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校正の仕事、平均年収はどのくらい?フリーランスや出版社での給料の違い

更新日:2023-03-27

校正の仕事、平均年収はどのくらい?フリーランスや出版社での給料の違い

副業の1つとして校正の仕事に興味のある方は多いのではないでしょうか。

文章の間違いを探すのが得意な方やコツコツ目の前の作業に集中したい方などにとって校正はピッタリの仕事と言えます。

しかし校正は一体どんな仕事で収入はどうなのかについて具体的なところはあまりよく知られていないのではないでしょうか。

当記事では校正の
仕事内容を説明した上で、
働き方や勤務先による平均年収や給料の違いをご紹介していきます。

校正とはどんな仕事?

まず校正とはどのような仕事なのかについて説明します。

校正の仕事内容を簡潔にまとめると、「”てにをは”などの文章の誤りを発見して修正すること」です。

文章を一字一句チェックするので、細かいところに目が行き届く人や単純な仕事でも黙々とこなせる人に向いています。

校正の仕事を得る方法は主に2つです。

この記事では、校正の仕事を
フリーランスとして受けた場合
会社員として受けた場合で得られる平均年収について簡単にまとめてみました。

似た仕事「校閲」との違い

「校正」と「校閲」はよく混同されますが、両者には大きな違いがあります。

校閲とは、「文章の内容について事実誤認や言い過ぎなどが含まれていないかをチェックする」仕事です。

一方校正とは、「漢字やひらなが等の文字の書き間違いや文法上不自然な表現などを確認する」仕事です。

仕事を受ける際には「校正」なのか「校閲」なのか、仕事の内容をしっかりと確認する必要があります。

また、両方セットで依頼される事も多いようです。

もちろん、どちらの作業であっても文章表現に関する豊富な知識が期待されており、常に多くの文章に触れるなど勉強が欠かせません。

また、最近ではWeb系の媒体が主流になりつつあります。

校正の仕事もWordやGoogleドキュメントなどの文章作成アプリケーションを使っておこなうケースやWordpressに入稿された文章を直接校正するなど、従来の紙を使ったやり方以外の方法も増えています。

今後は、このようなITツールについても一定の知識や経験が期待されるのではないでしょうか。

フリーランスとしての校正の平均年収は?

1つ目は、フリーランスとしてクラウドソーシングの
マッチングサイトなどを通じて仕事を請け負う方法です。

日本エディタースクールが実施する「校正技能検定中級」以上の有志による親睦団体に「日本校正者クラブ」という団体があります。

この団体の公式サイトでは、校正者の収入について以下のようなQAが掲載されています。

Q.校正者になると、幾らぐらいの収入を得られるのですか?
A.校正者の収入は千差万別です。校正・編集プロダクションに勤務すれば、それなりに生活していけることが多いようです。フリーの場合、校正のみで生活していけるようになるには、数年間の経験と、クライアントからの信頼が必要です。

つまり、校正の仕事で得られる収入は勤務先によっても違う上、経験やクライアントの信頼などにも左右されるので一概には言えないのです。

そこで、以下では個別案件に関する報酬の決め方について一般的な形をご紹介します。

文字単価をベースに決める場合

一般的にフリーランスで独立して校正の仕事を請け負う場合は「1文字○円」といった文字数単価をベースに報酬が決まります。

これは、提示された文章作成ルールを踏まえつつ、必要な作業量や校正する文字の単価などから見積る方法です。

発注側の予算が決まっている場合

具体的な報酬についてはライターの原稿料の1~2割が相場です。

例えば元の原稿料が1万円の記事であれば、校正者の報酬は1,000円~2,000円が目安となるようです。

年収については個人差が大きく、
200~300万程度の方もいれば
500万円レベルやそれ以上の方もいるようです。

しかし、校正の仕事はクライアントの発注量や仕事内容に左右されるので、
安定した収入を確保するのには少し苦労しそうです。

一方で、出版業界は長期的な不況に苦しんでいるのも事実で、校正の仕事を外部にアウトソーシングするのが主流になっています。

つまりフリーランスへの需要は根強くあるため、仕事を獲得するチャンスは多そうです。

経験が豊富で媒体から信頼されるようになると、直接メディア側から依頼を受ける場合もあるので、
実力次第である程度は稼げる仕事だといえます。

会社員としての校正の平均年収は?

そして2つ目は、会社員として
雑誌や小説・マンガなどを制作する出版社や大手・地方あるいは特定業界の専門新聞社に就職して校正の仕事を担当する方法です。

また、テレビ局やテレビ番組制作のグループ会社でニュースで読む原稿の誤りをチェックする方もいます。

出版社や雑誌社などの会社で勤務する場合は勤務先の
業種や規模によって期待できる年収に幅があります。

では、実際の年収はどの程度なのでしょうか?

「転職会議」という有名インターネットメディアが調査したデータによると、校正の仕事の平均年収については次のような結果となっています。

(なお正規社員・派遣社員・業務委託契約など様々な働き方を区別せずに算出した平均年収なので、あくまでひとつの目安とお考えください。)

  • 全世代平均 281万円
  • 最高400万円/最低180万円
  • 年齢ごとに見ると、20代は265万円/30代は304万円/40代以上では316万円

もちろん上記は目安ですので、これらに限られません。

勤務先の規模や業種によっても年収には幅があり中には
400万円台、500万円台に到達するケースもあると考えられます。

校正の収入事情、平均年収まとめ

これまで、校正の仕事内容年収に関する情報をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

校正の仕事はあまり目立たないですが、文章作成に関する知識と理解が欠かせないため、集中力が高く専門性を活かしてコツコツ作業をこなせる方に向いています。

文章の信頼性を確保するうえで欠かせない仕事であることから、従来の紙媒体だけでなく、最近ではWebメディアでも校正の仕事が重宝されています。

そのため、クラウドソーシング案件のマッチングサイト上などでも多種多様な校正案件を見かけるようになってきました。

このように、校正の仕事には根強い需要がありますので、未経験の方であっても責任感を持って忍耐強くチェックする姿勢があれば仕事を見つけるチャンスがあります。

クラウドソーシングなどで経験を積んで稼ぐだけでなく、校正のプロとして出版社や雑誌社に就職する道も開かれているため、初心者歓迎の求人も少なくありません。

校正の仕事に興味がある方にとって当記事が参考になれば幸いです。

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