ソニーグループ株式会社は、精密機械業・総合電機業など複数事業を営む東京都の上場企業です。
さまざまな分野の企業を包括しているソニーグループ株式会社は、上場企業のなかで最も連結子会社が多いといわれています。
安定した売上高を誇る国内有数の大企業ということもあって、毎年就職先としても高い人気を誇っています。
しかしソニーグループ株式会社への入社を検討している方にとって、年収などの給与面はとても気になるのではないでしょうか。
この記事ではソニーグループ株式会社の平均年収や新卒(大卒・院卒)の初任給についての情報を解説していきます。
学歴・役職ごとの年収についても、詳しくまとめました。
ソニーグループ株式会社 平均年収について
ソニーグループ株式会社の平均年収について、さまざまな情報を説明します。
年齢別・学歴別・役員別で見た平均年収や年収推移も含めて解説していますので、是非参考にしてください。
ソニーグループ株式会社 平均年収推移
ソニーグループ株式会社の平均年収は、2020年時点で1,057万円です。
日本の平均年収は約440万円なので、ソニーグループ株式会社の平均年収は2倍以上となります。
全国的に見てもかなり高水準の年収だと思います。
ここで、ソニーグループ株式会社の平均年収推移を見ていきましょう。
過去5年分のデータを抜粋しています。
年度 | 平均年収 |
---|---|
令和1年 | 1,057万円 |
平成30年 | 1,051万円 |
平成29年 | 1,014万円 |
平成28年 | 911万円 |
平成27年 | 935万円 |
引用:ソニーグループ公式サイト
平成21年度からの推移を確認したところ、平均年収の金額は最低で860万円・最高で1,057万円となっていました。
約200万円の差がありますが、主な要因は業績賞与ということです。
またここ数年においては人員削減など大規模な経費削減が実施されました。
そのため業績についても復調の兆しが見えてきている状態です。
それに伴い平均年収も年々右肩上がりに増加しています。
ソニーグループ株式会社 年齢別の平均年収
つづいて、年齢別平均年収について説明していきます。
以下の表にまとめました。
年齢 | 平均年収 |
---|---|
20代 | 300万~800万円 |
30代 | 800万~900万円 |
40代 | 900万~1,100万円 |
50代 | 1,100万~1,200万円 |
60代 | 750万~1,200万円 |
ソニー株式会社では、45歳~54歳までの間に年収1,000万円を獲得し続けることが可能です。
また現在は“ジョブグレード制”という階級評価を導入しているため、役職によっても給与の変動があるそうです。
個人の裁量によって年収の変動はありますが、全国的に見ても最高水準の給与体系であることが分かるデータだと思います。
ソニーグループ株式会社 学歴別の平均年収
ソニーグループ株式会社の平均年収を学歴別に見てみましょう。
最終学歴 | 年収(50~54歳の場合) |
---|---|
大卒 | 1,350万円 |
短大卒 | 1,150万円 |
高卒 | 980万円 |
年収の差がはっきりと分かる50~54歳の場合に絞り学歴別の平均年収を比較しています。
上記の表で見てみると大卒・高卒では約370万円の差が生じているようですが、上記データはあくまでも概算になります。
役職の有無などによっても年収は変わりますので注意してください。
学歴別で見ると初任給の時点で差が出てしまうという現状はありますが、ジョブグレード制によって年収が決定するため学歴の影響が出たとしても数年間のみでしょう。
成果をあげれば年収も早くアップしていきます。
ソニーグループ株式会社 役職・役員別の平均年収
ソニーグループ株式会社での役職・役員別の平均年収についてまとめました。
役職 | 平均年収 |
---|---|
主任 | 990万円 |
係長 | 1,100万円 |
課長 | 1,500万円 |
部長 | 1,650万円 |
ジョブグレード制を導入していることもあって、役職がつくだけでかなり年収に差が生まれていきます。
また、役員の平均年収についても紹介します。
役職 | 総支給額(1人あたり) |
---|---|
執行役員 | 3億3,800万円 |
取締役 | 2億2,700万円 |
一般的に、ソニーグループ株式会社で支給されている役員報酬は上記の通りです。
ちなみに2017年度に平井一夫ソニー前会長が退任した際に支給された役員報酬は“27億1,300万円”でした。
非常に高額な役員報酬だったこともあって当時は大きく話題となりましたが、退職に関わるイレギュラーな事案だったそうです。
ソニーグループ株式会社 関連企業の平均年収
ソニーグループ株式会社は多岐にわたる事業展開を行っています。
そのため関連企業も多く存在していることで知られています。
ソニーグループ株式会社の関連企業では「一体どれくらいの年収がもらえるのだろう」と考えている方もいるのではないでしょうか。
そこで、複数のソニーグループ株式会社の関連企業をピックアップしました。
平均年収についてのデータをまとめたのでご覧ください。
主要10社分のみ紹介しています。
社名 | 平均年収 |
---|---|
ソニー | 1,051万円 |
ソニー生命保険 | 886万円 |
ソニー損害保険 | 886万円 |
ソニー銀行 | 886万円 |
ソニー・ミュージックエンターテイメント | 874万円 |
ソニーPCL | 770万円 |
ソニーモバイルコミュニケーションズ | 760万円 |
ソニーマーケティング | 750万円 |
ソニー・ピクチャーズ エンターテイメント | 740万円 |
ソニービジネスソリューションズ | 738万円 |
このように関連企業においても比較的平均年収は高いようです。
業種によって差は出てくるものの、いずれも「待遇は手厚く、安定した環境が整っている」という声も多数あげられています。
2019年3月期の連結純利益が前期比の70%増にあたる8,350億円となることも発表されています。
2期連続で過去最高益を更新しているため、現在も非常に業績が好調だといえるでしょう。
ソニーグループ株式会社 初任給(大卒・院卒)について
最後に、ソニーグループ株式会社の初任給を解説します。
大卒・院卒と金額が変動するため、それぞれを見ていきましょう。
最終学歴 | 初任給 |
---|---|
院卒(修士了) | 28万円 |
大卒 | 25万円 |
また諸手当として通勤費・超過勤務手当が支給されます。
昇給は年1回、賞与は年2回となっているということです。
他企業と比較すると初任給も高く設定されているといえるでしょう。
まとめ
ソニーグループ株式会社の平均年収を中心にさまざまな情報を徹底的に解説しました。
2020年時点での平均年収は1,057万円です。
ソニーグループ株式会社の給与体系はとても高水準で、新卒・中途を問わず就職活動では非常に人気が高い企業といわれています。
グループ内の関連企業も同じく平均年収は高く、業種によりますが約700万~1,000万円が多い印象です。
またソニーグループ株式会社は“ジョブグレード制”という階級評価を導入しているため、成果によって年収が変動していきます。
そのため役職がつけば年収は大幅にアップしていくという特徴があるということでした。
ソニーグループ株式会社は福利厚生も手厚く、業績もアップしつづけています。
将来的に高収入を目指している方は、是非ソニーグループ株式会社への入社を検討してみてはいかがでしょうか。
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