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音楽療法士になるには?難易度・仕事内容・合格率・給料相場

更新日:2024-01-04

音楽療法士になるには?難易度・仕事内容・合格率・給料相場

音楽療法士資格取得者は他には介護士、社会福祉士、作業療法士、理学療法士、心理カウンセラー、という名称で呼ばれております。
資格名:音楽療法士

音楽療法士の資格は「民間資格」です。

音楽療法士

資格広場では音楽療法士になりたい方を応援しております。

音楽療法士になるために必要な知識

まず音楽に関する知識は必要です。音楽療法に関する専門知識は、音楽関連の大学・短大・専門学校や、音楽療法士の民間資格を認定する学会の講座などで学ぶことができます。また、現場では自らピアノやギターなどを演奏することもあるため、それなりの演奏技術も身に付けておく必要があります。

音楽療法士の資格は「日本音楽療法学会」が運営管理を行っております。

日本音楽療法学会とは:
日本音楽療法学会は、同会認定の音楽療法士の資格を付与する団体です。音楽療法士の育成、音楽療法の普及・啓発などの活動を行っています。

 仕事内容
 試験詳細
 資格取得者の傾向

音楽療法士ってどんな仕事なの?(仕事内容など)

音楽療法士とは、音楽が持つ力を利用して、心身に障害を持っている人のリハビリテーションをする仕事です。病院などの医療施設や学校などで音楽を用いた心理的な治療を行います。音楽療法とは、心理療法に関する知識、臨床経験をもとに心の病気を持っている患者の心のケアを目的としている治療法です。

音楽療法の手法は、受動的音楽療法と能動的音楽療法の2つに大きく分かれます。受動的音楽療法とは、音楽を聴くことによって効果をもたらす療法で、クラシックの音楽や思い出の曲などを聴かせることによって、精神を安定させます。能動的音楽療法とは、リハビリテーションを受ける人と音楽療法士が一緒に歌を歌ったり、演奏したり、楽器のリズムに乗って動いたりする療法です。

医師や看護師、介護士やリハビリ担当者などと連携し、音楽療法がどういった効果を患者に与えるのかを見ながら、治療法の変更や改善を行っていくのが音楽療法士の仕事です。時には、カウンセラーの役割も果たします。

音楽療法士資格取得の為の勉強法

認定試験を受けるにあたり、まずは、筆記試験を受験する資格が必要となります。資格を得る方法は2つあります。1つ目は「認定校コース」で、日本音楽療法学会認定に指定されている教育機関で学ぶ方法です。必要なカリキュラムを終了することで受験資格が得られます。2つ目は「一般コース」です。学会が主催する必修講習会をすべて受講し、その他の条件もすべて満たされると、受験資格を得ることが出来ます。

ただし、この制度に参加するにはⅠ.日本音楽療法学会正会員であること。Ⅱ.学校法人格を有する専門学校(2年以上)・高等専門学校・短期大学・大学のいずれかを卒業していること。Ⅲ.臨床経験5年以上(音楽を利用した臨床経験2年を含む)を有すること(但し3年でスタートし必修講習会受講と並行して臨床経験を積み、合計5年となる場合も可)。Ⅳ.音楽試験に合格すること、という条件があります。筆記試験に合格し、年に一回開催されている「学会認定音楽療法士資格審査」に合格すると音楽療法士の資格を取得することができます。

音楽療法士の試験料・試験の内容・合格発表について

音楽療法士資格試験料

音楽試験受験料:実技、理論 各5,000円、筆記試験受験料:10,000円、面接試験受験申請料:10,000円、音楽療法士資格認定料30,000円

音楽療法士資格試験・検定の年間試験回数

本試験は年に1回

音楽療法士資格の試験科目等の内容

音楽療法士の資格試験は、筆記試験と面接試験があります。筆記試験は面接試験を受験する資格を得る為の試験ですので、これに合格しないと面接試験に進めません。筆記試験は、マークシートを用いた選択問題100問と小論文です。小論文の内容は、面接試験に進んだ際の口頭試問の対象になっています。筆記試験に合格した場合、次の面接試験を受けるにあたり書類審査があります。書類審査時には、音楽療法に関するレポートや研究発表を審査されることになります。面接では、おもに音楽療法士としての適性を持っているかどうかが問われるようです。また、実技試験も行われており、学会指定の課題曲の中から、キーボードまたはギターを使っての「弾き歌い」を行います。

音楽療法士資格の難易度

資格を取得するまでに学校等へ通うなど時間がかかるので、すぐに資格がとれるわけではありません。学校でしっかりと勉強をしていればとれる資格です。

音楽療法士資格の合格率について

2015年度の音楽療法学会認定音楽療法士の資格試験(実技および面接試験)の合格率は約60%でした。

音楽療法士資格試験の合格発表

合否は筆記試験、面接試験ともに本人へ直接通知されます。

音楽療法士資格取得後の傾向

音楽療法士の職業例

病院、高齢者施設、特別支援学校、学校、NPO法人等の職員

音楽療法士に向いている人

音楽療法士は音楽を活用することで、身体や心に病を抱えている人や日常生活を送ることが困難な人に対し、相手を元気にしたり、コミュニケーションの機会を提供する仕事です。また、子どもからお年寄りまで幅広い年代の患者さんと接する職業でもありますから、誰とでも分け隔てなくコミュニケーションがとれ、明るく前向きな性格の人が向いています。人を喜ばせたり楽しませることに喜びを感じられる人や、誰かの役に立ちたいと強く思うようなボランティア精神も重要な資質です。また、音楽療法の現場では、医師や看護師、支援員、介護士などと協力して患者さんのケアをすることが多いので、他人と協力して目標達成のために動ける人であれば適正は十分にあると言えます。

音楽療法士資格と同じ分野の他の資格

臨床心理士、介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士、ケアマネージャー、理学療法士、作業療法士

音楽療法士の年収・給料相場

音楽療法士は国家資格ではないため、常勤で勤務している場合でも最低賃金の場合が多く平均して300万円弱です。

音楽療法士の現状

日本ではまだ音楽療法に対して専門分野としての地位が確立されていないため、音楽療法士としての求人が行われているケースは、ほとんどないといっても過言ではありません。実際には、音楽療法士の資格だけで就職や転職活動をするのは難しく、看護師や作業療法士、臨床心理士など医療系や福祉系の資格を取得した人が、それぞれの業務の中で、あわせて音楽療法を行うケースが大半となっています。

音楽療法士の将来性

自律神経系、免疫系、ホルモン系への音楽の影響から、確実な音楽療法の有効性が証明されてきています。。また、 医療領域では音楽による不安軽減や疼痛緩和効果が明らかになっています。終末期医療では、音楽療法を受けた人と受けなかった人の比較 で、受けた人の方が寿命が長かったという報告があります。認知 症高齢者領域では、不安と不穏そして敵意の軽減があげられます。また音楽療法の実施後に、免疫に関わるNK細胞の活性化が認 められます。障害児・者領域では、心と体の発達支援に役立つこ とが分かっています。このように、医療の現場での音楽療法の治療効果は高いと認められるていますから、、今後は音楽療法士という職業の地位がもっと確立されていくでしょう。

音楽療法士の独立について

音楽療法士は、病院や高齢者施設、学校などで活躍できる職業です。ですから、音楽療法士として独立してして自分だけで経営していくのは極めて難しいでしょう。将来的に、音楽療法士が国家資格化され、専門職としての地位が確立されれば独立という道も開けていくかもしれません。

こんな著名人の方も音楽療法士資格を持ってます。

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