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大学教授って夏休みは何をしてるの?知られざる教授の仕事内容を徹底調査!

更新日:2019-08-22

大学教授って夏休みは何をしてるの?知られざる教授の仕事内容を徹底調査!

大学の先生(大学教授)って夏休み期間中は何をしているんだろう」と疑問に思ったことはありませんか?

学生側からすると、夏休み期間中は先生と会う機会が少ないため、先生が何をしているかは分かりにくいものです。

今回は、大学教授は学校の夏休み中にどのような過ごし方をしているのか?

大学教授の仕事内容や研究について、また教授になる方法などを解説します。

そもそも大学教授って何?

大学教授になる方法

大学教授」とは、その名の通り大学における教授職についている人を指します。

一般的に講義(授業)や演習をおこなうイメージが強いと思いますが、それを含めた学生の教育や論文の指導、時には学校外での講義や講演などもおこないます。

著名な教授になると新聞や雑誌、テレビなどのメディアに出演する人も多いようです。

また、忘れてはならないのが自分の専門分野における「研究」です。

自分自身の研究内容を学会で発表したり、論文を書き進めたりします。

学生たちに知識を教える一方で自身の研究を進める必要があるため、多忙な職業とも言えます。

大学教授になる方法

大学教授になるにはどういった道を進めばいいでしょうか。

「学生に知識を教える」という職務内容から、教員免許や資格のようなものが必要と思われがちですが、実際はそうではありません。

大学教授に資格は必要?

いわゆる「教員免許」などの資格は、基本的には不要です(求人の応募条件に、特定の資格が必要とするところもあります)。

大学教員(教授・准教授・講師など)になるためには、文部省(現在の文部科学省)が定める大学設置基準をクリアしていれば良いのです。

その上で各大学から「うちの教授になってください」というオファーを受けたり、公開求人に応募して合格すれば大学教授になれるでしょう。

特別な分野のスペシャリストであったり、その道で有名な人であれば大学から直々にオファーを受けることもあるでしょう。

大学教授になるルートとして一番多いのは、大学や大学院へ進み博士号を取り、助手から講師となり、准教授を経て、大学教授になるコースです。

大学教授になるための一般的なルート

まず大学へ入学した後に大学院へ進みます。その後、助手や講師、准教授を経て晴れて大学教授への道へ進むことが多いようです。

大学教授は特定の分野に特化し研究をし続けなければならないため、できれば志望学校を決める段階からどのような方向へ進んでいくかを決めておいたほうが良いでしょう。

基本的に、大学教授の定員は少ないため、狭き門だと言われています。

数名の枠の公募に対して数百人が応募するという高倍率も珍しくないので、ある程度の覚悟と努力が必要でしょう。

さらに、進む少子化により私立大学の教員は減少傾向にあり、今後も厳しい状態が続くことが予想されます。

またその影響もあってか、近年では講師や准教授の求人は任期制雇用(数年限定の雇用)が多くなっています。就職先は慎重に選ばなければなりません。

夏休みなどの長期休みの過ごし方

大学教授の夏休み

夏休みなどの長期にわたって授業がないとき、「大学教授って何してるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

たまに「大学の先生は休みが長くて良いね」と言う方もいますが、実は一般的な会社員以上に休みの少ない教授が多いのです。

ここでは、代表的な「大学教授の夏休みの過ごし方」をご紹介します。

自分の研究を進める

大学教授は、日頃から講義や生徒の指導、試験の準備や採点に追われています。

そのため、授業のない長期休み中は自分自身の研究を進めるとても大切な機会なのです。

特に理工系や医学系では、優れた研究成果を出すことが最重要視されます。

研究室にこもって実験をしたり、それにまつわる論文を執筆したり。

著名な大学教授であれば、本を執筆することもあるでしょう。

ただし、研究室によっては教授の休む期間がはっきりと決まっており、その期間中は研究室自体が閉鎖するところもあるようです。

特別講義をする

夏休みであっても、集中講義やサマースクールなどがある大学もあります。

その場合はいろいろな準備などが必要になるため、学生ほどの長い休みは取れないでしょう。

また、大学の4回生や大学院生は学生と言えど夏休みは研究や大学院対策に追われるため、その面倒を見る必要もあります。

学生側からはなかなか分かりませんが、大学教授の多くは夏休み期間中も多忙な過ごし方をしているのがお分かりいただけるかと思います。

講義や研究以外の大学教授の仕事

上に挙げたこと以外にも、大学教授の仕事には様々なものがあります。

学生募集の対応

新入学生募集や入試の準備も大学教授の大切な仕事のひとつです。

大学への入学を希望する学生が研究室訪問をしてきた際は、その対応をしなければなりません。

研究室訪問のアポイントは、大抵メールで届くため、メールの対応も必要でしょう。

研究室に訪問してきた学生の対応は院生がおこなう場合が多いですが、誰も居ない場合や教授にしか答えられない質問をしてきた場合のために備えておく必要があります。

大学の評判にも関わるため、丁寧に対応するコミュニケーション能力も求められます。

入試問題の作成、採点

大学教授の仕事内容として意外と知られていないのが、入試問題の作成や採点です。

問題の作成を外注している大学も一部ありますが、教授が熱意を持って作成している場合も多いのです。

採点はマークシート形式の問題であれば機械で処理できますが、記述式の場合は回答をしっかりと目で見なければなりません。

近年では入試問題の出題ミスや採点ミスに関して、メディアで大きく取り上げられるということもあり、入試問題作成や採点をする際のプレッシャーはとても高いものです。

学生募集対応や入試の準備、学校外での調査や論文執筆など、知らない人が想像している以上に忙しい世界なのです。

大学教授の学校における仕事まとめ

大学教授の仕事内容や夏休みの過ごし方について、理解は深まりましたか?

大学教授は表からは見えないところで数多くの職務をこなしています。

もし周りに「大学教授は夏休みが長くていいな」と言う人がいたら、夏休み期間中も決して遊んでいるわけではないということを教えてあげると良いかもしれませんね。

大学教授が夏休み期間中は何をしているのか知りたかった人や、将来大学教授になりたい人は是非参考にしてみてください。