあります。

気になる、お給料は?

給料も自治体によって異なりますが、

スクールカウンセラー : 時給5000円

スクールカウンセラーに準ずる者 : 時給3000円

スクールカウンセラーの年収:380万円から650万円

スクールカウンセラーの勤務形態は非常勤職員として週2回4時間勤務もしくは、週1回8時間勤務。
複数の学校や他の仕事を掛け持つこともあるようです。

スクールカウンセラーの現状・将来性

スクールカウンセラー

スクールカウンセラーの現状、将来性についてまとめました。

スクールカウンセラーの現状

東京都でも全公立中学校にスクールカウンセラーを配置するなど需要は年々高まってきています。
しかし、勤務形態は非常勤が多く、複数の教育機関で掛け持ちして生計を立てる人が多いようです。

またスクールカウンセラーの主な資格である臨床心理士は、大学院を修了した上に実務経験や試験に合格する事が必須であり、臨床心理士としてなるにも、努力と忍耐が必要になります。

スクールカウンセラーの将来性

2008年から、全公立学校へのスクールカウンセラーの派遣を計画的に行われており、スクールカウンセラーの将来性はあると思われます。

またスクールカウンセラーの仕事は、生徒の悩みに耳を傾けるだけでなくそれを解決するために、教師や保護者などの関係者を結びつける役割でもあります。
さまざまな教育問題を解決するにはとても重大な役割を担っています。

まとめ

スクールカウンセラーは児童生徒の心の闇に耳を傾け対処するお仕事です。
また思春期の子どもたちはデリケートな年齢あり、はたから見たらちょっとした些細なことでも、落ち込んで心を閉じふさぎ込んでしまします。
そのような中で、身近にいる一大人として、子どもたちの心の闇に耳を傾けることが出来るのはスクールカウンセラーの大事な役割です。

「子どもたちの心に闇に耳を傾け、子どもたちの成長を応援したい。」そのような気持ちのある人は、向いているお仕事だと思います。

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