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三菱商事株式会社の年収はいくら?平均年収や初任給について調査

更新日:2022-10-13

三菱商事株式会社の年収はいくら?平均年収や初任給について調査

三菱商事株式会社の2019年の年間売上高は16兆1038億円と、日本の5大商社(三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、丸紅、住友商事)の中でもトップクラスの売上を誇ります。

従業員1人当たりの年間売上額も20,131万円ととてもハイレベルな三菱商事株式会社ですが、平均年収や給与制度・福利厚生や採用情報はどうなっているのか、詳しく解説します。

三菱商事株式会社の平均年収

三菱商事株式会社1

平均年収:1607万円

三菱商事株式会社社の有価証券報告書によると、2019年の平均年収は1607万円です。

令和元年に国税庁が出した「民間給与実態統計調査結果」によると日本の平均年収は436万円ですので、3.6倍以上の平均年収になります。

平均年収1607万円は企業内の全職種の平均を出したもので、総合職だけで見ると平均年収は1700万円~2200万円とされており、不景気と言われている日本の企業とは思えない驚異の年収の高さです。

過去3年間の年収推移をグラフで見ると、着実に年収が上がっていることが分かります。

また、従業員の平均年齢は42歳と中間層が多く平均勤続年数は18年と離職率の低さがうかがえます。

  

  

  

  

決算月 平均年収 平均年齢 平均勤続年数
2019年 1607万7197円 42.5歳 18.4年
2018年 1540万9392円 42.7歳 18.4年
2017年 1386万2987円 42.5歳 18.4年

出典:三菱商事株式会社・有価証券報告書

三菱商事株式会社の給与制度

三菱商事株式会社は歴史が深く、勤続年数が長くなるほど給与が上がっていく年功序列体制の傾向にあります。

勤続年数が長くなるにつれて任される仕事の内容も変わり、役職が付くとさらに年収が上がりボーナスも増えます。

20代後半で年収1000万円を超える場合もあり、仕事をこなしていれば誰でも30代で年収1000万円~1500万円は超えると言われています。

また、2019年度から昇給の判断基準に取り入れられる成果主義の割合が多くなり、30代以降の昇格は年功序列ではなく個人の実力主義に変わってきています。

ここから、職種別の平均年収・役職別の平均年収・ボーナスについての情報をご紹介します。

職種別平均年収

三菱商事株式会社の職種は主に「総合職」と「一般職」に分かれています。

総合職は、取引先企業と直接連絡を取り合い事業展開を行うため、残業や海外派遣・転勤などが多く仕事内容はハードです。

しかし、大きなお金を動かすため仕事のやりがいや達成感はとてもあり、なんといっても高収入を得ることができます。

一般職は女性がほとんどを占め、契約書の作成や発注出荷、経理などの事務作業全般を行います。

総合職に比べ残業が少なく転勤などもないためプライベートの時間は確保されていますが、決して楽な仕事ではなく仕事量の多さから高いスキルとスピードが求められます。

職種 平均年収
総合職 1600万円〜1800万円
一般職 600万円~1000万円

役職別平均年収

30代頃までは年功序列制度が主な三菱商事株式会社ですが、役職ごとの平均年収はどのようになっているのでしょうか。

役職名 平均年収
役職なし(AS) 450万円~1400万円
マネージャー(P3) 1500万円〜1700万円
マネージャー(P2) 1,700万円〜1,900万円
チームリーダー(P1) 1900万円〜2300万円
部長(SP) 2300万円〜2600万円

新卒から30歳頃までは昇給が早くスムーズに年収が上がり、まだ役職の付かない従業員でも最大値は1400万円とかなり高収入となっています。

マネージャー(P3・P2)の役職まではほとんどの人が就くことができますが、チームリーダー(P1)まで昇格できるのは全体の半数となっていて、ここが出世の大きな分かれ道です。

