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陸上無線技術士1級2級の難易度や合格率・試験日・過去問まとめ

更新日:2024-01-04

陸上無線技術士1級2級の難易度や合格率・試験日・過去問まとめ

通信系の国家資格である陸上無線技術士陸上無線技術士資格取得者は他には無線技術士、1技、1陸技、第1級陸上特殊無線技士という名称で呼ばれています。

テレビやラジオと言った普段何気なしに見たり聞いたりしている物でも、裏では資格が役に立っていることをお気付きでしょうか?

この資格は、テレビ局や電気通信会社といった無線を扱っている企業で、活躍する事が出来る資格で1級と2級に分けらています。

資格名:陸上無線技術士

目次

陸上無線技術士は国家資格?

陸上無線技術士

Satellite dishes in a countryside

陸上無線技術士の資格は「国家資格」となっています。陸上無線技術士の資格は、1級(一陸技)と2級(二陸技)に分かれており、1級と2級では技術操作出来る範囲が変わってきます。

無線通信の技術操作を行うのであれば必ず必要となってくる資格で、テレビやラジオといった身の回りに溢れている陸上での無線関係を操作するテレビ局などでは、この資格無しには操作する事が出来ないので必須資格となっています。

そして国家資格と言う事から分かるように、難易度もかなり高く独学ではかなりの長期に渡る学習が必要になるので、理工学部以外から陸上無線技術者を目指すなら大学や専門学校へ進学する事がおすすめです。

資格を取得できる学校は多数あるので、無料で資料請求して情報を集め、自分に合った学校を探しましょう。

陸上無線技術士とは?

ハテナを指さす男性

無線通信に使用する機器や設備を操作する技術者(エンジニア)のことを称します。

資格は第一級陸上無線技術士、第二級陸上無線技術士とにわかれており、認められている無線操作の範囲が第一級陸上無線技術士、第二級陸上無線技術士ではそれぞれ異なっています。

特に第一級陸上無線技術士(通称:一陸技)は無線設備の操作に関する最上位の資格とされており、試験の難易度も非常に高くなっています。

陸上無線技術士の具体的な仕事内容は?

放送局(テレビ局やラジオ局)では必置資格と定められており、テレビ放送やラジオ放送の無線通信時の機材や設備などの操作が主な仕事内容です。放送局以外では空港の無線機器の操作や、海岸局や携帯基地局における無線通信システムの調整や維持、保守などの仕事もあります。

また、登録検査等事業者制度の点検員として、無線通信に関する設備のチェックや検査を行うことも出来るため、定期検査を担っている会社においては需要が高い資格となります。

陸上無線技術士を運営管理する「公益財団法人 日本無線協会」

公益財団法人 日本無線協会とは、国に代わりあらゆる無線に関わる業務の試験を実施しています。他にも無線に関した講習や養成課程なども行っていて、日本の電波利用発展寄与を目的にした総務省が認めている協会の一つです。

総務大臣から指定試験機関に指定されているので、日本無線協会では無線に関した全ての資格の国家試験を行っています。

陸上無線技術士になるために必要な知識やスキル、適性

陸上無線技術士の国家試験には受験資格等は特に定められておりません。受験の際の制限がないので、陸上無線技術士を志す方はどなたでも受けることができます。

しかし、試験の難易度は決して低くはないため、試験勉強を通して無線通信についての様々な専門知識をしっかりと身につけておかなければなりません。

また、陸上無線技術士になった際はいわゆるエンジニアとしての業務が主になります。よって、実際に各種の技術がどのような場面で、どのように使われているのかを想像して、その上で必要な計算を行っていく必要があり、非常に幅広い視野が要求されます。また、放送、通信という多くの人々の生活に直接的な影響を及ぼす業務となるため、重要かつ責任が伴う作業や操作が多く、冷静沈着さや操作の確実性などの適性も必要となります。

陸上無線技術士資格試験の詳細

試験を受ける人

続いては陸上無線技術士資格試験を受験するために必要な情報についてまとめていきたいと思います。

まず受験を希望する人は、日本無線協会または一般財団法人情報通信振興会にて申請用紙を購入するか、インターネットで申し込みを行ってください。

申請が受理されると試験が行われる月の前月の下旬に受験票・受験整理票が送られてきますので失くさないように保管して置いて下さい。万が一失くしたとしても試験開始前に、紛失した事を伝えれば試験日当日に試験会場にて再発行をしてもらえます。

受験料は、受験する級によって試験料金が異なってきます。第一級陸上無線通信士が16,563円(非課税)、第二級陸上無線通信士が13,763円(非課税)になります。

確実に1度で試験に合格するなら、高額な試験料を何度も払わなくてもいいように、しっかりと通信系の学部がある大学や専門学校で知識と技術を身に付けておきましょう

陸上無線技術士資格試験・検定の試験は年何回行っている?

