現代社会では様々な要因でストレスを抱える人も多く、大きな問題の1つとなっています。そのため、最近ではそのような人々のストレスをケアすることのできる職業の重要性が高まっています。
そこで今回は、心理カウンセラーの資格についてご紹介します。大学や通信講座で取得可能なのか、年収はどれくらいなのかなど詳しくお話ししますのでぜひご覧ください。
心理カウンセラーってどんな職業?

心理カウンセラーは、ストレスを抱える人々との対話や相談を通して心のケアをすることを目的とした仕事です。
患者さんに応じて様々な種類の方がおり、職場によって仕事内容も少しずつ違います。
主な職場は児童相談所や病院、裁判所をはじめ、最近では学校や民間企業でも相談所が設置されていることも多いです。
主な心理カウンセラーの資格は?
心理カウンセラーになるために絶対に必要な資格は存在せず、最近までは国家資格もありませんでした。
しかし、職業としてこの仕事を目指すならば何らかの資格を持っていることが前提となります。
ここでは、代表的なものをいくつかご紹介します。
臨床心理士
臨床心理士は臨床心理学に基づいて、人の心の問題を解決する手助けをする専門家であることを認める資格です。日本臨床心理士資格認定協会が認定を行っています。
取得のためには日本臨床心理士資格認定協会が指定する専門学校や大学院を卒業する必要があるため、しっかりと臨床心理学について学んだ人のみが取得できる「専門家の証」となっています。
そのため、就職の際にはこの資格を求められることも少なくありません。
公認心理師
公認心理師は心理学で唯一の国家資格です。平成27年に成立した公認心理師法により、平成30年より新たに実施されました。
様々な領域にまたがる専門資格とされており、心に問題を抱える人々の心理状態を分析し問題解決のためのサポートをすることが主な目的となっているようです。
最近できたばかりでまだまだ新しいですが、唯一の国家資格ということもあり今後需要が増える可能性が高いです。今後、就職には必須級になりそうですので優先的に取得を目指すことをオススメします。
産業カウンセラー
産業カウンセラーは心理学系の資格の中でも働く人の心理的ケアを専門とした資格です。
臨床心理士や公認心理師が幅広い知識が必要となるのに対し、この資格は企業内などにおけるカウンセリングに特化した資格となっています。
そのため、心理学系資格の中では比較的取得しやすいです。知名度もそれなりに高いため、他の職業の方にも人気となっています。
メンタル心理カウンセラー
日本能力開発推進協会が実施している資格で、通信講座を利用して比較的簡単に取得できるのが魅力です。
実践的な対話など働き方の基礎が学べるため、カウンセラーを目指している方が最初に取得する資格としてちょうどよいかもしれません。
心理カウンセラーの資格は大学や通信講座で取得可能?

では次に、心理カウンセラーの資格の取得方法についてご紹介します。
心理カウンセラーの資格は、通信講座で取得可能なものもあれば大学でしっかりと勉強しなければ取得できない場合まで様々です。自分の目的に合わせて資格や取得方法を選びましょう。
大学や専門学校を利用する場合
心理カウンセラーの資格には、大学院や専門学校を卒業しないと受験できない臨床心理士のような資格が存在します。
そのため、心理カウンセラーを仕事にすることを目指し、臨床心理士のような高度な資格を取得するためには大学などの利用がほぼ必須となります。
大学院での専門的な勉強が必要なため資格取得のハードルは高いですが、その分資格の認知度や信頼度も高く就職でも大いに役立ちます。
もちろん大学で勉強したことを活かして臨床心理士以外の資格の取得も狙えますので、心理カウンセラーを仕事にしたい方は大学や専門学校を利用することをオススメします。
通信講座や民間のスクールを利用する場合
メンタル心理カウンセラーといった比較的簡単な民間資格は通信講座などで十分取得が可能です。
わざわざ通う必要が無いので自分の都合に合わせて受講できるのが魅力で、心理カウンセラーを目指して勉強中の方や趣味で資格取得を目指している方にも良いかもしれません。
また、臨床心理士は大学の利用が必須ですので指定された大学を出ていない場合資格の取得は困難ですが、これらの資格を利用すれば今からでも取得を目指せるのも魅力の一つです。
心理カウンセラーの年収は?
心理カウンセラーの年収は300万~500万程度が一般的です。
職場によって大きく異なる
心理カウンセラーの年収は平均は300~500万円ほどですが、職場に応じて振れ幅が大きいが特徴です。
学校などで仕事を行う場合、実際に仕事をする時間は週に10時間程度の場合が多いです。時給で考えると悪くなくても、週に10時間ではさすがに生計が立てられません。
多くのカウンセラーの方は学校を掛け持ちしたりしているようですが、掛け持ちできない場合には他の仕事と両立も考えなくてはなりません。
しかし、企業のカウンセラーならば比較的安定した収入が望めるので、職場によって年収に大きく差が出てしまうのが実状です。
非常に稀な例ではありますが、自分で開業などをしている方は年収1000万円ほど稼いでいる方もいるようです。
まとめ
近年ではストレスを抱える人が多くなり、心理カウンセラーの仕事が重要視されるようになってきました。
心理カウンセラーの資格は国家資格の公認心理師や知名度のある臨床心理士、通信講座などで簡単に取得できるメンタル心理カウンセラーなどがあります。
臨床心理士の取得には専門の大学院を卒業することが必須となります。取得の難易度が高い分、信頼度が高い資格でもあります。対して、メンタル心理カウンセラーなどは通信講座などで手軽に取得できるの魅力です。
平均年収は300~500万円ほどです。しかし、職場によって年収は大きく変わってくることもあります。
心理カウンセラーになるためには、資格の取得がほぼ必須となっています。そのような業界を目指している方は、今回ご紹介した情報を参考に資格取得に向けて頑張ってください。
今なら完全無料!年収UPのチャンス!
-
大学・専門学校で手に職を付ける
(高校生向け)スタディサプリ 進路
(社会人向け)スタディサプリ 社会人大学・大学院
-
既卒者向け!20代の就職サポート
マイナビジョブ20's アドバンス -
初めての転職をサポート
マイナビジョブ20's -
年収800万~の求人多数!登録するだけ
リクルートダイレクトスカウト -
転職エージェントによる徹底サポート
doda