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映像音響処理技術者になるには?認定試験の合格率や難易度・仕事内容

更新日:2024-01-04

映像音響処理技術者になるには?認定試験の合格率や難易度・仕事内容

映像音響処理技術者認定試験とは、映像作品の製作で撮影後に必要な映像・音楽の編集やナレーション収録、効果音の追加、VFXやCG作業等、様々な作業の総称であるポストプロダクションを行う際に必要な技術や知識を持ち合わせているかを問う試験です。

映像音響処理技術者になるには認定試験の合格が必須なのか、認定試験の難易度や合格率は?映像音響処理技術者の仕事内容など解説していきます。

映像音響処理技術者とは?

映像音響処理技術者 なるには 資格

映像音響処理技術者とは、放送・販売される映像のエディターや音響・技術スタッフ、劇場やコンサートホール等の音響・技術スタッフとして勤務する方を指します。

映像・音響関連業界においてなくてはならない存在で、VFXやCGのような特殊効果技術の進歩や音響効果、色の表現のスペシャリストであるカラリスト、使用する機材の保守・管理など、各種に特化したスタッフになる為に日々進化し続ける映像・音響技術を学び、自身のスキル向上を目指しています。

特に資格が必要な職種では無いのですが、いち早く活躍できる映像音響処理技術者になるには資格取得する事がおすすめです。

専門的な学びの基礎を固める為にも専門学校や大学への進学は確実な道になるので、映像・音響を学べる専門学校の詳細を無料資料請求して、自分が楽しく学べる環境の学校に進学しましょう!

映像音響処理技術者になるために必要な知識

映像音響処理技術者になるには映像、音響関連業界で働くにあたって、最低限知っておかなければいけない基礎的な知識が問われます。

基本的な機材の特徴や役割、デジタルテレビ放送の基礎、音響や映像データの基本原理や保守管理など、デジタルメディア・コンピュータについて、著作権についてなどの知識が必要となります。また、これらに関わる基礎的な技術用語も理解しておく必要があり、相応の難易度があります。

映像音響処理技術者の仕事内容

テレビ番組やCM、映画、アニメーションなど映像コンテンツを制作する映像・音響関連業界で仕事をする際、映像の編集やCGの製作のほか、音声処理の作業や放送局の規格に合わせた作業など制作での仕上げの工程のことをポストプロダクション業務といいます。

映像音響処理技術者の仕事内容は主に、撮影・製作された映像コンテンツを仕上げることで、映像の編集やテロップの挿入、特殊効果の追加、音響面では映像に合わせた効果音や音楽、ナレーションの追加等を行いますし、配信や放送の形や規格に合わせてデータの形式を変換させる事も映像音響処理技術者の仕事内容の1つです。

実際の仕事内容の例として、編集作業をするエディターや音響処理、セリフや効果音等を追加するMAミキサー、演者の心情や時間、季節を色で表現するカラリスト、作品をマスターファイルにまとめるオーサリング・エンコード、特殊技術であるVFXコンポジッター・CGアーティスト、技術サポート、制作コーディネーター、営業などがあります。

映像音響処理技術者資格取得の為の勉強法

試験は日本ポストプロダクション協会から発行されている「映像音響処理技術者資格認定試験問題集」の範囲、レベルからの出題となっています。

過去の出題例、過去の問題が日本ポストプロダクション協会のホームページよりダウンロードできますので、そちらも活用する事が出来ます。

試験問題集は「ポストプロダクション技術マニュアル」に準拠して作成されています。参考として、このマニュアルを利用したり、わからない用語を調べるために「ポストプロダクション技術用語集」を利用することがおすすめです。

映像音響処理技術者になるには映像・音響系の専門学校で学ぶのが一番のおすすめで、映像・音響業界で働きたいと思っている方は、専門学校に通って資格を取得することが近道となるでしょう。

問題集を見ても独学では理解しづらい事も多々あるので、合格率が高い認定試験とは言え、やはり専門学校で基礎知識や技術を学び、在校中に資格を取得する事が有効な認定試験合格法です。

資料を無料で請求して、各学校の特徴をチェックし、自分に合う進学先を見つけましょう!

