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登録販売員の資格取得難易度と、試験日までに行いたい過去問を調査

更新日:2019-04-30

登録販売員の資格取得難易度と、試験日までに行いたい過去問を調査

登録販売員と言う取っ付き安い名前が故に疑問が多いです。
登録販売員って一体何なの?どういう資格なの?難易度はどのくらい?過去問はどこかに紹介されているの?主な試験日はいつなの?どこでも受けれるものなの?と言うような疑問の答えをこのページで紹介して行きます。
少しでもみなさんの生活の参考になればと思います。

登録販売員って何?

薬剤師

登録販売員とだけ聞くとなんの資格なのかさえ分からないと思います。

オープニングスタッフのプロなのか…デパ地下で声が大きい販売員たちなのか…フリマアプリ会社に雇われて登録している売り手なのか…

どれも違います!どうやら薬の販売員のことらしいのです。

2009年に薬事法というものが改正されたものが施行され、その際に現れた資格です。
薬剤師がいないと薬は売れないものだったのですが、この法改正によりコンビニなどでも販売可能になりました。そしてコンビニなどで薬を売る際にこの登録販売員を持った人の在中が必要ということなのです。

ちなみに登録販売員は2015年より誰でも受験可能になりましたので、独学でも資格を取ることは可能です。

登録販売員の資格はどこで取り決められているの?

先述しましたが登録販売員は法改正により現れた資格です。ですので登録販売員は国家資格となります。

「平成21年度から、新しく生まれた『登録販売者』は、厚生労働省が中心になり、各都道府県医療政策部薬務課が実施する認定試験に合格した資格者を指します。」
出典:医薬品登録販売者の資格取得システム

東京ならば東京都福祉保健局が取り決めていますが、その他を調べると主に各都道府県が取り仕切っているようですので、公式の情報が欲しい場合は各都道府県のホームページを確認するのが良いかと思います。

薬剤師と登録販売員の違いは?

第一類医薬品を販売出来るか否かです。薬剤師さんは全ての薬を販売出来ます。しかし登録販売員は販売出来ません。
ただ一般用医薬品の大多数を占める第二類・第三類医薬品は販売が可能になります。
なので簡単に言うと、登録販売員は「ライトな薬剤師」と言ったところでしょう。

第一類医薬品と言うのは処方箋に基づく薬の調剤は出来ない、副作用リスクが大きいとされる薬です。
第二類・第三類医薬品は薬の中で9割を占めているので、ほとんどの薬を販売することが可能です。

登録販売員の試験日はいつ?

マークシート

試験日は地域によって異なります。例年の日程を見て、予想で管轄を分けておよその時期をまとめてみました。

北海道・東北地方(北海道、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島)
8月下旬

関東近郊(埼玉、千葉、東京、神奈川)
9月上旬〜中旬

甲信越・北関東(栃木、群馬、茨城、山梨、長野、新潟)
9月上旬

東海・北陸(富山、石川、静岡、岐阜、愛知、三重)
9月上旬

近畿(福井、滋賀、京都、兵庫、和歌山)
8月中旬

奈良県
8月下旬〜9月上旬

大阪府
9月上旬〜中旬

中国(鳥取、島根、岡山、広島、山口)
11月中旬

四国(徳島、香川、愛媛、高知)
10月中旬〜下旬

九州・沖縄(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)
12月上旬〜中旬

申し込み期限が試験日の3ヶ月ほど前に締め切る地域がほとんどですので、受験するかどうかの意思決定は早いこと行わなければならないでしょう。
早くて5月の下旬ごろから受験受付を開始する傾向にありますので、その頃にチェックしておくのが先決でしょう。

地域によって受験料の差はあるの?

登録販売員の資格を受験するにあたって受験料を支払いますが、これも地域によって差があります。

2018年のものをまとめてみると…

北海道 18100円

青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島 17600円

長野 15300円

埼玉、茨城、栃木、群馬、新潟、富山、石川、愛知、静岡、岐阜、三重、広島、徳島、香川、愛媛、高知 15000円

神奈川 14200円

岡山 14120円

山口 14070円

千葉、山梨、滋賀、鳥取、島根 14000円

東京 13600円

福井、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄 13000円

と都道府県により様々です。
ただお値段の方は結構しますので軽い気持ちでは受けられないなというのが正直な感想です。

受験料の他に登録料がかかる!?

受験料の他に受かった場合に支払う登録料と言うものがあるようです!この登録料を支払わなければ、資格を行使して勤務することが出来ません。
これは実際に働く地域に支払いますが、こちらも当然地域によって差があります。

相場とすれば、7100円〜10000円です。

つまりは資格を手に入れるのに講座に通わなくても、25000円前後は必要となるという計算になります。

登録販売員の資格の難易度は?

国家資格なだけあってか、難易度はそれなりに高いです。

問題は全120問で合格ラインは約70%です。ただ5科目設問があるうち、各科目ずつ4割もしくは3.5割以上が得点するという条件がついています。
2017年のデータで見てみますと受験者が61126人、合格者は26606人、合格率は43.5%となっています。合格率はややではありますが半分以下ですので難易度は高いと言っても良いでしょう。

誰でも受験できるようになったので受験者数自体は年々増えている最中なのですが、合格率がそれに伴って変わっている訳でもなく毎年40%代を彷徨っている形です。

登録販売員の過去問やテキストはどこでチェックできる?

過去問は下記のサイトにて実際に全ての問題が解けるようになっていました!
出典:過去問クイズ
出典:登録販売者試験対策合格NAVI
出典:全国過去問マスター

地域ごとに問題も分かれているものもあるので非常に使いやすいのではないかと思います。

特にこの下記のサイトには2018年の最新問題が掲載されています。
こちらのサイトには「第3章は、漢方薬・生薬に関する出題は特別多くありませんでしたが、全般的にあまり過去問では問われていなかった内容が新たに登場している印象を受けます。」など傾向と対策に使えそうな内容も掲載されていましたので参考にしてみていただければと思います。
出典:医薬品 登録販売者DX

なお各科目で点数を稼がなければならないのは変わりないので、どの問題を解いて置けば良いかというよりは一度解いてみて苦手分野を探してみましょう。

またテキストとして問題集は数多くあります。
出典:Amazon 検索結果

パソコンやインターネットが苦手な方だという方はこちらを使ってみるのも良いと思います。

また登録販売員を合格するための講座もユーキャンを始め、いくつかあります。
出典:Brush UP

講座の受講料は値段相場としては35000円〜50000円。当然安くないので、こちらも過去問などを実際に解いてみてから自分が合格ラインとどのくらいの差があるのかを見比べて判断してみるのが良いかと思います。

まとめ

登録販売員の試験はそれなりに難しいですが、お金さえ揃うのならば受けてみる価値のある資格だと思いました。
このようなしっかりとした国家資格ならば取っておいて損はないし、店舗側に需要があるのも容易に想像出来ます。
今コンビニに入ったら必ずと言っていいほど医薬品は販売されていますからね。
「難易度高いのか…」と諦めるほど難しい資格とも思えませんので、目指している方々は是非頑張っていただきたいと思います!

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