年収500万円を稼ぐことは難しいのでしょうか?
今回は年収500万円に着目し、月収や手取り額・具体的な生活レベルなどを詳しくご紹介します。
また、独身だけでなく結婚し家庭ができた場合やマイホームを購入する場合などの金額に関しても細かく解説していきます。
この年収を目指している方、キャリアアップしたいと考えている方もぜひご覧ください!
目次
年収500万円の人の割合は?

日本全国で、年収500万円の人の割合はどれくらいなのでしょうか?
令和元年度に国税庁が行った民間給与実態統計調査では、年収が500万円~600万円の割合は全体の10.5%でした。
1番多い割合は年収300万円~400万円で17%、それ以外でも全体の約70%が年収400万円以下という統計結果で、年収500万円台は上位3割に入ります。

年収500万円の手取りはどのくらい?

年収500万円の場合でも、全てがそのまま支給されるわけではありません。
年収からは税金をなど様々な費用が差し引かれますので、手取りは予想よりも少なく感じる場合があります。
年収から引かれる税金の額、手取り額、月収も合わせて解説します。
年収500万円に課される税金額は?
社会人経験がある方なら分かると思いますが、学生さんなどで知識がない方にも分かりやすく解説していきます。
年収500万円から差し引かれる税金や保険料の項目はこちらです。
・所得税 ・住民税
・健康保険
・厚生年金
・雇用保険
・介護保険(40歳以上)
年収500万円の場合の所得税率と控除額を見ていきましょう。
年収500万円の課税される所得金額は500万-(500万×20%+54万)-(60万+38万)=248万となります。
年収500万円の場合の所得税率と控除額を見ていきましょう。
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円超~330万円以下 | 10% | 97,500円 |
ここから、年収500万円の場合の所得税の金額を計算していきましょう。
例)年収が500万円だった場合
248万×10%-9万7500円=15万0500円
つまり、15万0500円が納めるべき所得税となります。
所得税以外にも健康保険や住民税など支払う税金はあるため、合計で100万円前後が引かれることになります。
年収500万円の手取り額、月収は?
年収500万円の手取り額は390万円前後となります。
月収はボーナスの有無によって変わり、ボーナスがある会社の場合手取り月収は約28万円前後の方が多くいるようです。
ボーナスがない会社の場合、手取り額を12ヶ月で割り手取り月収は約32万円前後となります。
年収500万円の生活レベルは?

年収500万円、手取り額およそ390万円前後の場合の生活レベルはどのようになっているのでしょうか。
今回は30代独身男性Aさんをモデルに、住居・食費・車・貯金の4点に分けてご紹介していきます。
住居
家賃の目安は手取り額の1/3とされているため、年収500万円のAさんの場合の家賃相場は9万円前後が目安となります。
関東圏で1人暮らしをする場合、9万円前後の家賃と仮定した場合多い間取りは1DKや1LDKです。
会社から家賃補助が出る企業もあるため、その場合は会社から近くもう少しクオリティを上げた賃貸に暮らすことが可能です。
しかし、食費や娯楽費はすぐに調節できますが家賃は毎月節約することができないため、無理をしない範囲もしくは少し低めの家賃設定にしておくことで、貯金もしやすくなります。
食費
食費の目安は手取り額の15%という目安があり、それに当てはめるとおよそ4万円を食費として使用できることになります。
Aさんの場合単純計算で1日1,500円程度を食費に回せるため、1日1回の外食はもちろん土日に自炊をしていれば平日の昼食は毎日外食でも補えます。
一人暮らしで食費に4万円使用できるとすれば、食費に関して困ることはないでしょう。
車
年収500万円のAさんが車を購入したい場合、購入予算はどのようになってくるのでしょうか?
車をローンで購入する場合、1年間のローン返済額から計算すると150万円~200万円が無難なラインだと言えます。
ローンを組まず現金で購入する場合、年収の1/2が目安となっているため200万円前後がおすすめです。
新車の場合国産のセダン車や7人乗りのミニバンなど様々なタイプの車から選ぶことができます。
貯金
将来を考え貯金することは大切です。
年収500万円独身男性Aさんの場合、収支のバランスを見て月に3万円~3万円5千円の貯金額が理想です。
毎月の貯金が苦手な方は、ボーナス時に「この額は必ず貯金!」と決めて多めに銀行へ入れてしまうと良いです。
年収500万円稼いでいる場合、貯金をコツコツと貯め1,000万円~2,000万円の貯金額にすることも難しくないでしょう!
年収500万円で結婚、子どもを持つとどうなる?

将来的に結婚をし家庭を持つ方は多くいますが、結婚をし子どもを持つと独身時代と比べ使えるお金が全く変わってきます。
厚生労働省が発表している世帯年収について調査した統計表では、子どものいる世帯での夫婦所得中央値は672万円とされています。
このことから、夫が年収500万円で子どもを持つ場合は夫だけでなく妻もパートとして働く家庭が多いようです。
そして、家庭を持ち子どもが産まれるとマイホームの購入が検討されます。
年収500万円の人が借り入れできる住宅ローンの返済負担率は35%以下となっており、年間174万円(月額約14.5万円)まで返済できるという計算になります。
この返済負担率からローンを組むと約5,100万円借り入れできることになりますが、今後かかってくる養育費や生活費を考えると年間108万円(月額約9万円)が平均値となり、融資額は約2,400万円が妥当となります。
この場合場所にもよりますが、東京都で3LDKの新築一戸建て、地方の場合5SLDKの新築一戸建てが購入できる目安です。
それ以外にもマイカーの購入や養育費での支出は増えますが、年収に見合った予算範囲内で行えば理想的な生活が送れます。
年収500万円にはどのような職業が多い?

実際に年収500万円稼いでいる方は、下記のような職業が多く見られます。
・技能士
・ITエンジニア
・薬剤師
・教師
・管理職
・自衛隊
・社労士
・管理栄養士
・一級建築士
このように、年収500万円を稼ぐ職業は資格や専門性の高い業種が多く見られます。
国家資格など難易度の高い資格を活かした職業に就く人は年収500万円以上が多く、資格がなくても中小企業で管理職に就くと年収500万円は目指せます。
年収500万円は稼ぎたい場合、資格の保有・能力給・成果給がカギとなってくるでしょう。
まとめ|年収500万円の生活レベル、月収や手取り
今回は、年収500万円の月収や手取り・税金・暮らしについてご紹介しました。
年収500万円は日本国民の10%しかおらず、上位3割の高収入に入ります。
独身一人暮らしでも不自由なく貯金もできる生活ができ、結婚し家庭を持っても条件に合ったマイホームを購入し暮らすことが可能です。
今回のポイントをまとめると・・・
- 年収500万円の手取りは390万円前後
- 家庭を持ちマイホームやマイカー購入も可能
- 転職サービスを使えばさらに高収入を狙えることも
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