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証券外務員資格一種二種の違いは?合格率・申し込み方法も詳しく紹介

更新日:2019-04-27

証券外務員資格一種二種の違いは?合格率・申し込み方法も詳しく紹介

金融のエキスパートである証券外務員という職業は、金融業界で働きたいと考えている人にとってはとても重要な資格です。

証券外務員の中には2つの資格が存在します。それが”一種外務員試験と”二種外務員試験”というものですが、一種と二種ではどんな違いがあるのでしょうか?

また、試験の申し込み方法や合格率、仕事内容についても徹底的に検証します!!

証券外務員はどんな職業?

証券外務員

では、証券外務員がどのような職業なのかを見ていきましょう。

証券外務員というのは、銀行や証券会社などが扱っている様々な金融の商品に関して知識のある金融の専門家のことを指します。

外務員の資格を取得するためには、『外務員資格試験』を受験しなければなりません。これを主催しているのは、日本証券業協会です。

そして、外務員の試験には、『一種外務員試験』と『二種外務員試験』の2つがあります。

詳しくは後述しますが、まず、一種の外務員試験に合格したとします。するとデリバティブという金融商品や信用取引など、二種の外務員では扱うことのできない商品の取引も担当することができます。

証券外務員になるためにはどうすればいい?

さて、めでたく証券外務員の試験に合格したとしても、ただ受かっただけで満足してはいけません。まだ外務員として、活動することができないのです。

証券外務員として試験に合格してから、正式に金融商品の取引を行うためには、次の2つの条件が必要となってきます。

なぜかと言うと、金融商品の取引の健全化を図るためと、投資家の保護を目的としているためです。

外務員登録を行なう

証券外務員として働くために、まずは金融庁に自分の氏名などの情報を登録する必要があります。

登録の事務を担当しているのは、国から業務を任されている日本証券業協会という団体です。

この登録の制度には、欠格要件というものが定められています。つまり、登録した人物が法令違反を犯していた場合は登録の取り消しや業務の停止などの処分を受けることになります。

誠実さが求められる職種ですので、絶対に虚偽の申告をしたり、不正行為などに手を染めたりしないようにしましょう。

日本証券業協会の会社や団体に所属する

証券外務員の仕事は、顧客や投資家などに金融商品などを案内したり、勧誘したりする取引の担当者のことを指します。

証券会社などに所属していることが条件のため、日本証券業協会の協会員になっている銀行や証券会社、生損保会社などの金融取引業者の一員になる必要があります。

証券外務員の”一種”と”二種”はどこが違う?

証券外務員として働く場合、2つの資格があるのは上記でお伝えしましたね。

この資格は、昔は一緒のものとして扱われてきました。それが1990年の春より、別々になったのです。

その”一種”と”二種”の違いというのは、大雑把に言うと扱っている業務の幅です。

一種の資格を取得しておくと、より広くたくさんの業務に携わることができるので、銀行などに勤務することを希望している方はぜひ一種の合格を目指すと良いでしょう。

では、それぞれの業務についてご紹介します。

二種外務員にできること

まず、二種外務員についてです。

二種は、銀行や信託銀行、証券会社、生命保険や損害保険会社において営業職で働きたいと考えている方には必須の資格となっています。この資格は需要が高いので、企業も即戦力として見てくれるでしょう。

どんな仕事をしているかというと、ディーリング業務(株式などを売買すること)や、ブローカレッジ業務(投資家から任されて金融商品を売買すること)、セリング業務(上場企業の株式を、一般の投資家に販売すること)などです。

現在の秘本では、低金利が続いていることで資産運用の方法に悩み、頭を抱えている人々が大勢います。そのような方達に、金融に関する的確な情報やアドバイスをするのも大切な業務です。

一種外務員にできること

続いて、二種よりも上級資格とされている一種外務員についてです。

一種が行なっている業務は、二種外務員が行っている業務の他にもリスクの高い商品や、金融商品取引に関係している全ての金融商品を取り扱うことができることが特徴です。リスクの高いものとは、デリバティブ取引信用取引などを言います。

一種外務員の資格を取得することがおすすめな人とは?

証券外務員

それではここで、一種外務員の資格を取得しておいた方が良いとされる人を見ていきましょう。

二種の資格のみを取得している人も、当てはまる部分があった場合は一種の資格を取ることを検討してみてはいかがでしょうか?

銀行や証券会社から内定をもらった、もしくは務めたいと考えている人

一種外務員の資格は、内定をもらったあとに「取って欲しい」と言われます。もちろんそれからでも合格すれば問題ありませんが、就職活動を行う前から取得しておくと、即戦力としての注目度も高まる確率が上がります。

また、内定後に試験勉強をはじめる方は入社の前までに取得を目指しましょう。

会社での研修がスタートすると、はじめは覚えることが多いので帰宅後や休日に勉強することになると思います。しかし、心身ともに疲れきった状態では勉強に身が入らず、さらにはプレッシャーもあって精神的な負担も大きくなります。

そのため、余裕を持って取得しておきましょう。

金融や証券のことで知識が欲しい人

たとえ金融機関に勤めることがなかったとしても、この資格を勉強することで幅広い専門用語などを学べます。

そのため、知識をつけたいという方にも人におすすめです。

ただ、この資格を持っているから投資に強くなるということではありません。あくまでも証券関係や金融の仕組み、用語を覚えるためと捉えておいたほうが良いでしょう。

それでも、いつしか転職を考えることがある場合は、資格を取っておいて損はないですね。

申し込み方法は?

証券外務員の資格は、年齢や学歴に関係なく誰でも受験することができます。

ここで注意していただきたいのが、協会員の役職員などが試験を受ける場合と、一般の方が受ける場合では申し込みの方法が異なっています。協会員の役職員の方が受験するという時には、所属する企業の人事部などを通じて申し込みをしてください。

一般の方がインターネットで申し込みをする場合は、プロメトリック(株)という会社のホームページにアクセスし、手順に従って申し込みを行なってください。

料金は一種・二種ともに税込みで8,704円です。クレジットカードやコンビニエンスストアで支払える他、Pay-easyでも支払いが可能です。

一種・二種の合格率

証券外務員には一種と二種、2つの試験があるので合格率もそれぞれ異なった数字が出ます。

まず二種は、毎年平均して5〜6割の合格率となっています。合格率がわりと高めな理由として、受験者が元々金融機関に勤務しており、商品の知識や法的の知識がある程度身についていたことなどが挙げられます。

続いて一種の合格率は、平均で4割前後という結果となっています。過去においては、一種の試験は二種の資格を持っている人に限られていました。

その時に比べ、誰もが受験できるようになってからの方が合格率が低くなっています。これは、初学の人の受験が増えたことも原因の一つだと考えられています。

証券外務員についてのまとめ

銀行や証券会社に勤務したいと希望している人は、証券外務員の資格を取得後も外務員登録や日本証券業協会の団体に所属するなどの手続きが必要となってきます。

また、一種と二種でも業務の幅に大きな違いがあるので、自分の仕事にどのように活かすかをよく考えたうえで受験すると良いでしょう。

経済面で日本も世界も大きく揺れている今だからこそ、金融の正しい知識を身につけ、困っている人たちに優しくアドバイスできる存在となってください。

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