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毛筆書写検定をとるには?難易度・仕事内容・合格率・給料相場

更新日:2023-12-12

毛筆書写検定をとるには?難易度・仕事内容・合格率・給料相場

毛筆書写検定資格取得者は他には書道検定(1974年~1990年)という名称で呼ばれております。

資格名:毛筆書写検定

毛筆書写検定の資格は「民間資格」です。

資格広場では毛筆書写検定をとりたい方を応援しております。

毛筆書写検定をとるために必要な知識

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4,5級の試験では、基礎的な技術と知識をもって書くことができるレベルかどうかが試されます。
出題される字も小学校5,6年生までの字となっており、実技でも楷書のみの知識となります。
3級になると、楷書、行書で書くことが要求されてきます。

また、理論問題では、漢字のへんについて、筆順、草書を読むなど、文字、書体についての知識が必要となってきます。
2~1級になると専門的知識、技術が必要となり、文字に関する知識や美しい文字を書く技術が要求されます。
楷書、行書、草書での速書きや、臨書、旧字体と書写体の知識、書史や書道用語といった高度な内容の知識が必要となります。

また、実技で問われる毛筆の技術も高度なものとなりますので、独学だけでは厳しく、書道教室などでの日々の練習が必要となるでしょう。

毛筆書写検定の資格は「一般財団法人日本書写技能検定協会」が運営管理を行っております。

一般財団法人日本書写技能検定協会とは:

一般財団法人日本書写技能検定協会とは、硬筆書写検定・毛筆書写検定の実施を行う一般財団法人です。
1963年にもう文部省認可の財団法人として設立されましたが、2012年に一般財団法人へ移行しました。
毛筆書写検定は、公的に認められた唯一の書写検定試験となっています。
この検定の他に、図書や電子図書の出版事業、検定試験の講習会開催、書写用具の販売、不動産賃貸事業なども行っています。

▼ 仕事内容▼ 試験詳細▼ 資格取得者の傾向

毛筆書写検定ってどんな仕事なの?(仕事内容など)

毛筆書写検定とは、日本書写技能検定協会が実施する技能検定で、書写、習字の毛筆の技能を判定する試験です。

スマートフォン、パソコンの普及で字を書くという行為が減ってきている現代ですが、生活する中で、字を書くという行為は必ず行います。

また習字は日本の重要な文化です。正しく美しい字を書けるという技能を唯一判定する公的な検定で、1級合格者は指導者証、認定証が発行され、書道教室を開くことが可能となります。

毛筆書写検定資格取得の為の勉強法

検定の審査基準や問題傾向、合格にむけての知識や技能を詳しく解説した「毛筆書写技能検定の手びき」が検定協会より発売されています。こちらは必読です。

まずは、これを購入し、これを元に試験内容やポイントを把握し、勉強をしていくことが必要です。
通常の書店では販売されていないので、直接協会に申し込むことが必要となります。

試験の過去問題や市販の参考書などを利用して、ひたすら何度も練習していくことが大切です。

実技試験では、美しい字を書くことはもちろん、余白やバランスなども大切になってきます。
自分で書いた字を判断することも難しくなりますので、独学で勉強するのに加えて、書道教室などでレッスンを受けながら合格を目指す方がよいでしょう。

毛筆書写検定の試験料・試験の内容・合格発表について

毛筆書写検定 とるには

では早速、毛筆書写検定の試験内容に関する情報についてお届けしてまいります。試験の合格率や合格発表についてもご説明したいと思います。

毛筆書写検定資格試験料

1級、準1級、2級、3級、4級、5級の6等級の試験があります。

それぞれの試験料は、1級が6,000円、準1級が5,000円、2級が3,600円、3級が2,600円、4級が1,600円、5級が1,300円、となっています。

毛筆書写検定試験・検定の年間試験回数

毛筆書写検定は、6月の第3日曜日、11月の第2日曜日、1月の最終日曜日の年3回実施されます。

毛筆書写検定の試験科目等の内容

それぞれの級において実技問題と理論問題が出題されます。

各級によって諸条件や問題は異なりますが、実技問題では、漢字を楷書・行書・草書で書く、漢字仮名交じり文を書く、ひらがなを書く、カタカナを書く、臨書、手紙の宛名を書く、はがきを書く、短歌や俳句などを書く、筆順、誤字訂正などの問題が出題されます。

