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女性の気象予報士は少ない?必要な資格や難易度について解説します

更新日:2021-04-24

女性の気象予報士は少ない?必要な資格や難易度について解説します

気象予報士」と聞くと、ニュース番組で活躍している「お天気お姉さん」「お天気キャスター」を思い浮かべる方も多いかと思いますが、お天気お姉さんが必ずしも気象予報士の資格を持っている訳ではなく、女性の気象予報士の数は少ないのが現状です。

では、どうすれば気象予報士になれるのか、必要な資格やその難易度、年収や、「お天気お姉さん」との違いなどをご紹介していきます。

気象予報士とは?

気象予報士

気象予報士は、天候に関する様々なデータを元に今後の天気や降水確率などを予想する人のことを言います。

気象の予報は影響力の強い大切な仕事です。時には防災情報の発表など人命に関わるような仕事をすることもあるため、気象予報士には天候に関する高度な知識が求められることになります。

そのため、なるためには気象予報士の国家資格が必須となります。

天気の移り変わりを予想するという非常に難易度の高い仕事ができる気象予報士は、まさに天候に関するスペシャリストと言えるでしょう。

気象予報士の仕事内容

気象予報士と言えばニュースの天気予報を想像する方も多いかもしれませんが、気象予報士の活躍の場はそれだけではありません。

例えば、気象庁で働いている方もいます。そもそも気象予報士は気象庁からのデータを元に天気を予測しているため、気象庁はぴったりの就職先と言えるでしょう。

他には自衛隊も就職先として挙げられます。自衛隊の活動には天候が重要になることが多いので、気象予報士の資格は自衛隊でも役立ちます。

また、民間で働く気象予報士も多いです。業種によっては天候が売り上げなどに直結することもあるため、民間企業でも気象予報士の活躍の場はたくさんあります。

私たちの知らない、意外な場所でも活躍の場があるかもしれません。

“お天気お姉さん”との違いは?

ニュース番組では多くの場合「お天気お姉さん」「お天気キャスター」と呼ばれる方々が気象情報を伝えてくれますが、お天気お姉さんやお天気キャスターの方は必ずしも気象予報士であるとは限りません

お天気お姉さんの主な仕事は予想された天気を番組で伝えることです。天気の予想には気象予報士の資格が必要ですが、予想された天気を伝えること自体は資格は必要ありません。

それに対して気象予報士は天気を予想するのが仕事です。どちらも天気予報に関わる大切な仕事ではありますが、その仕事内容は大きく違います。

女性の気象予報士は少ない?

お天気お姉さんのイメージが強いため女性の気象予報士も多いように感じますが、実際は女性の気象予報士の方は非常に少ないのが現状です。

女性の気象予報士の方は13%程度しかおらず、全体で見ると女性はかなり少ないことがわかります。

最近では少しずつ女性の方も増えてきてはいるものの、気象予報士の資格自体の人気が下がっていることもあって依然として女性の割合は低いままです。

気象予報士になるためには?

気象予報士

気象予報士になるためには国家資格を取得しなければならないため、資格試験を受ける必要があります。試験は財団法人気象業務支援センターが行なっています。

試験の内容は、天気・天候の一般的な知識から高度な専門知識まで幅広く出題されます。大気の熱力学や災害などに関連する知識も必要となるため、合格にはかなりの勉強が必要です。

試験内容は難しいですが特に受験に関する制限はありません。年齢などに関係なく誰でも受けることができるため、実際に若い方からお年寄りまで幅広い年代の方が受験しています。

ちなみに、合格の最年少記録は11歳11ヶ月となっており、本当に老若男女問わず受験していることがわかります。

気象予報士資格の難易度は?

気象予報士の資格は難関資格として知られており、その難易度は非常に高いです。

影響力が大きく重要な気象予報という仕事をするために必要な資格であるため、高度で専門的な知識を身につけていることが求められます。

そのため問題の難易度も高く、合格率は5%程度であることがほとんどです。

ただ知識を覚えるだけでなく実際にデータから予想を行う実技試験もあるため、合格のためにはしっかりと気象予報の技術を身につけておくことが大切です。

効率的な勉強方法は?

気象予報士の資格は特に受験資格も無く誰でも受けられるため独学で合格したという人もたくさんいます。

しかし、気象予報士を目指す人のための学校も全国に多数存在しているため、そのような学校を利用するのも一つの手です。

試験の難易度自体が非常に高いため、確実に合格できる自信の無い方は学校を利用した方が時間やお金をかけずに合格することができるかもしれません。

気象予報士用の通信講座もあるため、ぜひ自分に合った勉強方法を探してみてください。

気象予報士の年収は?

気象予報士の年収は、一般的に300~500万円ほどとされています。

民間企業から公的な機関まで働く場所は多数ありますが、実力によって稼げる額が変動する仕事でも無いため、どの就職先でも300~500万円ほどの年収である場合がほとんどのようです。

気象予報士の将来性は?

気象予報士は社会で無くてはならない大切な仕事であるため、一定の需要はあると考えて良いでしょう。

しかし実際に採用される人数はあまり多くなく、今後需要が増える見込みもないため将来性がある仕事とは言えないでしょう。

ただし、難関資格であり取得している人も少ないため就職の際には少なからず役立つでしょう。

気象予報士の資格が必要ない仕事でも天候に関する知識が必要なことも多いため、意外な場所で資格が役立つかもしれません。

まとめ

気象予報士は気象予報を行うのが仕事です。影響力が大きいため、なるには国家資格が必要です。

気象予報士と聞くと「お天気お姉さん」をイメージする方も多ため、女性の気象予報士が多いと思われがちです。

しかし、お天気お姉さんと気象予報士は正確には別の仕事であり、女性の気象予報士は少ないのが現状です。

影響力の大きい重要な仕事のため試験の難易度は非常に高いです。合格率は5%前後と低く、難関資格と言えるでしょう。

資格の需要こそあまり多くはありませんが、天候に関する知識が求められる場所は意外と多いです。

取得しておいて損はないので、天気に興味があるという方はぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。