7月・1月の年に2回、実施され、7月、1月と共に2日間で試験は行われています。

2019年での試験日は、第1級陸上無線技術士が令和元年7月9日(火)、令和元年7月10日(水)令和2年の1月14日(火)、令和2年の1月15日(水)に実施されています。

第2級陸上無線技術士の日程は、令和元年7月11日(木)、令和元年7月12日(金)令和2年の1月16日(木)、令和2年の1月17日(金)が試験日となっています。

陸上無線技術士資格の試験科目等の内容

第一級の試験内容は、放送局、電気通信業務用等の固定局、無線測位局等すべての無線局の無線設備の技術的な操作となっており、試験科目は工学の基礎、工学A、工学B、法規で構成されています。

第二級は放送局、電気通信業務用等の固定局、無線測位局等すべての無線局の無線設備の技術的な操作(テレビジョン放送局を除く無線局の空中線電力2kW以下のもの、テレビジョン放送局の空中線電力500W以下のもの)となりまして、試験科目は工学の基礎、工学A、工学B、法規で構成されています。

4科目ときくと非常に大変そうな印象を受けますが、陸上無線技術士資格の試験は、科目合格制度となっています。試験日は年に2回実施されていますので、「1年スパンで考えて、まずは二科目合格し、次の試験で残りの二科目を合格しよう」といったプランや、「一度に1科目ずつ確実に合格しよう」といったプランなど、自分の生活や目標に合わせた受験プランを計画することも重要といえそうですね。

陸上無線技術士試験の科目免除について

試験の翌月初めから3年以内の合格者は該当科目が免除されます。

また、総務大臣が定める認定校を卒業した方は、卒業後3年間は無線工学の基礎の科目が免除されます。

陸上無線技術士資格の・難易度・合格率・過去問について

たくさんのパーセント

陸上無線技術士は国家資格となっており、試験科目も専門的な知識を要するので簡単に合格する事は容易ではない資格となっています。

しかし、年に2回の試験が行われるので他の国家資格に比べてチャンスがあり、上記でも話した通り自分の生活や目標に合わしたプランで合格に近づくことも出来るのでゆっくりと資格取得する事も可能な資格です。

とはいえ何年もかけて学習するとなると、就職・転職にも影響が出てくる為、短期間で合格したい方は専門学校等での学びが必要だといえるので、理工系の学習をしたことがないなら上記のボタンから色んな学校のパンフレットを無料請求することをおすすめします。

では、続いては1級試験、2級試験の難易度・合格率・過去問などについて調べましたので、是非ご覧下さい。

陸上無線技術士資格の1級・2級の難易度って?

問題は記述が無くマークシートによる選択式のみとなっています。記述問題がないとはいえ、試験内容は決して容易というわけではなさそうです。

というのも学生時代には学ぶことのなかったような専門知識も求められるため、対策をしていないのにまぐれで合格してしまうようなものではないです。

また高校で学ぶような数学や物理をちゃんとわかっている前提で、練習問題を行うことが必要とされます。なのでその辺りの知識がなかったりあっても薄い人だと、なかなか合格するのは困難です。

さらに1級と2級では行える技術操作の範囲が変わってきますが、試験の難易度に関して双方で差が無く高い試験となっています。

陸上無線技術士資格の合格率とは?

平成29年度の陸上無線技術士試験1級を受験した人は、4862人中で合格者が1233人となっています。

2級では、受験者数が1188人で合格者数が302人となっており、どちらも合格率が25.4%となっています。

平成29年度の結果を見ても、やはり試験の難易度はそれなりに高く容易な試験とは言えませんので、試験対策や勉強をしっかりとすることをおすすめします。

陸上無線技術士資格試験の合格発表とその後の流れは?

試験日の約1カ月後に郵送で通知されます。また日本無線協会の公式サイトで2週間ほど掲載される仕組みとなっています。

そして合格したら総務省電波利用ページにて免許申請書をダウンロードし必要事項を記入、必要書類と共に東京都千代田区にある「関東総合通信局 無線通信部 航空海上課」に郵送します。

約1ヵ月程で免許証が送付されてきます。(陸上無線技術士の免許は更新がありません。)

陸上無線技術士資格と同じ分野の他の資格

特殊無線技士航空無線通信士海上無線通信士があります。

陸上無線技術士資格取得の為のオススメの勉強法は?

本を読む人

陸上無線技術士の試験対策は、たとえ理解が難しいとしても、テキストを最初から最後まで読んだあとに、問題を解く方法がベストと言えるでしょう。

テキストには若干難解なことが記載されていますがそこで立ち止まらずに、仮に理解が難しかったとしても何回か反芻したら次々と進めていくのが良いです。テキストをなんとか読み終えることができたら、問題にチャレンジしてみましょう。

問題集についている回答の説明だけでは、おそらくわからない部分も出てくるかと思います。そんな場合には、テキストの該当する箇所をを入念に読み直す必要が出てきます。

とはいえ上記の学習方法は時間がかかり、独学では難易度が高いので大学や専門学校で学ぶことが近道となる為、上記のボタンからパンフレットを無料請求し、情報を集めて資格取得を目指しましょう!

陸上無線技術士資格取得は過去問がオススメ?

