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ビジネス能力検定(B検)の合格率や難易度・過去問の傾向・正式名称

更新日:2024-01-04

ビジネス能力検定(B検)の合格率や難易度・過去問の傾向・正式名称

ビジネス能力検定ビジネス能力検定は幅広い年齢層の男女が目指せる、ビジネス能力を高められる資格で通称「B検」と呼ばれています。

文部科学省の後援を受けているほどの信用性があり、起業によっては新人教育の現場でも使用している試験で、ビジネスに必要なマナーや能力を備える為のものです。

これから取得を考えている方の参考になればと、合格率や難易度、過去問の傾向や試験について詳しくご紹介しています。

ビジネス能力検定とは?

ビジネス能力検定 マナー

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                    

ビジネス能力検定ビジネス能力検定(B検)は社会人として要求されるビジネス能力を客観的に評価する資格です。1~3級に分かれており、新入社員として必要な最低限の知識から、上司として部下や同僚をリードするマネジメント能力まで、幅広い知識、教養が問われます。知識に加え、現場で求められる能力なども加味されるため、社会人としての能力を総合的に測ることができる資格となっています。

3級は比較的易しく、新入社員研修にも導入される程度ですが2級以上はビジネスマンとしてチームや会社をリードする人材に向けた試験になるので実務経験としての知識も必要になってきます。

2級以上の実務的知識は就職してから習得することも出来ますが、経済や経営の学習が先に出来ている事で即戦力になることをアピールする事が出来るので、ビジネス系の専門学校で学ぶことがビジネス能力検定の合格への秘訣なのです。

無料資料請求から自分に合った学び方を推奨している学校を比較検討出来るよう複数選択してみる事をおすすめします。

ビジネス能力検定の正式名称

ビジネス能力検定(B検)はビジネスパーソンの能力を客観的に判断する資格として有名となっていて、2013年に新基準が導入され、正式名称がビジネス能力検定ジョブパスと改称されました。

試験の正式名称が変わったことによる大きな変更点は、1級の試験内容がCBT(Computer Based Testing)方式というパソコンを使った記述入力式のみになった事です。

ビジネス能力検定の試験内容

3級では企業で働くにあたり必要な組織への理解、文書や口頭での表現の仕方といった社会常識・マナー、基礎的なコミュニケーション能力の育成等のビジネスに対する基礎能力をCBT方式かペーパーテスト(多肢選択式)が選択出来、35問出題されます。

2級は3級の出題範囲を含んだ上にプレゼンやクレームの対処法、接客や営業・自社でのビジネス上必要な会話力、議事録作成のような実践的な事柄が出題されます。2級もCBT方式かペーパーテスト(多肢選択式)の選択で35問あり、すでに社会人として勤めている方であれば2級の難易度は低いとされています。

1級の内容はすべてCBT方式での記述式になり、マネジメントや問題解決に向けての論理的な思考、情報発信やそれに関わる表現の技法も問われます。18問ある中には2・3級の出題範囲もありますが、統計分析等の実際に業務で使用する実用的な問題が多く、会社を引っ張っていくビジネスマンの中でもリーダーに必要な総合的能力を問われるのが1級の試験なのです。

ビジネス能力検定取得のために必要な知識・受験資格

ビジネス能力検定 知識

どの級でもビジネスに関する常識、マナーが必須です。また、知識以外にも問題解決のために必要な論理的思考力や問題解決能力なども重要となります。さらに1級ではマネジメントや財務表などに関する知識も必要となります。

受験資格や制限はなく、1~3級まで年齢や国籍問わず誰でも受験する事が出来る試験です。

ビジネス能力検定取得の為の勉強法

ビジネス能力検定(B検)は1~3級まであり、各レベルで勉強法が異なります。2,3級は主に学生を対象としているため、難易度はあまり高くありません。特に、3級は新人研修レベルの試験で、社会人なら誰でも知っている常識ばかりが問われ、2級も社会人として数年働いたら自然と身につくような知識や仕事での対応力が問われます。

一方で、1級ではマネジメント能力が問われ、ケーススタディの問題や財務表など、実務経験がないと解きづらい問題が多く、2,3級と比べ難易度が高いです。

2,3級なら公式HPの過去問や、ビジネスマナー本などを一通りこなせば十分でしょう。1級に関しては、マネジメントと実務関連の知識を重点的に勉強することが重要となります。

ビジネス能力検定の過去問

ビジネス能力検定(B検)の過去問は2・3級のみ公式ホームページに掲載されています。1級は問題集のみですが、唯一対応しているものとして日本能率協会マネジメントセンターが発行しているので、この問題集を利用して学習する事が必要です。

2・3級は基本的に常識的な問題が多い為、公式ホームページの過去問だけでも十分対策出来るのですが、社会人経験がない方ですと分かりづらい事もあり、問題集を試験対策にする事は意味があることだと言えるでしょう。