映像音響処理技術者認定試験の試験料・試験内容・合格発表について

映像音響処理技術者

映像音響処理技術者になるには最低限の基礎知識を習得していると客観的に認定してもらう事が必要です。その為の映像音響処理技術者認定試験の概要についてお話します。

映像音響処理技術者認定試験には受験資格が無いので、合格できるレベルの知識があればどなたでも受験できる難易度の低い試験です。

マークシート方式の筆記試験で5つの分野から出題され、制限時間は75分で出題数は50問なので、しっかりと受験対策を行い、全問解答する事が大切です。

受験地は全国約40ヵ所の学校等で実施されるのですが、詳細は出願期間中に社団法人日本ポストプロダクション協会のホームページに公示されるので、そちらをご確認ください。

それでは映像音響処理技術者認定試験の試験内容や合格率等の詳細を解説していきましょう。

映像音響処理技術者認定試験の受験料

受験料は5,400円(税込)です。

いったん入金するといかなる理由があっても返金されないので、確実に今年度に受験すると決めてから出願しましょう。

受験申請書は協会へ受験要項パンフレットを請求するか、在学中の専門学校が制度参加校である場合は学校で配布されます。

協会から取り寄せる際は以下のメールアドレスへ必要事項を添えて送信してください。

映像音響処理技術者認定試験の年間試験回数

試験は年1回、毎年6月上旬ごろに実施され、2020年も6月上旬に予定されています。

2019年は6月2日(日)、午前10時15分~午前11時30分までで行われました。

出願期間は2019年3月1日~4月30日の当日消印有効でしたので、2020年も同時期に出願期間が設定される予定です。

映像音響処理技術者の試験科目等の内容

映像音響処理技術者認定試験の内容は、映像や音響に関連する職業で働く方、働こうとする方が最低限知っておくべき技術の基礎知識が出題され、仕事内容に必要な知識が十分に理解できているかが問われます。

試験内容としては、技術基礎問題(20%)、映像基礎問題(30%)、音響基礎問題(30%)、デジタルメディア・コンピュータ基礎問題(10%)、著作権基礎問題(10%)から50問出題されます。()内はそれぞれの配点割合です。

映像音響処理技術者資格の難易度

映像音響処理技術者認定試験は例年合格率が70%程度であることから、比較的取得しやすい資格といえます。出題範囲も協会発行の問題集の中から出題され、映像・音響専門学校生が受験する事も多いため、出題範囲や試験対策がしっかり取られているので難易度が低い試験だと言われています。

初学者や理数系が苦手な方は、ゼロからの学習が必要になる科目も多く、問題集だけで合格を目指すのは難易度が高い為、専門学校や大学で知識と技術を学ぶことが必要です。

専門的な知識をしっかりと身に付け、在学中に試験に合格する事が可能な専門学校の一覧から、各学校の詳細が記載されている資料を無料で複数請求出来ますので、気軽に利用してみましょう。

映像音響処理技術者資格の合格率について

試験では60%の正解率が合格基準となっています。毎年の合格率としては平均約70%となっており、2019年現在第1回~20回(2018年度)までの総合格者は約21,000名です。

普段から映像や音響に興味があり、機材に触れている人にとっては比較的理解しやすいものであり、合格率も高い試験ではあるのですが、現役専門学校生でも合格率が70%程度になる事もあるので、確実に合格出来るよう学ばなければ合格は難しいと言えるでしょう。

映像音響処理技術者試験の合格発表

合格発表は約1ヵ月後の7月中旬までに、郵送か宅配便にて通知されます。

合格した方には合格証書(認定証)が発行されます。2018年度までは合格証に「初級」と記載されていましたが、難易度別の等級が無い為2019年度からは記述を削除されるようになりました。

出題の難易度や合格基準に変更は無く、これまでの合格者とこれからの合格者にレベルの差はありません。

映像音響処理技術者資格取得後の就職先や年収、将来性等

映像音響処理技術者2

就職後すぐに活躍できる映像音響処理技術者になるには、認定試験に合格し就職先で研修中にしっかりと基礎が出来ている事を認めてもらわなければなりません。

早くから実践的な動きが出来ると認めてもらえれば、色んな仕事を任せてもらえるようになり、昇進も早くなる可能性があります。

その為には実践的な学習が出来る専門学校に進学する事が一番です。それぞれの専門学校では文化祭やオープンスクール、音楽フェス等で実践的学べる環境作りをしている所があるので、一度各学校の資料を無料請求し、求める学習方法をとっている学校をチェックしてみましょう。

では映像音響処理技術者の就職先や年収、将来性などをご紹介していくので参考にしてみてください。

映像音響処理技術者の職業例

映像編集や音響に関する企業に就職される事が多く、ポストプロダクション企業、テレビ局、イベント制作会社、音響・照明等のステージ技術会社、音源制作会社等、就職先は多岐に渡り、求人数も多い為、就職に困ることはありません

