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栄養士資格取得の難易度は?試験情報・報酬相場を徹底分析

更新日:2023-12-08

栄養士資格取得の難易度は?試験情報・報酬相場を徹底分析

栄養士は幅広い年齢層の男女が目指せる、栄養のスペシャリスト資格です。
栄養士の資格は「国家資格」です。

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資格広場は、栄養士になるには?栄養士なるためには?といった疑問の答えを解説し、栄養士になりたい人を応援します。


食育に関する資格のおすすめ3選

栄養士になるために必要な知識・条件

栄養士と一口に言っても、具体的にどのような知識が求められるのでしょうか。
また、必須条件は定められているのでしょうか。

栄養士になるために必要な知識

栄養士としてまず求められるのは当然、栄養についての豊富な知識です。
栄養について考えるとなれば、食品そのものについても深く知っている必要があります。

学校でも最初に学ぶ栄養学や食品学の基礎知識をはじめ、食品衛生や公衆衛生など、広く食と健康についての知識を備えることが求められます。
加えて、栄養素を消化・吸収する人体の構造についても知ることになります。また、栄養士は現場で調理も行うため、調理に関する知識も深めていく必要があります。

栄養士になるための必須条件

栄養士資格を取得するためには、厚生労働省から指定された養成施設を卒業することが必須となっています。
栄養士養成施設には以下の種類があります。

・4年制大学(管理栄養士になるコースを設けている大学もある)
・短期大学(2年・3年)
・専門学校(2年・3年・4年)

また、これらの施設には実習などの関係上、夜間部や通信教育課程が存在しないという点に注意してください。

ちなみに、どの養成施設を卒業しても栄養士としての資格は同じものになります。

栄養士資格の運営管理団体

栄養士の資格は「公益社団法人 日本栄養士会」が運営管理を行っております。

公益社団法人 日本栄養士会とは:適正な食生活を支援する制度の整備などに取り組むことを通じて、人々の食環境の整備を推進するとともに、健康づくりに貢献する管理栄養士・栄養士の資質の向上を図るための生涯教育、地位・身分の向上や、さらに国際貢献なども行っています。
出典:公益社団法人日本栄養士会

栄養士

栄養士の仕事内容

栄養士とは、栄養士法により栄養の指導に従事する者と定義される国家資格です。

法律上の定義は実にシンプルで、食育や食生活相談など食に関するアドバイザーとして幅広く活躍できる資格です。

実質的な上位資格として管理栄養士の国家資格が挙げられ、その国家試験を受けるための条件として栄養士の資格が必要になります。

なお、栄養士の資格は特別な試験を受けずに取得することができます。

栄養士資格の勉強法

栄養士養成施設で学ぶ内容は、
栄養学・食生活論・臨床栄養学・公衆栄養学・栄養指導論・食品学・食品加工学・食品衛生学・食料経済・公衆衛生学・調理学・給食管理・解剖生理学・生化学・運動生理学
などです。

栄養士の専門学校・通信講座

栄養士資格に関する通信講座はに興味がある方はこちらもチェックしてみてはいかがでしょうか?

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栄養士の試験料・試験内容・難易度・合格発表について

栄養士資格の取得には、必ず受けなければならない試験というものはありません。

しかし、栄養士として働き始めようとする人が、自分の実力の確認のために受験することが多い「栄養士実力認定試験」があります。

ここでは、その「栄養士実力認定試験」の詳細をご紹介します。

栄養士実力認定試験の試験料

4,000円

栄養士実力認定試験の年間試験回数

毎年一回、12月上旬に行われます。

栄養士実力認定試験の科目等の内容

試験科目は、
公衆衛生学・社会福祉概論・解剖生理学・生化学・食品学概論・食品学各論(食品加工学含む)・食品衛生学・栄養学概論・臨床栄養学概論・栄養学各論・栄養指導論・公衆栄養学概論・調理学・給食管理論(給食計画論、給食実務論)・総合力問題
となっています。


栄養士

栄養士資格取得後の就職先・年収・報酬相場

晴れて栄養士の資格を取得した後は栄養士としてのキャリアが始まるわけですが、実際のところ栄養士の待遇などはどのようなものなのでしょうか。

気になる栄養士の実態についてまとめてみました。

栄養士資格所持者の職場例

栄養士資格を保有している人は主に病院、福祉施設、学校、保育園、社員食堂、食品会社などで働いています。

栄養士に向いている人

食べることや料理することが好きで、さらに食と健康の関連に興味がある人に向いています。

昼間制の学校に通学せねばならないため、社会人が栄養士を目指す場合には通学と仕事の両立が大変になってくるかもしれません。

また、養成施設には女子大学や女子短大が多いため、若干ではありますが女性のほうが目指しやすいと言えます。

栄養士と同じ分野の他の資格

栄養士資格の実質的な上位資格として管理栄養士の国家資格があります。

栄養士の年収・給料相場

栄養士の給与は高いとはいえません。地域によっても変わりますが、月給で17万~22万円くらいが相場となります。
年収では250万~400万円くらいとなるでしょう。

病院や福祉施設と比べると、待遇面では給食会社が劣ることが多いようです。
高収入が望めるという職業ではありませんが、職場によっては栄養士の資格手当がつく場合もあります。

栄養士資格であれば2,000円~5,000円、管理栄養士であれば5,000~10,000円ほどつくこともあると言われています。

栄養士の現状

高齢化社会の進展や人々の健康に対する意識の高まりとともに、医療・福祉の現場では、介護予防や治療食の工夫、そして個々の利用者の立場を考え、食事づくりのサービス向上が求められています。

とりわけ急速に市場が伸びている福祉分野では、病気の予防、そして一人ひとりの利用者のニーズや価値観を尊重したサービスに力が注がれるようになり、食事の提供についても然りです。

栄養士の将来性

日本人は栄養への関心が昔から高く、栄養士の活動領域は広がり続けています。
また、社会構造の変化にともない、介護保険施設での需要が高まっている点からも将来性のある資格と言えそうです。

病院などでは、臨床栄養学などの知識がある管理栄養士のほうがどうしても重宝される傾向にあり、収入の面でも栄養士より優遇されやすいため、栄養士からステップアップして管理栄養士を目指したいところです。

栄養士の独立について

栄養士の資格だけで独立することは、現状厳しいと言えるでしょう。

独立に関しても、栄養士よりも管理栄養士のほうが優位であるのが現実です。
独立を考えている方は、管理栄養士へのステップアップを検討しましょう。

栄養士資格を所有している主な著名人

手島優さん、白石美帆さんなどがいます。

まとめ

今回は、栄養士についての情報をご紹介しました。

栄養士資格の取り方や取ったあとの待遇についてまとめましたが、浮かび上がってきたことは
どうやら「栄養士は管理栄養士になるためのステップ」と考えてしまってよさそうだということです。

もちろん栄養士資格でも充分幅広い活躍が出来ますが、ぜひもう一段階ステップアップを考えてみてください。

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