Webデザイナーは人気の職業ですが、実際に働いている方からは「きつい」「大変」と言う意見がよく聞かれます。
他にも離職率が高い、給料が安いなどの話もあり目指しても大丈夫なのか、向いてないんじゃないかと不安になる方も多いでしょう。
しかし「何がきついのか」「どうすればいいのか」「どんな人が向いてないのか」が分かれば乗り越えることができる仕事です。
Webデザイナーを目指している人が不安に思っている高い離職率の理由やきつい仕事の乗り越え方、向いてない人から需要が無くなる噂まで紹介します。
目次
Webデザイナーの離職率

厚生労働省が発表している各職種の離職率のグラフを参考に見てみると、Webデザイナーも含まれる情報通信系の離職率は5%と他の職種に比べるとそこまで高い離職率ではありませんでした。
ではなぜWebデザイナーは離職率が高いと言われるのでしょうか。
なぜWebデザイナーの離職率が高いと言われるのか
Webデザイナーの求人が常に出ているため離職率が高いと思われるのでしょう。
離職率=ブラック企業というイメージを持たれる方も多いとは思いますが、この業界自体少し特殊なので離職率が高いからと言ってブラック企業とは限りません。
Webデザイナーを目指している人はひとつの会社に長く定着するという考えがあまりありません。
もちろん憧れてWebデザイナーを目指したものの実際に働いてみると自分に向いてないと思って辞める人もいますが、スキルを身に着けるとそれぞれのライフプランに合わせてキャリアを上げるために他の会社へ転職したり、独立やフリーランスとして会社を離れる選択をするWebデザイナーが多いです。
Webデザインやプログラミングなど専門スキルを身に付ければWeb業界を渡り歩くことができるので、キャリアアップや違うスキルを他の会社で身に付けるために転職する人が多く会社の離職率=ブラック企業という構図はあまり当てはまりません。
Webデザイナーは循環している
Webデザイナーの仕事は人気のある職業です。
前述したように、Webデザイナーはスキルや経験値を身に付けるとキャリアアップのために退職をします。
すると退職した方の席が空くのでまた新しくWebデザイナーを募集するという循環が生まれているのです。
Webデザイナーがきついと言われる理由

Webデザイナーは人気な職業と前述しましたが、Webデザイナーはきつい・大変と言う意見も少なくありません。
ではWebデザイナーのどこがきついと言われるのでしょうか。今回は5つのきついと言われる理由を紹介します。
納期に常に追われる
どうしてもWeb制作の工程を知らないクライアントだと、無理な納期を指定されることがよくあります。
また、営業も仕事を取るためにできるだけ早い納期をクライアントに提案してしまい、そのしわ寄せが制作に回ってきてしまいます。
なんとか納期に合わせて提出すると、営業は制作可能な納期だと判断してしまい、同じようなスケジュールでまた別の案件が増え、また納期に追われるという悪循環に陥ってしまうことが多々あります。
給料が低い
上記のように過酷な納期のために残業や仕事の持ち帰りなどを大変な思いをしていますが、Webデザイナーの平均収入は300万円~450万円ほどで高い収入とは言えません。
過酷な業務状況にも関わらず収入が少ないため「Webデザイナーはきつい」と感じる人が多いのもうなずけます。
労働時間が長い
営業が無理な納期スケジュールで仕事を取ってきてしまっても何とかして間に合わせるために上司がプレッシャーをかけてきます。
Webデザイナーも納期に間に合わせるために残業をしたり、家に仕事を持ち帰って寝る間も惜しんで成果物を仕上げます。
また、Webデザイナーは職人気質な人も多く、妥協した作品を出したくないと言ってこだわってしまい制作に時間がかかることもあります。
いくらこだわったとしても納期は延びませんので、休日まで返上して仕事する日も出てきます。
デザインだけできればいいわけではない
Webデザイナーと聞くと、サイトのデザインだけできればいいと勘違いしている人も多いかと思います。
しかしWebデザイナーの主な業務内容は、Webデザイン・コーディングです。
現在Webデザイナーを目指す人が増えているのでデザインだけでは生活するのは厳しくなっています。
求められるレベルやスキルが高まっているというのもWebデザイナーがきついと言われる要因の一つです。
自分の好きなデザインができない
好きなデザインのサイトを作りたいと思っているWebデザイナーの方も多いです。
しかし、Webデザイナーの仕事は基本クライアントからの依頼を受け、クライアントの望むデザインを作る必要があります。
自分の好きなデザインばかり提案するとクライアントの意向に沿わず、修正が出てしまいなかなか自分の望むデザインができないと悩むWebデザイナーも多いです。
目指すと後悔!?Webデザイナーに向いてない人の特徴

