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グリーンコーディネーターの資格の取得方法・仕事内容や就職先まとめ

更新日:2019-07-15

グリーンコーディネーターの資格の取得方法・仕事内容や就職先まとめ

”グリーンコーディネーター”とは、様々な観葉植物などのグリーンを組み合わせることにより、イベント会場や商業施設などで空間デザインを手がけている人のことです。
センスと植物の深い知識が求められ、専門学校などで学ぶ人が多く存在します。

そのグリーンコーディネーターになるには資格が必要なのでしょうか?仕事内容や、どのようなところに就職できるのかもご紹介します!

グリーンコーディネーターとは?

グリーンコーディネーター

今回は”グリーンコーディネーター”という、名前から既に爽やかな印象を感じさせる職業についてご紹介します。

このグリーンコーディネーターとは、空間デザインに関するスペシャリストです。
様々なイベント会場やホテル、ショッピングモールなどから依頼を受けてグリーンを用いた素敵なデザインを施していきます。

それでは、グリーンコーディネーターの詳細について見ていきましょう。

需要は増加している

グリーンコーディネーターは、職業としてはまだまだ耳馴染みがないかもしれません。
しかし、現在は注目度も高まりつつあり、需要も増加しています。

何故ならば、エコロジーやロハスといった地球環境保護と健康を重視する生活の仕方など、自然素材を大切にするナチュラル志向が人気を集めているからです。

毎日毎日、仕事や勉強、家事や育児に追われている人が多いと思われますが、ふと自然に包まれたくなったり、美しい緑を目にすることでホッとすることもあるでしょう。
そこで、植物を使用したデザイン力に長けているグリーンコーディネーターが必要とされているというわけです。

また、グリーンコーディネーターを目指す人材を育成するべく、講演会に出席したり、技術指導を行なっている人もいます。

グリーンコーディネーターになるには?

それでは、グリーンコーディネーターになるにはどうすれば良いのでしょうか。

グリーンコーディネーターを目指すにあたり、必要な学歴や資格はありません
強いて言えば、就職後に大きな植物を車で搬入する作業があることが想定されるため、普通自動車免許は取得しておいた方が良いとされています。

進学を希望する場合も、次のようなところで学ぶことができます。

農業大学や専門学校

グリーンコーディネーターのことが学べる大学の多くは、農業大学です。
農業大学以外でも、園芸や農学を学べる大学はたくさんあるので、自分に合った学科を見つけましょう。

専門学校の場合は、より詳しくグリーンコーディネーターについて学べる分野が増えます。

例えば埼玉県にある『テクノ・ホルティ園芸専門学校』の場合、「花き生産コース」「グリーンコーディネートコース」「野菜生産コース」の3つのコース全てでグリーンコーディネーターのことが学べます。
最も近いのは「グリーンコーディネートコース」だと思われますが、他にもフラワーデザインやブライダル装飾、造園など幅広い知識が得られるので、植物について満遍なく勉強できるチャンスです。

東京都には『東京テクノ・ホルティ園芸専門学校』があり、こちらは「フラワーデザインコース」と「ブライダルフラワーデザインコース」の2つでグリーンコーディネーターのことが学べます。
将来はお花に関わる仕事に就くことを目指せる専門学校のため、フラワーショップや園芸店のみならず、ブライダル装花や生花祭壇の現場についても知ることができます。

園芸や農学だけではなく、グリーンコーディネーターを目指す人の中には美術系の大学や専門学校に進学する人もいます。

グリーンコーディネーターの仕事とは?

グリーンコーディネーター

グリーンコーディネーターは、普段どのような仕事をしているのでしょうか?

多岐にわたっている仕事内容は、次のとおりです。

空間デザインや演出を行う

まず、グリーンコーディネーターとして最も多い仕事は、依頼された場所の空間において、グリーンを美しく装飾することです。
依頼される場所とは、主にホテルやイベント会場、ショッピングモールなどです。

皆さんも出かけた先で、観葉植物などがとても美しいデザインで飾られているのを見たことはないでしょうか。
かつて、こういった仕事を手がけているのは園芸店やフラワーショッに勤務している人たちでした。

しかし、ディスプレイのセンスや企画を提案するなど、より専門的なことが求められるようになり、グリーンコーディネーターの活躍の場が広がりました。
どんなに大学や専門学校で勉強したとしても、最終的なセンスは自分の中にあるものが放出されます。常にセンスを磨き、多くの人の心を惹きつけるデザインを手がけたいですね。

植木のメンテナンスや交換

一見すると華やかな作業が目に付くグリーンコーディネーターですが、オフィスや商業施設に飾ってある植物のお世話も仕事の一つです。

例えば、得意先であるオフィスや商業施設に常設されている植木なども、手入れをしなければ枯れていくだけです。
そうなる前に、決まったサイクルでメンテナンスを行ったり、交換するなどしています。

植木の健康状態を確認し、その植物が「最も美しく見える向き」を探し出します。

地味な仕事に思えるかもしれませんが、植物のことを知り尽くしているグリーンコーディネーターだからこそ、愛情を持ってお世話をすることが大切ですね。

向いている人は?

では、どのような人がグリーンコーディネーターに向いているのでしょうか。

植物が大好きであることはもちろんのこと、意外な適性もあるようです。

コミュニケーション能力や体力に自信がある

絶対にそうでなければ就職できないというわけではありませんが、グリーンコーディネーターは体力に自信があり、コミュニケーション能力もある人に向いています。

植物には大小様々なものがあり、とても重い鉢植えや植物もあります。
時にはそれを自分で運ぶこともあるため、持ち歩けるだけの力は必要でしょう。

コミュニケーション能力については、クライアントの要望を聞いたうえでのデザインを手がけているため、相手としっかり話し合いができなくてはなりません。

センスを磨く向上心

グリーンコーディネーターになりたいと考えている人は、自分の中に素敵なデザインがいくつもあるのだと思います。

しかし、現状に満足することなく、デザインやコーディネートに関するセンスを常に磨いていきたいという向上心を持っている人でなくては、グリーンコーディネーターは勤まらないでしょう。

そのためにも、植物やデザインの勉強は欠かさないでおきたいものです。

グリーンコーディネーターについてのまとめ

観葉植物などのグリーンを使い、素敵な空間デザインを行なっているのがグリーンコーディネーターです。
現在、需要も高まりつつあり、今後はなり手が増えていくものと思われます。

なるには特別な資格は必要なく、大学や専門学校で農学や園芸について学んだという人が多いです。
中には美術系の大学や専門学校の出身者もいるため、植物とデザインの勉強は欠かせないものとなります。

とくに専門学校の場合は、植物に関する仕事に就職することを目標としている場所が多いため、より実践的なことが学べるでしょう。

植物と触れ合うことのみならず、デザインにも興味があるという方にはオススメの職業です。