Webデザイナーは資格や学歴に依らず目指せる職業なので、異業種からのキャリアチェンジ先として人気があります。
とは言え、「スキルを習得しただけで、Webデザイナーとして本当に就職・転職出来るのか」といった疑問がある方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では「20代・30代・40代におけるWebデザイナーの就職・転職事情や必要とされるスキル」についてご紹介します。
未経験でもWebデザイナーとして就職・転職できる可能性はあるのか気になる方は、ぜひ最後までお読み下さい。
目次
未経験でもWebデザイナーになれる?

異業種やスクール出身などWebデザイナーとして実務経験がなくても目指すことは可能なのでしょうか。
こちらの項目では「未経験からWebデザイナーを目指す場合の就職・転職事情」について簡単にご紹介します。
未経験者を対象とした求人にはどのような傾向があるのか理解しましょう。
資格が不要な仕事の為未経験でもなれる
結論からお伝えしますと、Webデザイナーは資格が必要とされない職種であるため未経験からでも十分目指すことが出来ます。
実際、飲食業や製造業など異業種からWebデザイナーとして活躍する方も少なくありません。
そのため、未経験だからといって簡単に諦めてしまうのではなく、アプローチ方法を工夫して目指すことが重要と言えます。
若手が採用されやすい傾向にはある
先ほど、Webデザイナーは未経験からでも十分目指せる職種であることはお伝えしましたが、Web業界の特質から吸収力が高い「新卒や20代の若手」は未経験でも採用されやすい傾向にあります。
ただし、未経験の30代・40代の方が全く相手にされないというわけではなく、デザインスキルやコミュニケーション能力次第では年代関係なく採用されます。
次の項目にて、各年代の採用事情について具体的に解説するのでチェックしてみましょう。
Webデザイナーは年代別に就職・転職事情が異なる

前述したように、Webデザイナーは年代ごとに転職できる難易度が異なります。
こちらの項目では「新卒・20代・30代・40代における就職・転職事情」についてご紹介します。
各年代の採用基準やアピールすべき内容などについて理解し、適切にアプローチしていきましょう。
新卒の就職事情
新卒の就活事情は、実務経験よりも学生時代に習得したスキルや卒業制作、意欲が重視される傾向にあると言えます。
そのため、卒業制作やポートフォリオなどで実力がアピール出来れば、未経験や文系の方でも正社員のWebデザイナーとして就職することが十分可能です。
新卒の方はデザインスキルを磨くことを優先させ、余裕があれば海外インターンシップ等で実務経験を積むと効果的です。
20代の就職・転職事情
20代の就職・転職事情は、新卒と同様に実務経験よりもスキルや意欲が重視される傾向にあると言えます。
そのため、習得したデザインスキルをアピールすることに加え、Webデザイナーとしてのキャリアパスを明確に伝えると効果的です。
20代の方はスキルを習得すれば正社員として転職可能ですが、マッチングサイト等で実績を積むことでより有利に進めることが出来ます。
30代の就職・転職事情
30代の就職・転職事情は、後述する最低限のPCスキルやデザインスキルに加え、Webデザイナー以外の実務経験が無ければ難しい傾向にあると言えます。
理由として、豊富な実務経験を持つ30代のWebデザイナーがキャリアアップのために転職活動を行うため、未経験では経験者のライバルと比較しアピール不足となるからです。
30代の方が正社員として転職するハードルは正直高いと言えますが、実務経験者に劣らないデザインスキルと社会人経験をアピールすることで有利に働く場合もあります。
40代の就職・転職事情
40代の就職・転職事情は、PC操作が不慣れな方やデザインスキルが基礎レベルの方は難しい傾向にあると言えます。
理由として、40代の方はWebデザイナーからキャリアアップし、「Webディレクター」としてマネジメントを行う立場になるルートが一般的であるためと言えます。
40代で未経験から転職する場合は非常にハードルが高いと言えますが、ブログ運営や副業などデザインに携わる仕事の経験がある方は採用される可能性が高まります。
Webデザイナーの雇用形態は?