ここまで、Webデザイナーがきついと言われる理由についてご紹介してきましたが、実際どんな方がきついと感じやすいのでしょうか?
将来的に後悔してしまうかもしれないWebデザイナーに向いていない人がどのような人なのか主な4つの理由を中心にご紹介します。
デザインとアートを勘違いしている人
デザインとはクライアントが求める結果を達成するためのひとつの手段です。
もちろんセンスも必要になってきますがデザインを見た人が理解できるもので無ければいけないのです。
そのため、独創的なデザインを好んでいる方や、突出したデザインを好んでいるという方には少々Webデザイナーは向いていないかもしれません。
流行などに疎い人
Webの業界は流れが早く、技術や流行の変化が激しくWebデザイナーも常に新しい知識や流行への対応が求められます。
若いころは流行に多少疎くてもSNSなどのツールで無意識でも情報が入るなど、問題ないこともありますが年齢を重ねると感覚が鈍ってしまったり学習スピードが追いつかないと感じる人も多いです。
デスクワークが苦手な人
Webデザイナーはデザインからコーディングまで基本PCソフトを使用して行います。
一日中座りっぱなしなどはザラですのでデスクワークが苦手であればWebデザイナーの仕事は苦痛になるかもしれません。
コミュニケーションが苦手な人
Webデザイナーは一人で仕事をしているわけではありません。
デザインやコーディングをしている際に問題が発生した場合、現場の人たちやクライアントの方とコミュニケーションをとって問題解決が必要になります。
デザインだけが良くともチームワークが無ければどうしてもWebデザイナーとしては活躍しづらいと言えるでしょう。
Webデザイナーのきつい仕事を乗り越える方法

厳しいことを書いてきましたが、Webデザイナーはやりがいもあり柔軟な勤務形態や独立できるなどいい面も沢山あります。
ではどうすればWebデザイナーのきつい仕事を乗り越えることができるのでしょうか。
目標を明確にする
Webデザイナーを目指す理由や目標を明確にしましょう。
独立したい、将来困らないように手に職を付けておきたいなどなぜWebデザイナーになりたいのかをはっきりさせておくと良いでしょう。
目標を明確にすることで、目標を達成するためにどうすればいいのか考えることができるようになり、自身のスキルアップはもちろんキャリアアップにもつながります。
経験値を上げて生産性を高める
スキルや経験値を高めて効率を上げると、納期に追われる状態から抜け出せる可能性があります。
また独立やフリーランスになったときも依頼を多くこなせばこなすほど収入も増えるので就職がゴールではなくWebデザイナーになった後もどんどんスキルや経験値を磨きましょう。
転職する
どうしても今の環境がきつすぎるのであれば思い切って転職してみるのもひとつです。
Webデザイナーの業務はどの制作会社に行っても業務内容が大きく変わることはないので転職がしやすい職種です。
Webデザインをするのは楽しいけど仕事が辛い方はもしかしたらWebデザインの業務以外の人間関係の部分などできついと感じているのかもしれません。
Webデザイナーは将来需要が無くなるって本当?

Webデザイナーがキツい・離職率が高いと言われる理由の一つに将来的に需要がなくなる仕事だと考えられているからというものがあります。
が、実際はWebデザイナーの需要は今後も上がっていくと思われます。
ではなぜ、需要がなくなると言われているのかというと、Webデザイナーが増加し競争率が上がっておりWebデザインのスキルだけでは長く活躍することが難しいからだと思われます。
また最近は調べればコーディング方法が出てきたり、Webサイトをコーディングなしで簡単に作成できるツールが出てきています。
SNSやホットペッパーのような予約サイトがあればサイトは要らないという企業や、簡単なものを自分で作成する企業が出てきているため仕事の数が減っていると言われています。
しかし他の企業とは少し違ってサイトを凝ったものにしたい企業もあるので、Webデザイナーの需要が突然無くなったりすることは考えにくいです。
Webデザイン以外にマーケティングなど+αのスキルを身に付ければ長く活躍できるWebデザイナーになるでしょう。
【まとめ】Webデザイナーの離職率が高くてもブラック企業とは限らない
Webデザイナーの離職率が高い・きついと言われる理由についてご紹介しました。
実際、調べてみたところWebデザイナーの離職率が極端に高いわけではないですし、多くの方が自身のスキル・キャリアアップのために転職やフリーランスの道を選んでいることが理由のようです。
また、就職した企業によっては確かに仕事量が多くその割に給与が低いためキツいと言われる傾向にありますが、Webデザインのスキルは個人の資産になるので将来のキャリアパスを考えながらWebデザイン以外のスキルも身に付けておくと今後も活躍できるWebデザイナーになれるでしょう。
Webデザイナーになって後悔しないためにも、明確な目的をもって様々なスキルを身に着けた需要のある人材になれるような努力は必要そうです。
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