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トラック運転手の平均年収はいくら?長距離と短距離で違う?今と昔を比較

更新日:2022-12-20

トラック運転手の平均年収はいくら?長距離と短距離で違う?今と昔を比較

トラックの運転手になろうと考えた時、どれくらいの収入を得ることができるのかを気にする方は多いでしょう。

トラック運転手の年収は運転距離や扱うトラックの大きさで変わってきます。

そこでこの記事ではトラック運転手の平均年収を種類別に解説し、昔と今の状況の違いについても比較していきます。

是非最後まで見ていってください。

トラック運転手の平均年収は扱うトラックで変わってくる!

トラック運転手の平均年収は会社員全体の平均年収436万円に比べて1割程低いと言われています。

ここではトラックの大きさごとに平均年収をご紹介していきます。

大型ドライバー

大型ドライバーの年収は420万円程度でトラック運転手の中では高い部類に入りますが、会社員と比べるとやはり低くなっています。

扱うのは積載重量10トンを超えられるようなトラックで、巡回ルートによって運ぶ物も変わってきます。

中型~小型ドライバー

普通免許で運転可能な小型のトラックや、4トン程の中型トラック運転手のドライバーの平均年収は300万~400万円と言われています。

小型トラックでは長距離を運ぶこともありますが、下町の狭い道が通れるため短距離での運搬が多くなります。

トレーラー運転手

大型のトラックの中でもトレーラー運転手は「けん引免許」が必要になります。

けん引免許があれば20トン~30トンのコンテナを運搬することができます。

平均年収は500万円を超え、トラック運転手の中では一番平均年収が高いですね。

トラック運転手の平均年収は運搬距離でも変わってくる!

トラック運転手の平均年収は扱うトラックで変わってくると解説しましたが、距離ごとに仕事内容も異なる為、ここからは距離ごとの年収の違いについてご紹介します。

短距離

短距離を運搬するのは主に小型トラックですが、港周辺のトレーラー運転手も短距離ドライバーに分類されます。

短距離ドライバーの年収は扱うトラックに依存することが多いため、300万~500万円の振れ幅があります。

また短距離の移動であるため荷物の出し入れの回数が多く、民家に配送するケースもあるため自分で荷物を運ぶ必要があります。

長距離

長距離運搬のトラック運転手の平均年収は450万~750万円と言われています。

これは長距離を運ぶのが主に大型トラックであり、資格が必要なことや長い距離を運転する手当が付くからです。

長距離運搬では一人で高速道路を運転するだけなので、音楽を流したり自由に運搬できます。

しかし渋滞を避けるため空いている夜中の運転がメインとなるので、生活習慣が乱れたり睡眠不足になる恐れがあります。

また長時間同じ体勢なので疲労もたまります。

収入は上がりますが、慣れや体力がないと勤めるのは難しいかもしれません。

トラック運転手は昔の方が良かった?

長くトラック運転手をやっている人の中には「昔の方が良かった」と言う方もいます。

今の方が交通インフラが整っていますし、トラック自体の性能も上がっているのに何が昔と比べて悪くなったのでしょうか?

人気が無くなった

まず挙げられるのが人気が無くなってしまったことです。

現代の子供が憧れるのはYoutuberなどの夢があって楽しそうな職業です。

またドラマや映画の影響もあってIT業界のようなスマートな印象のある職業が人気になっています。

さらに貨物列車・航空機・船などでの輸送が発達しトラック運転手の社会的な立場が低くなってしまったことも人気がなくなった原因でしょう。

昔は運転手が荷物に触るなどは考えられず、荷下ろしなんて手伝わないよ?という程の勢いだったそうです。

長距離運搬の賃金がもっと高かった

現在では長距離のトラック運転手の年収でも一般企業の平均年収を少し上回る程度ですが、昔は1000万円を超えるような人もいたそうです。

1000万円とまではいかなくても、月50万円を下回る人は珍しかったと言います。

これは先ほども記述しましたが、他の長距離輸送手段が発達したことが原因です。

道を絞られ時間がかかるトラックより、航空機や貨物列車の方が便利ですからね。

将来性の不安

三つ目の理由が今のトラック運転手には将来性に不安があるということです。

現在多くの自動車会社が力を注いでいるのが「自動運転」です。

自動運転はまだ完全ではなく人々の運転を楽にする程度ですが、これからそう遠くない未来で完全に自立して動く車ができるでしょう。

そうなった場合真っ先に仕事が無くなるとされているのが、短距離のトラック運転手です。

常に決まった短いルートを通るだけであれば自動運転で十分代用できるからですね。

事故が起こった時の責任や荷物の賠償などの問題もありますが、運転手を雇う人件費が削減できるメリットの方が大きいと考えられます。

そういった将来性を考えると単純作業の仕事に人が集まらないもの納得できます。

高まるトラック運転手の需要!

ここまでの内容ではトラック運転手は一般企業にくらべ平均年収が低いことが多く、人気も他の職業に比べて少ないということでした。

しかしそれとは逆にトラック運転手に対する需要は年々増加しています。

ここからはその理由を解説していきます。

人が少ない

一つ目の理由は先ほどから述べているように人気がなくなり、トラック運転手の数が減ってきているからです。

これから先教育がもっと発展していく中で、トラック運転手のように体力で仕事をしていく業種の人気は無くなっていくでしょう。

そうなると自動運転が完全に成立するまでの期間はトラック運転手の需要は上がり続けると考えられます。

宅配サービスの増加

二つ目の理由は「宅配サービス」の増加です。

ここ数年でAmazonや楽天などのオンラインショッピングが盛んになってきました。

普段手に入れるのに少し遠出しなくてはならない物から、日常的な買い物まで全てオンラインで済ませる生活になってきているのです。

最近では服、弁当などなんでも配達を利用する環境になっており、それに伴い人々が購入したものをその家庭まで届ける仕事が増加しています。

また、これからVRなどが発達し、まるでショッピングモールにいるかのように買い物ができる世界が広がればオンラインショッピングが当たり前になり、配達する仕事の需要はさらに上がっていくと考えられます。

まとめ

今回はトラック運転手の平均年収を扱うトラックの種類・距離別でご紹介しました。

トラック運転手というとあまり華やかな職業ではありません。

しかし一人が好きな方や体力に自信がある方は長距離ドライバーになることでストレスの少ない環境である程度の収入を得ることができます。

また免許と経験年数などの資格を満たせば誰でも働けるようになるというのも魅力ですね。

是非この記事を参考にトラック運転手を目指してみてください。