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宝石鑑定士になるには?気になる仕事内容と年収を調査!

更新日:2021-11-10

宝石鑑定士になるには?気になる仕事内容と年収を調査!

様々なマーケットやビジネススタイルが増えてきた宝石業界ですが、その数に比例して残念ながら贋作を売るような悪質な業者も増えています。

そのような現在の市場において、宝石鑑定士の仕事の重要度は急激に上昇しています。

では一体、宝石鑑定士とはどのような仕事なのでしょうか?

今回は、宝石鑑定士になるにはどの様な資格や能力が必要なのか?就職先や仕事内容、年収について解説していきます。

宝石鑑定士とは?

ピンセットの挟まれたダイヤ

宝石鑑定士とは、その名の通り宝石を鑑定する人の事です。宝石の価値や、宝石の真贋を見極めるのが主な仕事になります。

宝石の鑑定機関や販売店、輸入代理店などが主な就職先といえます。

宝石鑑定士に必要な資格

宝石鑑定士になるには専門の知識と技術が必要になりますので、資格が必要です。

しかし、宝石鑑定士の資格は国家資格ではなく民間資格しかありません。

しかも宝石鑑定士の資格を取得できる認定機関は国内にも多数あり、素人目にはどの資格を取得すれば良いのか分かりません。

そこで、宝石業界でも有名な認定資格を2つご紹介します。

GG

GG(Graduate Gemologist)とは、GIA(Gemological Institute of Americe/米国宝石学会)が認定する資格です。

日本での認定窓口はGIA japanが請け負っており、全日制と通信制のカリキュラムが存在します。

全日制のカリキュラムは6ヶ月あり、全てのカリキュラムが修了した後に最終試験に合格する事でディプロマと呼ばれる卒業証書が取得出来ます。

通信制は更にの5つの座学コース、
・ホームスタディ コース
・GGホームスタディ・ハイブリッド プログラム

こちらのの2つのコースに分離します。

ホームスタディコースでは
・ダイアモンド・エッセンシャル・コース
・ダイアモンド・グレーディングコース(D&DG)
・鑑別コース
・カラードストーン・コース
・カラード・ストーン・エッセンシャル・コース
こちらのカリキュラムを修了し、東京や大阪で開催される実技カリキュラムの「オープンコース」を2週間行い全てのコースを修了する事でディプロマを取得出来ます。

GGホームスタディ・ハイブリッド プログラムは、通学と通信を組み合わせて座学5コース、実技3コースを修了するコースです。

こちらも全コースを修了する事でディプロマを取得出来ます。

FGA

FGAとは、「Fellow of Gemmological Association of Great Britain」の略で英国宝石学協会で認定している資格です。

英国宝石学協会の歴史は古く、宝石流通に関する事の他に宝石学についての教育にも力を入れています。

日本国内では全国宝石学協会が英国宝石学協会の承認の元、昭和43年からFGAの資格認定を行っており、昭和53年からは日本語による通信講座と資格試験にも対応しています。

現在の運営窓口は日本宝飾クラフト学院が行っています。

FGAの資格試験を受験出来るようになるには、2つのコースを修了する必要があります。

それが「ファウンデーションコース」と「ディプローマコース」です。

ファウンデーションコースでは宝石鑑定士になるには必須となる宝石学の基本的な知識を習得する為のコースです。
実際に宝石に触れてみるなどして、宝石の知識や特徴、真贋の見極め等を習得します。

ディプローマコースはファウンデーションコースで習得した知識を更に高い水準にする為の上級者コースです。
ファウンデーションコースは座学や知識の向上が主だったのに対し、ディプローマコースでは実際に様々な種類の宝石を利用した実技を重視したカリキュラムになっています。

ファウンデーションコースとディプローマコースを修了すると、FGAへの申請資格を得る事が出来ます。

資格試験は毎年6月に実施され、筆記と実技合わせて3日の日程で行われます。

筆記試験は宝石の特性と起源、加工、比重、色、人工処理などの知識を論文形式で答える形式になっています。

実技試験では、ルーペ、顕微鏡、屈折計、偏光器、分光器、二色鏡、紫外線ライトなどを利用した試験形式になりますので各器具の使い方や構造をよく理解しておく必要があります。

宝石鑑定士の就職先

赤い宝石の指輪

宝石鑑定士になるには、宝石を取り扱う場所で仕事をする必要があります。

この世に宝石が存在する限り、その宝石の価値を証明する宝石鑑定士の需要は無くなる事はありません。

宝石鑑定士の就職先は主に宝石販売店や宝石買取店、輸入代理店、宝石加工会社、宝石鑑定機関、百貨店のジュエリー売り場などがあります。

どの就職先も宝石に関して全体的にカバーする職種ですので、宝石鑑定士の資格だけではなく宝石販売員や値付士、バイヤー、ジュエリーデザイナーなどの資格も併せて取得しておくと宝石鑑定士になるには有利に働きますのでオススメです。

宝石鑑定士の年収

宝石鑑定士の年収は平均で300万円から400万円と言われています。

宝石という豪華で華やかな物を扱う仕事にしては一般的なサラリーマンとそう変わらない年収です。

しかし、宝石バイヤーのような経験や宝石の目利き等の個人的な技術に左右されるような職種であれば、その成果によって年収は大きく変動しますので高い年収を得る事も可能になるでしょう。

宝石鑑定士の将来性

宝石鑑定士になるには、現状では就職に困るような事は少ないと思います。

しかし、近年合成宝石等の偽物の宝石を作成する技術も向上しており人間の目だけでは鑑定する事が難しくなってきています。

ですので、機械を利用した鑑定方法を推す人が多くなってきている事も事実です。

機械を利用した鑑定が多く行われるようになれば宝石鑑定士になるには就職先も少なくなる事が予想されますので、宝石鑑定士の将来性は厳しいと言えるでしょう。

宝石鑑定士まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、宝石鑑定士の仕事内容と就職先と年収について解説しました。

宝石鑑定士になるには、国家資格ではありませんが資格が必要になります。

その認定資格にも今回紹介した以外にも多くの種類がありますので、自分の将来設計に合った資格の取得を目指しましょう。

しかし、資格を取得したから直ぐに宝石鑑定士として活躍出来るとは限りません。

なぜなら、宝石鑑定の仕事は経験がモノをいうからです。

一人前の宝石鑑定士になるには、多くの宝石に触れてその目と感覚を養っていく必要があります。

一つ一つの宝石に対し真摯に向き合っていく姿勢が重要になるのです。

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