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歯科衛生士の資格は専門学校や大学で取得できる?給料の額も

更新日:2019-05-28

歯科衛生士の資格は専門学校や大学で取得できる?給料の額も

”歯科衛生士”とは、歯科医院に勤務して歯科医師の様々な仕事をサポートする人です。同じ歯科医師のサポートをする業務でも、歯科助手とは違って国家資格に合格する必要があります。

その歯科衛生士の資格取得を目指すには、専門学校や大学に行けば取れるのでしょうか?また、お給料がいくらもらえるのかも検証していきましょう!

歯科衛生士とは?

歯科衛生士

皆さんは”歯科衛生士”と聞いて、どのような仕事をする人かすぐに思い浮かべることができるでしょうか。

歯科衛生士とは、歯科医院に勤務して歯科医師の仕事をサポートする人のことを言います。
歯石や歯垢を除去したり、歯科医療の補助を行ったりしています。

他にも患者さんの歯の型を取ったり、レントゲンを撮影する際の補助や、歯を削った時の仮詰めなども歯科衛生士の仕事です。

「歯科助手とは違うのか?」と思うかもしれませんが、具体的にはどのような違いがあるのでしょうか。

歯科助手との違い

歯科助手は、患者さんの治療を行う前に準備をしたり、治療中もアシスタント業務に従事するなどしています。

歯科医師のサポートを行っているという点では歯科衛生士と変わらないものの、歯科助手は「患者の口の中に手を入れる」という行為ができないため、歯型を取ったりすることはできません。

また、歯科衛生士の資格は国家資格なので、専門学校などに通って資格取得を目指す必要があります。

歯科衛生士の学校とは?

歯科衛生士の勉強をするには、高校を卒業してから養成課程のある大学において4年間学ぶか、3年制の専門学校に通う必要があります。
その後、国家資格の受験資格を得て、取得を目指します。

大学と専門学校では、学ぶ内容などに違いがあるのでしょうか。

専門学校の場合

歯科衛生士を目指す場合、専門学校に進学するという人は多くいます。

その大体が3年間通うことになっていますが、最近では社会人などが通いやすいように夜間部を設置する学校も徐々に増えつつあるようです。
学費は教材費や諸経費を除くと、3年間でおよそ250万円から300万円という学校が多いですが、学校によっても差が出てくるので、進学を希望する学校の学費はあらかじめチェックしておきましょう。

学費でも、とくに安いとされているのが国立や県立の学校であり、地方の学校では3年通って100万円から150万円程度という場所もあります。

専門学校には歯科系大学の付属というところもあり、そのような学校は歯科衛生士の合格者を多数世に送っています。
さらには大学歯学部附属の歯科病院において、臨床実習を行なっているので歯科衛生士を志す人にとってはかなりの勉強になりますね。

大学や短大の場合

歯科衛生士の勉強は短大や大学でもできますが、4年制の大学はそんなに数が多くありません。

調べてみると4年生の大学に比べて、出てくるのはほとんどが3年制の短大です。
しかし、どちらに進学したから就職に有利といったものはなく、歯科衛生士の資格を取得する時も就職においても、何ら大きな差があるわけではありません。

そのため、大学や短大の特徴をよく調べ、進路を決める時に自分がどちらに向いているのかをよく検討しましょう。

歯科衛生士の資格の難易度は?

歯科衛生士

国家資格である歯科衛生士ですが、資格を取得することはどのくらい難しいのでしょうか。

難易度は次のとおりです。

合格率が高い

歯科衛生士の国家資格は年に1度だけ行われますが、試験はマークシート方式のみとなっています。

合格率は驚きの高さを誇っており、ほぼ毎年95%前後と言われていることから、難易度はそれほど高くないようです。

しかし、注意が必要な点もあります。
前述のごとく歯科衛生士は養成課程のある専門学校や大学、短大などで学んだ人のみが受験資格を与えられるので、誰でも自由に試験が受けられるわけではありません。

また、これほどまでに合格率が高いのも、それぞれの学校が徹底的に試験対策を行なっているからであり、普段から真面目に勉学に取り組んでいなければ落ちることもあるでしょう。
ちなみに、学校によっては不真面目な学生は留年するところもあるため、絶対に気を抜かないようにしましょう。

歯科衛生士のお給料は?

歯科衛生士は様々な歯科医院に勤めますが、お給料の額や待遇の良し悪しは勤務先によって大分変わってくるようです。

それでは、気になるお給料をチェックしていきましょう。

給料は多くないが、安定している

結論から言って、歯科衛生士のお給料は決して多いわけではありませんが、安定していると言えるでしょう。

すべての歯科衛生士のお給料を見てみると、平均して毎月25万円ほどの収入となっています。
新卒者だと、初任給の額は20万円前後とされているので、少ない額ではありませんね。

歯科衛生士の全体の年収は、300万円を超えるくらいの額が平均とされています。

歯科衛生士のお給料は、能力やキャリアを積むことで上がっていきます。なので、何年も地道に働いていく中に昇給していくことも十分考えられます。

賞与などは?

お給料とは別に、賞与などが出るかは勤務先によって違います。

手当などを充実させている歯科医院では、お給料以外にも残業手当や交通費が支払われるほか、辞める際には退職金を出してくれるところもあるようです。
ただ、歯科医院の規模が大きいから待遇やお給料が良いというわけではなく、医院によっては国民健康保険に個人で加入する必要があるところも存在します。

就職する時は求人をよく確認し、お給料の額に加えて手当や保険の有無も重視した方が良いでしょう。

歯科衛生士についてのまとめ

歯科衛生士になるには、大学・短期大学・専門学校のいずれかにおいて勉強を重ね、国家資格の受験資格を得ます。
その後、国家資格も無事に合格することが叶えば、晴れて歯科衛生士になることができるのです。

歯科衛生士は歯科医師の仕事のサポートを行い、歯科助手と違って患者さんの口に中に手を入れることができます。

また、国家試験そのものの合格率は非常に高く、ほぼ毎年95%程度の数字が出ています。
しかし、問題が簡単などというわけではなく、各学校が合格を目指して徹底的な試験対策を行なっていることが理由としてあげられます。

お給料も決して高い金額ではありませんが、安定している額ではあります。

社会人から歯科衛生士を目指すという人も、最近では夜間部を設置している学校が増えてきているので、学ぶチャンスはたくさんあります。