陸上無線技術士資格では過去に出題された問題がまた出てくることが多い傾向にあります。

よって、試験対策としては過去に出題された問題をひたすら繰り返し解くことが一番の近道です。先ほども述べましたとおり、陸上無線技術士の試験は決して簡単な試験ではありません。

しかし、例年過去問との類似問題や酷似問題等の出題がみられるようです。過去問を解いていると「またこの分野から出題されてるな。」「さっき解いた問題と似ているな。」といったことがしばしば見受けられると思います。

そうすれば、試験の傾向や、重点的に学ぶ必要がある項目などが自然と浮き彫りになってくるでしょう。

陸上無線技術士資格取得を独学で合格する事は可能?

独学で合格したという受験者も少なくはないようですが、最初は参考書や専門書を読むことすら困難だといわれていますので、まずは専門用語や問題文に慣れるところからのスタートとなりそうです。

時間はかかってしまうかもしれませんが、専門用語や問題文に慣れて自分のペースで勉強を進めていく事が、独学での一番の勉強法だと思います。

そして慣れてきたら徐々にレベルアップを行い試験合格までの計画を立てて資格取得を目指すのも一つの手となります。

また、受験資格はないとはいえ、工学に関する知識が備わっているかどうかによって、試験勉強のハードルは変わってくるので、大学の工学部レベルの知識がある方でしたら、独学での試験勉強の方が比較的やりやすいかもしれません。

全くの初心者であれば、大学の工学部や電気通信系専門学校で学ばなければ、資格取得にはかなりの期間が必要になるでしょう。

陸上無線技術士資格取得後の傾向・就職転職先について調査しました

陸上無線技術士

陸上無線技術士資格は、無線に関した資格なので無線を扱っている企業に就職や転職で有利になります。

しかし無線を扱っている企業以外では、使い道が無いので、せっかく頑張って取得した資格でも関連した業界でないと役に立たなくなってしまいます。

こちらでは、陸上無線技術士資格取得した後の主な就職先、転職先についてを簡単にまとめましたので、以下を参考にしてみてください。

陸上無線技術士資格取得後の職業例

陸上無線通信士の資格を取得した後は、放送会社、電気通信事業会社などへの就職の可能性があります。しかしながら、陸上無線通信士は必要とされていますが、どちらかというと今会社に勤務している人の教育のために資格取得をさせることが多く、関係の無い職についていた人が陸上無線通信士の資格を取ったとしても、いきなり転職するのはなかなか難しいです。

陸上無線技術士の現状

この陸上無線技術士の国家資格が活かせる会社というのは限られており、一般的には放送会社、電気通信事業会社、運輸省航空局、海上保安庁、気象庁、警察庁などです。これらの会社・機関ではニーズ自体はありますが、ほとんどの場合、社内の人間を育成して免許を取得させることが多いようです。ですので、この資格を転職の武器にするのは難しいかもしれません。

陸上無線技術士の気になる年収・給料相場、将来性とは?

並んだコイン

大変な思いをして取得した資格といっても、やはり気になるのがお金関係や資格取得後の将来性ですよね?

資格を活かして働きたいと思っていても、理想と現実が異なってしまっては何の意味も持たなくなってしまいます。

ですので、こちらでは陸上無線技術士の気になる年収についてもまとめました。資格自体の将来性や、陸上無線技術士として独立することは可能かといった点についてもご説明したいと思います!

陸上無線技術士の年収・給料相場

陸上無線通信士として勤務するなら、テレビ局やラジオ局などで勤務することが多いです。大きなテレビ局であれば平均として950万円ぐらいの年収があります。

また、ラジオ局も大手の放送局でしたら600万円~の年収があるようです。しかしながらそういったものは採用数自体が少なく、就職・転職するのは容易とは言えないでしょう。

陸上無線技術士の将来性

陸上無線技術士の存在は、どのような活動においてもで必要不可欠であることから、社会的価値は高く、将来性も問題ないと言えます。

そしてテレビ局や無線を扱っている業界では、重宝されていますし、また陸上無線技術士の資格は年々人気が高まっていますので、今後も注目される資格になっていくことでしょう。

陸上無線技術士の独立について

特にこの資格を保有しているからといって独立できるようなものではありません。基本的には放送・通信局の勤務が一般的です。

しかし、ビジネスとしてではなく個人の趣味として、無線通信を楽しむ人もいます。無線による通信では、あったこともないようなあちこちの国の人とやりとりができ、非常に楽しいものです。

陸上無線技術士1級2級の難易度とは?合格率・過去問・試験日のまとめ

陸上無線技術士は、仕事に活かすとなると放送会社、電気通信事業会社などへの就職が期待できます。

1級、2級の難易度も高く独学での勉強も、最初のころは難しいかもしれませんが、根気よく勉強を続けていけば超えられない壁ではないと思います。

就職や転借を控えている、または考えているなら早期に資格取得したいでしょうから、理工学で通信工学や電気回路の学習をしていた方以外は必要な学習は専門学校等でするのが一番最短です。

無線技術士などの通信系の資格や仕事に興味がある方は、同じ分野の他の資格を取得することも視野に入れつつ、無料資料請求で各種検討してみてはいかがでしょうか?

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