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消防設備士の甲種と乙種の違いって?わかりやすく解説!

更新日:2019-11-14

消防設備士の甲種と乙種の違いって?わかりやすく解説!

”消防設備士”は、屋内消火栓やスプリンクラー、自動火災報知設備など法律によって設置が義務づけられているものの工事や設備を行なう仕事です。

この仕事には「甲種」と「乙種」という2つの資格がありますが、皆さんは違いが分かりますか?今回はこの2つを比較して、仕事内容など何が違うのかを分かりやすく解説します!

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消防設備士の仕事とは?

消防設備士

消防設備士とは、用途や規模、収容人数によって設置が法律で義務づけられている屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、自動火災報知設備など警報設備のほか、救助袋などを使った避難設備の工事や整備を行うことが仕事です。

この仕事をするためには消防設備士の資格が必要ですが、それには「甲種」と「乙種」という2つの資格が存在するのです。

この2つの違いとは、一体何なのでしょうか?資格があることとないことで、どのような差が生まれるのでしょうか?違いを分かりやすく比較してみました!

「甲種」にできることとは?

まず、甲種の消防設備士はどのようなことができるのでしょうか。

甲種の消防設備士は、6つの区分によって分けられています。それは第一類から第五類と特類で、それぞれの指定区分に応じて、消防用設備などの工事や整備、点検できます。

・甲種第一類は、屋内と屋外消火栓設備、スプリンクラー(共同住宅用も含む)、水噴霧消火設備、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備

・甲種第二類は、泡消火設備(泡を使用した消化設備のことで、水を使うより消火能力が高いことが特徴。とくに油火災の時に有力です。そのため、駐車場などに使用されることが多いです。)、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備

・甲種第三類は、不活性ガス消火設備、ハロゲン化物消火設備、粉末消火設備(これらのガス系消火設備は、主に企業など巨大な組織で使用される大型コンピュータのメインフレームやサーバールーム、美術館や図書館、博物館や変電室、屋内駐車場等に用いられる特殊な設備となっています。)、パッケージ型消火設備、パッケージ型自動消火設備

・甲種第四類は、自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ通報する火災報知設備、共同住宅用自動火災報知設備、住戸用自動火災報知設備など

・甲種第五類は、金属製避難はしご、救助袋、緩降機(緩降機とは、使う人が他人の力を借りずに、自分の体重により自動的に連続交互に降下することができる避難器具のことです。)

・甲種特類は、特殊消防用設備など(特殊消防用設備は2019年現在の時点であまり数がないため、マイナーだとする資格所持者もいるようです。しかし、さらに深い知識を得ることができます。)

参考サイト:SAT技術系資格BLOG

「乙種」にできることとは?

続いて、乙種消防設備士にできることをご紹介します。乙種消防設備士は、指定された区分の消防設備などの整備や点検を行うことができます。甲種と違い、工事をすることはできません。

乙種の消防設備士は、7つの区分によって分けられています。それぞれ第一類から第七類までで、仕事内容は次のとおりです。

・乙種第一類は、屋内と屋外の消火栓設備、水噴霧消火設備、スプリンクラー

・乙種第二類は、泡消火設備

・乙種第三類は、不活性ガス消火設備、ロゲン化物消火設備、粉末消火設備

・乙種第四類は、自動火災報知設備、ガス漏れ火災警報設備、消防機関へ通報する火災報知設備

・乙種第五類は、金属製避難はしご、救助袋、緩降機

・乙種第六類は、消火器

・乙種第七類は、漏電火災警報器(設置の判断などは消防設備士が行います。しかし、交流100〜200Vなど商用電路に係わる部分の工事には、電気工事士の資格が必要となってきます。)

参考サイト:SAT技術系資格BLOG

「甲種」と「乙種」どちらの資格を持っている方がいい?

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上記で甲種と乙種の仕事の違いをそれぞれ説明しましたが、若干仕事内容が変わっているだけで、そんなに差はないように見えますね。

しかし、よくよく比較するとこの2つには大きな違いが出てくるのです。

求人

それはでは、気になる求人を見てみましょう。

甲種の資格を持っていると専門性が高いこともあるため、より広範囲で好条件の求人が常にあるようです。

だからといって乙種が仕事に活かせないわけではありません。乙種の資格だけを持っていたとしても、実務未経験者を採用している企業で経験を積むこともできます。現在は人手不足でもあるので、転職サイトなどを見てみると、乙種取得者向けの求人が数百件以上もあります。

はじめは乙種のみの資格しかなかったとしても、「将来を見据えてキャリアアップしたい!」という人や「転職した時に好条件の職場を目指したい!」との願望を抱いている方は、いずれ甲種取得を目指すと良いですね。

受験資格は必要?

甲種を受験するには、下記のような受験資格が必要となってきます。

・「甲種特類」といって、甲種第一類から第三類までのいずれか一種類を持っているか、甲種第四類および甲種第5類の三種類以上の免状の交付を受けていること。

・ほかにも「甲種特類」以外であれば、受験する類以外の甲種消防設備士免状の交付を受けていること。また、乙種消防設備士免状の交付を受けたあと、2年以上の実務経験があるかなどです。

「乙種」には受験資格がないんです!

嬉しいことに、乙種には満たさなければならない受験資格がありません。

学歴や実務経験の有無を問わず、誰でも受験可能となっています。これなら、学んだ実力で勝負できますね。

なかには、学生のうちに資格取得をしておくと良いとアドバイスする人もいます。

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「甲種」と「乙種」は、どちらから取得するといいの?

前述のとおり、乙種には受験資格というものがありません。はじめて受験する人や実務未経験者は乙種から取得し、しっかりと実務経験を積みながら甲種の取得を目指すことがおすすめだとされています。

最初に取っておいた方がいい資格は?

とくに、受験者が多いのは乙種四類・第六類・第七類です。これらは需要も多く、最初に取得しておくと良いですね。

乙種を取得して実務経験を2年以上積んでおくと、特類以外の甲種を受験する時に科目免除を受けることもできます。

「甲種」と「乙種」は、どちらが受かりやすい?

いざ受験するとなった時、気になるのが合格率です。

くわえて甲種と乙種では、合格の基準に何か違いはあるのでしょうか?

合格基準に、違いは?

合格基準は、甲種と乙種で違いはありません。ですが、甲種には受験資格があり、試験科目も乙種より多くなっています。2つを比較すると、乙種よりも難易度が高いと言えますね。

消防設備士の合格基準はというと、筆記試験が科目ごとに40%以上をとらなければなりません。なおかつ、全体の出題数の60%以上、実技試験が60%以上の得点率となります。特類の場合は、実技試験はありません。

筆記試験や実技試験のいずれかの科目で、合格基準に満たない場合は不合格となります。

平成30年度は、甲種と乙種の合格率は平均して30%台となりました。数字では大きな違いがあるとは言えませんが、全体の3割弱しか合格できない狭き門のようですね。心して受験したいものです。

消防設備士についてのまとめ

消防設備士という仕事には甲種と乙種の違いがあり、仕事面においてできることとできないことに分けられます。

会社から取得を推奨される資格の一つでもあるため、持っていて当然、損はありません。また、会社によっては資格を取るにあたって手当が出る場合もあるようですので、ぜひ取得に向けて検討してみてはいかがでしょうか。

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