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臨床検査技師の平均年収は?東京と地方の違いや学歴による違い

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by 資格広場編集部

更新日:2021-06-07

臨床検査技師の平均年収が高いのか低いのか気になりませんか?東京など都会と地方や大卒や専門卒といった学歴、男性と女性などで差があるのか。こんな臨床検査技師の年収事情を全て紹介します。また、なりかたや将来性についてもあわせて紹介します。

       

臨床検査技師を目指そうと思ったとき、やっぱり年収も気になりますよね。

平均年収はどのくらいなのか、男性と女性で差はあるのか、東京などの都会と地方で差はあるのか、大卒や短大卒など学歴で差はあるのか。

本記事では以上のような臨床検査技師にまつわる年収事情を全て調べて紹介します。

また、実際に臨床検査技師になるまでの流れや将来性についてもあわせて紹介します。

臨床検査技師について気になる人はぜひ参考にしてくださいね。

臨床検査技師の平均年収は低い?高い?

臨床検査技師の平均年収

臨床検査技師の平均年収は、2020年度の厚労省調べで493万円です。

日本人の平均年収が2019年度の国税庁調べで436万円なので、57万円高いですね。

続いて、過去5年間の平均年収を調べましたので紹介します。

年度平均年齢平均勤続年収平均年収
2020年度41.2歳12.7年493万円
2019年度38.7歳10.1年461万円
2018年度39.7歳11.3年474万円
2017年度39.0歳11.2年468万円
2016年度38.4歳10.9年475万円
出典:厚労省-2020年~2016年賃金構造基本統計調査

若干の変動はありますが、過去5年間の平均だと474万円になります。

大きな変動はないことから手堅い職業と言えます。

年齢による平均年収の違いや新卒の平均年収を紹介

臨床検査技師の年齢による平均年収や平均月収、平均ボーナスの推移を紹介します。

厚労省が調査した2020年度のデータでは以下の通りです。

年齢月収ボーナス平均年収
20 ~ 24歳24万円38万円324万円
25 ~ 29歳27万円72万円392万円
30 ~ 34歳29万円91万円440万円
35 ~ 39歳31万円104万円481万円
40 ~ 44歳33万円107万円508万円
45 ~ 49歳38万円124万円576万円
50 ~ 54歳37万円127万円569万円
55 ~ 59歳43万円153万円672万円
60 ~ 64歳37万円101万円543万円
65 ~ 69歳26万円31万円341万円
70歳~23万円19万円293万円
出典:厚労省-2020年賃金構造基本統計調査

新卒で20~24歳となるため新卒の年収は20~24歳が参考になります。

金額としては324万円ですね。

また、60歳以上の年収が大きく下がっていきますが、これは臨床検査技師の多くが60歳で定年を迎えるためです。

他に気になるのは45歳以上で年収が急に高くなっている点ですが、これは役職としては最上位の技師長に就くことが多いためです。

技師長になれるかどうかは年収に大きく影響することが分かりますね。

男性・女性の性別による平均年収の違いを紹介

臨床検査技師の平均年収が男性と女性でどの程度差があるのかを紹介します。

厚労省が調べた2020年度のデータでは以下の通りでした。

年齢男性の平均年収女性の平均年収
全年齢平均544万円472万円
20 ~ 24歳325万円323万円
25 ~ 29歳384万円394万円
30 ~ 34歳491万円416万円
35 ~ 39歳501万円473万円
40 ~ 44歳571万円487万円
45 ~ 49歳627万円554万円
50 ~ 54歳656万円535万円
55 ~ 59歳788万円616万円
60 ~ 64歳572万円521万円
65 ~ 69歳316万円385万円
70歳~284万円309万円
出典:厚労省-2020年賃金構造基本統計調査

全体的に男性よりも女性の方が低い傾向にあります。

これは、これまでの社会での出産や育児といったライフイベントによる休暇や昇進の有無が関わっています。

面白いのは25~29歳と65歳以上では女性の年収の方が高いことです。

実は、臨床検査技師はおよそ7:3で女性の方が多い職種です。

定年後も働く女性が多いことがこの結果に繋がっています。

東京や沖縄など都道府県別の平均年収を紹介

臨床検査技師の年収は東京や沖縄など地域によって差があるのか気になりますよね。

厚労省が調査した2020年度の都道府県別の平均年収と臨床検査技師の平均年収から推定した、臨床検査技師の都道府県別の平均年収を紹介します。

順位都道府県
1位東 京602万円
2位神奈川543万円
3位愛 知519万円
4位大 阪510万円
5位京 都496万円
6位滋 賀492万円
7位兵 庫490万円
8位茨 城488万円
9位千 葉481万円
10位三 重481万円
順位都道府県平均年収
38位佐 賀402万円
39位鹿児島402万円
40位長 崎400万円
41位高 知397万円
42位山 形391万円
43位宮 崎388万円
44位岩 手383万円
45位秋 田380万円
46位沖 縄378万円
47位青 森371万円

