皆さんの子供の頃に憧れていたお仕事と、今目指している企業は同じですか?学生の間に得意分野が見つかったり、考え方が変わった人も居るでしょう。
無数の職業が存在している世の中ですが、学生の憧れの職業ランキングは昔と比べるとどれほど変わったでしょうか?
今の学生がどんな仕事を希望しどんな企業を目指して頑張ろうとしているのか?
本記事では2019年版、学生の憧れの職業ランキングを発表し、その職業や資格について紹介していきます。
目次
昔の憧れの職業ランキング上位の職業は?
昔の憧れの職業ランキング上位を占めていた職業は、
-
男性
- サラリーマン
- エンジニア
- パイロット
-
女性
- スチュワーデス
- 教師
- 看護婦
などでした。
今の中学生の憧れの職業ランキングは?
現実的な考え方が出来ているかどうかは抜きにして、2019年現在の男子中学生の、「なりたい!」と思っている職業や入りたい企業、やりたい仕事を調査したところ、
- 男子中学生憧れの職業ランキング1位:ITエンジニア/プログラマー
- 男子中学生憧れの職業ランキング2位:ゲームクリエイター
- 男子中学生憧れの職業ランキング3位:Youtuber
という、ものすごく偏った結果だったというデータもあります。
大学生ともなれば、もう少し現実を見ながらの希望する仕事や企業への道も考えていくこととなりますが、このような結果が得られていることに時代の変化を感じますよね。
2019年版!学生の憧れの職業ランキング!前編

それでは本題の、2019年の、大学生が選ぶ憧れの職業ランキングを発表します。
まずは人気の高かった学生の憧れの職業ランキング上位の仕事をまとめます。
1位:事務系職
2019年憧れの職業ランキング1位!圧倒的に人気だったのは総務・経理や人事などの分野で、まとめて事務系となりました。
その理由は、「どの企業でも総務ならいい感じに出世できそうだから」「特にこれといってしたい仕事はないのであれこれ色々とやる仕事がいいと思った」「デスクワークが好きで興味があるから」
といったものが挙げられていました。
事務や経理は何となくわかる方も多いと思いますが、総務ってどんな仕事をしているのかご存じですか?
企業によって総務の行うべき業務はまちまちですが、総務部のやるべきことは基本的には会社全体が円滑に業務を行える状態を作ることです。
備品の用意や来客対応、各部署同士の面倒事を引き受けたり…裏方でありトラブルバスターという存在です。
2位:弁護士など(行政・法務系)

法務系の仕事も学生からの人気が高い職業です。憧れの職業ランキング2位は法務系の中でも弁護士がランクイン。
行政書士や弁理士なども法律系の仕事の仲間と言っていいでしょう。いずれも国家資格なので試験を通る必要がありますが、特にその中でも弁護士になるために必要な司法試験は超難関資格です。
司法試験を受けるためには司法試験よりも合格率の低い予備試験という試験を突破するか、法務大学院に通ってその課程を修めなくてはなりません。
どちらの方法も司法試験合格までは厳しい道なので、法律系の仕事の中でも特に弁護士を目指そうと思っている学生さんは、大学も法学部を選ぶ等、若いうちからその道の勉強を開始することが大切です。
ちなみに、法学部だからと言って弁護士や裁判官の道しかないという訳ではありません。企業コンプライアンスの面や金融業界・ビジネスの場などありとあらゆる企業において、法令・法規に強い人材は常に必要とされています。
3位:社会保険労務士

法務系の中からもう一つ人気の集まっていた仕事をご紹介。
社会保険労務士は、社会保険や、企業の労務作業についての専門家で、給与計算やお金に関わる事務手続きと、労務に関するコンサルティングなども行います。
各企業の人事部に所属して務める場合もあれば、独立して事務所を持ち、依頼された企業の顧問労務士として仕事することもできます。
近年、複雑な仕組みとなってきている年金などの相談は、高齢化に伴ってこれから増えるであろうことも予想されるため、社会保険労務士を目指すのも悪くないだろうという意見が多く見られましたが、それ以上に急激に人気の高まった資格のため、受験者・合格者共に急増している傾向にあります。
4位:看護師・薬剤師


医療系も学生からの人気は高く、2019年の憧れの職業ランキング上位には看護師や薬剤師の票も数多く集まる結果となっています。
看護師資格は、資格試験の人気も非常に高く、最も注目度の高い資格です。女性からも人気が高く、女子学生からの票が多く集まる結果となりました。
また、看護師は慢性的に不足している上に収入も高めの仕事です。女性にとっては結婚や出産・育児などで一度離職しても資格を持っていれば好きなタイミングで復職しやすいことも大きなポイント。
看護師や薬剤師の仕事に憧れる理由には、薬やケガの手当て、病気の事などに詳しくなれるのは自分の健康的な生活を送る点でも役に立つからという意見もありました。
5位:医師
看護師・薬剤師の次には同じく医療系で、医師もランクインしました。
医師は職業名でありながら、国家資格名でもあります。そのため、医師を名乗るには医師免許が必要ですが、その医師国家試験の受験資格のためには6年制の医学部を出る必要があり、医師を目指せる学生自体そう多くはないはずです。一方で、逆に大学生になる前から医学部へ進もうと決意していた人が多いのも人気票を集めた理由の一つでしょうか。
憧れる理由は、一生懸命勉強した苦労が報われ安定しているからなど現実的な意見のほか、人の命を救いたい、震災などの災害時に周囲の人の救護ができるといった意見も多く見られました。
なお、医師国家試験の内容は、厚生労働省の定める「臨床上必要な医学及び公衆衛生に関して、医師として具有すべき知識及び技能」の内容・範囲から3日がかりで挑む合計マークシート形式500問です。
年によっては88%を超えることもあるほど合格率が高いことで有名な試験ですが、決して問題が簡単な訳ではなく、一般人お断りの世界で医学部6年の壁を越えた者だけが受験しているからこその合格率です。
2019年版!学生の憧れの職業ランキング!後編

