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ネイチャーゲームリーダー資格の試験内容や講座費用、仕事内容とは

更新日:2018-12-26

ネイチャーゲームリーダー資格の試験内容や講座費用、仕事内容とは

自然での体験学習は豊かな人間性の形成や自ら考える力などの成長に効果的であるとされていますが、自然の中での体験学習を計画無しに行う事は現代では中々難しいと思います。

ネイチャーゲームリーダーとは、自然学習の機会を創造するのが仕事の資格になります。

今回はネイチャーゲームリーダーに関しまして、講座費用、試験内容を含め紹介致します。

ネイチャーゲームリーダーの主な仕事内容は?

家族自然イメージ 

ネイチャーゲームリーダーの活動は「自然体験を通して、自然から感動や心の豊かさを学び、豊かな生活を送る」という「シェアリングネーチャー」の考え方を軸に考えれれています。

ネイチャーゲームリーダーの主な仕事内容は自然の知識が無い人に対して自然の不思議や仕組みを紹介し、自然の持つ様々な姿を体験してもらうゲーム「アクティビティ」を企画する事です。

勘違いをされる方がいますが、ネイチャーゲームリーダーという職業はございません。

ネイチャーゲームリーダーというのはあくまで役割となりますので、ネイチャーゲームリーダーとしてあるいはネイチャーゲームリーダーの能力を活かして自然に関わる仕事に携わるというのがネイチャーゲームリーダの意義になります。

有名なところで行くと、公益財団法人ですが「ボーイスカウト」などがわかり易いかと思います。

行なっている事はネイチャーゲームが多いですが、本質は子供の自律性や責任感の教育になります。

ネイチャーゲームリーダーの必要性は?

ここまで読んで戴いた方はネイチャーゲームリーダーの必要性をあまり感じないのではないでしょうか。

ネイチャーゲームリーダーの資格があるから年収が上がるといった事や就職先に直接結びつく事が無いのは確かです。

しかし、ネイチャーゲームリーダーの公式サイトを見て頂けたら解るのですが、公益社団法人であるにも関わらず運営がしっかりしており、大多数からの支持を得ている事がわかります。

特に公式発行の情報誌「シェアリングネイチャーライフ」はプロデザイナーが関わっていると思わせるような作りになっており、それなりにお金もかかっています。

それだけ、ネイチャーゲームリーダーの資格への需要があるという事だと思いますが、その理由はおそらく教育現場に求められる事の変化だと思われます。

以下は厚生労働省の教育への考え方を筆者なりにまとめた話になりますが
 
体験学習の中には、「直接体験」「関節体験」「擬似体験」の三つがあり、IT化が進む現代では、ゲームやインターネットで学ぶ「間接体験」、模型や映像での「擬似体験」が圧倒的に多く
人や物に直接触れる「直接体験」の機会の減少により、子供の成長に悪影響を及ぼしているという考えのようです。

よって、「直接体験」をさせる教育が世の中的に必要とされているということでしょうか。

確かに、ネイチャーゲームリーダーに関わる記事を読むと、ネイチャーゲームリーダーとしての知識を「教育現場」「保育園や幼稚園」などの仕事に取り入れている方が多いようです。

詳細はこちら<厚生労働省>

ネイチャーゲームリーダーの資格は講座が必須?

そんなネイチャーゲームリーダの資格ですが、取得には講座を受講する必要があります。

以下講座内容の流れになります

  • <講座期間>
  • 3日間(2泊3日または日帰り3日)または2日間(1泊2日または日帰り2日)

  • <講座内容>
  • 12以上のネイチャーゲームアクティビティの『体験学習』

    『座学学習』 5~6時間程

  • <筆記試験>
  • 講座最終日に筆記試験あり

講座の中には2日間コースと3日間コースがあるようです。

公式としては3日間のコースをオススメしているようですが、3日間フルで拘束されるスケジュール構成になっておりますので、仕事と平行での参加は難しいかもしれせん。

ネイチャーゲームリーダーの試験内容は?

勉強イメージ 

せっかく長い期間受講しても試験が難しいなら辞めようかなと受講を躊躇している方がいるかもしれませんが、試験内容はとても簡単との事です。

70点以上が合格点となるのですが、授業の話を聞いてさえいれば大丈夫と公式HPにも書かれています。

試験時間を見ても役30分程度ですので、小テストみたいなイメージでしょうか。

座学での講義内容を見てもグループワークが多そうな授業内容ですので、筆者の勝手な見解ですが、恐らく、試験の為の学習理解度よりも講義内容でのアクティビティを重視しているのではと思います。

ネイチャーゲームリーダー養成講座の費用は?

ネイチャーゲームリーダーになる為の講座費用ですが、結構ややこしく、定額でのシステムにはなっていないようです。

また、開催時期や場所もその都度違い、県によってはなかなか開催されない場合もあります。

一応公式での情報を下にまとめました。

    [養成講座案内]

  • <会場>
  • 各都道府県最低年一回は開催予定

    開催予定場所はこちらで確認。

  • <参加定員>
  • 約30名程度

  • <参加費用>
  • 三日間講座費用・・・・・25,000円〜35,000円

    二日間講座費用・・・・・18,000円〜25,000円

    施設利用場所や開催形態により都度変更あり

  • <その他費用>
  • リーダー登録希望者(検定合格者)は、参加費の他に10,480円が別途必要です。

    ネイチャーゲームリーダーの資格は毎年更新制です。更新のためには、指導員登録費1,860円(税込み)と、普通会員費4,000円の合計5,860円(税込み)がかかります。

ネイチャーゲームリーダーの資格まとめ

今回はネイチャーゲームリーダーに関して紹介させて戴きました。

現代ではVRやARなどのデジタル環境の変化により、体験学習の定義が曖昧になってきているように感じます。

世間的にも子供が公園で集まって缶蹴りをする光景よりも、誰かの自宅に集まり、あるいはオンライン上でゲームをしている姿の方が想像しやすい光景ではないでしょうか。

そんな中、自然学習は中々世間に浸透し難いのではないかと考えていましたが、最近の自然学習では「タイに行き象に乗ろう!」といった企画など、レジャーと学習を合わせたような物もあるようです。
<タイ・シェアリングネイチャーツアー2018>

ネイチャーゲームリーダーの腕次第ではこんなにも魅力的なプランが出来るのだと可能性を感じました。

また、参加費が300円など手軽なプランもあり、プチプライスで子供にいつもと違う体験をさせてあげられる所も魅力に感じました。

今回はネイチャーゲームリーダーの資格に関してが中心の記事になっておりますが、資格の取得有無に関わらずネイチャーゲームというアクティビティイベントに関心を寄せていただけましたら幸いです。