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プログラマーの仕事内容を簡単に解説!きつい・将来性がないって本当?

更新日:2022-08-31

プログラマーの仕事内容を簡単に解説!きつい・将来性がないって本当?

プログラマーとはプログラミング言語を使ってコンピュータを動かすシステムを開発・保守する職業です。

プログラムはWeb上だけでなく家電製品やゲームなど様々な場所に使われており、現代の生活には欠かせない仕組みの1つです。

また、プログラマーは年々拡大を続けるIT業界において根幹を担っています。

しかし「プログラマーの仕事内容はきつい」といった意見や、近年はプログラマーの将来性について不安視する声も挙がっているようです。

この記事では、プログラマーの仕事内容を紹介すると共にその将来性について解説していきます。

プログラマーの種類

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プログラマーは、プログラミング言語をパソコンで打ち込みコンピュータシステム・ソフトウェアなどを開発します。

一口にプログラマーと言っても開発対象によってプログラミングの内容は大きく異なっています。

ここからはプログラマーの種類について解説していきます。

プログラマーの7つの種類

プログラマーには大きく分けると下記の7種類があります。

プログラマーの種類 開発対象
Web系プログラマー ECサイト等Webブラウザ上で動作するシステム
アプリケーションプログラマー スマホアプリ・パソコンアプリ等
ゲームプログラマー スマホゲーム・テレビゲームなどゲーム全般
組み込み系プログラマー 家電製品・自動車等のシステム
汎用系プログラマー 企業や行政の大規模システム等
オープン系プログラマー 複数のコンピュータで構築するシステム
通信系プログラマー 無線通信に関するシステム

それぞれのプログラマーで使用する言語が違うため、プログラミング技術を習得する際には自分の進みたい分野でよく使われている技術について習得すると良いでしょう。

1つの言語を習得した後は他の言語も習得しやすいと言われています。

様々な言語を扱えるようになることでプログラマーとしての人材価値を高めていくことが期待できます。

プログラマーの仕事内容

プログラマーはプログラミング言語を使用してコンピュータシステム・ソフトウェアを開発する、ということを解説してきました。

ここからはその具体的な手順について解説していきます。

プログラマーの仕事内容

プログラマーの仕事は【仕様確認→プログラミング→プログラムテスト→納品・メンテナンス】の順に行います。

以下ではそれぞれに工程について詳しく解説します。

仕様確認

まず初めに、システムエンジニアから受け取った仕様の確認を行います。

システムエンジニアは顧客の要望に応じて仕様書を作成します。

企業によってはシステムエンジニアとプログラマーが兼任という場合もあるため、その場合は仕様作成から始まることになります。

仕様書の内容を確認し、不明点などはシステムエンジニアに相談しながら自分の中に落とし込みを行います。

プログラミング

仕様確認が終わるとメイン業務であるプログラミングに移ります。

指定のプログラミング言語を使ってシステムが正常に動くようにプログラムを作成していきます。

不具合なく動かせるようにすることはもちろんのこと、後の保守や拡張を容易にするためにわかりやすいプログラムを作成することが重要です。

プログラムテスト

プログラムが完成すると次は問題なく動作するかのテストを行います。

プログラム単体のテストだけではなく、他のシステムと連動させた動作確認や顧客に実際に動かしてもらうテストもあります。

納品・メンテナンス

テストが問題なく完了すれば顧客に納品します。

ただし納品して終わりではなく、継続してメンテナンスを行なっていく必要があります。

継続的なメンテナンスが必要な理由として、テストでは気が付かなかったバグが発生する可能性があるといったことが挙げられます。

問題があれば都度修正を行い、システムを止めないように管理していくことが必要となります。

プログラマーの仕事は「きつい」?