顧客からの求められる事にどれだけ応えられるか、要望以上の事が出来るかが活躍できるかの分かれ道です。

映像音響処理技術者に向いている人

将来、映像制作の現場で働きたい、映像音響処理技術者になるにはどうすれば?と考えている人は、積極的に類似の資格取得に励む事です。

制作の現場では、制作サイドの意向を正確に聞き取り、理解し、迅速に行動することが常に必要とされるため、コミュニケーション能力が大切となり、またよりよい作品を作ろうと技術を常に磨いていこうとする向上心がある方が求められています。

資格を取得する為に様々な努力が出来ると客観的にわかるようにアピールする為にも、合格率が低く難易度が高い類似資格を取得しましょう。

映像音響処理技術者と同じ分野の他の資格

音響技術者能力試験舞台機構調整技能士CGクリエイター検定カラーコーディネーターDPA操縦士資格等、ポストプロダクションに関わる資格を複数取得しておく事で、より活躍の幅が広がります。

才能やセンスを問われる業界で、最先端を走り続ける映像音響処理技術者になるには色々な知識や資格を取得している方が有利になる事も多いでしょう。

より望ましいのは合格率が低く難易度が高い国家資格ですので、挑戦してみてください。

映像音響処理技術者の年収・給料相場

映像音響処理技術者が活躍する職業の中で、多いのが音響技術者や映像編集者です。両社とも勤務する企業の規模や雇用形態により収入の幅は大きいのですが、20代前半の平均の年収で400~550万円程度です。

音響技術者の場合、東京都の求人情報では20代後半で約500万円、40代では約550~720万円程と差が出来ていくようです。

同じく映像編集者でも20代後半で約500万円、40代では約550~720万円程と変わらず、フリーで映像技術者をしている方の中には年収1000万円を超える方もいるので夢のある職業だと言えるでしょう。

フリーで活躍できる映像音響処理技術者になるには、人脈作りや精神面での強さが必要になるでしょう。

映像音響処理技術者の現状

近年、デジタル放送や衛星放送、CATVが発達し普及してきたことによって、映像コンテンツは従来のテレビ放送や映画以外にも、ブロードバンドによる映像配信など様々に展開されてきています。

それに伴い、映像コンテンツの需要もますます増えてきています。そのため、映像作品を効率よく仕上げていく技術をもつ映像技術処理者の需要も多くなっています

映像音響処理技術者の将来性

舞台やテレビ・映画だけではなく、アニメやDVD、BSやyoutube等、まだまだこれから映像や音響を駆使したコンテンツは増加していくため、今後も映像コンテンツの需要は減ることはなく、活躍の場所として安定した業界といえます。

映像・音響関連ではない一般の企業も、自社ホームページやCM等を手がけるようになっていますので、様々なルートから仕事が増える事も望めます

映像音響処理技術者の独立について

活躍する場所としては、映像や音響関連業界でのポストプロダクション業務などがメインとなります。また、映像音響処理技術者認定試験は専門的な資格というわけではなく、知っておくべき基礎知識を評価するための資格となります。

したがって、この資格だけで独立して活躍することは難しいかもしれません。就職や転職、独立にも有利になるには他の資格と併せ持つことがひつようになるでしょう。

映像音響処理技術者になるには?認定試験の合格率や難易度・仕事内容まとめ

いかがでしたでしょうか?

映像音響処理技術者認定試験は受験制限が無いので、誰でも受験することが可能な難易度の低い試験ですが、専門的な知識がしっかり身についていなければ、映像・音響関連の現役専門学生でも合格率は70%となってしまうような試験です。

普段から専門機材や設備に触れている方で、基礎知識があれば協会発行の問題集でも合格ラインを目指す事は可能かもしれませんが、基本的には専門学校や大学への進学が一番確実な道だと言えます。

在学中に取得を目指せる専門学校も多いですし、自分に合う学ぶ環境が必ず見つかるので、気軽に各学校の詳細を無料資料請求で複数取り寄せ、比較検討してみましょう

仕事内容的には厳しい事も多いかと思われ、時間の制約もありますが、就職先によっては確実に定時に終われる会社もあるので、納得して入社できる環境を探してみる事がおすすめです。

映像・音響関連の仕事を希望し映像音響処理技術者になるには、基礎知識があり努力できる人間だとアピールする事が第一歩になり、その為にも資格取得はおすすめなので是非挑戦してみてください。

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