やはりすべてが年功序列ではなく、実力が伴わなければチームリーダーや部長には就けないということが分かります。

昇格できる年齢としては、チームリーダーは平均40歳頃、部長クラスは45歳前後と言われていますが、2019年からスタートした新事業制度により勤続年数に関係なく昇格できるようになったため、今後はさらに若手の活躍も期待されています。

ボーナスについての情報

三菱商事株式会社では、年に2回(6月と12月)ボーナスが支給されます。

ボーナスは相対評価となりチームのリーダーと部長により平等に行われ、部長が最終評価をしその数値が直接ボーナスに繋がります。

三菱商事株式会社の年収はボーナスによって決まると言われるほどボーナスの比率が高くなっており、業績によるボーナスの変動はそこまでなくボーナスだけで月給×6~10ほどの額が支給されます。

三菱商事株式会社の福利厚生

三菱商事株式会社2

日本の5大商社の一つである三菱商事株式会社の福利厚生は、一流企業というだけあってとてもしっかりしています。

雇用保険・労災保険・健康保険・厚生年金診療所、研修所、独身寮・社宅、海外勤務手当、育児休暇制度 、確定拠出年金、退職金

他企業で取り入れられている福利厚生はほとんど備わっており、それに加えリフレッシュ休暇や結婚休暇などの休暇制度や出産・育児の制度も充実しています。

そして、とくに手厚いとされている「海外勤務手当」と「退職金」に関して詳しくご紹介します。

海外勤務手当の充実

三菱商事株式会社では特に海外赴任の際の手当が手厚く、先進国へ赴任した場合国内勤務の給与の約1.5倍、新興国へ赴任した場合約2倍の給与が支給され、30代でも年収2000万円超えは当たり前です。

また、現地に住む家や車・医療費・ハウスキーパー・家族旅行の資金なども提供してくれ、子どもがいる場合インターナショナルスクールの学費も会社が負担してくれます。

赴任先の国によっては危険手当が出るので、その場合さらに支給額が上がります。

嬉しい退職金

退職金の支給額も高く、新卒入社の場合まず基礎退職金として約2000万円が支給され、そこに確定拠出年金(401K)が加わり、計4000万円となります。

それにプラスして、三菱商事株式会社が独自に運営する従業員を対象とした企業年金制度があり、65歳から受給可能で年間約160万円が亡くなるまで受け取れます。

この退職金を全て合わせると、なんと1人当たり5000万円~1憶2000万円もの退職金を受け取ることになります。

三菱商事株式会社の採用情報について

三菱商事株式会社3

三菱商事株式会社の2022年度の採用情報はこちらです。
※2022年度の一般職の募集は行われていないため、総合職のみの情報となります。

勤務時間 9:15~17:30(休憩1時間)
※一部フレックスタイム制導入部署あり
休日休暇 完全週休2日制(土・日)
祝祭日、年末年始、年次有給休暇、結婚休暇、リフレッシュ休暇 等
賞与 年2回(6月、12月)
諸手当 通勤費支給 等

出典:三菱商事・新卒採用情報

初任給について

三菱商事株式会社の初任給(※2020年度実績)は以下の通りです。

職種 最終学歴 初任給
総合職 学士卒 255,000円
総合職 修士卒 290,000円

日本の大卒の平均初任給は約21万円に比べると4万円ほど高めとなっており、ここから入社5,6年後には年収1000万円を稼ぐ人も稀ではありません。

三菱商事株式会社の平均年収まとめ

  • 三菱商事株式会社の平均年収は1607万円
  • ボーナスの比率が大きく年収に関わってくる
  • 海外赴任中の年収は2000万円を超えることも

国内の5大商社の中で最も平均年収が高い三菱商事株式会社は、年功序列制度が強く基本的には勤務年数が長くなるごとに年収も上がり、特に離職率がとても低い企業です。

なんと20代後半で年収1000万円へ到達し、30代では三菱商事株式会社の平均年収1607万円にたどり着く社員が多いと言われています。

平均年収がずば抜けて高い三菱商事株式会社ですが、2019年から成果主義の昇給制度も加わり、これからもっともっと若い層が活躍できる、すばらしい商社です。

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