ボイラーとは容器に入れた水を加熱して、蒸気や温水を供給する設備のことですが、これを取り扱う仕事をしている人も”ボイラー”と言います。
ボイラーを安全に稼働させるという重要な役割を担っていますが、なるための資格などは必要ないのでしょうか?
また、ボイラーの仕事には将来性があるのか、資格があるとすればメリットがあるのかどうかを見ていきましょう!
ボイラー技士になる!

『ボイラー』とは容器に入れた水を加熱して、蒸気や温水を供給する設備のことを指します。
これを扱う職業の人(ボイラー技士)も”ボイラー”と言われていますが、身近なものだとお風呂の給湯設備のボイラーがイメージしやすいと思われます。
今回はこのボイラーという職業についてご紹介していきますが、この仕事は資格がないとなれないのでしょうか?
小規模・小型ボイラーは資格を取得しなくてもOK
結論から言うと、小規模・小型ボイラーは資格を取得しなくても取り扱いをすることが可能です。
ですが、ボイラーとして他の資格も取得した方が業務の幅も広がり、様々なメリットが出てきます。
それでは、ボイラーの資格について見ていきましょう!
ボイラー技士
”ボイラー技士”とは国家資格であり、ボイラーを設置しているビルや病院、学校、ホテル、商業施設などいろいろな場所で働いています。
なぜボイラー技師として働くには資格が必要なのかというと、ボイラーは高温・高圧の蒸気や温水が発生する機器なので、しっかりと知識を得て操作できる人でないと扱えない決まりになっているからです。
最悪の場合、爆発や破裂の危険性もあることから、無資格者が扱うと法令違反となります。(実際に無資格者にボイラーを操作させて書類送検された企業もあります。)
そして、ボイラー技士は次のような区分に分かれています。
特級・一級・二級がある
ボイラー技士の区分は「特急」・「一級」・「二級」の3つに分かれており、取り扱うことができるボイラーの種類が変わってきます。
最も位の高い「特級ボイラー技士」は、すべての規模のボイラーを取り扱うことができます。
ボイラーの仕事を極めたい方は、特級レベルを目指すと良いですね。
「一級ボイラー技士」は、大規模・大型ボイラーをはじめ、伝熱面積の合計が500㎡未満のものを取り扱います。
「二級ボイラー技士」は、中規模・中型ボイラーをはじめ、伝熱面積の合計が25㎡未満のものを取り扱います。
ボイラーは区分によっても就職先が違うので、自分の持っている資格がどこでなら働けるのか事前にチェックしておきましょう。
ボイラー技士の将来性とは?
ボイラー技士の将来性についてですが、ズバッと言ってしまえばもちろん「あります」。
将来性があることの裏付けとして、ボイラー技士は需要が安定しているという点が挙げられます。
有資格者が求められている
正直なところ、ボイラー技士の資格を取得する人は減少傾向にあります。
しかし、ボイラー技士は需要が高いので、安定していると言えるのです。
ここ最近はボイラー技士の資格を持っていなくても扱えるような熱源設備が増加傾向にありますが、それでも有資格者が求められています。
持っていなくても扱える熱源設備が増えているだけで、資格がなければ扱えないボイラーもまだまだあるのです。
ボイラー技士の資格があることで、いざという時に役に立つでしょう。
もちろん資格がなくても働くことはできますが、「必要ない」と力強く断言できるほどではないと言えます。
メリットもたくさん!

もちろん資格を取得するということは、メリットも発生してきます。
主に次のような良い点がありますよ!
定年したあとも働ける
基本的に60歳を超えると定年となり、仕事を退職する人が多いです。
しかし、ボイラー技士の仕事は60歳以上でも働くことが可能であり、自分が働きたいと思うところまで続けることができます。
ちなみにボイラー技士の仕事は体力勝負ではないため、定年を迎えてから資格を取得する人もいます。
若いうちから資格を持っていると、より経験と実績を積むことができるので良いですね。
就職や転職の時に役に立つ
ボイラー技士の資格を取得すると、就職や転職の際にとても役たちます。
資格を持っていなくても扱えるボイラーはあると前述しましたが、それでも資格取得者をできるだけ採用したいというのが企業側の本音なのでしょう。(万が一何かあった時、知識がある人の方が頼りになるとも言えますね。)
とくに「特級ボイラー技士」の資格はすべての規模のボイラーを取り扱えるので、より将来性もあり、活躍できる業界の幅も広がるでしょう。
資格手当が支給される
職業によっては、資格を取得しても「資格手当」が支給されないケースもありますが、ボイラー技士の場合はしっかりと貰えます。
いくらほど貰えるかは企業によっても変わってくるので一概には言えませんが、大体3,000円くらいからスタートするようです。
大きな会社に勤められれば、資格手当の額もより増えていくことが多いです。
どんな人に向いているのか?
このように、ボイラー技士はメリットも多く、将来性もあるということが分かりました。
では、どのような人に向いているのでしょうか?
職務に忠実で、手を抜かない人
ボイラーの取り扱いは、一歩間違えば爆発を引き起こすなど大惨事になる可能性があります。
そのため、常に危険と隣り合わせなのだという緊張感を持ち、仕事に手を抜くことなく職務に忠実なタイプの人に向いていると言えます。
資格を取得するには、独学でもスクールに通うでも、通信講座を受講するでもOKです。
興味のある方は、ぜひボイラー技士の資格を取得してみてはいかがでしょうか。
ボイラーの資格についてのまとめ
ボイラー技士の資格は、たとえ持っていなかったとしても扱えるボイラーがいくつかあるので就職は可能です。
しかし、そうは言ってもボイラー技士の資格を持っている人を企業側は採用する傾向が強いので、必要ないとは言い切れません。
むしろボイラー技士の資格を取得している方がメリットも多く、「資格手当が支給される」「就職や転職の際に大いに役立つ」「定年してからも働き続けられる」など実用的です。
とくに、60歳を過ぎてからボイラー技士の資格を取得する人もいるので、いつでもチャレンジできるところも良いですね。
さらに、「特級ボイラー技士」の資格を取得すればすべてのボイラーの取り扱いが可能となるうえ、就職先もたくさんの選択肢の中から選ぶことができます。
資格取得に向けて勉強するには、独学でも良く、スクールに通ったり通信講座を受講することもできるので、ぜひ自分のライフスタイルに合わせて学んでみてはいかがでしょうか。
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