実際にWebデザイナーとして働く場合には、どのような雇用形態があるのでしょうか。
こちらの項目では、Webデザイナーの一般的な働き方である「正社員・派遣・フリーランス」についてご紹介します。
それぞれの働き方や年収、業務内容について実際の求人内容を参考に比較してみましょう。
Webデザイナーとして正社員になる
Webデザイナーにおける働き方の1つ目は「正社員」です。
Web制作会社やWebデザイン事務所などにおける正社員は、3つの働き方の中で最も安定した稼ぎを得ることが出来ます。
正社員として働く場合の働き方や年収、業務内容について以下の表にて確認しておきましょう。
働き方 | ・リモート可の求人もあるが基本的に出社勤務で土日祝は休日
・3ヶ月以上の実務研修等、充実した福利厚生制度を受けることが可能 |
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年収 | 年収300万円〜600万
コーディング等の高度なスキルを持つ場合には年収アップが期待可能 |
業務内容例 | 新規Webサイト制作やコーディングといった自己成長に繋がる仕事に携わることも可能 |
参考:求人ボックス
正社員の求人には、20代〜30代までの方を対象に「未経験でも研修期間があるので問題ない」といった内容が大半を占めています。
一方で、30代・40代で未経験からWebデザイナーとして正社員になるには、実務経験者に劣らないスキルや知識が求められます。
そのため、新卒や20代の方には正社員のWebデザイナーをおすすめしますが、それ以外の30代・40代の方は厳しい現実があるため派遣やフリーランスの方がおすすめと言えます。
派遣としてWebデザイナーになる
Webデザイナーにおける働き方の2つ目は「派遣」です。
一定のPCスキルやデザインスキルがある場合には、派遣として働くのも1つの方法です。
派遣として働く場合の働き方や年収、業務内容についても以下の表にて確認しておきましょう。
働き方 | 在宅やリモートで週3日勤務の求人も多数掲載されている |
---|---|
年収 | 年収300万〜400万 |
業務内容例 | 画像の加工やWebサイトの更新など、Web制作業務の一部を任されることが多い |
参考:エン派遣
派遣の求人には、経験年数不問や必要なスキルさえあれば経験を問わないといった求人も掲載されています。
そのため、正社員採用が難しい30代・40代の方はスキルを習得し、派遣で実務経験を積む方法がおすすめと言えます。
フリーランスとしてWebデザイナーになる道も
Webデザイナーにおける働き方の3つ目は「フリーランス」です。
フリーランスは、実力だけでなく実務経験も重視される傾向にあるため、未経験の方におすすめ出来るわけではありませんが、最も年齢を気にせず働けるメリットがあります。
フリーランスとして働く場合の働き方や年収、業務内容についても以下の表にて確認しておきましょう。
働き方 | 基本的には在宅で働き、時間や場所に制限されることなく自由に働くことが可能 |
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年収 | 年収200万未満〜年収1,000万円以上
高度なスキルやコミュニケーション能力を持つ場合には正社員よりも稼ぐことが可能 |
業務内容例 | Web制作業務やバナー制作など、様々な案件の中からある程度好きな業務に取り組むことが出来る |
参考:indeed
フリーランスは自由に仕事が出来る分、ご自身で仕事量やスケジュールをコントロールする必要があります。
そのため、デザイン業務以外の実務経験も積むといったように、年齢関係なくセルフマネジメントが得意な方にはフリーランスとして働く方法がおすすめと言えます。
Webデザイナーになるために必要なスキル

未経験からでもWebデザイナーとして就職・転職するためには、どのようなスキルがあると効果的にアピール出来るのでしょうか。
こちらの項目では「Webデザイナーになるために必要なスキル」について以下の5つをご紹介します。
- 最低限のPCスキル
- デザインスキル
- ツールを扱うスキル
- コーディングスキル
- 学習意欲や吸収力
どのようなスキルを持つ人材がWebデザイナーとして求められるのかについて、具体的に見ていきましょう。
最低限のPCスキル
必要なスキルの1つ目は「PCスキル」です。
Webデザイナーは基本的にPCを用いて業務を行うため、PC操作が不慣れだとWebデザイナーとして活躍するのは難しいと言えます。
そのため、タイピングはもちろんのことメールの送信やパスワードなどのセキュリティ管理など、PCの基礎スキルを習得しておく必要がありま。
Web業界では、業務に必要なレベルのPCスキルは持っている前提で話が進むので、自信がない方は早めに身に付けるようにしましょう。
デザインスキル
必要なスキルの2つ目は「デザインスキル」です。
ひと昔前のデザインをセンスで片付けるWebデザイナーではなく、ユーザーのことを考えて理論的にデザイン出来る人材が求められる傾向にあります。
そのため、フォントや配色、レイアウトなどデザインに関する基礎知識とスキルに関して身に付ける必要があります。
また、最近ではスマホユーザーを考慮したWebサイトの需要も高まっており、「レスポンシブWebデザイン」についても理解しておく必要があります。
実務経験者に劣らないように、未経験の方でも常にトレンドのデザインを把握しデザインスキルを向上させなければなりません。
ツールを扱うスキル
必要なスキルの3つ目は「デザインツールを扱うスキル」です。
学習時に利用した方も多いと思いますが、Webデザイナーとして就職・転職の際にも以下のデザインツールに関するスキルは当然のように求められます。
- Illustrator
- Photoshop
- XD
また、チャットツールやビデオ会議用ツール、PowerPoint等のプレゼンテーションツールといった、ビジネスで活用されるツールに関しても抵抗なく使えなければなりません。
未経験者の方がWebデザイナーを目指す上で、デザインスキルと同様にデザインツールとビジネスツールはある程度使いこなせなければなりません。
コーディングスキル
必要なスキルの4つ目は「コーディングスキル」です。
コーディングスキルは、Webデザイナーの業務上必要とされない場合が多いですが、他のWebデザイナーが持っていないスキルであるため就職・転職活動でアピールすることが出来ます。
そのため、Webサイトを構成する基本的なHTML/CSS・ JavaScript・jQuery・PHPといったプログラミング言語を習得しておくと効果的です。
コーディング目線でデザインが出来るWebデザイナーは重宝される傾向にあるため、基本的な内容だけでも身に付けることをおすすめします。
学習意欲や吸収力
必要なスキルの5つ目は「学習意欲や吸収力」です。
Web業界では日々技術や流行が更新されるため、Webデザイナーは最新技術を常に学び続ける必要があります。
そのため、Webデザイナーは既存のスキルに固執することなく、常に新しい技術やニーズを学べる力が求められます。
就職・転職活動を行う際には、ポートフォリオやSNSなどで積極的に学習していることをアピールすることで好印象を与えることが出来ます。
未経験でもWebデザイナーになれる?まとめ
今回、実務経験がない場合にもWebデザイナーとして就職・転職可能なのかに対する疑問を解決するために、20代・30代・40代の就職・転職事情や働き方について解説しました。
結論、年代関係なく目指せますが、各年代で求められるスキルや求人ニーズに合わせたアプローチを行う必要があります。
特に、30代・40代の方は実務経験が重視される傾向にあるため、未経験からの転職は厳しいと言えます。
実力主義のWeb業界で活躍するために、今回ご紹介したスキルを磨きながら、少しでも多くの実務経験を積んでいきましょう。
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