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テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)資格取得の難易度は?試験情報・年収・給料・報酬相場を分析

更新日:2024-01-04

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)資格取得の難易度は?試験情報・年収・給料・報酬相場を分析

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)は幅広い年齢層の男女が目指せる、情報処理試験の中では受験生の数が最も少ない資格です。
テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)資格取得者は他にもエンベデッドシステムスペシャリスト、情報処理技術者、システムエンジニアと呼ばれております。
テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)の資格は「国家資格」です。

資格広場は、テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)になるには?テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)なるためには?テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)になりたいを応援しております。

目次

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)に必要な知識・受験資格

情報処理に関する専門的な知識はもちろんのこと、問題を読み解く読解力やそこから解答を導く思考力が必要となります。特に記述式問題では、問題を正確に読み取り、そこにある記述を積極的に用いて素直に解答する方が良いでしょう。下手に難しく考えてしまうと、問題文の基幹からずれてしまい、知っている知識のみを単にひけらかすだけの解答に陥りがちです。

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)の資格は「独立行政法人情報処理推進機構」が運営管理を行っております。

独立行政法人情報処理推進機構とは:
独立行政法人情報処理推進機構は、エンベデッドシステムスペシャリスト(平成21年テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)より改称)試験を管理運営する経済産業省所管の団体です。2004年1月5日に設立されました。試験事務は機構の一部である情報処理技術者試験センターが行います。

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)の仕事内容

エンベデッドシステムとは自動車、家電、モバイル機器などあらゆる機器に組み込まれているマイクロコンピューターの総称です。情報システム構築の際、要求された仕様を踏まえつつ、システムに組み込むソフトウェア、マイクロプロセッサー、LSIの技術的効果・経済的効果に関する評価を行なうことや、その開発工程全般で中心的役割を果たすこと、さらにマイクロプロセッサー、LSI、OSなどの仕様の策定及び選定を行なうこと、システム開発を行なうための環境整備を行なうことなど、様々な作業を主導的に行います。数あるシステムエンジニアの中でも、より広い専門知識と豊かな発想、それを実現させる高度な技術を必要とされる技術者です。

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)資格の勉強法

筆記試験のみなので日頃から過去問題や参考書をもとに地道に準備しておけば問題ありません。午前の試験は四肢択一式なので過去問題を中心に、午後の試験は記述式なので傾向対策に加え、思考力を鍛えておくことも重要です。尚、事前に応用情報技術者試験等の高度試験に合格しておくと、午前と午後にある試験の午前の試験が免除になり、さらに午後の試験に役立つ基本的な知識も得ることができるのでお勧めです。

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)の試験料・試験内容・難易度・合格発表について

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)の資格試験料

受験料は5,700円になります。

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)試験・検定の年間試験回数

試験は年に1回4月に、全国各地で行われています。

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)試験科目等の内容

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)試験は、平成21年度以降は制度が改正され、エンベデッドシステムスペシャリスト試験という名称に変更され実施されています。試験は筆記試験のみで、午前と午後に分かれていてます。午前はコンピュータシステム系の専門知識を問う四肢択一式問題、午後はエンベデッドシステム製品に関する応用能力と実技能力を問う記述式問題が出題されます。また次の試験に合格又は基準点を得れば2年間、午前試験の科目が一部免除されます。応用情報技術者試験に合格すること、いずれかの高度情報処理技術者試験に合格すること、いずれかの高度情報処理技術者試験の午前Iに基準点以上を得ることの3つです。

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)資格の難易度

受験資格は無いので学生から社会人まで誰でも受験することはできますが、実務経験がある程度あっても、この分野に特化した基礎知識が必要となります。例えば実務経験3年程度で知識があっても、独学で2~3ヵ月間は勉強しなければ容易には合格できないようです。試験全体の傾向としては、過去問題集で訓練できる午前の四肢択一式問題よりも、基礎知識に加え問題を読み解く思考力を必要とする午後の記述式問題で合否が決まることが多いようです。

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)資格の合格率

平成28年度の合格率は17.2%です。高度情報処理技術者試験の中でも比較的難易度が高いといえるでしょう。

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)試験の合格発表

年に1回4月に試験が行われ、6月中旬に試験センターのホームページに掲載されるのを照会することができます。7月上旬に合格証書が発送され、その約3週間後に官報に公示されます。


テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)資格取得後の就職先・年収・報酬相場

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)所持者の職業例

ハードウェア製造企業や電子システム開発企業のプログラマー、ロボット設計技術者、電子機器技術者・研究者、半導体技術者・研究者

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)に向いている人

受験資格は無いので誰でも受験できるのですが、やはりシステムエンジニアの人、またはそれを目指す人が向いているようです。あらゆるシステムに応じ、複数のプログラミング言語を知らないといけない場面もあります。この資格を活かした仕事にはとにかく根気が必要な作業が多いので、こつこつと取り組む忍耐力が必要です。また、知識を応用して新たなプログラムを開発していく作業でもあるので、幾つになっても向上心を忘れす、かつ好奇心に溢れた人が向いているでしょう。

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)と同じ分野の他の資格

ITストラテジスト、システムアーキテクト、プロジェクトマネージャ、ネットワークスペシャリスト、データベーススペシャリスト、情報セキュリティスペシャリスト、情報処理安全確保支援士、ITサービスマネージャ、システム監査技術者

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)の年収・給料相場

IT社会においては非常に優遇されているにもかかわらず、平均的にはそれほど高い年収ではありませんし、企業や事業規模によって差があるのも事実です。30代半ばで年収約450~750万円前後です。ただこれは一人の会社員、エンジニアとしての収入なので、部下を任されるプロジェクトマネージャやシステムマネージャ等になるとさらに上がり、管理職やこの資格を活かした上級コンサルタント等になると年収1000万円を超える例もあるようです。

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)の現状

各企業はもちろんのこと、国家レベルでのサイバー攻撃に対するセキュリティ対策は年々急務となってきています。スマートフォンやタブレット等の身近な機器からも容易に攻撃できるサイバー能力が上がっている一方、それに対抗するセキュリティシステムのプログラミング能力に特化した技術者はさらに必要とされるでしょう。

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)の将来性

4年後に東京オリンピックを迎える日本にとって、情報セキュリティ対策は最重要課題であり、起こり得るあらゆる問題を想定して事前に処理・準備しておくことが必要となります。その為にも様々な世代の技術者が自由に技術を共有し合い、より高めていくことが重要です。

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)の独立について

一人のエンジニアとして企業に属さず生計を立てていくのはなかなか難しいようです。企業のプロジェクトチーム等に属し、様々な役割分担の中で自分の業務をこなしていき、それに見合った報酬を受け取ることが通常でしょう。実務経験を積んだ上で独立し、コンサルタント的な立場で企業等と個別契約を結ぶことができ成功している例も多々ありますので、まず専門知識の向上と実務経験を着実に積むことが重要といえるでしょう。

テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)資格を所有している主な著名人

該当なし