このように東京や神奈川など、いわゆる都会の方が年収は高い傾向があります。

家賃なども違うため一概には言えませんが、年収の高さを就職先に求める場合は都会の方が良さそうですね。

大卒や専門卒など学歴別ででる平均年収の違いを紹介

大卒や専門卒などの学歴で臨床検査技師の年収はどのくらいの違いがでるのでしょうか。

臨床検査技師が務めることの多い病院の求人を調べた結果が以下の通りです。

学歴初任(基本)給
院卒21万8,000円
大学卒20万5,400円
短大・専門卒19万4,000円

例えば院卒と短大・専門卒では初任給から2万円以上の差です。

これだけでも年収にすると24万円以上の差となります。

加えて、最終学歴が高いと出世する可能性も高いので、手当も変わってきます。

以上の点から年収は学歴で大きく変わります。

法医学に携わる臨床検査技師の年収を紹介

ドラマなどで話題になることもある、法医学の世界で働く臨床検査技師の年収はどの程度なのでしょうか。

公開されてはいないため求人や口コミで調べた結果を紹介します。

結果としては、一般の臨床検査技師と変わりありませんでした。

加えて、法医学に関連する職場はほとんど医学部が設置されている大学になるため数が少なく、採用人数も限られているため狭き門です。

臨床検査技師として法医学に携わりたい場合は大学に入ること、教授からの印象をよくすること、の2点を意識して動く必要があるでしょう。

臨床検査技師の年収をランキングで紹介

臨床検査師の医療ランキング

臨床検査技師の年収を以下の2つの視点からランキングで紹介します。

  • 全145職種
  • 医療業界全14職種

それぞれ詳しく見てみましょう。

全職種ランキング

厚労省の調査した2020年度の145職種で見た臨床検査技師の年収ランキングは以下の通りです。

全職種での順位53位/145職種
出典:厚労省-2020年賃金構造基本統計調査

おおよそ全体の1/3のあたりに位置していますね。

このように臨床検査技師の年収はある程度高いと言えます。

医療業界ランキング

臨床検査技師は医療業界に属す訳ですが、医療業界での年収はどのくらいに位置しているのでしょうか。

厚労省が調査した2020年度のデータからランキングを紹介します。

医療業界での順位6位/14職種
出典:厚労省-2020年賃金構造基本統計調査

丁度真ん中より上の位置ですね。

医師や保健師よりは下ですが、看護師や栄養士などよりは上でした。

臨床検査技師で年収1,000万円は狙える?

司法書士の平均年収

臨床検査技師の平均年収のおよそ倍である年収1,000万ですが、頑張れば狙うこともできます。

方法としては以下の2通りです。

  • 大学教授になる
  • 外資系の医療機器メーカーで管理職になる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

大学教授になる

臨床検査技師になるための学部で教授になると年収1,000万円は現実的です。

なぜなら、厚労省の調査では2020年度の教授の平均年収は1,073万円だからです。

また、准教授だと平均年収は2020年度で871万円です。

ここに執筆の原稿料や講演代を加えると年収1,000万円も狙えます。

外資系の医療機器メーカーで管理職になる

臨床検査技師は病院で働く以外にも、医療機器メーカーでアプリケーションスペシャリストとして働く道もあります。

医療機器メーカーでのアプリケーションスペシャリストの主な仕事内容は以下の通りです。

  • 医療機器の説明
  • 医療機器の使い方の説明
  • 医療機器のプレゼンや講習会の開催
  • 医療機器販売促進のための企画立案

特に外資系では能力に応じて年収は上がりやすいため、能力を認められて管理職までいけば年収1,000万円は現実的です。

臨床検査技師ってどうやってなるの?

臨床検査技師なり方

臨床検査技師になるには臨床検査技師国家試験に合格する必要があります。

国家試験を受けるためには以下のどこかに通う必要があります。

  • 大学
  • 3年制短大
  • 3年制以上専門学校

このいずれかに通い、卒業資格を得て国家試験に合格すれば晴れて臨床検査技師になることができます。

臨床検査技師国家試験の合格率を紹介

臨床検査技師の合格率について過去5年間分を紹介します。

年度受験者数合格者数合格率
2020年5,115人4,101人80.2%
2019年4,854人3,472人71.5%
2018年4,816人3,620人75.2%
2017年4,829人3,828人79.3%
2016年4,739人3,729人78.7%
出典:厚労省-国家試験合格発表

過去5年の平均合格率は78.7%でしっかり勉強していれば合格できる試験です。

臨床検査技師を目指している人は臆することなく頑張ってください。

臨床検査技師の将来性はどうなの?

臨床検査技師の仕事は検体検査が主です。

検体とは「検査・分析のために取り上げる物体」のことで昔は血液のみを扱っていましたが、現在では鼻腔拭い液や口腔の粘膜採取なども扱えるようになっています。

また、検査自体は医療の高度化が進み機械で代替可能な内容も増えてきましたが、この流れに合わせて細胞検査士や超音波検査士のような上級職もできて重宝されています。

加えて、病院以外でも企業で治験コーディネーターやアプリケーションスペシャリストとして活躍するなど、職域の広がりもあります。

惰性で働いていては臨床検査技師以外のどの職種でも当然無理ですが、意欲的に働けるのであれば将来も安泰の職業と言えます。

臨床検査技師の年収まとめ

臨床検査技師の年収は日本人の平均年収に比べて高く、医療業界の中では半分よりも上ということが分かりました。

当たり前に働いていれば昇給は見込めますし、やりようによっては年収1,000万円も目指せることも分かったのは嬉しいですね。

将来的にも安泰なことも大きな魅力です。

人を助けることに繋がるやりがいのある職業かつ年収も人並み以上に得られることから、臨床検査技師が気になる人はぜひ目指してみてはいかがでしょうか。

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