ビジネス能力検定の過去問の傾向と対策

2013年に新基準に改定され、試験内容も比較的簡単な物に変わりました。ですから過去問を試験対策にする方は最新の過去問から解いていくことをおすすめします。

3級は35問で100点満点中70点以上で合格する事が出来るのですが、新聞やニュースをよく読むことで知識を増やせば、正しい回答が出来る程度の問題ですから、過去問との複合学習で合格できるでしょう。

2級ですと問題の難易度は3級より少し難しくなり、応用力が問われるものになるので、過去問と問題集で問題を解く読解力をつけ、新聞やニュースで知識を増やしておく事が大切です。2級は35問、100点満点中65点で合格出来ます。

1級はアチーブ問題と論述問題に別れていて100点満点中60点が必要です。問題は2級と傾向が同じなのですが、論述式は200~300字ほどの文章を書かねばならず、途中答案にならないように気を付ける事が必須です。対策としては普段から文章を書いたり実用書を参考に、文章を考える力をつける事です。

ビジネス能力検定の試験料・難易度・合格発表について

B検 試験

ビジネス能力検定ビジネス能力検定は社会人としての実務経験が無ければ取得が難しい事もあるので、確実に合格を目指すなら専門学校等で対策を立てて学ぶことが一番の秘訣になります。

先に資料を確認できる専門学校から選べば、入学後に「思っていた学習と違う」なんて事にもなりませんので、一度無料で資料請求してみる事をおすすめします。

続いてビジネス能力検定(B検)の試験にまつわるものについて解説しましょう。試験を受けるにあたり必要なことは出願方法を適切に行うことです。出願する際に不備があれば受験できなくなるので注意が必要です。

出願は検定センターや専門学校等に設置されている願書で行う、インターネット上で公式サイトから出願申込みする、直接検定試験センターに受験案内・願書を郵送してもらうよう下記へ依頼する、の3つの方法があります。

    【申込先】
    〒102-0073
    東京都千代田区九段北4-2-25 私学会館別館 一般財団法人職業教育・キャリア教育財団 検定試験センターB検係
    【必要事項を記したメモ】
    ・願書送付先の郵便番号、住所、氏名
    ・希望する検定試験名(ビジネス能力検定ジョブパス)
    ・申込部数(1~3級まで願書は共通)
    【郵送料】
    2部までなら140円分の切手、3部は205円分、7部までなら250円分必要です
    速達希望なら別途280円分の切手を同封してください

ビジネス能力検定の試験料と出願方法

1級8500円、2級4200円、3級3000円で、2・3級は併願も可能です。2級合格者が1年以内に1級を受験する際は、1度だけですが割引され5500円で受験できます。

出願方式は、ペーパーテスト希望者ならインターネット、コンビニの情報端末、郵便の3つの方法があり、CBT方式希望者はインターネットからのみ受け付けています。

ビジネス能力検定の試験日程

ビジネス能力検定試験(B検)の試験は1級と2・3級で試験の日程が異なります

1級は年2回、9月と2月頃に実施され、2.3級はCBT方式なら年中受験可能、ぺーバー方式なら7月と12月頃の年2回です。

2019年の開催日程は以下の通りです。

開催前後期 試験日程 出願期間
1級(CBT方式)
前期 2019年9月7日(土)~9月15日(日) 2019年7月8日~
(個人)試験日より3週間前まで
(団体)試験日より2週間前まで
後期 2020年2月1日(土)~2月9日(日) 2019年12月2日~
(個人)試験日より3週間前まで
(団体)試験日より2週間前まで
2・3級(CBT方式)
2019年4月1日~2020年3月25日まで随時 (個人)試験日より3週間前まで
(団体)試験日より2週間前まで
2・3級(ペーパーテスト)
前期 2019年7月7日(日) 2019年4月1日~5月24日
後期 2019年12月1日(日) 2019年9月1日~2019年10月18日

ビジネス能力検定の難易度

2,3級は学生対象の試験のため、難易度は低く合格率も高いため、社会人なら容易に合格できるでしょう。特に、3級に関しては、社会人なら受験する必要性も無い難易度と言えます。

ただし、1級は実務などの経験、マネジメント能力が問われるため難易度は少し高めとなっています。1級の難易度設定は社会人5年目程度のため、社会人として十分な期間働いている方なら、過去問や対策を事前に行う事で、合格できるレベルの難易度といえるでしょう。

ビジネス能力検定の合格率

1級合格率 2級合格率 3級合格率
平成30年度後期 39.7% 69.1% 80.7%
平成30年度前期 47.1% 83.3% 87.1%
平成29年度後期 38.1% 65.3% 72.1%
平成29年度前期 40.2% 69.3% 80.8%
平成28年度後期 35.3% 60.3% 81.3%

(一財)職業教育・キャリア教育財団 検定試験センタ-

過去累計の合格率は、1級で35.5%、2級で71.7%、3級で82.5%でかなり高くなっているのですが、年度・前後期で試験の内容がかなり違う事から合格率は一定ではありません。