後編では2019年大学生が選ぶ憧れの職業ランキング後半の6位以降を発表していきます。
後半とは言ったものの、数ある職業の中で、憧れの職業ランキングにランクインするだけでもやはり人気度の高い職業であることに違いはなく、これから紹介する職業も人気であると言えます。
6位:システムエンジニア


一言でIT系と言ってしまうのも申し訳なくなるほどにIT系の分野の幅は広いですが、憧れの職業を聞くとIT系!というひとまとめにした回答が多いのもまた事実です。
IT系のエンジニアには他にネットワークエンジニア、データベースエンジニアにWebエンジニアと仕事の分野によって様々ですが、いずれも仕事内容としては
- 要求されていることをまとめる
- 要求を満たす仕様書を作成する(システム設計)
- 工数を見積もる
- 仕様書通りにプログラマーに作成させる(自分でプログラムを組むこともある)
と、基本的な流れは同じです。
システムエンジニアになるためには、データベースやインターフェースなどの理解も必要ながらに、プログラマーと同じようにプログラミングの技術ももちろん必要になります。
情報学科などの出身であれば、卒業研究等でシステム開発に関わる経験をさせてもらうことができますが、単にプログラムを勉強しただけですぐにシステムエンジニアになるのは難しいでしょう。
企業に入社後に開発チームに関わって仕事をし、経験を積んでいくことが重要となります。
7位:デザイナー


○○デザイナーと付く職業もこれまた多いですよね。デザイナーも、業界・企業に合わせた分野に応じて非常に幅広い種類があります。
有名どころを挙げれば、
- Webデザイナー
- グラフィックデザイナー
- UI/UXデザイナー
等です。どんな分野の企業に所属するデザイナーも、IllustratorやPhotoshop等、絵や画像に関する処理能力は当然必須となりますが、分野に応じて更に、Webデザイナーならウェブサイトを作成するためのhtmlやcss、グラフィックデザイナーなら宣伝や企画発表の機会が多くプレゼンやコミュニケーション力が大切になります。
UI/UXデザイナーなら、Webサイトのコーディングなどはもちろん、そのUIを利用した人がどう思うかなど、ユーザーの行動や感じ方を想像できる能力も重要となるため、認知心理学、行動経済学などの分野の勉強が役立つ場合もあります。使いやすく便利で画期的なUIは人の無意識の行動、自然な行動の中にこそ見つかったりします。
8位:販売業
黙々と黙って集中して仕事をするよりも、人と話して仕事したいという人は意外と多く、そういった意見の学生さんから接客・販売業の票が集まることとなりました。
憧れる理由には自分のおすすめで化粧品などが売れると嬉しい、お客さんに喜んでもらえると楽しいという意見が多くありました。
販売やサービス業は、休日が少ない・祝日でも休めない・人手不足などのイメージも強いですが、企業の体質による部分も多く人手不足ゆえに未経験でも採用されやすかったり、働き方やシフトに融通を利かせて採用してくれるような企業もあります。同じ業界でも、企業によって待遇や職場環境が大きく違うという事が多いため、下調べは非常に重要と言えます。
採用されやすさから、一度大学を卒業した後に就職した企業で上手くいかずに退職してしまった人なども多く働いている業界ですが、オフィス業務で合わなかった人や勉強が嫌いだった人には現場の方が向いているなどという事もよくある話です。
今HOTな職業!宅建士

法律系の職業としては、弁護士が憧れの職業ランキング上位にランクインしていましたが、司法試験には厳しい受験資格もあり、手が出ないという人も多いでしょう。そんな中、今HOTな資格が、宅建資格です。
宅建は法律系資格の登竜門とも呼ばれており、色々な法律系資格にトライする前に宅建から始めるという人も意外と多かったりします。
法律の勉強は、理解しづらくイメージを掴みにくいという点が難易度を引き上げていますが、宅建で学ぶ様々な民法は、日常生活でもなじみがあるイメージの付きやすい科目なんです。
法律に対して免疫を付ける意味でもオススメなのはもちろん、不動産企業に勤めれば、宅建資格を持っているだけで資格手当が出る企業も非常に多いので実用的です。
その理由は、不動産取引業では従業員の5人に一人は宅建士でなければならないと法律で決められている所にあります。
2019年版憧れの職業ランキング!今の学生が憧れる仕事まとめ

昔の憧れの職業ランキング上位にあったお仕事と2019年の憧れの職業ランキングをまとめてみましたがいかがでしたか?
デスクワークが本当に大好きで事務や総務を希望している学生に加えて、別に特化してやりたいことの希望がないから事務…という意見が目立つ結果となり、事務員さんを希望している学生が多いという結果に。
しかし、受験資格を得る所から難しい国家資格試験のある弁護士や、医師などに憧れている学生もたくさんいて、上位には頼もしい職業や職種が並んでいます。
いずれにしても、資格や特別な知識が必要な仕事、企業に入るには、学生時代の勉強が重要です。
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