”ガソリンスタンド”でのアルバイトといえば、お客様の車にガソリンを入れることはもちろん、窓を拭いたりゴミを処分したりと様々なことを行うほか、車のメンテナンス(オイル、バッテリー、タイヤ交換など)の提案や洗車…と多岐にわたります。
ガソリンスタンドでアルバイトとして働くには、何らかの資格が取得できるのでしょうか?勉強しなくてはいけないことがあるのかも要チェックです!
ガソリンスタンドのアルバイトとは?

皆さんはアルバイトを探すとき、どのような点を重視しているでしょうか?
やりがいや働く場所の雰囲気、将来の夢に役立つところで勤務したいなど様々な希望があると思います。
その中でも、お金を稼ぐからには少しでも時給が高い方が良いですよね。
ガソリンスタンドでのアルバイトは、コンビニエンスストアや飲食店などの勤務と比較すると、時給が高めであることで知られています。
平均的に時給が1,000円〜1,200円くらいのところが多く、車の免許を持っていなくても働けますが、持っている方が時給が高いケースがあります。
主な業務内容は次のとおりです。
フルサービス式の仕事
ガソリンスタンドでアルバイトとして働く場合、仕事は「フルサービス式」と呼ばれる有人型のスタンドと「セルフサービス型」と呼ばれるセルフ型のスタンドではだいぶ違いがあります。
まずはフルサービス式の店舗での仕事内容ですが、こちらはかなりの仕事量になっています。
よく知られている作業として、お客様が来たら車を誘導してガソリンを給油するほか、その間に窓を拭いてゴミを回収し、会計までを行います。
仕事はこれだけに留まらず、お客様へオイルやバッテリー、タイヤ交換など車のメンテナンスを提案するといった営業的なことや、簡単なエンジンルームのチェックなども任されることもあります。
このように「フルサービス式」の店舗では、アルバイトと言っても作業が多岐にわたっています。
そう考えると、時給が高めなのも納得が行く気がしますね。
セルフサービス型の仕事
現在、多くのガソリンスタンドが「セルフサービス型」となってきましたね。
お客様が自らガソリンを給油し、必要ならば自分で窓を拭いたりゴミを処分し、中にはタイヤの空気圧まで自分で入れる人もいます。
「セルフサービス型」の店舗でアルバイトの人が何をしているかと言うと、お客様が何か困っていないか、お店でトラブルが起きていないかなどを監視することが役割です。
また、「セルフサービス型」のスタンドには店員の呼び出しボタンが設置されているところがあります。
お客様が作業で分からないことがあった場合、店員はすぐに飛んで行って対応をします。
このように業務に違いはあれど、ガソリンスタンドでの仕事内容はとても多いことが分かります。
働くには資格が必要?
ガソリンスタンドで働く場合、タイヤ交換などでお客様の車を運転する機会があるため、普通自動車免許を持っていることが望ましいとされています。
しかし、まだ免許を取得していない高校生などもいるため、アルバイトに関しては車の免許を持っていなくても良しとしているところは多いです。
それでは、他にも取得した方が良い資格などはあるのでしょうか?
危険物取扱者免許
ガソリンスタンドにおいて、『危険物取扱者免許乙種4類』の資格を取得している人は重宝される傾向にあります。
こちらは通称「乙4(おつよん)」と呼ばれており、消防試験研究センターが実施している国家資格です。
ガソリンスタンドでは、この「乙4」の資格を持っている人を最低でも1人は常駐させなければならない法律があり、ガソリン・灯油・重油などの引火性の液体全般の取り扱いが認められています。
そのため、この資格を持っていると仕事の幅も大きく広がるので、優遇されることがあります。
受験資格はあるのか?
「乙4」の試験を受けるのに、年齢や学歴など受験資格となるようなものはありません。
東京都では毎月試験が行われていますが、各都道府県ごとに日時が異なっているので、しっかりと調べておきましょう。
試験はマークシート形式で、「危険物に関する法令」や「基礎的な物理学、基礎的な化学」、「危険物の性質やその火災予防、消火の方法」について出題されます。
物理学と化学が出題されるため、これらの科目が苦手は人は充分に勉強を重ねる必要があります。
合格率は?
「乙4」の合格率は30%ほどと言われているので、決して高いとは言い難い数字かもしれません。
ですが、しっかりと勉強をして試験に臨めば、問題そのものは難しくないと言われています。
逆に、物理学や化学が得意だという人にとっては、楽しく勉強できるかもしれませんね。
すべての科目で60%以上の点数を取得すれば、皆が合格できる試験です。
ガソリンスタンドでアルバイトする前に、資格の取得を考えている人はぜひ勉強することをおすすめします。
アルバイトをしながら取得できる

もちろん、「乙4」以外にもガソリンスタンドで働くのに活かせる資格はあります。
例えば「自動車整備士」などもそうですが、この資格を取得するにあたり、受験資格である実務経験はアルバイトやパートが含まれていません。
そのため、自動車整備士を目指すには専門学校などで勉強をする必要があります。
アルバイトをしながらの資格取得は、「乙4」がおすすめだとされています。
主に、次のような勉強法で取得する人がいます。
スクールや独学
「乙4」の合格に向けて、試験の対策ができるスクールに通うという人もいます。
ですが、しっかりと勉強すれば独学でも充分に合格が目指せるので、自分にあったやり方を見つけると良いですね。
また、「乙4」の試験は受験者数が多く、問題集のテキストや過去問題もたくさんあります。
いくつか読み比べをして、まったく知識がない状態でも分かりやすいと思えるものを選びましょう。
時給はいくら上がるのか?
めでたく「乙4」の資格を取得できたら、時給をアップしてくれるガソリンスタンドは多いです。
大体がおよそ50円から150円ほど上がると言われているので、アルバイトにとっては嬉しいですね。
アルバイトの求人情報の欄に、「資格手当」や「資格保持者を優遇」という文言が記載されているかどうかをチェックし、面接の時も確認しておきましょう。
ガソリンスタンド以外でも、「乙4」は自動車整備工場や化学薬品工場、ビルの管理やメンテナンスの仕事をする際も役に立つ資格なので、自身のキャリアにも繋げられるメリットの大きな資格と言えます。
ガソリンスタンドのアルバイトについてのまとめ
ガソリンスタンドのアルバイトは、仕事内容の多さもありますが、比較的時給が高い方だとされています。
働く上では、『危険物取扱者免許乙種4類』という資格を取得していると、業務でできることが多いに増えるほか、時給のアップにつながるケースも多いです。
アルバイトでも、独学で充分に合格が狙えるので、興味のある方は勉強してみてはいかがでしょうか。
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