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楽天の年収は低い?新卒・中途の収入や職種による差について調査

更新日:2022-10-13

楽天の年収は低い?新卒・中途の収入や職種による差について調査

今日におけるインターネット・EC分野の経営者たちの多くが楽天出身だと言われるほど、業界内では先進的企業としての地位に位置する楽天グループ株式会社。

国内オンライン販売市場としてはAmazonと肩を並べ、一度は利用したことがあるという方も多いはず。

そこでこの記事では、そんな超大手かつ巨大企業である楽天グループ株式会社の気になる年収を始め、年収偏差値を用いた他企業との比較、また新卒や中途といった経歴別の選考事情などについても詳しく紹介していきます。

楽天の年収

「楽天」というと誰もが一度はその名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。

オンライン販売市場「楽天市場」を始め、楽天グループは私たちの身近にある様々なサービスを提供しています。

最近では「楽天経済圏」という言葉が聞かれるように、公共料金の支払い・モバイル回線の契約・証券口座の開設など、多岐にわたる事業を急速に展開し続けておりその勢いは止まることを知りません。

そんな超巨大企業の楽天の気になる年収についてご紹介していきます。

楽天の平均年収は約745万円

楽天の2020年度有価証券報告書によると、楽天の平均年収は約745万円です。

ですがこの数字は一般職・海外採用を全て含めた上での平均年収ですので、実際の年収は職種や経歴により少なからず前後します。

推定ではありますが、総合職の場合の平均年収は約700〜800万円程度とされています。

また後にも紹介しますが、楽天は給与制度として徹底した成果主義を採用しているため、これよりも遥かに多く稼ぐ人もいれば、平均年収に満たない人もいます。

あくまで「平均」として参考程度に捉えてください。

楽天の全国年収偏差値は71.6

楽天の平均年収が高いのか低いのか判断するのに使える指標として、年収偏差値があります。

これを用いると楽天の年収偏差値は上場企業の同業界内では65.1で上位約15.9%に位置し、全国では71.6で上位約2.3%に位置します。

つまり年収偏差値で見た場合、特に全国では楽天の平均年収はかなり高いと言えることが分かります。

競合他社との比較

平均年収だけでは、それが高いのか低いのかいまいちピンと来ないかもしれません。

そこで次は楽天の平均年収と業界内で事業内容の類似する競合他社の平均年収との比較を見てみます。

※以下は2018年度のデータを参考にしています。

楽天グループ 約720万円
Yahoo株式会社 約765万円
wowma!(KDDI) 約952万円
LINE 約716万円
Amazon 約857万円

引用:楽天の平均年収は低い?徹底した成果主義や競合他社との年収比較をご紹介

上記の表をもう少し掘り下げていきましょう。

楽天の平均年収はLINEと同程度

検索エンジンとして有名なYahoo株式会社の平均年収は約765万円です。

楽天と同様に多種多様な事業を展開しており、平均年収は楽天より約45万円ほど高くなっています。

知名度ではAmazonや楽天に劣る印象のwowma!の平均年収はなんと約952万円と、意外にもこの中では最も高い数字となっています。

今や私たちにとって欠かせないコミュニケーションツールを提供し、その事業拡大と成長のスピードが著しいLINEの平均年収は約716万円となっています。

楽天の平均年収が約720万円ですので、ほぼ同程度といえます。

Amazonはやはり強かった

Amazonの日本支社であるアマゾンジャパンの平均年収は約857万円とされており、楽天より100万円以上高い数字となっています。

多岐にわたるサービスを展開するAmazonは通販サイトとしては最も利用している人が多く、業績を順調に伸ばし続けています。

そのためこの平均年収の高さも納得できます。

学歴や職種別の年収差

楽天全体の平均年収について把握したところで、学歴や職種で収入に差があるのかどうか気になりますよね。

これについて以下で詳しく紹介していきます。

学歴による初任給の差は月給1万円程度

楽天の初任給は以下の通りです。

・ビジネス総合職
学部卒 月給30万円
院卒 月給31万円

引用:【楽天の平均年収は756万円】年収は高いの?低いの?競合との比較や口コミも!

・エンジニア職
学歴問わず 月給30万円

引用:【楽天の平均年収は756万円】年収は高いの?低いの?競合との比較や口コミも!

一般的な企業の初任給が約20万円程度ですので、楽天の初任給がかなり高いことが分かります。

ビジネス総合職の場合最終学歴により月給で1万円の差がありますが、エンジニア職の初任給は学歴に関わらず一律に設定されています。

またビジネス総合職の学部卒の初任給とエンジニア職の初任給は等しく月給30万円であり、職種が収入に影響を与えることはないと言えます。

楽天の給与制度

楽天では最終学歴や職種の違いはそれほど年収を大きく左右するものではありません。

そこでここでは、楽天の給与がどのような制度で支給され何によって収入に差が生まれるのか見ていきましょう。

楽天は徹底した成果主義

楽天は「楽天主義」のもと、会社としての業績アップに貢献した社員に対しそれに相応しい待遇を与えてています。

まず半年に一度、「B」「BB」「BBB」「A」「AA」「AAA」の6つのランクを設けて社員それぞれの能力と成果を評価し、いずれかのランクに格付けします。

そしてこのランクを考慮して給与が支給されるという仕組みになっています。

つまり楽天では、日本の一般企業で多く採られている年功序列のような制度は設けられておらず、社員それぞれの実力を評価基準とした徹底的な成果主義が採られているのです。

このような成果主義のもとでは、「先輩社員であっても後輩社員より年収が低くなる」ことや「新卒採用で入社しても中途採用より年収が低くなる」などといったケースが起きることも十分あり得ると言えるでしょう。

入社したタイミングや経歴・勤務歴等で有利不利は一切なく、社員全員に等しく昇給の機会が与えられている楽天ではこうした「逆転現象」が起きることも珍しくないのかもしれません。

楽天は実力があるほど高年収を望める企業

ここまで楽天の平均年収を始め、同業他社との比較から独自の業績評価制度に至るまで紹介してきました。

いかがだったでしょうか。

平均年収を見ただけでは、「思っていたより年収が低い」と感じる方も多かったかもしれません。

しかしその給与支給制度と成果主義を考慮すれば、平均年収の数字はあくまで平均であり実際どのくらい稼げるかは社員それぞれの実力が物を言います。

楽天への就職や転職を考えている方は自身の年収がどのくらいになるのか具体的な数字が気になるとは思いますが、それは実際働いて見ないと分からない、というのが正直なところなのかもしれません。

ですがいずれにせよ楽天の社員である時点で業界やその他一般企業と比較してかなり高い収入を得ることができるのは確実です。

また年収だけでなく、企業としてのこれまでの成長性や将来性を踏まえても楽天はかなり魅力的な企業でしょう。

興味がある方はぜひ、まずは採用選考エントリーしてみてはいかがでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。