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【2020】消防設備士試験の試験日程・会場・受験資格

更新日:2021-01-30

【2020】消防設備士試験の試験日程・会場・受験資格

消防設備士は、ホテルやデパート等日々多くの人が利用する建物に設置された消防設備の設置工事や点検・整備が可能な国家資格保有者を指します。

幅広い年代の男女が等しく取得を目指せる「防災のプロフェッショナル」である消防設備士は、種類のある試験のいずれも合格率が30%前後から40%前後と、国家資格としては高めの割合となっています。

「消防設備士」とは?

「建物への消防設備の工事」と一言でいっても、建物内の施設の使用目的やその規模、どれくらいの人数が入るか、利用するのか等の条件に応じて設置すべき設備は変わります。

それらの条件に沿うように屋内消火栓設備、火災探知機、消火器、スプリンクラー等を設置し、またそれらがもしもの時にしっかりと使えることを管理するために必要な資格です。

消防設備士を目指すなら

消防設備士の仕事は?

消防設備士資格を保有しているからといっても、すべての消防設備の管理や設置に携われるわけではありません。

消防設備士は甲種と乙種に種類が分かれており、業務は甲乙で異なります。

乙種消防設備士であれば消防設備の設置管理が可能で、甲種消防設備士で特類資格も保有していれば特殊消防設備の設置管理も可能となります。

詳しくは下記の表を参考にしてください。

甲種消防設備士 特類、第一類、第二類、第三類、第四類、第五類

乙種消防設備士 第一類、第二類、第三類、第四類、第五類、第六類、第七類


特類  特殊消防用設備(総務大臣の認定がある設備等)

第一類 屋内消火栓、スプリンクラー、水噴霧消火設備、屋外消火栓、パッケージ型消火設備
パッケージ型自動消火設備、共同住宅用スプリンクラー

第二類 泡消火設備、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備

第三類 不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備、パッケージ型消火設備
パッケージ型自動消火設備

第四類 自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ通報する火災報知設備
共同住宅用自動火災報知設備、住戸用自動火災報知設備、特定小規模設備用自動火災報知設備
複合型居住施設用自動火災報知設備

第五類 金属製避難はしご、救助袋、緩降機

第六類 消火器

第七類 漏電火災警報器

消防設備士試験について

消防設備士として業務を行うためには、消防設備士試験を突破した後に資格を登録する必要があり、登録後には定められた期間ごとに都道府県知事開催の講習を受けなくてはいけません。

消防設備士試験は全国各地で開催されますが、日程等はその都道府県によって異なるため、受験に際しては自分の受験したい都道府県での開催日時等を調べる必要があります。

2020年度(令和2年)消防設備士試験

ここでは2020年(令和2年)の消防設備士試験の日程を東京会場のものをごく一部のみ掲載しています。その他種類の試験・都道府県会場の試験に関しては消防試験研究センターのホームページを参照してください。

電子・書面の受験受付はいずれも受付開始から10日で締切となります。

前期試験日程[2020年4月ー9月]

種類  試験日 電子受付 書面受付
甲種特類 5月19日(火) 3月16日 3月19日
甲種第一類 5月12日(火) 3月6日 3月9日
甲種第一類 6月28日(日) 5月4日 5月7日
甲種第一類 9月22日(火) 7月24日 7月27日

後期試験日程[2020年10月ー2021年3月]

種類 試験日 電子受付 書面受付
甲種特類 10月31日(土) 9月4日 9月7日
甲種特類 1月31日(日) 11月23日 11月26日
甲種第一類 10月25日(日) 8月31日 9月3日
甲種第一類 1月24日(日) 11月16日 11月19日
甲種第一類 3月13日(土) 1月12日 1月15日

消防設備士試験の試験会場

消防設備士試験は各都道府県ごとに設置されている支部等で開催されます。

年度によって会場の変更等ありますので、本年度の詳細な試験開催場所は都道府県ごとの発表を確認してください。

消防設備士試験の詳細

各都道府県ごとに試験開始時刻などが異なります。

試験時間のみが共通しており、甲種特類なら2時間45分、甲種は3時間15分、乙種なら1時間45分の試験時間となります。ちなみに免除科目の有無で試験時間も異なります。

受験資格

甲種に関しては受験に際しいくつかの条件が設けられていますが、乙種に関しては誰でも受験することが可能です。

甲種の受験には、国家資格等による受験資格と学歴による受験資格があり、下記の表を参考にしてください。各受験資格の詳細はサイトを参照してください。

甲種特類の受験は、甲種第一類から第三類のいずれか一つと甲種第四類と第五類の、合計3種類以上の免許交付を得ていることが条件となります。

国家資格による受験資格

甲種消防設備士、乙種消防設備士、技術士、電気工事士、電気主任技術者、建築士、配管技能士、ガス主任技術者、給水装置工事主任技術者、旧給水責任技術者、専門学校卒業程度検定試験合格者、管工事施工管理技士、工業高校の教員等、無線従事者、工事補助5年、消防行政3年、実務経験3年、旧消防設備士

学歴による受験資格

大学・短大又は高専(5年制)の卒業者、高校及び中学校の卒業者、旧制の大学及び専門学校等の卒業者、外国の学校の卒業者、短大・高専(5年制)又は専修学校の15単位修得者、各種学校の15単位修得者、大学・短大・高専(5年制)又は専修学校の専攻科15単位修得者、防衛大又は防衛医大の15単位修得者、職業技能開発系学校又は訓練所の15単位修得者、水産大の15単位取得者、気象大学の15単位取得者、博士・修士

一般財団法人 消防試験研究センター

試験の出題内容

消防設備士の試験には、甲種乙種のいずれにおいても筆記試験と実技試験が行われます。

甲種特類、特類以外の甲種はどちらも筆記試験が45問と実技が7、乙種は筆記試験が30問と実技が5となります。

甲種特類の筆記試験科目 工事設備対象設備等の構造・機能・工事・設備、火災及び防火、消防関係法令

甲種特類以外の筆記科目 消防関係法令、基礎的知識、消防用設備等の構造・機能・工事・設備

乙種の筆記試験科目   消防関係法令、基礎知識、構造・機能・整備

消防設備士の職業選択・スキルアップ

消防設備士の資格保有者はビルなどの管理会社やメンテナンス会社に就職することがほとんどのようです。

火災報知機など消防設備の設置が義務付けられた2004年の消防法改正以降、どのような建物を管理するにしても消防設備士の存在は欠かすことのできないものとなっており、職業として消防設備士は非常に安定しているとも言えるでしょう。

独立開業することも可能ですし、資格保有で手当がつくことも多いので、電気工事士等の資格と併せて取得したり、甲種特類の取得を目指すのもまた手ではあります。

【2020】消防設備士試験の試験日程・会場・受験資格まとめ

消防設備士試験について、試験日程や試験会場、受験資格等試験に関する2020年(令和2年)最新の情報の他にも、職業選択やスキルアップについて紹介しました。

甲種が30%前後、乙種が40%前後と国家資格としては高い合格率を持つ消防設備士は、単体で取得するにしても、ダブルライセンスとして取得するにしても専門性の高い知識が問われる資格ですので、万全の対策の上で受験する必要があります。

独学にしろ通信講座やスクール等を利用するにしてもよく吟味した上で対策を行いましょう。

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