プログラマーの仕事は「きつい」と言われる事が多々あります。

過去にはブラック企業で働くプログラマーの映画が話題になったこともありました。

ここからはどのような点が「きつい」と言われるのかについて解説していきます。

労働時間が長い

プログラマーの労働時間は長くなりがちです。

プログラムは期限内に納品する必要があるため、進捗が遅れている場合は残業したり休日返上で対応しなければならないことがあります。

近年は働き方改革などの影響もあって待遇を改善する会社が増えてきていますが、一部では依然として労働時間が長い会社があるようです。

急な対応が多い

プログラムに突然不具合が発生した場合、顧客としては一刻も早く解消してほしいと思うものです。

そのため、プログラマーは就業時間と関係なく急な対応を余儀なくされることがあります。

定時に帰れると思っていたのに急な対応が発生して帰れなくなるといった点が「きつい」と言われる要因の1つと言えます。

常に勉強し続ける必要がある

IT業界は変化が激しく、使用言語のトレンドも入れ替わりが多いです。

そのためプログラマーは常に勉強をし続ける必要があります。

労働時間が長い上に業務時間外にも勉強時間を確保する必要があるため、自分の時間が持てないといった点も「きつい」と言われています。

プログラマーに向いている人の特徴

プログラマーの「きつい」点を紹介してきましたが、他の仕事と同じようにプログラマーにも向き・不向きがあります。

そのため、向いている特徴に当てはまっている人の方がプログラマーとして成功する確率が高くなります。

そこでここからは、プログラマーに向いている人の特徴について解説していきます。

集中力がある

プログラミングはひたすらパソコンに向かって作業を行います。

1日中パソコンに向かっていれば集中力が途切れてしまうこともあると思いますが、納期内に完成させるには集中してプログラミングを行う必要があります。

1つの事に集中して取り組める方はプログラマーに向いていると言えます。

考えることが得意

プログラミングには論理的思考力が必要となります。

数学の問題を解いたりパズルを解くのが好きだったりと、考えることが得意な方はプログラマーが天職かもしれません。

またプログラミングにはエラーやバグがつきものですが、原因を考えて解消できる方はスムーズに業務を進めることができるでしょう。

体力に自信がある

前述した通りプログラマーは長時間労働になりがちです。

そのため体力に自信がある方はプログラマーに向いていると言えます。

あまり体力がないという方は、休みが取りやすい会社など出来るだけ自身が仕事を続けやすい会社を選ぶことが重要になります。

新しいことを学ぶのが好き

前の項目にも記述した通、IT業界は変化が激しいためプログラマーは常に新しい技術を学び続けていく必要があります。

新しいことを学ぶことが好きな方は勉強が苦にならないため、有利になります。

色々なプログラミング言語を使えるようになれば、貴重な人材として年収アップも期待できます。

プログラマーはスキルが収入に直結しやすい職業なので勉強好きにはおすすめです。

プログラマーの年収

プログラマーは仕事の専門性が高いことから、需要に対して供給が追いついておらず常に人手不足の業界です。

そうなると気になるのはプログラマーの給与水準ですね。

プログラマーの平均年収は約418万円となっており、日本人全体の平均年収である433万円を下回っています。

これは、プログラマーの平均年齢が約33歳と給与所得者全体の平均年齢である46.7歳よりも若いことが要因の1つです。

フリーランスのプログラマーでは平均年収が600~720万円と会社員と比べて高くなります。

フリーランスのプログラマーは顧客からの報酬を直接受け取れること、また一定の技術力を持っていることなどが要因として考えられます。

会社員のプログラマーでも、高度な技術を身につける事で800万円以上の高い年収を得ているケースもあるため、年収額は自分のスキル次第といった要素があります。

プログラマーの将来性は?

近年、AIの発達などによってプログラマーの仕事が代替されてしまうのではないかという声が挙がるようになりました。

そんな中、実際プログラマーの将来性はどのように予想されるのでしょうか?

結論から述べると、AIの発展によりこの先プログラマーが不要になるとは限りません

今後AIによってプログラムが容易にできるようになったとしても、既存のシステムがすぐに置き換わることはないからです。

そして既存のシステムの保守にはプログラマーの存在が不可欠です。

仮に全てのシステムがAIに代替されるとしてもそれはまだ遠い将来の話となるでしょう。

またIT業界は慢性的に人手不足ということもあり、当面の間は需要が供給を大きく上回る状態が続くと予想されています。

このような背景からプログラマーが失業するといった事態は考えにくいです。

さらにAIが発展するとAI技術のプログラマーが必要になります。

今後プログラマーとして人材価値を高めていくために、AIの知識や技術を勉強してAIプログラマーを目指すというのも有力な選択肢の1つです。

まとめ

この記事ではプログラマーの仕事内容や将来性について解説していきました。

本記事の内容を下記にまとめました。

  • プログラマーは大きく分けて7種類
    それぞれ使用されているプログラミング言語に違いがある
  • プログラマーの仕事は
    仕様確認→プログラミング→プログラムテスト→納品・メンテナンス
  • プログラマーは労働時間が長いことや急な対応が多い=「きつい」
  • プログラマーに向いている人の特徴は「集中力がある」「考えることが得意」など
  • プログラマーの平均年収は約418万円
    一方フリーランスの年収は高い傾向にある
  • プログラマーはAIが発展してもすぐには需要がなくならない
    AI技術のプログラマーなど新しい仕事も生まれている

プログラマーは決して楽な仕事ではありませんが、習得したスキルに応じて年収アップを目指せます。

また実力を付けてフリーランスになれば高収入も期待することができます。

この記事を読んでプログラマーの仕事に興味を持った方は、是非挑戦してみてください。