また、理論問題では、常用漢字、旧字体、書写体について、草書と古典を読む、筆順、誤字訂正、書道用語、書道史などの問題が出題されます。

毛筆書写検定資格の難易度

硬筆書写検定と同様で、4,5級は実技と理論をあわせた合計得点中、基準点以上で合格となるが、3級以上は実技、理論、それぞれに基準点が設けてあり、実技、理論、両方とも基準点以上をとらなければ合格とはならない。

しかし、実技もしくは理論のいずれかが合格の場合は、準登録の手続きを行えば、次回と次々回の試験の合格科目が免除されます。

1級の合格率は1割をきる程度でかなり難しくなっていますが、1級を合格することで指導者証が交付され、指導者として書道教室を開くことが可能となります。

4、5級に関しては、問題では小学校6年までの漢字が出題され初歩的な技術及び知識が問われます。
合格率も9割となっており取りやすいことがわかります。

毛筆書写検定資格の合格率について

2015年度の合格率は、1級が8.9%、準1級が17.2%、2級が44.5%、3級が73.5パーセント、4級が91.8%、5級が96.2%となっています。

毛筆書写検定試験の合格発表

試験から1か月前後で本人に合格通知書が郵送されます。
その後、合格証書を受け取ることができます。
各級の成績優秀者にはさらに特別賞が授与されます。

毛筆書写検定資格取得後の傾向

ここからは、毛筆書写検定資格取得後の流れについてご説明いたします。適性や気になる年収、給料相場についても調査しましたのでご覧下さい。

毛筆書写検定の職業例

書道教室講師、筆耕士

毛筆書写検定に向いている人

普段から字を書くことが好きな人はもちろんのことですが、落ち着いた気持ちで集中して字を書くことが必要とされますので、何かに没頭することができる方、集中力がある方が向いています。

また、字の成り立ちや歴史などに興味を持っているなど、字そのものを好きな方にも向いています。

毛筆書写検定と同じ分野の他の資格

【ペン字講座の資格詳細はこちら】

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硬筆書写検定

毛筆書写検定の年収・給料相場

美しい字が書けるということは、それだけで印象がよくなり、就職に有利に働きます。

しかし、その技能を直接仕事にしたい場合、1級に合格することができれば書道教室を開設することができます。
教室の規模や生徒数によって異なりますが、生徒数が50人程度の教室で月収が20万程度となります。

有名な書道家として活躍することができれば、教室の他、作品の販売や、題字の依頼などで月収200万以上になる可能性もあるでしょう。

毛筆書写検定の現状

科学技術が発達した現代、スマートフォンやパソコンの普及により、字を書く、字に触れるという機会は減る一方にあります。

書き順の間違いや文字の乱れが多く、美しく文字を書くという意識そのものが薄れていく傾向にあります。

文字を書く行為が減ってきた現代でも、美しく文字を書けるだけで、人の印象はよいものに変わります。
日本の文化の中で、書道という文化は決して廃れてきているわけではありません。

決して就職に直結するものではありませんが、書道を通して集中力を養うことができ、印象をよくするという長所があることから、毛筆技能検定は、中学から大学、専門学校からの受験が多くあります。

毛筆書写検定の将来性

1級を取得すれば、指導者としての認定証がもらえることから、将来書道教室を開くことが可能となります。

そのほかの級では、就職に直結することはありませんが、履歴書に資格として記載することができるため、就職や転職、昇進に好影響を与えることができます。

毛筆書写検定の独立について

毛筆書写技能を活かす仕事で活躍したいということであれば、1級取得ののち書道教室を開き独立することが可能です。
書道教室を経営するノウハウも一緒に勉強しておくとよいでしょう。

こんな著名人の方も毛筆書写検定資格を持ってます。

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