新基準のジョブパスを導入する前の平均合格率が1級が約16%、2級が約40%、3級が約75%程だったことを考えると難易度が下がったと感じられるでしょう。

ビジネス能力検定の解答・合格発表

2・3級をCBT方式で受験された方であれば即時採点されるので合否がすぐに確認できますが、1級は記述式の為に採点に時間がかかり前期は10月下旬、後期は3月下旬に合格発表があり、2・3級のペーパーテスト方式も1級と同じく試験日から約1ヵ月~1か月半程で合格発表があります。

ビジネス能力検定(B検)は試験後に解答をWEB上で公開しており、基本的には試験の3日後に公式サイトの過去問と解答ページに掲載されます。

ビジネス能力検定取得後の就職先・年収・報酬相場

ビジネス能力検定(B検)

ビジネス能力検定(B検)を取得すると、どういった就職先があるのか、取得した事で給与や年収に差が出るのかも気になるところでしょう。

これだけで独立し得る資格ではありませんので、ビジネスパーソンとしての能力を証明するために取得する人がほとんどですが、現在大学や工学系専門学校、美容系専門学校でも導入され始めています。

ビジネス能力検定所持者の職業例

多種多様な業種に向いている検定試験の為、企業で働く方から工業系の営業・事務、接客業まで幅広い職種の社会人が受験しています。

就職前にビジネス面での常識やマナーがあることをアピール出来るようにと学生の内から2級取得を目指している方も多いのも特徴です。

一概に例を挙げる必要が無いのがビジネス能力検定(B検)なのです。

ビジネス能力検定の取得に向いている人

3級は社会人として働き始めて日が浅い方、ビジネス常識を身に着けたい方、就職を控える学生などに向いています。

2級は実践的な問題も多数出題される為、社会人ですでに就職されて1~2年たっている方が実務に役立つよう受験する事が多く、1級はマネジメント技法や交渉能力について等出題されるものなので入社後5年以上経ち、昇進に向けて努力する方に向いている検定試験です。

ビジネス能力検定と同じ分野の他の資格

ビジネスマナーや業務に活かせる分野の検定試験として、ビジネス・キャリア検定試験や秘書検定、情報検定があります。

その他、就職・就職後に役立つ資格としては以下のような資格・検定があるので参考にして下さい。

ビジネス能力検定の年収・給料相場

この資格をメインで仕事をしている人はいません。元々の職業を持っていた上で、その自身の能力の証明の為や学生がビジネス常識を学ぶために取得する場合が多いので、給料は就職した企業の規定に準ずることになります。

とはいえ上級を取得する事により、上昇志向の強い努力できる人間であると会社に認めてもらう事で昇進や昇給のチャンスが広がるので、自分のスキルアップにもなり昇級し、年収が上がることに繋がるでしょう。

ビジネス能力検定の現状

ビジネス能力検定試験(B検)は2013年に新基準「ジョブパス」が導入され、現在、正式名称が「ビジネス能力検定ジョブパス」と改称されてます。

比較的未だ新しく(1995年~)、文部科学省に後援されている検定でもあり、ビジネス常識の資格としてこれから広まっていく検定試験です。

ビジネス能力検定の将来性

ビジネス常識を問う試験として非常に適した試験であるため、今後もっとメジャーな検定になるでしょう。ただ、専門的な分野に特化した資格でないため、B検が就職や業務で必須な資格にはなりにくいと思われます。

就職や業務というよりは、社会に出る前に身につけておきたい常識やマナーを問う検定試験なので、専門学校や大学で取得を推奨するような検定試験になるのではないかという見方もされているのです。

ビジネス能力検定の正式名称は?合格率や難易度・過去問等詳細まとめ

いかがでしたでしょうか?

ビジネス能力検定ジョブパス(B検)は1995年に実施開始となり、当初は1級の難易度が高く合格率も低いものでしたが、2013年の新基準「ジョブパス」を導入する事により難易度が下げられ合格率も高くなり、正式名称も「ビジネス能力検定ジョブパス」と改称しました。

難易度が下がったと言えど、1級は35%程度となかなかの高難度です。しっかりと経済や経営の知識、ビジネスマンとしての実務に関する知識等が無ければ合格は難しいので、適切な学習方法である専門学校で学ぶことが一番の秘訣であり有効な手段です。

ですから無料資料請求で自分が目指す「求められる人材」になれる学校を比較検討して進学する事が大切です。

就職活動に向けてビジネスマナーや企業・組織に対する理解を深める為の検定試験でもあり、将来的に企業の上層部で活躍する方を応援する検定試験でもあるのです。

3級は比較的難易度も低く、企業でも新人研修に取り入れているので、基礎的な知識や能力を持っている事のアピールの為に取得しておく事をおすすめします。

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